監督「4、3…」唯「とりあえず軽音部って所に入ってみました!」 第3章


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ビーチ
律「今日からはわだすにとって初のロケだべ。楽しみだぁ」

唯「遊びに来た訳じゃないよりっちゃん。私達は撮影に来たんだからね」

律「遊ぶ時間ないのけ!?」

唯「撮影が押してるしね。私達のバンドもまだまだだし…」

澪「…」

唯「べ、別に秋山さんがどうとかじゃないからね?」

澪「何よ!私が下手なら下手って言えばいいのよ!コソコソ話して感じ悪いわ!」

律「なんだべ秋山さんの奴。被害妄想丸出しだぁ」

唯「焦ってるんだよ秋山さんも。撮影もあるし台本も覚えなきゃないしね」

律「でもあいつだけ下手なままだべ。個人練習してないんでねぇか?」

唯「そんなことないよ。秋山さんの手を見て。あんなに傷だらけになってる。きっと寝る間を惜しんでベースの練習してるんだよ」

律「ふ、ふん。それが普通だべ」


初日終了

律(秋山さんは不器用ではあるけど芝居に一途だべ。嫌な奴だけどあんなに手をボロボロにしてベースの練習頑張ってるだ)

律(人間くせぇとこもあるもんだな。ちょっと秋山さんのこと好きになっただよ)

律(せっかくだ、ジュースでもおごってやるかや)

監督「ダメダメ!もう一度!」

律(ん?監督の声?)

澪「は、はい!」

律(秋山さんの声も)

律「二人で何やってるだ?」

澪「萌え萌えキュン!」

監督「何度言えばわかるんだ!萌え萌え~キュン、だ!」

澪「は、はい!もう一度お願いします!」

律「デジャブ…」

澪「萌え萌え~キュン!」

監督「違うって言ってるだろ!やる気がないなら今すぐ荷物をまとめて島から出ていけ!」

澪「…!」

律(うわちゃ~…秋山さんキレチまうぞ。それより、監督が秋山さんを叱ってるのは初めて見ただ)

澪「帰りません!もう一度やらせてください!」

澪「萌え萌えーキュン」

監督「角度が違うんだバカ野郎!」

澪「はい!」


律(あれから5時間、まだ萌え萌えキュンの練習してるだ…)

律(しかし監督があんなに怒るのは初めてじゃないのけ?唯は監督が怒るのは期待の裏返しと言ってたが…やっぱり秋山さんに一番期待してるのかもしんねぇな)

律(今日は出ていける雰囲気でねぇな。もう寝るべ)

律(気張れよ、秋山さん)

澪「萌え萌え~キュン☆」

監督「よし、オッケーだ!」


次の日
AD「萌え萌えキュンの撮影いきまーす」

律「頑張れよ秋山さん」

澪「はぁ?あんたに言われなくても頑張るわよ」

律「そうけ」

澪「何よ、反論しないの?今日は随分しおらしいわね」

律「そんなことねぇだ。早く行け糞ビッチ」

澪「なっ!?あんた誰に向かって…」

AD「本番でーす」

澪「くっ…み、見てなさいよ!一発で決めてやるんだからっ」

律「見てるだよ」

監督「アクション!」

澪「萌え萌え~キュン☆」

監督「…」

澪「…!」

監督「カーット!はいオッケー!」

澪(よし!)

律「随分嬉しそうだな。練習した甲斐でもあったのけ?」

澪「はぁ?私がこんなシーンのために練習するわけないでしょ?休憩時間が増えるから嬉しいだけよ」

律「さよけ」

律(可愛い奴だ)


