仮面にかくした正義の心。シグマ達をぶっとばせ ◆H99gRfZQ3A


他のロボットを壊せといわれた。
それに反逆した少女は破壊されていた。
そしてその破壊を命じたものは―――――

「シグマ!絶対に………許さない!絶対にだ。破壊しろ?ふざけるなっ!俺が絶対に止めてみせる」

そうだ。
エックスの宿命のライバルシグマ。
このふざけたデスゲームの考案者にして主催者。
そしてこれは通産四回目になるだろう戦いの開幕。
エックスの行動などいうまでも無い。

「俺は怒ったぞ。この不毛な戦いは……今回でフィナーレだ、シグマァッ!」

決意を高らかに天に叫ぶ。
方針は決まった。
そう、それは……シグマの完全なるまでの破壊。

それからしばらくたっだろう。
エックスは一度頭を冷やし、携帯端末を取り出し、名簿の確認を行う。

「参加者は……俺とゼロと……マーティは居ないか」

エックスは少しばかり安堵する。
もしここにマーティが居たら性格を考えて、無謀な行動を取りかねない。
そのマーティはここに居ない。余分な心配の種が無いのは助かる。


「ゼロなら……焦って探さなくても大丈夫だよな」

そう一人呟くと次は支給品のチェックに移る。

「これは……衣服とそれから仮面?が二つと………銃か」

エックスは若干微妙に呟く。
黒い服と仮面?はいうに及ばず、銃はバスターのある自分にとってはさほど有り難いものでは無かった。
しかも、仮面?に至っては普通の仮面じゃなく?が付くように、顔の上部が隠れるだけの物だった。
顔を隠す必要があったとしても、正直有効とはいい難い微妙なものだ。

「でも一応つけてみるか」

エックスは一応なんらかの効果を期待して、赤と紫の二つのうち、赤い方を選択した。
そしてつけてみるが、

「…………本当にただの仮面モドキか」

なんとなく予想がついていたが、少し残念だった。
しかし……仮面を外そうとしたところで、エックスの手は止まる。

「っ!?」

一度後ろに飛びながら、気配の方向に注意を向ける。
右手をバスターに直し、万が一の襲撃にも瞬時に対応出来るように、体の神経の全てをその気配へと傾ける。

「誰だ?戦意が無いなら出てきてくれ。俺は戦うつもりは無い」

気配の主の静かに呼びかける。
すると、そしてそこから出てきたのは―――――




一体どうして私はここにいるんでしょうか。
ロイさんやローズさんととても楽しい毎日を送っていたのに……。
それにもうすぐロイさんの誕生日で、お祝いの用意もしていたのに。
それなのにどうして…………こんな悲しい………

「ひどすぎます。あのシグマって人……女の子を殺しちゃうなんて……」

最初にセインという少女が殺された光景。
それがソルティの脳裏から離れない。
そして、ソルティの心はとても痛い。
あんな風に殺すなんて………許せない。

「酷すぎます。私が絶対に……やっつけてみせます」

ソルティの決意は決まった。
無邪気な少女であるソルティ。
彼女は無邪気であるがゆえに、あまりにも単純な目の前の悪シグマ。
これに怒りを覚えるのは至極当然であっただろう。

「とりあえず……どこに行けばいいのかな?」

しばしの時間の後、ソルティは南へと足を向ける。
特に考えず、なんとなく決めたことだ。

「そうだ。そういえば何か貰いました。何が入ってるかな?」


しばらく歩いてから、携帯端末を思い出し、支給品を確認してみる。
すると出てきたのは青色の装飾品のようなものとチップと、そして女性物の制服。

「何でしょうか?えっと………スラッシュクロー?マッハキャリバー?学校の制服?」

支給品に付属していた説明書にはそれぞれそのような名前があった。
しかし……

「何のつもりなんでしょう。ロイさんやローズさんのみたいなカッコ良い銃ならいいのに」

服とチップはすぐに端末に戻す。
しかし青いクリスタルのような物のみ、ネックレス気分で首に掛けてみる。何だかんだ言ってもそこはソルティも少女である。
そしてすぐに気を取り直し、歩きだろうとした時。

