破壊の宴(3) ◆9DPBcJuJ5Q





「あらら~ん? お仲間のアルレくんから何も聞いてないのか~?……っとぉ、動くなよハカイダー。動いたら、まずはフランちゃんの頭をドカン、だ」
「ちぃ……!」
 ハカイダーが僅かに動いただけで、メガトロンは右腕のエネルギー砲をフランシーヌへと向けた。圧倒的有利な状況でも、それほど油断はしていないらしい。
 しかし、殺せる時に敵を殺さないなど、慢心に他ならない。そして慢心は、巨大な隙を作り出す。
 ラミアは中途半端なメガトロンの注意力に感謝しつつ、会話に紛れて慎重にPDAの操作を続けた。
「私達、『真夜中のサーカス』の自動人形の黄金律。それは、『フランシーヌ様に絶対服従』ってこと。元々、私達はフランシーヌ様に尽くす為に意志を持たされたのだから、当然の大前提よね」
「しかし、ドットーレは……」
 コロンビーヌの独白にアルレッキーノが絶妙な合いの手を入れ、話を引き伸ばしてくれる。
 ラミアはアルレッキーノの冷静さに感謝しつつ、PDAの操作を続けた。
 画面を見ないまま操作をするということは、それほど苦ではない。PDAの全画面と機能は早々に把握済みだ。だが、初めて使う、支給品の複数同時転送という機能をこの状況で、誰にも気付かれずに行うことは緊張せざるをえない。
 自分1人のミスで、一方的な虐殺でこの場は閉じてしまうのだから。
「そう、ドットーレは壊れてしまった。だって、ドットーレには他に存在意義が無いもの。……けど、私は違うわ。私は、マサルちゃんの下へ帰るの。そして、彼に抱き締めてもらって、ずっと、ずっと、彼の傍にいるの」
「な、なにを……?」
 思わず、ハカイダーが戸惑ったような声を出していた。それにはラミアも同感だった。
 PDAの操作に集中していなければ、ラミアも同じような声を出していたことだろう。
「それが、今の私の存在する理由。私が唯一つ持つ想いよ。そう、『真夜中のサーカスのコロンビーヌ』は、もういないの。ここにいるのは、『マサルちゃんを愛するコロンビーヌ』なのよ、フランシーヌ!!」
 目の前で為される狂乱の演説に、ハカイダーでさえも度肝を抜かれていた。
 唯一の例外は、不敵な笑みを浮かべて全体を俯瞰するメガトロンのみ。
「コロンビーヌ……まさか、貴女は、心を……!?」
 すると、自分を裏切ったかつての従者からの宣戦布告に、フランシーヌはそのような言葉を返した。
 そういえば、ミクがまだ生きていた頃、フランシーヌは自分には『心』が無いと言っていた。
 ラミアにも、人間の『心』というものがどんなものなのかは分からない。ただ、ラミアからすれば、フランシーヌもアルレッキーノも、そしてコロンビーヌも、自分が知る人間達と大差無い存在に見えた。
「さぁ? そんなのどうでもいいわ。重要なのは、私はマサルちゃんへの愛に生きていること、マサルちゃんへの愛で生きていること。これだけよ」
 そう言って、コロンビーヌは笑みを浮かべた。
 その笑顔は、ラミアがPDAの操作を忘れてしまうほど、とても、とても――おぞましいものだった。
「愛、だと……!? ふざけるなぁ!! そんな下らん感情で、貴様は……仲間と主の、信頼と忠誠を裏切ったのか!」
 コロンビーヌのおぞましい笑顔にも臆することなく、ハカイダーは吼えた。だが、それを聞いたコロンビーヌは不機嫌そうな視線をハカイダーに向けた。
