名前の無い傷ついた体一つで ◆Nfn0xgOvQ2

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シャトルが工業コロニーに着くまでの間、敬介はぼんやりと考える。

今の自分は一体何者なのかと。

自分は人間・神敬介では無い―それは改造人間になったからだ。
では怪人・Xカイゾークであろうか―いいや違う、暗黒の意思は消え去った。
自分はもう、無意味に誰かを傷つける様なまねはしない、一人でも多くの弱者を救い悪を打ち倒す為に戦う。
ならば仮面ライダーXか―違う、今の自分にその名を名乗る資格は無い。
仮面ライダーとして戦い償う覚悟はある。だが、その名を名乗る資格はまだ失ったままだ、自分の犯した罪はそれほど大きい。
許して貰えるとは思っていない、また許されたいとも思っていない、一生背負っていくべきだと思っている。
だから今は仮面ライダーの名は名乗れない。
再び仮面ライダーを名乗るのは、ドラスに許しを貰えた時かそれともエックスの暴走を止めた時か。
あるいはもう、二度と仮面ライダーだと名乗らないかもしれない。

人間でも怪人でも仮面ライダーでも無いとしたら、俺は一体なんだ?
そう自分の内に問いかける、すると答えは意外にも早く見つかった。
ああ、そうか。『ただの改造人間』神敬介……か。今の俺にはちょうどいいな。
正義の味方でも悪の怪人でもない、ただの改造人間。
それが今の敬介の出した答えだ。

敬介の強い精神は自力で一つの答えを見つける。
だが『ただの改造人間』という答えも正確では無い、それは敬介がシャトルに乗った直後彼の体に少しの変化が訪れていたからだ。
彼の右目と前髪の一房が銀色に変化したのだ、そうフランシーヌより与えられた『生命の水』により、敬介の生身の部分が完全にとはいかないが「しろがね」と同じ体質へ変わりだしたのだ。
だが敬介は「しろがね」になった訳では無い。
フランシーヌの『生命の水』には、誰の心も溶けていないのだから。
自分の弟・白金のつくった自動人形、それを憎む白銀の心は溶けていない、故に人形破壊者になる様な事は無い。
故に彼は『しろがね』ですらない。
なら彼が一体何になるのかは、まだ誰にも分からない。

しかし、『生命の水』はこの先彼を生かし続けるだろう。
もしこの殺し合いを生き抜く事が出来たその先は、彼は五年に一度しか年を取らない体になっているのかもしれない。
先輩や後輩のライダー達が年老い天寿を全うする中、一人若い肉体のままで長い時間を戦い続ける。
それは彼に与えられた罰なのだろうか。

【E-4シャトル内/一日目・日中】

【神敬介@仮面ライダーSPIRITS】
[状態]:胸部破損(大)、疲労(中)、全身に大ダメージ、生命の水を摂取、強い罪悪感、深い悲しみ、回復中 、右目と前髪の一房が銀色、ツナギを着用
[装備]:テントロー@仮面ライダーSPIRITS
[道具]:支給品一式×5 PDA(ロボ、アラレ、シュトロハイム、城茂)
ぎんのいし@クロノトリガー、液体窒素入りのタンクローリー@ターミネーター2 (D-3基地に放置) タイムストッパー@ロックマン2(メカ沢の胴体部):ロボのPDA
はちゅねミクのネギ@VOCALOID2(E-3道路に放置)メッセージ大砲@ドラえもん(E-3道路に放置) 拡声器@現実(E-3道路に放置):アラレ、及びシュトロハイムのPDA。
転送可能 スモールライト@ドラえもん(残り四回):城茂のPDA
[思考・状況]
基本:仮面ライダーとして戦う。罪を償う。
1:工業コロニーへ着いたら修理工場に向かう。
2:ドラスに謝罪後、守る。
3:エックスを止める。
4:青い髪の女(ギンガ)を救う。
5:他仮面ライダーと合流。
[備考]
※第一放送の内容を知りました。
※フランシーヌ人形の『生命の水』を摂取し、自己治癒力が促進されています。“しろがね”と同じようになるのか、その他の影響があるかは次の書き手様にお任せします。
※コロンビーヌの容姿(旧式)を聞きました。

【支給品紹介】

【動物ごっこ帽子@ドラえもん】
動物ごっこに用いる動物の頭部を象った帽子。
ただ動物を真似るだけでなく、実際にその動物の能力が身に付く。
キツネ、ウサギ、ゴリラの三種類が支給されウサギは鋭い聴力、キツネは嗅覚、ゴリラは怪力の能力を使うことができるようになる。

【スパイセット@ドラえもん】
頭部をかたどったモニターと、空を飛び無線で映像や音声を送る目玉(カメラ)&耳(マイク)のセットで、遠く離れた相手の様子を密かに探る事が出来る。



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126:このまま前へ進むのみ 神敬介 128:揺れる心の改造人間





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