「たった一つの愛を夢見て」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
「たった一つの愛を夢見て」(2008/03/15 (土) 17:19:19) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
**たった一つの愛を夢見て ◆14m5Do64HQ
「なーんか面倒なコトに巻き込まれちゃったなぁ」
少し肌寒い冷気が漂う真夜中の空間。
そこに一人、ツインテールの少女が、あまり緊張感を匂わせない甲高い声で言葉を発する。
彼女にはこの異常事態に対する恐れさえも全く見受ける事はできない。
常人なら肌寒く感じるこの冷気を一切感じる事はない少女。
漆黒のカチューシャと膝上まで伸びたソックス、そして所々にフリルが付き、これまた漆黒のゴシック調のドレス服を着た少女。
そう。“最古の四人”が一人、自動人形(オートマーター)であるコロンビーヌには恐怖などありはしなかった。
ゾナハ虫を撒き散らす事で人間にゾナハ病という死病を引き起こさせてきた、コロンビーヌにとっては。
「おバカさんねぇ、アタシがあんなコトで怖がるワケないのにな。まぁマサルちゃんなら怒るんだろうなぁ……きっとね」
コロンビーヌは先程起こった光景を再び思い出す。
――ステージに立ったシグマという男が自分達に壊しあいをしろといった事。
――青い髪をしたセインという少女が地中から飛び出て、シグマに飛び掛った事。
――シグマが液状に変質し、本物のシグマが姿を現した事。
――セインが突如爆破し、破片となり地に散らばった事。
あまりにも衝撃的な事が折り重なった先程の光景。
だが、コロンビーヌにはなんの感情も湧かなかった。
見ず知らずの男が自分勝手な事をほざき、また見ず知らずの少女があっけなく壊れた。
只、それだけの事であり、コロンビーヌには何も関係はない。
自分の身体に爆弾が入っているといわれてもイマイチ実感も湧かないし、湧いたところでどうする事もできないので別段気にはしない
精々、強い心を持ち、自分を抱きしめてくれた才賀勝はきっとシグマの事を許さないのだろうと思ったくらいだ。
しかし、勝がどう思うとそれもまたコロンビーヌには関係がない事であり、彼女にはシグマに対する怒りはない。
「でもなんでだろう? アタシはあの時マサルちゃんに抱きしめてもらって、それから確かにおわっちゃったハズなのに」
だが、コロンビーヌには依然明確な答えが出ない疑問があった。
それは何故自分が此処に、何の欠損もない身体を持っているのか?
いや、そもそも何故自分は未だ稼動し続けているのかがコロンビーヌを悩ませていた。
モン・サン・ミッシェルでディアマンティーナと闘い、下半身を破壊され、頭部を刎ねられた完全な敗北。
そしてその後勝に、人間の男性に抱きしめられるという数百年以上に渡る願いを果たし、コロンビーヌの機能は停止した。
心地よい勝の柔肌の感触に抱かれながら迎えた自分の終幕の時。
あの確かな、言いようのない胸の昂りを覚えた温かい感触は決して幻想ではない。
だが、コロンビーヌは再び稼動を開始した。
コロンビーヌの身体は勝手に修復するようなものでもないので、あまりにも不可解な話ではあるが、現に稼動しているのだ。
「あのシグマっていう男の人がアタシを直してくれたのかなぁ? だったら……」
ならば頭部だけの状態から、ここまで元通りに修復してくれたのはきっとシグマという男なのだろう。
フェイスレス、またの名を白金という彼女の造物主が、裏切り者である自分をわざわざ修復するとは考えられないからだ。
だが、別にコロンビーヌはシグマに対して感謝などはしていない。
修復して欲しいと願ったわけでもないのに、所詮あちらが勝手に修復しただけの話。
よってシグマに恩を感じる必要など全くないとコロンビーヌは判断した。
しかし自分の身体が元通りに修復されたという事実は、コロンビーヌにある確信を持たせる。
「思うが侭の報酬って話はウソじゃないってコトね。だってアタシが証明してるんだもん!」
そう。シグマが言った望みの報酬の話だ。
シグマが本当に約束を守るかどうかはわからないが、実行する能力がある事は確かである。
コロンビーヌ自身の修復された身体がその事を証明しているからだ。
その事を知った事で自分の気持ちが段々と昂っていくのを彼女は感じた。
――なんて騒がしい気持ちなんだろう?
