愛しい人は今どこに? ◆c92qFeyVpE


「ここにも無いようですね……」
「なかなか見つからないものねぇ」

E-3の飛行場を探索し終わり、茶々丸は小さく呟いた。
E-5、E-3の飛行場を探索したものの目当ての物は見つからず、シャトルの説明を何度も読むこととなった。
それでも何かを見落としていないか丁寧に捜索し続ける茶々丸を見ながら、コロンビーヌは息を吐く。

(茶々丸ちゃんってば、よく頑張るわねぇ)

コロンビーヌは分割ファイルの捜索に、あまり積極的に協力していない。
茶々丸にその事を悟られないよう「フリ」だけはしてるが、それだけだ。

(爆破されて勝ちゃんのところに戻れなくなるなんて、絶対ごめんだしねぇ……あらん?)

そういえば、と改めて茶々丸を見つめる。先ほどからPCの検索を続けているが、やはり成果はあがっていないようだ。
「反抗したら爆破する」そうシグマは言っていたはずだ。ならば何故茶々丸は今だに無事なのだろうか?
自分はともかく、彼女ははっきりと「この殺し合いを止めたい」と口にしていた。
あの言葉ははったりで、実は監視をしていない、などということはないだろう。このような催しを行うのなら必ずチェックを入れるはず。
だとすると、茶々丸が行っていることはシグマの狙い通りということか?
例えば……そう、分割ファイルを集めたら出てくるのは情報ではなく――

『インフォメーションメッセージ』

「「っ!?」」

コロンビーヌの思考を遮るかのように機械音が「三つ」響き渡る。
感情のない声が淡々と放送を告げる中、茶々丸とコロンビーヌはその内容だけは聞き漏らさないように注意しながら互いの動きを警戒する。
迂闊だった、放送があるとは書いてあったが、それがPDAから流れるものとは思ってもみなかったのだ。
おかげで隠していた二つ目のPDAの存在に気づかれた、自分が殺した相手から奪ったのだと思われているだろう、間違ってはいないのだが。

『――2ブロックとなります』

放送が終了した後も、二人は動かない。
互いがどう動くか、次の一手を見逃さないよう睨みあい……コロンビーヌが先に口を開く。

「はぁ、無駄な事はやめましょう」
「……」
「茶々丸ちゃんが警戒するのも無理ないわぁ、実際私はこの壊しあいの最後の一人になる気だったんだし」

自ら警戒されるであろうことを喋るコロンビーヌに、茶々丸は一歩距離を取って警戒を強める。
その様子を見て、何故かうっすらと笑みを浮かべながら更にコロンビーヌは語り続けた。

「安心して、今はもうそんな気はないわよ」
「……信用するに値する情報がありません」
「貴方の事が気に入っちゃった……じゃダメかしらん?」

それに対する返答は無言。
大きく溜息を吐き、PDAを二つとも手放してみせる。

「ほら、嘘じゃないわぁ、茶々丸ちゃんみたいな子達を壊して回って帰ったところで、勝ちゃんはきっと喜ばないって気がついたのよ」
「それでは、もう殺さないと?」
「こっちからは、ね。やられそうになったら反撃ぐらいは許してもらいたいけれど」
「……」

微笑を浮かべたままのコロンビーヌを前に、茶々丸は思考回路を巡らせる。
別にコロンビーヌが他の者を破壊したこと自体を責める気はない、この状況下でその判断は間違いとはいえない。
だが、少なくとも一人以上殺し……破壊している相手を信じられるほど自分とコロンビーヌの間に信頼関係は築かれていない。
とはいえ、アルレッキーノと同等の戦闘能力を持っているのならばここで敵対するのはリスクが高いだろう。
だからといって易々と同行を続けるのも危険すぎる。シャトルに乗った途端ズガン、などとなってはマスターに顔向けできない。

「条件が、あります」
「何かしらん?」
「一つ、私の視界からはずれないこと。二つ、決してこちらから攻撃を仕掛けないこと……この二つの条件を汲んでいただければ、貴女を信用します」
「……わかったわ、茶々丸ちゃんと戦いたくなんてないしね」

