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「君が教えてくれたモノ」(2008/09/03 (水) 18:35:33) の最新版変更点
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【1】
ふー・・・
やれやれ、最近は疲れてダメだ。
何だか知らんが昼寝して起きたらいつの間にかMy鏡がぶっ壊されていたり、
バーゲンセールで激安の鶏肉を取ろうとしたらいつの間にか吹っ飛ばされたり・・・
って主夫か。俺は。
冗談を言っている場合じゃない。俺の鏡が壊されたのはただ事じゃねぇぞ。
アレがなければ光の魔獣を召喚する事も出来ないし、
光の矢だって撃てないしで色々致命的なんだ。
んー・・・誰がブチ壊しやがったんだろうか・・・
「そら、災難やなぁ~」
そんな俺のグチを聞いているのはカーマだった。
今時、蝶ネクタイにハリセン(鋼鉄だけどな)という古い芸人のような風貌をしているコイツは、
煎茶をずずーっとすすりながらぼんやり俺のグチを聞いているようだった。
コノヤロウ。聞く気あんのか。
「でもなぁー・・・問題はどうやって直すか、やろ?」
そりゃそうだ。
直らなきゃ俺はただの人(?)だし、いざとなったら闘えない。
「アンタ、元々そんな役立ってへんかったやん」
「黙れ」
コノヤロウ・・・言いたい放題言ってくれるじゃねぇか・・・
だからと言って、『黙れ』以上の事は言わなかった。
コイツは男勝りの馬鹿力で、歯向かうと何をされるか分かった物じゃない。
「どうやって直すか、くそぉ~・・・」
俺が頭を抱えていると、
「ん。やってみるか?」
とカーマ。
「何をだよ」
「修理や、修理」
「・・・はい?」
「だーかーらーぁ、修理やゆーてるやん」
「・・・って出来んのかよ!?」
カーマはかっかっか、と笑って、
「馬鹿にすんなや。ウチの財閥に本気ださせたら魔具の修理だってほんの2、3ヶ月や」
「あ・・・やっぱそれくらいかかるんだな・・・」
「ウチのハリセンやったらくれてやっても構わんで?いつでもスペアがあるし」
いらん。俺はお前みたいに豪快な奴じゃなくて、
もっとスマートな武器だったんだよ。
「へぇ~・・・ま、ええわ。とりあえずそのゴミの破片よこしぃ」
「ゴミじゃねぇ!このゴルデル様の大事な鏡だっつーの!」
「かっかっか。ま、任しときぃな」
【2】
「しかし・・・2、3ヶ月ってなぁ・・・」
困ったな・・・あの鏡があるとないとじゃ生活もガラリと変わるんだが。
例えばだな、光の乗り物とか光のバリアとかな・・・
ええい、もういい。言うとなんつーか、恋しくなる。
もうアレは俺の体の一部同然だったんだ。
くっそ・・・誰がぶっ壊したんだよ・・・
人の物粉々にするなんてな、器物破損だっつーの!
「・・・言ってもしゃーねーか」
失った物はしょうがない。カーマの財閥さんとやらがさっさと修理してくれることを祈る。
とりあえずする事も無いので家に向かっていた。その時だ。
「ニャア」
「ん?」
猫?・・・猫だな。俺の見た先には猫がいた。
ちっこい段ボール箱の中に、まさしく箱入り娘と呼べそうな感じで収まっていた。
うむ、上手い事言ったな俺。
「拾ってください、って事か?・・・フン、生憎俺はペットを飼うほど余裕はないんだ」
誰も拾えとか言ってないのに、何故か一人でそんな事を呟いてその場を立ち去ろうとした―――が。
ポツリ。
「ん?」
まさか・・・雨?俺のその予感は的中し、最初は小規模だった雨の野郎もどんどん規模を大きくし、次第に豪雨となった。
「くっ、天気予報の馬鹿野郎!」
言っても意味のない事を言いつつ、俺は走り出し―――
「フニャアアア!」
「ぬわっ!?」
振り返ると、先程の猫が何故か苦しそうに泣き声を上げた。
おいおい、どうしたってんだ!?