溢れるばかりの希望に満ち溢れた感情が湧き上り、コロンビーヌの足取りが次第に軽やかのものになっていく。
今の彼女にはもう人間の男性に抱きしめられるという願いは果たした。
ならば自分が再び稼動する事にはなんら意味を見出せないハズである。
だが、今のコロンビーヌには新たな、どうしても叶えたい願いが出来た。
「マサルちゃん……アタシ、マサルちゃんの答えまだ聞いてないよね?アタシどうしても聞きたいなぁ。
だからアタシこのお遊びに乗る事にしたの。ぜったいに勝ち残ってみせるわ。」
彼女の新たな望みと言うのは勝にあの時の返事を聞く事。
勝に抱きしめてもらった時に、彼女が機能停止寸前の口で出した疑問。
――エレオノールのコト……愛して……るん……だよ……ね……。
自分の身体を修復する事が出来たシグマが、自分を勝の元へ届けるのは造作もない事だろう。
そのためコロンビーヌは決意を固く打ち立てた。
この壊し合いに勝ち残り、望みの報酬の権利を勝ち取り、己の願いを叶える事を。
シグマが約束を破るという可能性もあるが、その時はその時である。
所詮、自分は一度終わった身。
0がもう一度0に戻るだけの話であり、何も後悔はないからだ。
また、PDAを使って名簿を確認したところ気になる名前が三つあった。
そう。フランシーヌ人形、アルレッキーノ、パンタローネの慣れ親しんだ三つの名前。
フランシーヌはフェイスレスの話では、もうずっと前に死んでしまったらしい。
という事はここに書いてあるフランシーヌ人形はサハラで破壊された偽者を修復したものなのだろう。
まぁあのシグマという男が過去に行く事が出来ると言う、前提があれば別だがそんな事は有り得ない。
だったら気にかける必要は毛頭ない、偽者ならば倒す事に躊躇はないハズだ。
アルレッキーノとパンタローネもきっと問題はないだろう。
きっと彼ら二人は新たなフランシーヌとも言える、エレオノールを守るために行動するハズ。
何故なら自分の真の目的を話せば協力してくれるハズとコロンビーヌは確信していた。
勿論、勝にあの時の答えを聞く事はコロンビーヌの望みではある。
「でもねマサルちゃん、アタシ実はもうとっくの前にわかってるんだぁ。マサルちゃんの答えはね。
だからアタシは決めたのよ」
だが、実際の所コロンビーヌには既に勝が出すであろう答えは予想が付いていた。
フェイスレスが刺客を送りつけ、それが勝と闘う事で行われたエレオノールを賭けたゲーム。
立会人として見物していたコロンビーヌは、そのゲームの中で勝の強さ、エレオノールへの愛を感じ、モン・サン・ミッシェルでそれは確信に変わった。
そう。勝がエレオノールを愛していないハズがないという事を。
抱きしめても足りないくらいの強い愛を、勝がエレオノールに抱いている事などわかりきっている。
だから彼女は新しく見つけたのだ。
自分がこの場でやるべき自分だけの役割を。
「アタシがずーっとマサルちゃんとエレオノールの愛を見守ってあげるわ。
エレオノールがちょっと羨ましいけど……アタシじゃ役不足だもんね。
アタシがそっちに戻ったらジャマなヤツはぜーんぶかたづけてあげる」
それは今もなお、フェイスレスと闘いを続けていると思われる勝の下へ戻り、共にエレオノールを守る事。
最早コロンビーヌにはフェイスレスに忠誠を誓う義理もないからだ。
もしアルレッキーノとパンタローネ、そして自分の三人が生き残った場合も考えてある。
二人に対して、“絶対に自分がエレオノールを守るから!”そう懇願すればきっとあの二人もわかってくれるだろう。
自分達最古の四人は絶対にフランシーヌを、いやフランシーヌ亡き今はエレオノールを守るために行動を行う。
きっと彼らは承諾の意思を示す事をコロンビーヌは確信する。
「だってアタシはマサルちゃんとエレオノールのステキな愛を見られるだけで満足だもん!