この殺し合いの中において、かなり厳しい条件。
しかし、コロンビーヌは渋々といった様子ながらも二つ返事でそれを受け入れた。

「さあ、早くシャトルに乗らないとね。アルレッキーノが待ってるんでしょう?」
「……はい」

(茶々丸ちゃんてば、お人よしねぇ。手足を縛るぐらいしてもいいのに)

シャトルへの通路を歩きながら、コロンビーヌはほくそ笑む。
確かに勝は他の者を壊し、殺して戻ったなどと聞いても怒るだろう。
だが、それでも彼はコロンビーヌが戻ってきたこと自体には喜んでくれるはずだ。
ならば構いはしない、多少の怒りは甘んじて受けようじゃないか。

自分は、何としても勝の下へ帰るのだ。

【E-3 シャトル発着所内/1日目・朝】
【絡繰茶々丸@魔法先生ネギま!】
[状態]:動作が鈍くなる程度の火傷(どの程度行動に支障をきたすかは次の書き手さんにお任せします。命に別状はありません)
[装備]:スタングレネード(3/3)
[道具]:アカネハウス11号@パワプロクンポケット8、支給品一式
[思考・状況]
基本思考:殺し合いを止め、生きて帰る
1:D-5のシャトル発着所に戻りアルレッキーノと合流
2:分割ファイル、及びそれを移せる記録媒体を探す
3:コロンビーヌの動きに注意
4:悪と呼ばれようが脱出のために全力を尽す
5:フランシーヌ人形と合流する
6:協力者を探し、チンクへの警戒を呼び掛ける
※夏休み期間中からの参戦なので、今後魔法世界編で出てきたインフレ技は使えない可能性があります
※茶々丸の乳首についてですが、はじめから乳首など付いてないのか、原作で描写が無いのは原作者のポリシーだからであって乳首はしっかり付いているのかは、次の書き手さんにお任せします
※チンクは殺し合いに乗り、シュトロハイムを殺害したと思っています
※アルレッキーノの世界と自動人形について理解しました。
※この殺し合いの参加者は異世界から集められたのではないかと考えています。

【コロンビーヌ@からくりサーカス】
[状態]:健康、気分高揚
[装備]:グラーフアイゼン(ハンマーフォルム)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
     タブバイク@ゼノサーガシリーズ
[道具]:基本支給品一式×2、PDA(コロンビーヌ、パンタローネ、)
     不明支給品1~7個(確認済み1~7うち1~2は武器には見えない) 、
     床屋セット(鋏、櫛、鏡) 開天珠@封神演義 たずね人ステッキ@ドラえもん
[思考]
基本:殺し合いに勝ち残り、優勝者の報酬として勝の下へ戻る
1:優勝するため他の参加者を殺す。ただし危なくなったら逃走を図る
2:『人間』が居なくなるまで、茶々丸と行動する。
3:アルレッキーノ、と協力出来るようなら協力する
4:もしアルレッキーのと自分が生き残った場合、自分を優勝させてもらうように懇願する
5:やっぱり人間は殺せない。人形は壊す。お人形みたいな人間も壊す。
6:勝の元に帰れるのなら、茶々丸に本気で協力しても良い(ただし、期待は全くしていません)
[備考]
※参戦時期は死亡後です(原作40巻)
※フランシーヌ人形はサハラ編時の偽者だと確信しています
※全てのゾナハ蟲(コロンビーヌらが吐き出すものも)には以下の制限が掛かっています。
また会場の全域には十分なゾナハ蟲が漂っています。
1:外部には一切の害はありません(ゾナハ病の感染や機械類のダメージなど)
2:コロンビーヌが自分の武器として使用するのには問題なく使用できます
※ゾナハ蟲の制限にはまだ気付いていません
※グラーフアイゼンはシグマによりハンマーフォルムに固定されています
※タブバイクは飛行できません、他にも色々制限されています
※茶々丸に親近感を抱きました。


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071:アルレッキーノ、コロンビーヌの事情(後編) コロンビーヌ 102:千の偽り、万の嘘
071:アルレッキーノ、コロンビーヌの事情(後編) 絡繰茶々丸 102:千の偽り、万の嘘





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