SS > 短編-けいおん!メンバー > > 田井中聡の苦悩


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

友「なあ、聡、お前の姉ちゃん、彼氏とかいるの?」
聡「・・・・はあ?!」

友人宅で遊んでいたときのこと
ゲームもトランプもありきたりになり、グダグダ雑談ムードに入ったとき
友人の一人が急に言い出した

聡「なに言ってんだよ・・・いるわけねーじゃん。」
友1「いーや、結構かわいいじゃん!いるって絶対。」
友2「いるいる!あれはいる!結構男引っ掛けてそうだよな!」

少しカチンときた。

聡「んなわけねーだろ!!」
友3「いやいや怒るなってwしかしいたとしてもきっと名誉隊長のモエモエキュンで・・・」
友1「ん?なにそれ」
友3「あばばなんでもなあばばばば」
友1「???」
友2「今もきっとデートとか行ってんじゃねーの?公園のベンチで彼氏待ってるぜきっと!」
友1「誰を待つのか銀座の街角、時計見ながらそわそわニヤニヤ なんてなー!」
友2「それでさ、「まったー?」「遅いよー!」「わりいわりい」「んもー!今日はおごりだぞ!」とかな!」
友3(いちいち古いなあ・・・)
聡「な・・・なに言ってんだっての!」

そんなこんなで結局うちの姉に彼氏いるかいないか議論で
かなり場は盛り上がった。最後は俺がお茶を濁し逃げるように友人宅を飛び出した
逃げ出したわけではない・・ただ・・・考えたくなかった。姉に彼氏だなんて・・・


聡「・・・はあ。」(時計見ながらそわそわにやにや・・・ねぇ。)

いるわけない・・・いるわけない・・・そう自分に言い聞かせながら帰り道を歩いていた
そして駅前の公園に差し掛かったとき、ふと公園の中を見ると

聡(姉ちゃん・・・?)

姉がいた。ベンチに一人で座り、ソワソワしたように携帯の時計を見ていた

聡(・・・いやいや・・・
こんな良いタイミングでさっきの話が現実になるなんて・・・ない・・・よな・・・?)

姉の表情は、少し・・・いや、かなり緩んでいた。まさに時計見ながらソワソワにやにや だ。
すぐさま姉の死角であろう草の陰に隠れ、様子を見ることにした。
これじゃまるでストーカーではないか。そんなことも思ったが、今はそんなことどうでもいい


聡(・・・・そういえば気持ちいつもよりオシャレしてるような・・・)

いつもより少しオシャレ・・・夕方公園のベンチで一人・・・時計見ながらソワソワニヤニヤ・・・
この三つの符号が意味することは・・・いや・・・!
そんなわけ・・・でも・・・

聡(そうだよな・・・姉ちゃんも・・・女子高生だもん・・・お年頃だもん・・・それに・・・・凄くかわいいし・・・
明るくて元気で・・・優しくて・・・強くて・・・)

恥ずかしげもなく何を考えているのか・・・

聡(でも・・・やだよ・・・姉ちゃんが・・・)

少し視界がにじんできた・・・こんなことで涙腺が緩むとは、自分は本格的にシスコンになってしまったのか・・・
よく考えればおかしいものだ。公園の草陰に隠れ涙を流しながらベンチに座った少女の様子をジロジロ見ている中学生・・・
と、そのとき

澪「ごめーん律!待ったー?」

姉の親友?である澪さんが姉に駆け寄っていく
それに気付いた姉の表情は、先ほどよりもさらに緩み、なんともいえない表情になった。
しかし・・・嬉しそうだった。
そのあと姉ははっとすると、すぐしかめっ面になり

律「澪ー!遅いぞ!!」
澪「ごめんごめん!」
律「んもー!今日はおごりだからな!」

姉と澪さんのよくあるやり取りが繰り広げられた

聡(・・・・なあんだ・・・澪さん待ってただけか・・・そうだよな、姉ちゃんに彼氏は早いよ!)

涙も引き、なんだか力が抜けた。先ほどの心配は杞憂に過ぎなかったんだ・・・と安心した
澪さんと寄り添い、歩き去る姉の背を見送ると、俺も立ち上がってまた帰路に着きはじめた
なんだか少し足が軽くなったようだった。

しかしそのとき、また別の心配が生まれてきた

聡(・・・・ん・・・?ってことは・・・レズ・・・?それはそれで不味くないか・・・)

姉を愛する弟の心配は尽きないのである


出展
【けいおん!】田井中律はスルメ味かわいい57【ドラム

このSSの感想をどうぞ
名前:
コメント:

すべてのコメントを見る
  • やっぱ、聡はお姉ちゃん子だな(笑) -- (名無しさん) 2010-05-15 00:13:36
  • 可愛いなあww -- (名無しさん) 2010-04-14 22:36:13
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。