第1回サポーターズ・カンファレンス(07年4月)

 サッカー専用スタジアムについては、サッカー協会、広島県、広島市からもメンバーを得てプロジェクトを進めていた。ご存じかとも思うが、広島市民球場跡地の利用について、サッカー専用スタジアムの建設案が3案提出されたが、平和をテーマとした公園施設になることで検討が進んでいる。
 また、広島市はカープの新球場の建設を優先しなければならないということで、残念であるが、サッカー専用スタジアム・プロジェクトは、今は休止している状況である。
 新球場ができた後はサッカー専用スタジアムをということになると思う。ご意見にもあるように、サッカー専用スタジアムを必ず広島にということで、プロジェクトの再開の時期を窺っているので、サポーターの皆様も希望を捨てないでお待ちいただきたい。県知事、市長とも、かなり高い関心を持っていただいている。
 専用スタジアムについては、いつ頃までにできるかを明言できればば良いのだが、財政的なことも、場所についても我々だけの力をもってできるものではない。粛々と情熱をもって取り組んで行くしかないと思っている。サッカースタジアムの建設の実現については、私の使命であると思っている。今日の回答は歯切れの悪いものと感じられるかもしれないが、現状はそのような状況である。



第2回サポーターズ・カンファレンス(08年1月)

 継続するものとしては、サッカースタジアム推進プロジェクトです。当初は広島市民球場跡地にサッカースタジアム建設の案も出ましたが、広島市は公園のようなものを作るという意思決定をしましたので、難しい。ただ場所を申し上げられませんが、他にも一件二件ほどそうしたものが立ち上がる可能性があります。折を見て立ち上げ直しをしたいと思います。



 昨年度の浦和戦に向けて社内でプロジェクトチームを立ち上げました。その際は横川・アルパークからのシャトルバス増便、到着場所、復路発着場所の確保ということで、隣接駐車場の使い方を変えました。また臨時駐車場につきましても新たに確保し、そこからシャトルバスでビッグアーチに来て頂くという風に臨時駐車場とのアクセス改善を視野に入れた対策を講じました。
 このときの横川からのシャトルバスが、往路で2000人を超えました。横川駅からビッグアーチですと、中広交差点から4号線を通っていくことで、早い便だと15分で着きます。クラブとしても今後、横川からのシャトルバスを厚くしていきたいと考えています。今後もアクセスを改善するためには、このシャトルバスの利便性を上げるという事が一本の柱で、マイカーでお越しいただく方の快適性を上げるために臨時駐車場と、ビッグアーチを結ぶシャトル便の本数を増やさないといけない。ただ当然経費が掛かりますので、臨時駐車場からビッグアーチへのシャトルバスについてはワンコイン、100円いただけるかどうかということも合わせて、今後検討しないといけないと思っています。」



第3回サポーターズ・カンファレンス(08年7月)

 現状では、お客様のうち約25パーセントが公共交通機関でお越し頂いています。うち、アストラムラインが13パーセントから15パーセント程度、横川からのシャトルバスが10パーセント程度です。また、手前どもでつかんでいる数値といたしましては、マイカーで隣接の駐車場、あるいは臨時駐車場をご利用している方は全体の約50パーセントです。

 皆さんから頂いたご意見で、『駐車場の確保が場当たり的である』というご指摘を頂きました。ビッグアーチ周辺の臨時駐車場は、現在手前どもで確保しておりますのは、西風新都ICのすぐ近くにある三箇所です。常時使っているのはそのうち一箇所ですが、先日のゲーム岐阜戦では二箇所を使いました。
 今お借りしている三つのうち二つは民間から、一つは広島市からお借りしています。ただ、民間からお借りしている用地二つは、売却用に用地開発された土地ですので「もし売却先が決まったときは利用できない」という条件でお借りしているのが現状です。また、市からお借りしている用地は、動員数が多いときにまれに使う土地ですが、来シーズンについては市で用途が明確に決まっており、そこを確保するのは非常に難しい状況です。
 もちろん手をこまねいているわけではなく、ここ数年は西風新都IC、高速4号線を出たところにある空き地、あるいは周辺の学校、大学といったところに打診をしてきました。しかし空き地に関しては「売却済み」ということでお借りすることができず、近隣の学校施設、企業については現状では協力して頂ける体制になっておりません。
 ただし、皆さんご存知かと思いますが、西風新都一帯はいま大変な勢いで造成工事をしております。特にセントラルシティ中央バス停奥手の土地を造成していますが、その造成が終わった時点で短期間はお借りすることが可能かもしれません。
 ただ5年や10年というスパンで考えたときには難しいです。というのは、現在は西風新都一帯、五月ヶ丘を含めて約3万5千人の方々がお住まいになっておられますが、これが5年以内に、7万人から8万人に膨れ上がるとみられています。特にセントラルシティ中央バス停奥手には新しい道路を建設中で、この利用が始まると加速度的な早さで用地の買収が進むとみられています。そうなったときには、セントラルシティ中央バス停奥手の土地利用も難しいことになります。



 150万人動員する施設を作るとか、公園のようなものを作るという基本的な考え方は変わっていないと聞いています。本通り商店街、紙屋町のほうからも私は意見を聞いているのですが、基本方針が変わらないという部分があります。白紙から再検討、ということとはまったく事情が違います。スタジアム建設を諦めることはありませんが、今すぐにどうこう、というレベルではありません。それが現状です。





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最終更新:2008年12月04日 09:39