よく見ると、猫はとても寒そうに震えていた。
「・・・ったく」
俺は段ボール箱ごと猫を抱えて、走り出したのだった。
【3】
「うわー、びしょびしょだねー。大丈夫だった?」
「この姿が大丈夫に見えるのか?」
大雨のせいでびしょびしょになった俺は、近くにあった海の家へと辿り着いていた。
海という奴は、何が好きなのか知らんが古い海賊船の下っ端のような、妙な帽子を被っている、やはり妙な奴だった。
「むー。今タオル持ってくるから」
そう言って海は家の奥へと走っていった。
「ふぅ・・・」
しかし。困ったな・・・
俺は脇に抱えた猫を見て、こいつをどうしたらいいのかと思案していた。
正直、猫なんか飼うのは面倒だ。海にでも渡しちまうか?
「お待たせー」
ぼやぼや考えているうちに、海がバスタオルを持ってやってきた。
俺は海からバスタオルを借りて、濡れてしまった体を拭いた。
「・・・なぁ、海」
「なーにー?」
「猫、飼ってみないか」
俺は海の目の前に拾った猫を抱き上げてやった。
海は目を丸くしたが、
「興味ないなー」
コノヤロウ・・・俺だって興味ねぇよ。
どうしようか。また元の場所へと捨ててくるのは何か嫌だしなぁ・・・
「ところで・・・その子、お腹空いてたりしないのかな?」
海に言われて、俺は猫を見た。そういや、さっきからニャアニャアうっさいな。
「ん、そうだな・・・どうやら飯がいるようだ」
「じゃ、牛乳でも入れてきてあげるからちょっと待ってて・・・」
「待て」
「え?」
俺は反射的に海を引き止めた。
「牛乳なんかじゃ腹壊しちまう。ちゃんと猫用のミルクでも用意してやらんとダメだ」
「そ、そうなの?」
「そうだ。後な、もう一枚バスタオル持ってこい。このままじゃ猫の体温が下がりすぎる」
「う、うん」
海は俺に言われるがままに動いてくれた。
って・・なんか自分が悲しくなってくるぞ・・・
なんでこっち方向の事に詳しくなっちまったんだろう?
【4】
「ふぅ・・・これで落ち着いたな」
俺が猫に世話してやると、猫はたちまち元気になったようだ。
なんだかんだいって、海も結構猫に興味があるようでその猫をじっと眺めていた。
「飼うか?」
「飼わない」
チッ。とにかく、雨も上がったようだしな・・・捨てるか?やっぱ。
…ダメか。罪悪感が半端ない。今更捨てるわけにはいかんだろう・・・
「あー・・・ま、いい。とりあえず俺は帰るよ。ありがとな、海」
「うん」
俺はぶんぶん手を振って見送ってくれている海を後にして、猫入り段ボールを抱えて帰路へとついた。
さーて・・・どうしようか。名前でもつけるべきだろうか。
こんなのどうだ?『マインド』とか・・・
「何か嫌やっちゅーねん!」
バキッ、という痛い音が俺の頭頂部で聞こえて、それ以降の記憶は失せた。
くそ・・・やりすぎだカーマ・・・
「ん・・・うん?」
「お、目が覚めたか」
俺は自分の部屋のベッドに横たわっているようで、横にはカーマがいた。
「くそ・・・やりすぎだ、カーマ」
「かっかっか、すまんすまん」
おい・・・お前は殺人未遂を犯しそうにだな、
「やかましーっちゅーねん!大体お前人やないや・・」
「馬鹿!んな事言うんじゃねーよ!」
最後まで言い切る前に止めた・・・コノヤロウ・・・
…ってあれ?そういえば・・・
「なぁ。猫、知らねぇか?そいつの名前の付け方で俺は昇天されかけたんだぞ」
「んあ?ああ、あの猫か・・・今ウチのシェフがコトコトと」
「黙れ。さっさと教えろ」
カーマは苦笑して、そっと向こうを向いた。
カーマが見た方を見ると、あの猫はケージの中に入れられていた。
「ふー・・・マインドが料理されるなんてなありえねぇとは思ったんだ」
「なんやー?何かハリセンが疼くんやけど」
「すいませんでした」