AD「唯がギターを演奏した後のシーンでーす」

AD「秋山さん、目薬は?」

澪「い、いらないわよ」

澪「唯にできて私に出来ないはずがないわ」

紬「無理しない方がいい…」

澪「何よ、煩いわね。私の勝手でしょう」

紬「唯ちゃんは若手No.1…あたなが敵う子じゃない…」

澪「わかってるわよ…」

紬「なに…?」

澪「煩いっ!見てなさい。このシーンを撮り終わった後、私がNo.1になってるんだから!」

監督「5秒前!」

澪「見てなさいよ。私にだってできるんだから」

唯「はぃ?」

監督「4、3…」

澪「武道館目指すならこのくらいできるようにならないとな」

ラジカセ「ジャガジャガ」

律「へーうまいなー」

唯「あれ?この曲…」

ラジカセ「お前らが来るのを待っていたー!」

紬「テープがB面に変わったのね」

律「ん?」

澪「聞こえない聞こえない聞こえない…」

律「フジツボ…」

澪「いやー!やだよぉ…」

唯「りっちゃん、やりすぎだよぉ」

紬「澪ちゃん、オバケなんかじゃないわ」

澪「本当ぉ…?」

澪「…」


監督「カーット!秋山ぁ!全然涙目になってないぞ!」

澪「す、すみません!」

唯「監督が秋山さんを怒るなんて…」

監督「カーット!もう一度!」

澪「すみません!」

監督「ダメダメ!もう一回!」

澪「はい!」

監督「テイク30!アクション!」


AD「監督、時間が押してます。秋山さんに目薬の指示を…」

監督「それじゃあ秋山が成長しない。若手の成長を促すこともできなくて何が監督だ。ここは何回でもやり直すぞ」

AD「は、はい…!テイク39!」

澪「くっ…どうして…」

律「秋山さ…」

紬「りっちゃん…」フルフル

律「ムギ…」

澪「唯にできて私に出来ないはずない…」

唯「秋山さん」

澪「何よ、バカにしたいの?したければすればいいのよ。若手No.1の平沢唯様の言葉なら甘んじて受けるつもりよ」

唯「そう、だったらそんなに殺気立ってはダメだよ」

澪「何が?」

唯「このシーンは秋山澪の性格が如実に表れる場面だよ。考えてみて?そんなにイライラした人がオバケに怯える女の子を演じれると思う?」

澪「…」

唯「秋山さんと正反対で役の秋山澪はとっても怖がりなの。田井中律の言葉にすら怯える女の子」

唯「一度深呼吸して、この空気と秋山澪の性格を受け入れて、役の秋山澪になりきって。そうすれば、きっといい演技ができるはずだよ」

澪「…」

唯「ね!」

澪「ふん、あんたに言われなくても次に本気を出すつもりだったのよ。さっさと離れなさいよ」

唯「うん、応援してる」


監督「テイク39、アクション!」

澪「うっう…」

唯「やりすぎだよぉ」

律「ごめん…悪かったなぁー澪ー」

唯「澪ちゃん、大丈夫だから」

紬「オバケなんかじゃないわ」

澪「本当ぉ…」ウルウル

唯律「キュルルルリン」

澪「…」ウルウル

唯律「萌え萌えキュン」


監督「カーット!オッケー!」

唯「秋山さん」

澪「グスッ、何よ」

唯「はい、ハンカチ。さっきの演技すごく良かったよ」

澪「ふん、私が本気を出せばあんなの余裕なんだから」

唯「そう、でもさっきの秋山さんすごく可愛かったよ」

澪「何当たり前のこと言ってるの?可愛いに決まってるじゃない。プピー!はい、ハンカチ返すわ」

唯「えっ、なんでハンカチで鼻かむの…」

律「相変わらず素直じゃねぇだ」

紬「でもなんだか嬉しそう…」


監督「入浴シーン、アクション!」

唯「えっとここの弾き方は…」クイクイ

澪「そこは…こうだよ」ギュッ

唯「え、わかるの!?」

唯(秋山さん、指が傷だらけ…)

澪「で、後は薬指だけパッと…」

監督「カーット!オッケー」

唯「…」ギュッ

澪「ちょ、いつまで手握ってるのよ。もう終わったわよ」

唯「秋山さん、いっぱい練習したんだね…こんなに手をボロボロにして」ギュッ

澪「うわなにを」

律「ん?あいつら何してるだ?」

紬「さぁ…?」

唯「秋山さんのキレイな手が…可哀想…」スリスリ

澪「ひぃっ!わ、悪いけど私、そっちの趣味はないから!じゃあね!」ザバッ

唯「えっ?あ、ちが!そういう意味じゃ…」

律「唯の見る目が変わっただ…」

紬「ドン引きした…」



監督「澪の自宅のシーン、アクション!」

律「ごめんくーだーさーい」

澪「はーい、合宿の写真できたんだって?」

律「うん」

澪「おー、うえっ!?」

律「寝顔よく撮れてるだろー?ちなみにムギのも…」

グイッ

律「ぐえっ!首締め…」

澪「ネガを渡しなさい…」


監督「カーット!オッケー」

律「ゲホゲホ」

澪「わ、悪かったわね。強く首を絞めすぎたかもしれないわ」

律「だ、大丈夫だ。わだすみたいな新人は体張って芝居しないとな…」

澪「ふん、ほら水よ。そんなガラガラ声じゃ次の撮影できないでしょ」

律「お、おお…わりいだ」

監督「中々よくなってきたじゃねえか、あいつら」

AD「後は中野さんもすんなり輪に入れればいいんですけどね

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