サッカー専用スタジアムとは

サッカー専用スタジアムとはその名のとおり、サッカーのためにあるスタジアムのこと。
広域公園(ビッグアーチ)広島スタジアム(コカスタ)は陸上競技場であり、サッカー専用スタジアムではない。
似たものにフットボール専用スタジアムがあるが、これはラグビーなども行われる(ただしこの二つの境界は結構あやふや)。

フットボール専用スタジアムであれば、ホームズスタジアム神戸ユアテックスタジアム仙台フクダ電子アリーナなど。



専用スタジアムが必要な理由

とはいえ、陸上競技場でもサッカーは出来る。なぜ新しく必要なのか。

選手とサポーターが一体となって感動を分かち合うサッカースタジアムは通常、観客席の最前列からピッチまで七メートルが適当とされる。
それが五万人収容の広島ビッグアーチでは三十五メートルある。広島スタジアムは八千席で、Jリーグ規定の一万五千席を下回る
プロスポーツであること、臨場感が増せば集客増加も見込めるなどの理由もある。
ビッグアーチの問題点はBAの諸問題にて別途。



誰がどこに作るのか

広島市・広島県ともに財政状態は悪く、市営・県営のスタジアムを望むのは厳しい。
県民と民間団体、行政の三者協力で完成させる国内唯一のスタジアム
という可能性もあったが、第一球技場の改修を市が財政的理由で断念したことを考えると、基本的に民間主導が現実的と思われる。


場所としては、2003年に立ち上げられた「スタジアム推進プロジェクト」が検討した候補地5か所が有力。
新設するのであれば、資材高騰などの影響で100億円は上回り、建設から開業まで5年以上はかかるものと推定される。



現存する課題

  • 資金
  行政の支援が得られない場合、民間の出資者を募る必要がある。新設すれば相応の額になるため非常に厳しい。

  • 運営
  民間運営、PFI方式も含めて幅広く考える必要がある。

  • 建設地
  スタジアムを作るにはそれなりの広さが必要。また、アクセス面で課題を抱えるビッグアーチを考慮するとアクセスのいい場所が望ましい。
  他にも駐車場・周辺環境(騒音問題など)・各種法令といったことも関係してくる。

  • 市民・県民の支持
  ビッグアーチ・広島スタジアムとある中で、新しく作ることに対する抵抗感などは課題。





引用元:2004年1/23 中国新聞朝刊26面より
最終更新:2008年12月04日 04:29