「あ~ら、何が下らないのかしら? そっちこそ、こんな時に緊張感ゼロの決闘なんて下らないことしないでよ。そういうのは余所でやりなさい、場違いだから」
 それには、遺憾ながら、ラミアも同感だった。……つい先刻までは。
 実際にハカイダーとアルレッキーノの決闘を途中まで見届けて、ラミアは不思議と、こういうものも悪く無いと思った。キョウスケやアクセルならば、尚のことだっただろう。
 そんなラミアの郷愁も、一瞬で終わる。
 コロンビーヌは刃をアルレッキーノの首に、薄皮一枚のところまで近づけた。
「都合、この場で人質は3人だなぁ~、ハカイダー。妙な動きをすればアルレくん、フランちゃん、そしてこっちのグンバツダイナマイトお姉ちゃんの命が無いぞ?」
 自分だけ名前で呼ばれなかったことに若干凹みつつも、ラミアはメガトロンが調子に乗っている今こそが好機と、最後の仕上げに取り掛かった。
「キッ、サッ、マッ、ラァ……!」
「グ、ゥ……」
 ハカイダーとアルレッキーノは、悔しそうに、一歩も動けずにいる。
 フランシーヌは……俯いて、恐らくは己の無力を嘆いている。
「ぎゃ~っはっはっはっはっ! 天下のハカイダーも、人質を取られては無力なもんだな~!」
 その高笑いと同時に、操作は完了した。
 同時に、この状況における最悪のパターンを想定する。
 それは、アルレッキーノとハカイダーが死に、ラミアが捕虜となり、フランシーヌが生き残ることだ。
 何故、フランシーヌが生き残ることがマイナスになるのか。それは、足枷だ。
 今回の件で、信じていたコロンビーヌに裏切られ、アルレッキーノを失うことになり、気丈な彼女も精神的にかなり追い詰められている。
 そんな彼女が1人だけ生き残れば、確実に、本郷達と合流できても確実に彼らの足枷となってしまう。それは、この2人の情報を得る以上にマイナスとなる。
 だが、フランシーヌが、彼女を支えられる誰かと共に生き残れば、話は別だ。
 ラミアは、アルレッキーノとハカイダーに視線を送る。
 ――合図と同時に動け。
 そのような意志を込めた視線に、彼らも視線のみで返した。
 ――承知した。
 これで、後はトリガーを引くだけ……という段階で、ラミアは気付いた。
 まったく、フランシーヌはいざ知らず、敵であるはずのハカイダーまでも生き残らせる算段をするとは、私も焼きが回ったか。
 ――だが、悪い気はしない。それに……
「ASH TO ASH」
「ん?」
 分の悪い賭けは嫌いじゃない――!
 その掛け声が合図と悟り、ハカイダーとアルレッキーノは初動の準備をする。
 それを確認し、ラミアは目当ての支給品を即座に転送する。ご丁寧にもこの支給品は、PDAでリモコンできるように改造されていた。
 そして、ラミアは足を負傷しメガトロンに捕まっているが、両手は自由だ。
 戦力の格差に慢心して、完全に動きを封じなかったミスは、多大だ。
「零距離、とったぞ」
「なっ!? ちょ、おまっ――――!?」
 そして、ラミアはM18クレイモアを転送すると同時に、零距離で4つ全てを爆発させた。
 その爆発はメガトロンとラミアに、等しく襲い掛かった。
 メタルスと化したメガトロンの頑丈な装甲はその爆発に辛うじて耐えられたが、ラミアの肉体は耐えられなかった。