何だよ。同じボケをまた拾う気かよ・・・
【5】
それからの事だ。
俺は、結局マインドと名づけた猫を飼っていた。
最初は面倒なものだと思っていたが、飼っているうちに可愛く思えてきてしまった。
不覚だったぜ・・・
【1】
ふー・・・
やれやれ、最近は疲れてダメだ。
何だか知らんが昼寝して起きたらいつの間にかMy鏡がぶっ壊されていたり、
バーゲンセールで激安の鶏肉を取ろうとしたらいつの間にか吹っ飛ばされたり・・・
って主夫か。俺は。
冗談を言っている場合じゃない。俺の鏡が壊されたのはただ事じゃねぇぞ。
アレがなければ光の魔獣を召喚する事も出来ないし、
光の矢だって撃てないしで色々致命的なんだ。
んー・・・誰がブチ壊しやがったんだろうか・・・
「そら、災難やなぁ~」
そんな俺のグチを聞いているのはカーマだった。
今時、蝶ネクタイにハリセン(鋼鉄だけどな)という古い芸人のような風貌をしているコイツは、
煎茶をずずーっとすすりながらぼんやり俺のグチを聞いているようだった。
コノヤロウ。聞く気あんのか。
「でもなぁー・・・問題はどうやって直すか、やろ?」
そりゃそうだ。
直らなきゃ俺はただの人(?)だし、いざとなったら闘えない。
「アンタ、元々そんな役立ってへんかったやん」
「黙れ」
コノヤロウ・・・言いたい放題言ってくれるじゃねぇか・・・
だからと言って、『黙れ』以上の事は言わなかった。
コイツは男勝りの馬鹿力で、歯向かうと何をされるか分かった物じゃない。
「どうやって直すか、くそぉ~・・・」
俺が頭を抱えていると、
「ん。やってみるか?」
とカーマ。
「何をだよ」
「修理や、修理」
「・・・はい?」
「だーかーらーぁ、修理やゆーてるやん」
「・・・って出来んのかよ!?」
カーマはかっかっか、と笑って、
「馬鹿にすんなや。ウチの財閥に本気ださせたら魔具の修理だってほんの2、3ヶ月や」
「あ・・・やっぱそれくらいかかるんだな・・・」
「ウチのハリセンやったらくれてやっても構わんで?いつでもスペアがあるし」
いらん。俺はお前みたいに豪快な奴じゃなくて、
もっとスマートな武器だったんだよ。
「へぇ~・・・ま、ええわ。とりあえずそのゴミの破片よこしぃ」
「ゴミじゃねぇ!このゴルデル様の大事な鏡だっつーの!」
「かっかっか。ま、任しときぃな」
【2】
「しかし・・・2、3ヶ月ってなぁ・・・」
困ったな・・・あの鏡があるとないとじゃ生活もガラリと変わるんだが。
例えばだな、光の乗り物とか光のバリアとかな・・・
ええい、もういい。言うとなんつーか、恋しくなる。
もうアレは俺の体の一部同然だったんだ。
くっそ・・・誰がぶっ壊したんだよ・・・
人の物粉々にするなんてな、器物破損だっつーの!
「・・・言ってもしゃーねーか」
失った物はしょうがない。カーマの財閥さんとやらがさっさと修理してくれることを祈る。
とりあえずする事も無いので家に向かっていた。その時だ。
「ニャア」
「ん?」
猫?・・・猫だな。俺の見た先には猫がいた。
ちっこい段ボール箱の中に、まさしく箱入り娘と呼べそうな感じで収まっていた。
うむ、上手い事言ったな俺。
「拾ってください、って事か?・・・フン、生憎俺はペットを飼うほど余裕はないんだ」
誰も拾えとか言ってないのに、何故か一人でそんな事を呟いてその場を立ち去ろうとした―――が。
ポツリ。
「ん?」
まさか・・・雨?俺のその予感は的中し、最初は小規模だった雨の野郎もどんどん規模を大きくし、次第に豪雨となった。
「くっ、天気予報の馬鹿野郎!」
言っても意味のない事を言いつつ、俺は走り出し―――
「フニャアアア!」
「ぬわっ!?」
振り返ると、先程の猫が何故か苦しそうに泣き声を上げた。
おいおい、どうしたってんだ!?
