俺の名前を言ってみろ! ◆Nfn0xgOvQ2



二回目の放送は終了した。
ターミネーターは思考する、放送によってもたらされた情報、それによってこれからどのように行動するのが最適か。
幸い液体金属の回収完了まであと数分必要、その時間を利用して今後の行動方針の微修正を行う事が出来る。

まずシグマの開催したデスゲームの促進。
第二回放送の時点で半数近くが脱落、予測よりもデスゲームに乗った者は多い。
今後もデスゲームの促進に向けて行動する。
その際気をつけるのはT-800だろう。
T-800が壊し合いに乗るとは思えない、合理的に考えてT-800が殺し合いに乗る可能性は10%を下回る。
ならば今もT‐800はこの壊し合いを破壊する為に行動しているだろう。
ゲームに支障をきたす前に破壊しておきたい、だがその前にエラーの修復が先決。
万が一の確率でも、奴に勝機を与える訳にはいかないからだ。

次にシグマウィルスの性能についての調査、これは早急に行動を起こさなくてはいけない。
デスゲームは順調に進んでいる、……順調に進み過ぎている。
このペースが維持されればあと半日で、残りの生存者が5人程まで行く。
人数が減ればペースもいくらか落ちるだろうが、同時にこちらがシグマウィルスを使用する機会も減少し調査にも影響を及ぼす。
参加者が半分を切るまでにシグマウィルスを使い切る事が出来る、そう思っていた時期もあった。
だが現状ではそうもいかないだろう。
高スペックで殺し合いに乗り気でない者が望ましいが、現状ではある程度の妥協もいたしかたない。

三つ目は自分の姿。
現在擬態している城茂の破壊は確認された。
最初から茂を知っている参加者及び茂と接触したどれ程いるかは不明。
以後、茂を知っている人物と遭遇するかは未知数。
茂を知らない人物と接触する可能性の方が高い、だが…。

自分がこの壊し合いに参加しているのを知っている者は、T-800、城茂、名称不明参加者A(半裸の少年)・B(隻腕の少女)・C(容姿不明)の五名、内茂は死亡。
この五名によって自分の情報がどう広がっていき、どう広がっているのか推測は不可能。

壊し合いに乗っている人物からも乗っていない人物からも、自分は排除するべき対象と見られている可能性は大いに高い。

よって無暗に自分の存在を誇示し、警戒及び対応策を考えられる状況を作るのは愚策でしかない。
今後、城茂―仮面ライダーストロンガー―の姿に擬態するのはやめておいた方が賢明。

なら誰の姿に擬態するべきか?

まず放送前に奇襲してきた参加者――却下。
完全な不意打ちによって相手の姿を確認できていない、故に擬態は不可能。
同上の理由で、その後追撃を仕掛けてきた参加者も却下。
残るはマルチ、名称不明参加者A及びBの三人。
マルチはすでに破壊されている、茂と同じ理由で擬態するのは却下。

ならばどちらにするか?

擬態自体には問題は無い、だが名前が分からないというのはネックだ。
次の放送で名前を呼ばれても気がつく事が出来ない。
もとより先程の放送で呼ばれているかも知れない。
だが確実に死亡していると分かる茂よりはマシだ。

ならば名前のわかる参加者に会うまでの繋ぎにするか…。
他の参加者に会っても即座に攻撃せずに、壊し合いに乗っていないふりをする。
そして、その参加者と情報交換を行う。

A及びBと接触したのは六時間以上前。
この二名と接触し名前を聞いている参加者が、生存している可能性あり。
特にAの場合なら高いスペック持っている可能性が高い。
第三回放送までにその参加者と接触できる可能性は、とても低いがあり。
仮に二人を知っていなくても、他の参加者の容姿と名前の情報を収集しておきたい。
そうすれば二人が生存していると仮定した際に、消去法で誤爆する確率減らす事が可能だ。

どちらにしろ繋ぎである事は変わりない、名前の分かる殺し合いに乗っていない参加者が見つかれば、そいつに擬態するだけだ。
だが今後の事を考えて、ある程度擬態できる参加者のストックは必要だろう。

さてAとBどちらに擬態するか。
以前の交戦状況からAは壊し合いに乗っていると思われる。
言動を見るに、壊し合いに乗っていないふりをする可能性も低いと考えられる。
会場を混乱させるにはあまり適してはいない。

ならBの方か。

片腕を失い錯乱していた少女、流石にもう落ち着いていr……ない可能性もある。
元々どういうスタンスだったかは不明、だが隻腕というのは使える。

腕を一つ失い傷ついた少女が一人でいたら参加者はどうする?

殺し合いに乗った者なら絶好の獲物に映るだろう。
逆に殺し合いに乗っていないものなら保護しようと考えるのではないか。

方針変更――今後は仮面ライダーストロンガーでは無く、名称不明参加者Bの姿で行動する。

行動方針が纏まった所で液体金属の回収が完了した。
T-1000は一瞬で名称不明参加者Bの姿に擬態すると、また修理工場に向かって走り出す。


【F-4 路上/一日目 日中】
【T-1000@ターミネーター2】
[状態]:スバルの姿、微弱なエラー?(エラー修復に費やされる時間の推測にズレ)
[装備]:シグマウイルス(残り2回分)
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
基本:バトル・ロワイアルが円滑に進むように行動する。シグマとスカイネットの命令には絶対服従。
1:スバルの姿を取る。
2:修理工場へと向かい、エラー修復。
3:他の参加者に出会ったらまず参加者の容姿と名前についての情報を集める。(但し相手が殺し合いに乗っている場合はその限りでは無い)
4:情報収集が済んだら容赦なく攻撃。ただし出来る限りスバルの姿のみを晒す。
5:殺し合いに乗っていない参加者と出会い、名前を聞き別れた後にその参加者に擬態する。
6:可能ならば他の参加者にシグマウイルスを感染させる。(『スペックが高く』、『バトルロワイアルに乗り気でない』参加者優先ある程度は妥協)
7:3が不可能ならば破壊する。
8:ただし、T-800は最終的に破壊する。
[備考]
※シグマウイルスはT-1000の体内に装備させられた状態で存在し、T-1000の体が相手の体内に侵入した際に感染させることが可能。

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109:↓↓ ↑ → T-1000 真っ黒焦げの凶暴な卵(1)





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