監督「4、3…」唯「とりあえず軽音部って所に入ってみました!」 第6章


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澪「あんた11話の台本読んだ?」

律「読んだだ」

澪「どう思う?」

律「わだす達のための回だな」

澪「よくわかってるわね。私とあんたの集大成がこの回に表れると言っても過言ではないわ」

律「何が言いたいだ?」

澪「今から二人で居残り練習よ。本番に向けて二人の息をぴったりにしないと」

律「そうこなくちゃだよ」

澪「スタート!」

律「お二人さーん!仲いいっすねー!」ドカッ

澪「ストップ。もっとこう、わ゛ーって感じできなよ」

律「なんだべよ、わ゛ーって…」

澪「わかるでしょ?なんかこう…な。やり直し!」

律「わかんねぇだよ。おめぇは監督に向いてねぇだな」

澪「アクション!」

律「ほら澪ー帰るぞー」

澪「やだ」

グイッ

澪「ちょ、律ぅ!」

律「はいはい、帰りましょうねー」

ドサッ

澪「いたっ!」

律「あ…な、何やってんだよ澪ー」

澪「もぅいいよ!バカ律」

律「ちょ、ちょっと待つべ」

律「今のバカ律は幼馴染みに言う感じじゃねぇべよ」

澪「何が?」

律「なんつーか、本当にバカな奴にバカって言ってる感じがしたべ」

澪「何よあんた。もうそういうのがわかるわけ?やるじゃん」

律「んなっ!?つーことは、わだすをバカって言いてぇだか!?」

澪「煩いわねー。演技よ、え・ん・ぎ。さっ、練習の続きやるわよーバカ律」

律「くそぅ…憎たらしい奴だぁ…」

澪「アクション!」

澪「え?和とお茶するの?私も行っていい?」

律「え?」

澪「本当?えへっ」

律「…」ションボリ

澪「ストップ。んー全然ダメね。もっと心から嫉妬心を出さないと」

律「難しいだ…そもそも秋山さんを誰かに取られても悔しくないって言うか、もしろ嬉しいと言うか…」

澪「どういう意味よ」

澪「仕方ないわね。それじゃあ今だけあんたの親友になってやるわよ」

律「は?」

澪「撮影のためにあんたの親友になってやろうって言ってんの!」

律「親友ってそういうもんじゃねぇだよ…」

澪「グチグチ煩いわね。じゃあ今晩家に泊まりに来なさいよ。まずは友達からスタートしてあげるから」

律「ぷっ」

律(友達になりてぇならそう言えばいいのに)

澪「何笑ってんのよ」

律「なんでもねぇ。行けばいいんだろ行けば」

次の日
律「あー」ボー

唯「りっちゃんどうしたの?眠たそうな顔して」

律「昨日秋山さんと二人で練習してただよ。その後秋山さんの家に泊まっただ…そしたら」

唯「そしたら?」

律「女優のあるべき姿について延々と語るし、自分の出演作を全部見せられるしで、一睡もしてねぇだよ…」

唯「へー、二人共仲いいんだね」

澪「律」

律「ひぃっ!」

澪「今日は練習の成果を見せるわよ。そ、それと昨日は楽しかったわ。またいつでも来ていいわよ。じゃあ後で」

律(ぜってぇ行かねぇッ…!)

唯(秋山さんたらいつの間にか、りっちゃんのこと名前で呼んでる。打ち解けられたんだね)

AD「音楽室で澪と律が喧嘩するシーンでーす」

監督「5秒前、4、3…」

律「悪かったよ。せっかくの和との時間を邪魔してさ」キッ

澪「はあ…?」

澪「そんなこと言ってないだろ!」

唯「え…何?どうしたんだろ…」

紬「お、お茶にしない?お茶にしよう?ね?」

監督「カーット!オッケー!おいおい二人共、今日は随分いい芝居するな」

律「えっへっへ、みっちり練習したからだべ」

澪「大半は私の指導の賜だけどね」

梓「マジパネェっす。二人共マジで喧嘩してるみたいだったす」

唯「本当!私も一瞬引き込まれてセリフ出て来なかったよ!」

紬「いいコンビ…」

AD「律の部屋のシーンでーす」

澪「ここが正念場ね」

律「んだな」

澪「いける?」

律「誰に向かって言ってるだよ」

澪「真似すんな」

律「へっ、たまにはいいべ」

監督「二人共、本番行くぞ」

澪、律「はい」

澪「監督に期待に答えるわよ」

律「おぅ」

監督「5秒前、4、3…」

澪「風邪どう?」

律「まだちょい熱がある…」

律「学園祭の前なのにな…」

澪「いいから早く治しなよ。みんな待ってるからさ」

律「…」

律「怒ってない?」

澪「ないよ」

律「澪は?」

澪「ないよ。当たり前だろ?」

澪「ただ、律のドラムがないとちょっと寂しいかな。私、走りぎみでもさ、パワフルな律のドラムが好きなんだよ」

律「ぷっ、くくく」

澪「あ!律、お前!」

監督「カーット!オッケー!」

澪、律「おっしゃー!」

澪「あ」

律「自称No.1女優でもオッケー貰えれば嬉しいだな」

澪「う、煩いっ」

律「秋山さんのおかげでいい芝居ができただよ。ありがとさん」

澪「ふん、澪でいいわよ。私は別に律のためにやったんじゃなくて、この作品のためにやったのよ。勘違いしないで」

律「へーへー、わかってまさぁ」

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