アタシが頑張る価値はじゅーぶんにあるわ」
PDAから支給された品をコロンビーヌは手元に転送する。
その手に握られたものは、ハンマーのような赤い獲物。
このグラーフアイゼンという鈍器の使い方は既に目を通してある。
別にコロンビーヌにはゾナハ蟲を使って、様々なものを作り出す事が出来るので特に武器は必要とはしない。
しかし万が一の事を考えて手元に持っていても損はないだろう。
他にも支給品はあるらしいが、そんなに沢山持っても邪魔だろうと思い、未だ確認もしていない。
「さて、そろそろ頃合かな? じゃあコロンビーヌ、いっきまーす!」
腕を上げて陽気にコロンビーヌが歩き始める。
どんな手段を使ってでも他の参加者を倒し、優勝するためにも。
正真正銘、一人の機械仕掛けの乙女が殺戮を開始する。
たった一つの愛を、再びその機械の眼に焼き付けるためにも。
コロンビーヌは行動を開始した。
【E-6 森林地帯/一日目 深夜】
【コロンビーヌ@からくりサーカス】
[状態]:健康、気分高揚
[装備]:グラーフアイゼン(ハンマーフォルム)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[道具]:基本支給品一式、不明支給品1~2個(未確認)
[思考]
基本:殺し合いに勝ち残り、優勝者の報酬として勝の下へ戻る
1:優勝するため他の参加者を殺す。ただし危なくなったら逃走を図る
2:アルレッキーノ、パンタローネと協力する
3:もし2の二人と自分が生き残った場合、自分を優勝させてもらうように懇願する
[備考]
※参戦時期は死亡後です(原作40巻)
※フランシーヌ人形はサハラ編時の偽者だと確信しています
※全てのゾナハ蟲(コロンビーヌらが吐き出すものも)には以下の制限が掛かっています。
また会場の全域には十分なゾナハ蟲が漂っています。
1:外部には一切の害はありません(ゾナハ病の感染や機械類のダメージなど)
2:コロンビーヌが自分の武器として使用するのには問題なく使用できます
※ゾナハ蟲の制限にはまだ気付いません
※グラーフアイゼンはシグマによりハンマーフォルムに固定されています
※コロンビーヌがどこへ向うかは後続の書き手さんにお任せします
*時系列順で読む
Back:[[んちゃ! メガトロンだよ!]] Next:[[電波、届いた?]]
*投下順で読む
Back:[[んちゃ! メガトロンだよ!]] Next:[[電波、届いた?]]
|&color(cyan){GAME START}|コロンビーヌ| |
----
**たった一つの愛を夢見て ◆14m5Do64HQ
「なーんか面倒なコトに巻き込まれちゃったなぁ」
少し肌寒い冷気が漂う真夜中の空間。
そこに一人、ツインテールの少女が、あまり緊張感を匂わせない甲高い声で言葉を発する。
彼女にはこの異常事態に対する恐れさえも全く見受ける事はできない。
常人なら肌寒く感じるこの冷気を一切感じる事はない少女。
漆黒のカチューシャと膝上まで伸びたソックス、そして所々にフリルが付き、これまた漆黒のゴシック調のドレス服を着た少女。
そう。“最古の四人”が一人、自動人形(オートマーター)であるコロンビーヌには恐怖などありはしなかった。
ゾナハ虫を撒き散らす事で人間にゾナハ病という死病を引き起こさせてきた、コロンビーヌにとっては。
「おバカさんねぇ、アタシがあんなコトで怖がるワケないのにな。まぁマサルちゃんなら怒るんだろうなぁ……きっとね」
コロンビーヌは先程起こった光景を再び思い出す。
――ステージに立ったシグマという男が自分達に壊しあいをしろといった事。
――青い髪をしたセインという少女が地中から飛び出て、シグマに飛び掛った事。
――シグマが液状に変質し、本物のシグマが姿を現した事。
――セインが突如爆破し、破片となり地に散らばった事。
あまりにも衝撃的な事が折り重なった先程の光景。
だが、コロンビーヌにはなんの感情も湧かなかった。
見ず知らずの男が自分勝手な事をほざき、また見ず知らずの少女があっけなく壊れた。
只、それだけの事であり、コロンビーヌには何も関係はない。
自分の身体に爆弾が入っているといわれてもイマイチ実感も湧かないし、湧いたところでどうする事もできないので別段気にはしない
精々、強い心を持ち、自分を抱きしめてくれた才賀勝はきっとシグマの事を許さないのだろうと思ったくらいだ。
しかし、勝がどう思うとそれもまたコロンビーヌには関係がない事であり、彼女にはシグマに対する怒りはない。
「でもなんでだろう? アタシはあの時マサルちゃんに抱きしめてもらって、それから確かにおわっちゃったハズなのに」
だが、コロンビーヌには依然明確な答えが出ない疑問があった。
それは何故自分が此処に、何の欠損もない身体を持っているのか?