【ラミア・ラヴレス@スーパーロボット大戦OG外伝 死亡確認】



「な、なに!?」
 突然起きた爆発に、コロンビーヌは驚愕し、アルレッキーノに対する注意力を完全に欠いた。
 アルレッキーノはその隙に満身創痍の身体に鞭打って立ち上がり、コロンビーヌを転倒させ、顔面を足で踏みつけて押さえつけた。
「ぐっ! アルレッ、キーノ!」
 忌々しそうに叫ぶコロンビーヌが振るったアポリオンの刃を、アルレッキーノは辛うじてかわした。
 そこへ駆けつけたハカイダーを制止し、間髪を置かずに叫んだ。
「ハカイダー! お前はフランシーヌ様と共に行けぇ!!」
「アルレッキーノ、お前……!」
 リュートを構えるアルレッキーノの身体に付けられた傷からは、夥しい量の擬似体液が流れていた。
 明らかに、致命傷だった。時間稼ぎを行ったが故に、もう手遅れになっていたのだ。
 だが、アルレッキーノは決して、そのことを悔やまなかった。
 ラミアが命を懸けたのならば、自分も、主の為に命を懸けるのは当然のことだった。
「私は、もう長くない。この場でフランシーヌ様を逃がすことでしか、もうお役には立てぬ。だから……頼む!」
 フランシーヌから受けた命令と忠誠心に則り、アルレッキーノは現状でベストの選択をした。
 もう、自分ではフランシーヌを守り続けることは出来ない。今、この場で守るのが精一杯だ。……だが、今、目の前には、自分の主君を預けるに相応しい、鳴海にも匹敵する戦士がいる。
 ハカイダー。フランシーヌをかどわかしたにっくき敵であり、同時に、敬意に値する戦士。
 彼になら、託せる。自分の全てを。
 その想いを汲んでくれたのか、ハカイダーは何も言わずにフランシーヌの方へと向かった。
「アルレッキーノ!」
 ラミアの自爆に呆然としていたフランシーヌも、やがて現状を悟り、自らの忠実な楽師の名を、力一杯呼んでくれた。
 名を呼ばれるとは、こんなにも心地良いものだったのだな……。
「フランシーヌ様、どうぞ……御無事で」
 アルレッキーノには、それだけで充分だった。
「ちっくしょ……逃がすかよ!」
 すると、ラミアの自爆でも倒しきれなかったのか、何時の間にか起き上がっていたメガトロンのエネルギー弾が、フランシーヌへと迫った。
 自らの愚鈍さをアルレッキーノは呪ったが、もう遅い。
 エネルギー弾はフランシーヌへと迫り――それを、ハカイダーは身を挺して庇った。
「ぐぅっ――う、うぅおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
 右肩とはいえ、背中に攻撃を受けるという屈辱に耐え、敗走するという汚辱に甘んじ、ハカイダーは、吼えた。
 その後を追おうとする2人の敵の前に、アルレッキーノは素早く回りこみ、己が奥義を披露した。
「させぬ! 諧謔曲(スケルツォ)、神をたたえよ――ベネディカムス・ドミノ――!!」
 アルレッキーノのリュートの奏でる旋律が、波となり、振動となり、物理的な衝撃となって、コロンビーヌとメガトロンに襲い掛かった。
「こっ、これは……!?」
「な、なんだ、このデタラメな振動波は……!?」
 コロンビーヌのアポリオンの結合は『神をたたえよ』によって綻び、メガトロンの巨体でさえも、アルレッキーノの演奏は押さえ込んだ。
 鳴海やハカイダーとの決闘では、何故か使う気になれなかったこの演奏も、この2人に対しては躊躇うことなく、全力で奏でることが出来た。
 ……その片割れがかつての同胞とは、何たる皮肉か。
「行かせはせん……行かせはせんぞぉ!! 貴様らを地獄の道連れにすることは適わなくとも、貴様らをフランシーヌ様とハカイダーの下へは決して行かせぬ!!」
 叫ぶ中、アルレッキーノは遠ざかるバイクの排気音を聞いた。
 これで、後顧の憂い無し。ただ、一秒でも長く、この場にこやつらを押し留めるのみ……!
「……っ、ちぃ、腕が上手く動かねぇ……!」
 メガトロンはラミアの自爆によるダメージが予想以上にあるらしく、舌を打った。
 ヤツの飛び道具こそが厄介だっただけに、アルレッキーノはこの演奏を、同時にラミアへ捧げる鎮魂歌【レクイエム】とした。
「アルレッキーノォォ……!」
 コロンビーヌは怨嗟の込められた、自動人形らしからぬ憎悪の声で、アルレッキーノの名を呪い殺さんばかりに口にした。
 ……本当に、お前は心を得たのだな、コロンビーヌよ。
 本来ならば喜ぶべきことだろう。だが、主を裏切ったかつての同胞への祝福の念など無い。
 今アルレッキーノにあるのは、己が使命に殉じるという気概のみ。
「初めて……初めて! 私は、フランシーヌ様から命令を受けたのだ! 笑顔を受け賜ったのだ! その誇りに懸けて、決して、貴様らを行かせはせん!」
 魂の咆哮と共に、より力強く、リュートを奏でる。
 『神をたたえよ』がコンクリートの地面にまで亀裂を生じさせ、その威力を聴覚だけに留まらせず、視覚にまでも見せ付ける。
 ズシン。
 それは、唐突な雑音(ノイズ)だった。
 メガトロンの巨体が一歩を踏み締めることによって生じる雑音は、アルレッキーノの演奏の中でも尚、低く、強く、鳴り響いた。
「……よぉ、アルレくん。俺様が、どうして、シグマの思惑通りになるのが嫌なのに、こうしてお前らと戦っているか、分かるか?」
 メガトロンは語りながら、一歩ずつ、ゆっくりと、確実に、アルレッキーノへと近付いてくる。
 間合いを離そうにも、最早アルレッキーノは演奏しながら動くことが適わないほどに消耗していた。
 ズシン。
 一歩。
 ズシン。
 一歩。
 ズシンッ。
 一歩。
 ズシンッ!
 一歩。
 メガトロンは、歩を進める。一歩一歩を、牛歩の如く、しかし重厚に、尊大に、雄大に。その巨体が、更に大きく見えるほどの威圧感と共に。
 決死の覚悟でこの場に臨んでいるアルレッキーノでさえも、メガトロンの纏うただならぬ威圧感に呑まれていた。
 恐らく、万全の状態であったとしても、『神をたたえよ』の演奏だけで精一杯なほどに。
 そして、メガトロンの腕の届く距離になると――
「それはな、てめぇらの仲良しこよしのヒーローごっこに、虫唾が走るからだよ!!」
 ――その豪腕が、アルレッキーノの身体を一撃で粉砕した。
「冥土の土産に聞いていけ! 我が名は破壊大帝メガトロン! 偉大なる初代メガトロン大始祖様の名と意志を継ぐ、破壊の権化だ!!」
 高らかなる破壊大帝の勝ち鬨を聞く者は、2人。