よく見ると、猫はとても寒そうに震えていた。
「・・・ったく」
俺は段ボール箱ごと猫を抱えて、走り出したのだった。
【3】
「うわー、びしょびしょだねー。大丈夫だった?」
「この姿が大丈夫に見えるのか?」
大雨のせいでびしょびしょになった俺は、近くにあった海の家へと辿り着いていた。
海という奴は、何が好きなのか知らんが古い海賊船の下っ端のような、妙な帽子を被っている、やはり妙な奴だった。
「むー。今タオル持ってくるから」
そう言って海は家の奥へと走っていった。
「ふぅ・・・」
しかし。困ったな・・・
俺は脇に抱えた猫を見て、こいつをどうしたらいいのかと思案していた。
正直、猫なんか飼うのは面倒だ。海にでも渡しちまうか?
「お待たせー」
ぼやぼや考えているうちに、海がバスタオルを持ってやってきた。
俺は海からバスタオルを借りて、濡れてしまった体を拭いた。
「・・・なぁ、海」
「なーにー?」
「猫、飼ってみないか」
俺は海の目の前に拾った猫を抱き上げてやった。
海は目を丸くしたが、
「興味ないなー」
コノヤロウ・・・俺だって興味ねぇよ。
どうしようか。また元の場所へと捨ててくるのは何か嫌だしなぁ・・・
「ところで・・・その子、お腹空いてたりしないのかな?」
海に言われて、俺は猫を見た。そういや、さっきからニャアニャアうっさいな。
「ん、そうだな・・・どうやら飯がいるようだ」
「じゃ、牛乳でも入れてきてあげるからちょっと待ってて・・・」
「待て」
「え?」
俺は反射的に海を引き止めた。
「牛乳なんかじゃ腹壊しちまう。ちゃんと猫用のミルクでも用意してやらんとダメだ」
「そ、そうなの?」
「そうだ。後な、もう一枚バスタオル持ってこい。このままじゃ猫の体温が下がりすぎる」
「う、うん」
海は俺に言われるがままに動いてくれた。
って・・なんか自分が悲しくなってくるぞ・・・
なんでこっち方向の事に詳しくなっちまったんだろう?
【4】
「ふぅ・・・これで落ち着いたな」
俺が猫に世話してやると、猫はたちまち元気になったようだ。
なんだかんだいって、海も結構猫に興味があるようでその猫をじっと眺めていた。
「飼うか?」
「飼わない」
チッ。とにかく、雨も上がったようだしな・・・捨てるか?やっぱ。
…ダメか。罪悪感が半端ない。今更捨てるわけにはいかんだろう・・・
「あー・・・ま、いい。とりあえず俺は帰るよ。ありがとな、海」
「うん」
俺はぶんぶん手を振って見送ってくれている海を後にして、猫入り段ボールを抱えて帰路へとついた。
さーて・・・どうしようか。名前でもつけるべきだろうか。
こんなのどうだ?『マインド』とか・・・
「何か嫌やっちゅーねん!」
バキッ、という痛い音が俺の頭頂部で聞こえて、それ以降の記憶は失せた。
くそ・・・やりすぎだカーマ・・・
「ん・・・うん?」
「お、目が覚めたか」
俺は自分の部屋のベッドに横たわっているようで、横にはカーマがいた。
「くそ・・・やりすぎだ、カーマ」
「かっかっか、すまんすまん」
おい・・・お前は殺人未遂を犯しそうにだな、
「やかましーっちゅーねん!大体お前人やないや・・」
「馬鹿!んな事言うんじゃねーよ!」
最後まで言い切る前に止めた・・・コノヤロウ・・・
…ってあれ?そういえば・・・
「なぁ。猫、知らねぇか?そいつの名前の付け方で俺は昇天されかけたんだぞ」
「んあ?ああ、あの猫か・・・今ウチのシェフがコトコトと」
「黙れ。さっさと教えろ」