いや、そもそも何故自分は未だ稼動し続けているのかがコロンビーヌを悩ませていた。
モン・サン・ミッシェルでディアマンティーナと闘い、下半身を破壊され、頭部を刎ねられた完全な敗北。
そしてその後勝に、人間の男性に抱きしめられるという数百年以上に渡る願いを果たし、コロンビーヌの機能は停止した。
心地よい勝の柔肌の感触に抱かれながら迎えた自分の終幕の時。
あの確かな、言いようのない胸の昂りを覚えた温かい感触は決して幻想ではない。
だが、コロンビーヌは再び稼動を開始した。
コロンビーヌの身体は勝手に修復するようなものでもないので、あまりにも不可解な話ではあるが、現に稼動しているのだ。
「あのシグマっていう男の人がアタシを直してくれたのかなぁ? だったら……」
ならば頭部だけの状態から、ここまで元通りに修復してくれたのはきっとシグマという男なのだろう。
フェイスレス、またの名を白金という彼女の造物主が、裏切り者である自分をわざわざ修復するとは考えられないからだ。
だが、別にコロンビーヌはシグマに対して感謝などはしていない。
修復して欲しいと願ったわけでもないのに、所詮あちらが勝手に修復しただけの話。
よってシグマに恩を感じる必要など全くないとコロンビーヌは判断した。
しかし自分の身体が元通りに修復されたという事実は、コロンビーヌにある確信を持たせる。
「思うが侭の報酬って話はウソじゃないってコトね。だってアタシが証明してるんだもん!」
そう。シグマが言った望みの報酬の話だ。
シグマが本当に約束を守るかどうかはわからないが、実行する能力がある事は確かである。
コロンビーヌ自身の修復された身体がその事を証明しているからだ。
その事を知った事で自分の気持ちが段々と昂っていくのを彼女は感じた。
――なんて騒がしい気持ちなんだろう?
溢れるばかりの希望に満ち溢れた感情が湧き上り、コロンビーヌの足取りが次第に軽やかのものになっていく。
今の彼女にはもう人間の男性に抱きしめられるという願いは果たした。
ならば自分が再び稼動する事にはなんら意味を見出せないハズである。
だが、今のコロンビーヌには新たな、どうしても叶えたい願いが出来た。
「マサルちゃん……アタシ、マサルちゃんの答えまだ聞いてないよね?アタシどうしても聞きたいなぁ。
だからアタシこのお遊びに乗る事にしたの。ぜったいに勝ち残ってみせるわ。」
彼女の新たな望みと言うのは勝にあの時の返事を聞く事。
勝に抱きしめてもらった時に、彼女が機能停止寸前の口で出した疑問。
――エレオノールのコト……愛して……るん……だよ……ね……。
自分の身体を修復する事が出来たシグマが、自分を勝の元へ届けるのは造作もない事だろう。
そのためコロンビーヌは決意を固く打ち立てた。
この壊し合いに勝ち残り、望みの報酬の権利を勝ち取り、己の願いを叶える事を。
シグマが約束を破るという可能性もあるが、その時はその時である。
所詮、自分は一度終わった身。
0がもう一度0に戻るだけの話であり、何も後悔はないからだ。
また、PDAを使って名簿を確認したところ気になる名前が三つあった。
そう。フランシーヌ人形、アルレッキーノ、パンタローネの慣れ親しんだ三つの名前。
フランシーヌはフェイスレスの話では、もうずっと前に死んでしまったらしい。
という事はここに書いてあるフランシーヌ人形はサハラで破壊された偽者を修復したものなのだろう。
まぁあのシグマという男が過去に行く事が出来ると言う、前提があれば別だがそんな事は有り得ない。
だったら気にかける必要は毛頭ない、偽者ならば倒す事に躊躇はないハズだ。
アルレッキーノとパンタローネもきっと問題はないだろう。
きっと彼ら二人は新たなフランシーヌとも言える、エレオノールを守るために行動するハズ。
何故なら自分の真の目的を話せば協力してくれるハズとコロンビーヌは確信していた。
勿論、勝にあの時の答えを聞く事はコロンビーヌの望みではある。
「でもねマサルちゃん、アタシ実はもうとっくの前にわかってるんだぁ。マサルちゃんの答えはね。
だからアタシは決めたのよ」
だが、実際の所コロンビーヌには既に勝が出すであろう答えは予想が付いていた。
