背景世界(仮):マナ

マナとは

純エネルギー。生命体においては「生命力」と呼ばれ、魔術においては「魔力」と呼ばれるエネルギーと同一のものである。

生物に限らず、マナはあらゆる物質が持っており、マナを消費し尽くすとその物体は存在を「停止」するとされる。すなわち、世界に存在するための根源的なエネルギーと言って差し支えない。精神活動や生命活動はマナの消費を促し、食事によって非効率的ながらマナが補給されると考えられている。

魔術においてマナは、「純粋ゆえ他のエネルギーに容易に変換できる」または「あらゆるエネルギーの混合体であり、その一部である他のエネルギーを分離できる」ものとされる。

生命体においてマナは、肉体や精神の活動エネルギーのひとつであると同時に、肉体と精神体を固着させる「糊」の役割を果たすもの、と考えられている。

マナ・スフィアとは

純粋なマナの結晶体。半透明の完全な真球で物理加工は不可能。製造方法も不明。 色がマナの属性を示し、純色のみ計9色が存在する。その色は宝石に例えられ、赤いマナ・スフィアは「マナ・ルビー」、青いマナ・スフィアは「マナ・サファイア」、緑のマナ・スフィアは「マナ・エメラルド」のように呼び習わされている。 純エネルギーであるマナに「属性」が存在する理由は明らかではないが、何らかの理由で崩れた内部のエネルギーバランスが、絶妙な状態で安定していると考えられている。

マナ・スフィアは、間接的に触れると重さを感じるが、生物がで直接触れると一体化したように重さを感じなくなる。実際、生物が直接触れると時間をかけて生物と同化し消えてしまう。マナ・スフィアと生物の同化が進むと、その分マナ・スフィアは小さくなる。

マナ・スフィアの同化速度は、その生物の健康状態によって異なり、健康であるほど遅く、不健康であるほど早くなる。同時に自然治癒力が高まる作用があり、病気や怪我などを持った生物が触れると同化と同時に病気や怪我などが回復する(ただし死人が生き返ったりはしないし、癌などの場合は癌細胞も活性化するため逆に癌の進行が速まる)。この同化は意識的に制御できず、マナ・スフィアとの接触を断つことで止めることができる。

こうした特性から、マナ・スフィアは一般に「希少な万能薬」と認識されており、病気や怪我の治療を目的にマナ・スフィアの探索を始める者も少なくない。

また自然治癒力を高めるため、マナ・スフィアには僅かだが老化抑制作用もある。不老長生を求める富裕層が、金に任せて大量のマナ・スフィアを買い集めることも珍しくない。

最終更新:2008年06月16日 19:44
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