カーマは苦笑して、そっと向こうを向いた。
カーマが見た方を見ると、あの猫はケージの中に入れられていた。
「ふー・・・マインドが料理されるなんてなありえねぇとは思ったんだ」
「なんやー?何かハリセンが疼くんやけど」
「すいませんでした」
何だよ。同じボケをまた拾う気かよ・・・
【5】
それから数日経った。
俺は、結局マインドと名づけた猫を飼っていた。
最初は面倒なものだと思っていたが、飼っているうちに可愛く思えてきてしまった。
不覚だったぜ・・・
マインドは暇になると、すぐ俺の所へと来て纏わりついてくる。これがまた最高に可愛くて、もうなんか目に入れても痛くないっていうか、
「うわぁー・・・典型的な親馬鹿やん・・・」
「ぬおおおおおおお!」
俺は激しく後ずさりしてしまった。
畜生め、何でカーマ!お前が居るんだ!
ここは俺のプライベートルーム、つまりはマイホームだぞ!
不法侵入で訴えるぞ!
「何回もインターホン押したで・・・アンタ、相当痛い奴に見えるわ」
「うるせー!」
俺がギャイギャイと騒いでいると、
ピンポーン
またインターホンが鳴った。
「ん?なんだ今日は客が多いな・・・?」
俺は客を待たせないようにと小走りで玄関へと向かい、応答した。
「はい?」
俺が扉を開けると、目の前にはそれなりに可愛い女の子が立っていた。
なんだ、いったい?
「あの・・・少しお話をしたいのですが」
「はぁ。なんでしょうかね」
やれやれ。早くしてくれよ。カーマの目の前にマインドを放置したままなのは嫌なんだが・・・
「えっと、最近猫を拾いませんでしたか?」
「ええ、それが何か?」
「真に申し訳ないのですが・・・あの子を・・・シャミを返してくれませんか?」
…え?それってつまり・・・
「ええ。私はあの子の飼い主なんです」
【6】
その日の夕方。
俺は、窓の外で空に浮かぶ夕日をただぼんやりと眺めていた。
俺の家にはもう、マインドの姿はなかった。
今日来た、あの飼い主の言い分はこうだった。
『ある日、あの子が突然居なくなったんです。それで、どこへいったのかと必死になって探していたんです。そしたら、近所の方が「ゴルデルが拾っていたよ」と言うので・・・』
これは予想だが、海の事に違いない。
『それで・・・貴方の所へ来たんです。』
なんだよ。そりゃありかよ。こっちはあいつをようやく受け入れてやる所だったのに。
ああ、確かに最初は嫌がっていたさ。でも・・・何故こんな気持ちなんだろうな。
「フン・・・」
後ろを振り向くと、カーマが居た。って、なんでまだ俺の家に居るんだよ。
「ま、ええやないか。でなぁ、ゴルデル。もういい加減あの猫の事は忘れや」
んな事言ったって、すぐに忘れられるかよ。
「あー・・・いつまでも済んだ事を引きずる男なんて見とうないわ。大体、アンタあの猫飼うの嫌がってたやん」
んー・・・そりゃそうだg
バキィ!
「どはぁ!」
コノヤロウ!また叩きやがったな!そのハリセンで!痛いだろうが!
「やかましいっちゅーねん!お前がそんなにズルッズルやからアカンねん!」
「何だよズルッズルって!」
「やーかーまーしーいっ!」
カーマと口論になりつつも、俺は思っていた。
俺は、マインドに何かを教えてくれたような気がする。
それは―――
愛・・とかなんだろうか。
END
あとがき
えー・・・記念すべき一発目の小説。
意味分かんないですね・・・
特にオチがねー・・・あーあ!(ぇ
とりあえず、次は頑張ります!(待