フェイスレスが刺客を送りつけ、それが勝と闘う事で行われたエレオノールを賭けたゲーム。
立会人として見物していたコロンビーヌは、そのゲームの中で勝の強さ、エレオノールへの愛を感じ、モン・サン・ミッシェルでそれは確信に変わった。
そう。勝がエレオノールを愛していないハズがないという事を。
抱きしめても足りないくらいの強い愛を、勝がエレオノールに抱いている事などわかりきっている。
だから彼女は新しく見つけたのだ。
自分がこの場でやるべき自分だけの役割を。
「アタシがずーっとマサルちゃんとエレオノールの愛を見守ってあげるわ。
エレオノールがちょっと羨ましいけど……アタシじゃ役不足だもんね。
アタシがそっちに戻ったらジャマなヤツはぜーんぶかたづけてあげる」
それは今もなお、フェイスレスと闘いを続けていると思われる勝の下へ戻り、共にエレオノールを守る事。
最早コロンビーヌにはフェイスレスに忠誠を誓う義理もないからだ。
もしアルレッキーノとパンタローネ、そして自分の三人が生き残った場合も考えてある。
二人に対して、“絶対に自分がエレオノールを守るから!”そう懇願すればきっとあの二人もわかってくれるだろう。
自分達最古の四人は絶対にフランシーヌを、いやフランシーヌ亡き今はエレオノールを守るために行動を行う。
きっと彼らは承諾の意思を示す事をコロンビーヌは確信する。
「だってアタシはマサルちゃんとエレオノールのステキな愛を見られるだけで満足だもん!
アタシが頑張る価値はじゅーぶんにあるわ」
PDAから支給された品をコロンビーヌは手元に転送する。
その手に握られたものは、ハンマーのような赤い獲物。
このグラーフアイゼンという鈍器の使い方は既に目を通してある。
別にコロンビーヌにはゾナハ蟲を使って、様々なものを作り出す事が出来るので特に武器は必要とはしない。
しかし万が一の事を考えて手元に持っていても損はないだろう。
他にも支給品はあるらしいが、そんなに沢山持っても邪魔だろうと思い、未だ確認もしていない。
「さて、そろそろ頃合かな? じゃあコロンビーヌ、いっきまーす!」
腕を上げて陽気にコロンビーヌが歩き始める。
どんな手段を使ってでも他の参加者を倒し、優勝するためにも。
正真正銘、一人の機械仕掛けの乙女が殺戮を開始する。
たった一つの愛を、再びその機械の眼に焼き付けるためにも。
コロンビーヌは行動を開始した。
【E-6 森林地帯/一日目 深夜】
【コロンビーヌ@からくりサーカス】
[状態]:健康、気分高揚
[装備]:グラーフアイゼン(ハンマーフォルム)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[道具]:基本支給品一式、不明支給品1~2個(未確認)
[思考]
基本:殺し合いに勝ち残り、優勝者の報酬として勝の下へ戻る
1:優勝するため他の参加者を殺す。ただし危なくなったら逃走を図る
2:アルレッキーノ、パンタローネと協力する
3:もし2の二人と自分が生き残った場合、自分を優勝させてもらうように懇願する
[備考]
※参戦時期は死亡後です(原作40巻)
※フランシーヌ人形はサハラ編時の偽者だと確信しています
※全てのゾナハ蟲(コロンビーヌらが吐き出すものも)には以下の制限が掛かっています。
また会場の全域には十分なゾナハ蟲が漂っています。
1:外部には一切の害はありません(ゾナハ病の感染や機械類のダメージなど)
2:コロンビーヌが自分の武器として使用するのには問題なく使用できます
※ゾナハ蟲の制限にはまだ気付いません
※グラーフアイゼンはシグマによりハンマーフォルムに固定されています
※コロンビーヌがどこへ向うかは後続の書き手さんにお任せします
*時系列順で読む
Back:[[んちゃ! メガトロンだよ!]] Next:[[電波、届いた?]]
*投下順で読む
Back:[[んちゃ! メガトロンだよ!]] Next:[[電波、届いた?]]
|&color(cyan){GAME START}|コロンビーヌ|041:[[真夜中のサーカス]]|
----
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: