She may get happy.前編


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 夏の日。
 うだるような熱気と、からからに乾いた風。
 アスファルトさえ溶かしてしまいそうな太陽熱線。
 雲の存在を忘れてしまいそうになるほど快晴な青空。
 いつもより重く感じる自分の体。夏バテ気味。






「ぁあー……」






 体内の熱を放出しようとして自然に出てくる汗。タオルが無いから手で拭う。
 学校から歩いて帰るのって、こんなに重労働だったっけ……?
 少し歩いただけで、あのいまいましい太陽めはわたしの体力を奪っていく。

「あついよぅ!ばか!太陽のばか!」
「ツッコむ気も失せるよ……この暑さじゃ」

 隣を歩く澪は、オデコに前髪を張り付かせて大変そうだ。まさに前髪パッツンの弊害。かわいい。
 まぁその点、カチューシャなわたしはまだ楽な方かな?
 それでも、暑いのには変わりないけどさ。


「みおー、あいす」
「ない」
「冷えたジュース」
「ない」

 ふぉおおお!
 ないない尽くしなんてあるか!モノに溢れた豊かな現代社会は幻想だったのか!
 否!戦争はもう終わったはず!
 ならば持たざるものには福を与えるべき!
「澪のケチ!」
「小学生か」

 ぺし、と頭に手刀を食らう。
 この暑さのせいか、さすがに澪のツッコみも元気が無い。
 うーん。なんか良い案無いかな。氷とかなんか冷たいモノないかね。
「あ、そうだ」
「ん?」


 唐突だけど、17年の人生経験上でわかったことがある。
 それは、熱は高いほうから低い方へと流れるということ。
 そして、わたしの平均体温は人と比べてやや高く、37度弱だ。
 じゃあ澪の平均体温は?
 確か、36度を常に下回る程度。


「ふっふ。わたしと澪との体温差。それが何をあらわすか、わかるかね」
「何のマネだよ」
「なんかの考古学者」
「で?」

 要するに。

「こういうことっ」
 と無防備な澪に抱きつく。むぎゅう。むにぅ。
 ノーベル賞受賞確定☆田井中博士の理論では、わたしの熱が澪に逃げて涼しくなる!
 さぁ、わたしのために犠牲になっておくれ、澪ちゃんや!
 その美しい肢体でわたしを満足させてくりゃれ!




「あっ」
「?」








「つくるしい!この気温で人に抱きつくな!暑苦しい!」
「いやぁん」 

 2度も言わずともいいじゃない。結局こっちも暑かったし。
 いったいわたしの理論の何が間違っていたというのか。
 果たして現実とはかくも厳しいものか。

「とにかく、暑いのになんで抱きつくんだよ」
「いや、澪の体冷たいかなって思って」
「正気か」
 ごめん、ちょっと熱で頭やられちゃってるかも。




「って、ん?」


 川をまたがるようにして通る橋を歩いていると、橋の下にベビーカーがぽつんと置かれているのを
見かけた。
 誰かが捨てていったのかな。
 でもベビーカー捨てるなんて、ちょっと面白いな。
 よっぽど捨て場所に困ったんだろうね。

「澪、あれ」
「……ベビーカー?」
「みたい。珍しいし、ちょっと見てみよっか」

 と、川原に無造作に放置されているベビーカーに近づいてみると、とあるおかしな点に気づいた。
 中には当然赤ちゃんなんているハズがない、って誰でも思うよな?
 フツーの女子高生として一般常識・倫理を備えているわたしは"その可能性"をまったく考えて
いなかったのだ。
 まぁ、それは仕方ないとして。
 ともかく、わたしはこの情景には似合わない乳母車の中身を見て、思考停止しかけてしまって
いたのである。