「かっこよかったわよ、メガちゃん。まるで別人みたいだった」
 コロンビーヌは純粋な賞賛の言葉をメガトロンに送った。
 本当に、アルレッキーノを粉砕した時のメガトロンは今までの姿からは想像できないほど力強く、そして恐ろしかった。
 一つの組織の首領だったというのも、成る程、と納得できるほどに。
「ふっ。俺様だって決める時は決めるのさ……っとぉ、脇腹が痛い」
 ……本当に、さっきまでは別人が乗り移っていたのではないだろうか?
「まったく、締まんないわねぇ。大丈夫?」
 ラミアという女の焼き焦げた血液が付着している脇腹を、コロンビーヌは転送したグラーフアイゼンで突っついた。
 ……「あはん」「やめてぇん」とあられもない矯正を上げる姿と先程の威厳、どうしても結びつかない。
 けど、これはこれでメガちゃんらしいし、いっか。
「ああ、問題ない。あの女の自爆によるダメージで出た稼動不良も、シャトル基地の機材を使えば修理できるだろ」
「そう。それじゃ、一度戻りましょうか」
「そうだな。ほいじゃ、ビークルモ~ド。乗っていきんさい、おぜうさん」
「はいはい。背中に乗らせていただきます、っと」
 やがていつもの調子を取り戻し、コロンビーヌはラミアとアルレッキーノの持っていたPDAを拾い、メガトロンの背に乗ってシャトル基地へ、共に意気揚々と戻っていった。
 コロンビーヌがメガトロンに言った我が儘とは、不意討ちの後すぐには離脱せず、暫くその場に留まるということだった。
 そこでコロンビーヌはアルレッキーノとフランシーヌと敵対し、問答することを望んだ。自分が本当に『才賀勝を愛するコロンビーヌ』へと生まれ変わったことを確かめるために。
 メガトロンはそれを承諾してくれると、即興で奇襲攻撃の妙案を打ち立ててくれた。その手際は見事なもので、コロンビーヌは感心したものだ。
 実際、メガトロンの策は概ね上手くいった。人質を失い、ハカイダーを仕留めそこない、メガトロンも少なからず傷を負ったのは計算外だったが、自分が生まれ変わったことを確かめることが出来たのだ。それで良しとしよう。
 待っていてね、マサルちゃん。あなたのコロンビーヌは、必ず、あなたの許に帰ります。
 そしてコロンビーヌは、笑顔になった。
 ラミアが、アルレッキーノが、ハカイダーが、フランシーヌが、おぞましいと思った、そんな笑顔に。
 フェイスレスそっくりの笑顔で、コロンビーヌはご機嫌だった