「誰だ?戦意が無いなら出てきてくれ。俺は戦うつもりは無い」

男の声がした。


「……………………」

沈黙がこの場を支配している。
時間にすると十秒にも満たない時間が、体感時間に直すと十時間にも感じる。
分かりやすく直せば、一秒が一時間強。
エックスはとにかく、集中を保ちつつ、気配の方に注意を払う。
もし敵であれば迎撃の必要がある。
不意打ちでやられるわけにはいかない。
しかし、闇から出てきたのは意外なものだった。

「あのー。ソルティといいます。別に戦う気はありませんけど」
「女の子!?」

エックスは姿を現せた気配の主の正体に、思わず警戒を解く。
雰囲気から感じられるのは、無邪気な少女。
殺気は特に無く、襲ってくるそぶりも無く、過剰な警戒をする意味はないと判断したからだ。

「ソルティっていうのか。俺はエックスって名前だけど」
「エックスさんですか。あの……かっこいい仮面ですね」
「えっ!?」

そこで気づいた。
先ほどつけた仮面を、まだ外していなかったことに。

「いや、これは……」
「あー、もう一つありますね。私もつけていいですか?」

ソルティはエックスの足元においてある紫色の仮面を見つけ頼む。
しかし、エックスには断る理由は無く

「ああ、構わないけど……さ」
「ありがとうございます」

ソルティはすぐに紫の仮面を拾い、つけてみる。
そのソルティにエックスは、少し考えるが、ソルティに確認を取る。

「ソルティは何を貰った?俺はこの仮面と銃だけど」
「私はこのネックレスと、あと服とかです」
「そう………じゃあこれいらないか?俺は必要無いから」

エックスはソルティに支給品の銃を渡す。
するとソルティは笑顔で

「ありがとうございます。カッコいい銃ですね。嬉しいです」
「でも、俺が良いというまでは撃つなよ。他の人に変な誤解を招いたら困る。こんな状況では中には
疑心暗鬼に陥っている可能性もある」
「はい」

エックスは子供に言い聞かすようにソルティに注意をする。
ソルティはすぐに笑顔で答え、その様子にエックスは安心する。
しかし

「あっ!?」

エックスは大きな間違いに今更気づいた。
自分がいまだにはめている仮面を外すタイミングを失ったことにだ。

やばいな。今更外すのも変か。しかし、このまま歩くのも恥ずかしいような……

エックスは悩む。
だが、無邪気なソルティは

「エックスさん。早く行きましょうよ」
「あっ、ああ」

エックスを急かす。そしてエックスもソルティの後を追いながらあきらめる。

まあいいか、機会があればその時に外せば。

仮面を外すのがいつになるのか。
それは神のみぞ知る。



【C-6 道路 一日目 深夜】
【エックス@ロックマンXシリーズ】
[状態]:健康
[装備]:赤い仮面
[道具]:支給品一式、クロマティ高校の制服@魁!!クロマティ高校
[思考・状況]
1:ソルティとTV局の方へ向かう
2:弱き人を守る
3:ゼロと合流(ゼロは簡単には死なないと思ってるので優先順位は低い)
4:シグマを完全に破壊する。
5:機会を見つけて、仮面を外す。

【ソルティ・レヴァント@SoltyRei】
[状態]:健康
[装備]:紫の仮面 ミラクルショット@クロノトリガー マッハキャリバー(待機状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[道具]:支給品一式、ToHeartの制服@ToHeart スラッシュクローの武器チップ@ロックマン
[思考・状況]
1:エックスとTV局の方へ向かう
2:シグマをやっつける
3:ロイさんやローズさんの元に帰りたい
4:ミラクルショットはエックスがOKというまで出来る限り撃たない。
備考
スラッシュクローの武器チップの事をエックスに言い忘れています。
マッハキャリバーをただの首飾りと思っています。仮に詳細を知った場合、操れるかどうかは不明です。


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000:オープニング エックス 046:仮面が与える真実と疑惑
GAME START ソルティ・レヴァント 046:仮面が与える真実と疑惑





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