「……捨て子?」











―――――――




 5時間後。
 『もしかして母親が一旦ここに置いているだけかもしれない』という一つの予想を捨ておけずには
いられなかったわたしと澪は、ずっとこの川原で待っていた。

 こない。
 もう9時を過ぎている。
 この辺には街灯がそんなに多くない地域なので、ほとんど真っ暗になりつつある。
 こんな時間帯まで、こんな場所に子供を放置する親がいるか?
 いるとしたら、それはやっぱり……。

「澪、もう……」
「そう、だな」


 そういえば、発見時はすやすやと眠っていた赤ちゃんだけど急に泣き出しながら起きてきたので、
今は澪があやしながら抱っこしている。
 どことなくサマになっているのが澪らしい。あぁ、絶対良い母親になる。

「にしても、なんでわたしが抱っこしたときには泣き止まないで、澪のときは泣き止むんだろうな」
「ふふ。母性的な優しさが律には足りないんだよ」
「やっぱ、胸」
「アホか」

 直後、頭部に走る稲妻のような衝撃。言い過ぎか。
 器用に右腕一本で赤ちゃんを抱えつつ華麗にツッコミをこなす澪に乾杯。さすがはわたしの幼馴染。


「ところで」

 本題。
「ケーサツに届ける?」
「ん、どうしようか」
「親を探すなら、それが一番早いよな」
「……とりあえず、明日になってから考えよう」


 まぁ、今日も遅いし。


「じゃあ、今日は澪んち泊まるから」
「なんでだよ!」
「いいだろ、赤ちゃんと一緒にいたいし」
「……まぁ、いいか」





―――――――





 翌朝。
 昨日は赤ちゃんがなかなか寝付かなかったのでわりと夜更かしさせられた。
 その過程で、ベビーカーに添えられていたビニール袋には助けられた。
 紙オムツや粉ミルクなどの赤ちゃん用品がすべて入っていたのである。
 ちなみに女の子だったので、オムツ替えも抵抗なくできた。
 用品が備えてあったことで捨て子の可能性はより高まってしまった気もするが、そこは素直に感謝しとこう。

「にしても、澪の両親が旅行に行ってて家にいないってのは好都合だったな」
「まぁね」

 とは言っても3人とも澪の部屋で過ごしたから家を占拠した感覚はまったく無い。
 そもそも、こんな可愛い一人娘を置いて旅行ってどんな両親だよ。
 澪が自立してて信用できるってのを差し引いても余りあるような気もする。
 でも今回はわりとそれに助けられたし、まぁ、いっか。

 昨日拾った問題児はまだベッドで寝ている。
 澪は朝ごはんの準備。台所からトン、トン、と小気味の良い音が聞こえる。 
 対して、わたしは傲慢にも朝のニュースを寝ッ転がりながら見ていたりするのだ。

「なんか……さ、今の状況」
「ん?」
「わたしたち、夫婦みたいじゃない?澪は子持ちの人妻でさ」
「なんだよそれ」

 はは、と笑いながら澪が味噌汁に入れる(?)用のキャベツを切りながら言う。
 どうやら澪もまんざらじゃない……ように見えた。



 それはきっと気のせいじゃなかった。




―――――――




 朝ごはんを食べ終えて、オレンジジュースで一服。
 これがコーヒーになるのはいったいいつ頃だろうかな。

「びぇぇええ」
 声。泣き声。もちろん、澪ではない。
「あ、起きたみたいだ。ミルクあげてくる」
「うん」 
 ぱたぱた、とスリッパをはたつせながら澪は珍しく小走りでお湯を自分の部屋まで持っていく。
 そんなに急がなくても。

 数分後、右腕に赤ちゃんを抱きながら左手で哺乳瓶を持つスタイルでリビングに現れた澪。
 う〜ん、サマになっている……。
「澪、まさかとは思うけど、おっぱい出ないよね?」
「は?」
「いや、あまりにも似合いすぎてるから母乳も出ちゃうんじゃないかなって思って」
「出ないよ、それよりも、見て」