 メガトロンは背に乗るコロンビーヌの意気揚々とした様子から、本郷組に潜入するという策を棄ててまで、ここでフランシーヌ達と戦った意味があったと確信した。
 自分自身が生まれ変わったことに確信を持ったコロンビーヌは、最早揺ぎ無いだろう。かつて絶対の忠誠を捧げた主にも敵対して見せたのだ。今後、彼女がブレることは無い。
 不安の残る部下に潜入任務を任せることと、信頼に足る部下を得る為に自ら戦うこと。
 メガトロンならば迷い無く、後者を選択する。
 無能な者など、捨て駒にすることすら出来ないクズだ。そんなヤツに潜入任務と言う大任を任せても、どこでどんなヘマをするか分かったものではない。
 だから、今回の選択は正しいものであったと、メガトロンは確信する。
 自らの負傷も、まぁ、許容範囲内だ。
 人質も得られずハカイダーにも逃げられてしまったが、一匹狼のハカイダーのこと、誰かに自分達の情報を渡してチームを結成する、などということはするまい。フランシーヌをどこかのチームに預けるのが精々だろう。
 それもそれで、悪くない。それが完全無欠のチームであったとしても、そこにボロボロのフランシーヌという弱者を放り込めば、あっという間に弱点が出来上がる。
 メガトロンは、大筋で思惑通りの現状にほくそ笑んだ。





【D-5 シャトル発射基地/一日目・午後】

【コロンビーヌ@からくりサーカス】
[状態]:小ダメージ、黄金律を打破、マサルへの愛
[装備]:グラーフアイゼン(ハンマーフォルム)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[道具]:基本支給品一式×2、PDA(コロンビーヌ(通信機能付き)、パンタローネ、絡繰茶々丸(分割ファイル一つ)、アルレッキーノ、KOS-MOS、ラミア
不明支給品1~4個(確認済み1~4(銃はない)) 、 スタングレネード(3/3) 床屋セット(鋏、櫛、鏡) 開天珠@封神演義 たずね人ステッキ@ドラえもん 、
アカネハウス11号@パワプロクンポケット8
補給装置@スーパーロボット大戦OG(4/5)、PDAの通信機能付加ソフト@ロボロワオリジナル、タブバイク@ゼノサーガシリーズ
マグネット×2、阿紫花の長ドス(折れた)@からくりサーカス:アルレッキーノのPDA
麻帆良学園の制服(両袖がない)@魔法先生ネギま!、コエカタマリン(残りニ回)@ザ・ドラえもんズ、予備マガジン3、 不明支給品1個(少なくともラミアから見て戦闘には役に立たない模様)
闇夜の鎌@クロノトリガー、仙桃×3@封神演義、 FN ブローニング・ハイパワー(4/13)@攻殻機動隊、マガジン(13/13 9mmパラベラム弾)×2
リュート(仕込み剣のみ)@からくりサーカス
[思考]
基本:優勝者の報酬を奪い、勝の下へ戻る
1:メガトロンのメンテナンスに付き合う
2:分割ファイルを調べる
3:シャトルをミサイル代わりに使い、シグマから主催の地位を奪う。
4:メガトロンと共闘。メガトロンの性根を知るものに会えば、騙されているふりをする。
5:今の自分なら、人間も殺せるかも?
[備考]
※参戦時期は死亡後です(原作40巻)
※全てのゾナハ蟲(コロンビーヌらが吐き出すものも)には以下の制限が掛かっています。
また会場の全域には十分なゾナハ蟲が漂っています。
1:外部には一切の害はありません(ゾナハ病の感染や機械類のダメージなど)
2:コロンビーヌが自分の武器として使用するのには問題なく使用できます
3:通信機能に障害を発生させています。
※タブバイクは飛行できません、他にも色々制限されています
※補給装置@スーパーロボット大戦OGは制限により、五回のみ補給が可能です
※二エリア以内なら、メガトロンのPDAと通信が可能です。
※フランシーヌ人形が本物であると知りました
※黄金律『フランシーヌ人形への絶対服従』を打破しました。

【メタルスメガトロン@ビーストウォーズメタルス】
[状態]:全身打撲、中ダメージ、左脇腹に大ダメージ&焦げ付いた血痕、エネルギー(80%)、弾薬(90%)、疲労小、各部の稼動に不調
[装備]:ハイパージャマー@スーパーロボット大戦OG
[道具]:PDA(メガトロン(通信機能付き))、草薙素子のスペア義体@攻殻機動隊S.A.C、シャトルの制御コンピューター、動物ごっこ帽子@ザ・ドラえもんズ、スパイセット@ザ・ドラえもんズ
[思考・状況]
基本思考:シグマから主催者の座と優勝者の報酬を奪い、サイバトロンの抹殺。
1:シャトル格納庫の設備を使って自身をメンテナンス。
2:シャトルの制御コンピューターの解析。
3:分割ファイルの調査
4:シャトルをミサイル代わりに使い、シグマから主催の地位を奪う。
5:参加者を減らす。直接戦闘は極力避けるが、己の正体を知る者を殺せる状況ならば別。
6:チンク達へいつか復讐する
7:ハカイダーが戻ってくる前にとっとと退散する。
[備考]
※二エリア以内なら、コロンビーヌのPDAと通信が可能です。
※スパイセットの監視可能範囲は半径100mに制限されています。

【共通事項】
 リュート@からくりサーカスは破壊され、剣の部分のみ残っています。
 Glock 19(CCR仕様)@パワプロクンポケット8は破壊されました。






 無人となったシャトル発射基地の前に、蠢く影は無い。
 いや、唯一つ、僅かに動き続けるモノがある。
 それは、首だけになったアルレッキーノだった。
「ハカイダー……フランシーヌ様を、頼、む…………」
 その言葉を最期に、フランシーヌの忠実なる楽師・アルレッキーノは停止した。

 ――無人となったシャトル発射基地の前に、蠢く影は無い。




【アルレッキーノ@からくりサーカス 破壊確認】
【残り16人】




 ハカイダーはKATANAを操りながら、震えていた。
 身体を震わせるほど悪魔回路に熱く激しく燃え滾る感情は、憎悪と憤怒。
「許さん、許さんぞ……! コロンビーヌ! メガトロン!! 貴様らはこの俺が、必ず破壊してやる!!」
 戦士の決闘を穢し、不意討ちや弱者を盾に取った卑劣極まりない言動の数々。
 最早、我慢ならない。あれは悪などではなく、外道。悪の道からすらも外れた、同類とされることすら虫唾が走る存在だ……!
 そこまで考えて、ハカイダーはラミアとアルレッキーノ、2人の戦士から託されたフランシーヌの様子を窺った。
「アルレッキーノ……コロンビーヌ……どうして…………」
 ハカイダーを説得しようとした気丈な姿はどこへやら。涙を流せるのなら、きっと、彼女は今号泣していることだろう。
 ハカイダーは想う。あの窮地にあって、己の意義を見失わなかった戦士達を。
 忠誠を貫いたアルレッキーノ。そして、後の勝利のために、文字通り自分を殺してまで活路を開いたラミア。
 正義の戦士とも破壊戦士とも違った彼らの戦士としての在り方に敬意を表し、ハカイダーはフランシーヌを無碍に扱わないことを誓った。
 そして一先ず、工業コロニーへ向かった敬介を探し出し、フランシーヌを預けることにした。あの男にならば、フランシーヌを預けても問題はあるまい。
 そして……コロンビーヌ! よくも、アルレッキーノの忠誠と信頼を汚辱したな!!
 メガトロン! 一度ならず二度までも戦士の戦いを穢した貴様は、破壊するだけでも生温い!!
 待っていろ、アルレッキーノ、ラミア。お前達の仇は、俺が必ずとってやる!!




 フランシーヌは、悔いた。
 何が、『真夜中のサーカスの長』だ。
 コロンビーヌの叛意に則った演技も見抜けず。
 フランシーヌの裏切りを知り、100年もの空虚を味わいながらも尚、自分に忠誠を捧げてくれたアルレッキーノも救えず。
 ラミアは命を賭けて活路を開いたというのに……自分はただ、足を引っ張っただけ。
 いや、寧ろ。自分の存在が彼らを招き寄せたのならば、自分がラミアとアルレッキーノを殺したようなものだ。
 これではまるで、疫病神【カラミティ】や死神【デス】のようではないか。
 ああ、ごめんなさい、ミク。私は、やっと笑えたというのに……やっと、心を得たというのに…………貴女のように歌う事は、貴女の為に歌う事は、とても出来そうにありません。
 ごめんなさい、ごめんなさい……。
 フランシーヌは、嘆いた。
 亡き者達を想い、嘆き続けた。
 彼らに何も報いることが出来ない自分を、悔い続けた。
 彼女が漸く自覚した、彼女の心も。
 今は、悲しみと悔しさで一杯だった。





【C-4 道路/一日目・午後】

【ハカイダー@人造人間キカイダー】
[状態]:全身打撲。中ダメージ。エネルギー小消耗。ある程度メンテナンス終了。右肩を負傷(バイクの運転に支障は無い)、激しい憤怒と憎悪
[装備]:スズキ・GSX750S3 KATANA@仮面ライダーSPIRITS 、ゼロバスター@ロックマンX
[道具]:ハカイダーのPDA(支給品一式)、風見志郎のPDA(支給品一式)、バタフライナイフ@現地調達(左足に収納中)
[思考・状況]
基本思考:元の世界へ帰ってキカイダーと決着をつける。
1:メガトロンとコロンビーヌを破壊し、アルレッキーノとラミアの仇を討つ。
2:敬介を探し出してフランシーヌを預け、メガトロンとコロンビーヌに逆襲する。
3:エックスと遭遇し、エックスに正義の使者としての心が残っていないならその場で破壊する。
4:村雨良の遺言を仮面ライダー全員に伝えた。仮面ライダーに会い、破壊する。
5:参加者を全て破壊する(ただし、女子供、弱者には興味が薄い)
6:日付の変わる頃(二日目00:00)にゼロ、V3、凱と決着をつけため、スクラップ工場に再度向かう。
7:青い髪の女(ギンガ)は、敬介に任せる。
8:シグマを破壊する。
9:キカイダーに迫る、戦士に敬意。
※参戦時期は原作死亡後(42話「変身不能!? ハカイダー大反逆!」後)です。
※血液交換が必要のない身体に改造されています。


【フランシーヌ人形@からくりサーカス】
[状態]:全身打撲、疲労、足首負傷、ギガアタックのダメージ、右腕修復(ただし、反応と動きが鈍い)、深い悲しみ、強い無力感
[装備]:なし
[道具]:支給品一式及びPDA:未確認支給品(0~1)
[思考・状況]
基本思考:罪滅ぼしのために、主催者を倒す。
1:自分の無力さがただただ悔しい。
2:せっかく笑えたのに、歌えない。
3:本郷たちと合流。
4:私は生命の水に溶けて無くなった筈では……
5:本郷が心配。
6:本郷達に敬介やドラスのことを伝える。
※原作死亡後(25巻第32幕微笑(後編))から参戦。
※コロンビーヌやアルレッキーノと参戦時期が異なることを知りました
※自分が笑えることに気付きました。







 かつて、ひとつの花が咲くことなく枯れた。
 しかし、何の因果であろうか。
 その花はこの機械仕掛けの殺戮舞台で、誰かの屍の上に根を下ろし、誰かの涙の水を吸い、光を浴びて、花を結ぼうとしている。
 その花の名は、きっと――まだ、誰も知らない。


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133:破壊の宴(2) アルレッキーノ GAME OVER
133:破壊の宴(2) ラミア GAME OVER
133:破壊の宴(2) ハカイダー 135:WILL-雪融け(後編)
133:破壊の宴(2) フランシーヌ 135:WILL-雪融け(後編)
133:破壊の宴(2) メガトロン 136:伝えたいこの想い<アクイ>
133:破壊の宴(2) コロンビーヌ 136:伝えたいこの想い<アクイ>





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