 差し出すように腕の中の乳児をこちらに向けてきた。
 ていうか、わたしのボケはツッコむまでもないってことか。わたしが無理やり吸うぞこら。
 でも、必死にミルクをちゅうちゅう吸っているその子の姿は、やはり赤ちゃんらしい可愛らしさがある。
「かわいいな」
「だろ?かわいいよな〜」

 なぜ澪がそんな自信満々に言うのかは知らないけどね。
 やけにニコニコしている澪に、さっきから細々と考えていた問題をふる。

「ところで今日、部活の練習あるけど……どうする?」
「行くよ。唯達も予定通り来るだろうし」
「そっか。警察どうする?その子は?」
「警察は帰りでいいよ。そしてこの子は連れて行く」

 なんか、ヤケに強情デスネ、澪サン。






―――――――





 ベース担ぎながらベビーカーを押す女子高生がいる風景なんて、そうそう見れるものではないだろう。
 ましてや、それが美少女だった日にゃ。
 子連れ侍ならぬ子連れベーシスト。
 周囲の目が痛いのなんの。
 実際に押してるこのお方はなんともなかったみたいですけど。

 とまぁ苦労した節も終わり、学校についた。
 で、音楽準備室前まで来て、何も音が聞こえてこないことから、まだ誰も来ていないようだ。


 ドアを開ける。
 予想は外れ。
 梓がいた。
 目が合う。

 視線は自然と澪の手の先のモノへ移り、さらにその中に居る乳児へと移る。

 梓の『なんで赤ちゃんが?』という不思議そうな表情。

「えっと、澪先輩に律先輩、おはようございます。あの……親戚の子ですか?」 

 まぁ、順当な予想。
 普通はそう考えるよな。

「実はかくかくしかじかで」


―――――――

「えぇー!警察行きましょうよ、警察!」
「うーん、急いで行く必要も無さそうだし、後でいいんじゃないか?」
「と、澪さんはおっしゃっております」
「なるほど」

 澪は警察に行くのを後伸ばしにしている気がする、赤ちゃんが可愛くて仕方がないんだろう。
 今すぐじゃなくても、まぁいいよな。
 しかし、物分りのいい後輩をもってわたしゃ感無量だよ。
 これが唯なら、とんだ勘違いとか起こしそうだし、


 とまで考えて、ドアが開いた。



「あ゙〜づ〜い゙〜ギー太お〜も゙〜い゙〜」



 唯だ。
 まるでゾンビのように生気がない、
 かと思えばわたしと澪の間にあるベビーカーと子供を見て、



「赤ちゃん?!りっちゃんと澪ちゃんの?!出来ちゃった婚?!ムギちゃんに知らせに行かなくちゃ!」



 と、急にテンションをあげて携帯を開きつつ部室から走っていこうとする!
 なんでこんなときだけやけに機敏なんだ!


「「いや、マテ」」

 がし、と肩を掴んで制止する。
 待て待て。
 ひどい勘違いにもほどがある。わたし達は女同士だぞ。 

「え、ちがうの」
「唯、暑さのせいだよな?お前はもっと賢い子だ」
「こんな冷静なりっちゃん初めて見たよ!」

 と、唯を諭す。
 諭せているかはともかくとして。

 一応唯にも事情を説明したが、
「へぇ〜、赤ちゃんかわいいねぇ」
 で終わってしまった。唯の思考回路をちょっとだけ、覗いてみたくなった。


 しかし、歴史は繰り返す。

 ドアが金具を擦り合わせる音が聞こえる。
 ムギだ。


「あれ、その手に持った……あ、澪ちゃんとりっちゃんの子供ね?澪ちゃん頑張ったのねぇ」
「あくまでわたしは夫かよ!」
「ツッコむのそこ?!」

 穏やかにボケ(天然か?)を上品にかますムギ。
 こんなに自然に会話にボケを入れるとは、さすがは社長令嬢。一味ちがうぜ。

「だって、りっちゃんはいつか澪ちゃんを妊娠させるんじゃないかって」

 おいおい。
 わたしを何だと思ってるんだ。





―――――――




「それにしても可愛いねぇ〜」
 ムギにも状況を説明し、ひと段落着いた後に唯が赤ちゃんを食い入るように見つめながら言う。
「ちょっと抱いてみてい〜い?」
「いいんじゃない?」
「いくよ〜ギー太2世〜」

 と、抱きかかえようとすると、
「びぇぇえええ!!」
「わぁっ」

 急に赤ちゃんが泣き出した。
 ビックリして落としそうになったので、あわてて澪にパス。
「まったく……」
「唯が変な名前付けるからだよ。つーかギー太関係ないし、女の子だし」
「それは言いがかりだよりっちゃん!ぷー!」
「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ」
「6回!」

 澪が抱きかかえると、すぐに泣き止んだ。
 やはり、一番安心できるんだろうな。この胸。くそ。うらやましい。


「澪先輩が抱いたらピタッと止まりましたね」
「あぁ。なんか、相性いいんだよね」

 やけにニコニコ。
 こんなに機嫌の良い澪を見るのは久しぶりかもしれない。










―――――――




 あの日、結局澪が「警察に届出を出すのはもう少し先でよくないか?」と言ったので、
届出は出していなかった。
 そのときは、まぁいいかな、と思ったけど。
 あまりにも澪が気に入っていたから。
 この状態を長引かせたくはないな、とは思っていた。



 それから5日が経った。
 いまだに届出は出していない。



 わたしは澪の家に泊まりっきりで、2人で赤ちゃんの世話をしていた。
 いわく両親が帰ってくるのは夏休みの終わり際だという。どんだけ長期滞在?まぁいいけど。
 しかし、そろそろ届出を出さないと、この子に良くないとわたしは考えて、部活の時に
警察に届出を出さないか、と話題を持ちかけてみることにした。


「なぁ、澪」
「なんだ?」

 赤ちゃんを右腕に抱きつつ、返事をする。
 視線すらこちらに向けない。あの子に向けたまま。




 ……なんか、面白くない。



 そんな負の感情が突如として鎌首をもたげてきて、つい冷たく言ってしまう。
 もっと、ちゃんとした言葉は選べたのに。


「そろそろ警察に届出だそうよ。その子の親、見つかんなくなっちゃうかもよー」


 そんなわたしの空気を察してか、澪はやはり視線をこちらに向けずに答える。
 淡々としていて、冷え冷えとしていて、それでいてやたらと透き通った声で。
 しずしずと動く唇が印象的だった。



「いいよ。届出なんか出さなくて」



 少し前から、そう答えてしまうような気は薄々していた。
 でも、それじゃ駄目なんだ。
 その子が不幸な人生を歩むことになってしまう。
 親のいない子がどれだけ辛いか。想像するに難くはない。



「澪!」


 わたしが叫ぶと、みんながビクッとしてこっちを見た。
 澪はいまだに視線を赤ちゃんに向けたまま。
 唯とムギは真剣な空気を感じ取ってか、真面目な表情になったが、梓は突然の空気の
変化について行けないようで、戸惑っている。
 でもこれは仕方がない。今言わなくちゃダメなんだよ。


「それでいいって、本当に思ってるのか……?」

「いいよ。自分の子を捨てた親なんて、マトモじゃない」


 やっとこっちを見た。
 けど、その表情は今まで見たことが無いほど真剣なまなざしをしていて。
 思わず吸い込まれてしまいそうなほどで。
 でも、言わなきゃ。その子のために。



「それでも、親は唯一無二の存在なんだぞ」

「違う。わたし達が親になる」

「本気で言ってる?」

「あぁ」


 あぁ、なんか、もう。
 なんか、頭に血が上ってきた。


「澪の両親にはなんて言うんだよ」


 率直に、簡潔に疑問をぶつけると、澪はまた腕の中の子に目を向けた。
 まるで、わたしの視線から逃げるように。
 そしてそっけなく答える。


「これから考える」

「お金のことは?」

「バイトする」

「市役所にはなんて届ける?」

「どうにかなるよ」










 こんな澪、もう見たくなんてなかった。










「いい加減にしろ!警察に行くぞ!」 


 机をドン、と叩いて起き上がる。
 紅茶が少しこぼれた。ティーカップは平気だ。ゴメンムギ。




「やだ!この子は私と律で育てるんだ!」



 澪も立ち上がり、こちらを睨み付ける。

 その瞳はどこか涙を堪えているような気配を孕んでいた。



「ふざけんな!澪のバカ!わからず屋!」



「なんで私の気持ちが分からないんだ!!バカ律!」










「あぁ分からないよ!!これっぽっちも分からないね!!バカ澪の気持ちなんか、分かりたくもないよ!!」










 一番言いたくない言葉が、口に出てくる。
 感情的になりすぎだ。自分でもわかる。





「律……!りつ……の、ばか!!ばか律!!!」





 澪はそう言い捨てると赤ちゃんを抱いたまま走って部室を去ってしまった。
 ベースも置きっぱなしで。



「……」


 みんなの視線が痛々しい。
 『そんなこと言うんだ』っていう、そんな視線。


 あぁもう。なんか疲れた。

 どさ、と音がするくらいの強さでイスに座って、明らかに不快感を出してしまう。
 こんな自分、やだな。




 凄惨とした空気の中、唯が口を開いた。





「りっちゃん……。澪ちゃん、泣いてたよ?追いかけないの……?」



 わたしが追いかけたら、わたしは澪の提案を認めることになってしまう。
 わたしが折れるってことは、あの子を不幸にするってこと。
 それだけはしちゃだめなんだよ。
 なんて。
 言えるハズもなく。



 ぶっきらぼうに言ってみせる。

「ワケわかんねー。ムギ、お茶ちょうだい」
「……」

 そんなわたしの言葉にムギは1ミリ動こうとはしなかった。
 あぁ、やっぱ最低な女として目に映ってるんだろうな、今のわたし。




 と、考えていたら、不意に唯がわたしの顔を右に向かせて、右頬をはたいた。
 強い。とても。
「いて!なにすんだ、唯!」

 唯は泣いていた。
 顔を真っ赤にして、眉をつりあげて。


 唯の怒った表情、初めて見た――





「今のりっちゃん……サイテーだよ!!」





 と涙声で言い放ち、部室を走って出て行った。
 きっと澪を追いかけに行くんだろう。




「律先輩……失望しました」



 続いて梓。
 静かにドアを開けて歩いて立ち去るのを見ているのは、ある種、唯のそれよりも辛いものがあった。
 階段を駆け下りる音が聞こえたから、部屋を出てから走り出したんだろうな。




「りっちゃん……澪ちゃんのことを一番知ってるのはりっちゃんでしょ?」


 ムギが真摯な表情でこちらを見ながら言う。


「だったら……何をすべきか、わかるはず」



「私も、行ってきます」





 ムギは二人を追いかけるように走って出て行った。











 やがて、場は静けさを取り戻した。




 わたし一人。





 あーぁ。







「なんだよ……みんなして」








 思わず独り言を呟いてしまう。









「わたしは、澪の幼馴染だぞ……?」 















「そのわたしが、」























「わかってないわけ、ないじゃん」















 澪の気持ち。









「あれ?」





 不意にスカートの一部分が濡れていることに気が付いた。




「あれ、れ……」



 やば。



「あは、あれ、はは……」




 涙。






















 大好きな澪と、ケンカ、しちゃった……。



















「ふっ、ぐ……うぇぇええええええええ」


ツールボックス

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