「漢詩大会の漢詩全文/曹操」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

漢詩大会の漢詩全文/曹操」(2019/01/31 (木) 05:57:42) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

一時的に空白とします
現在地:[[トップページ]]>[[漢詩大会の漢詩全文]]>曹操作品の出典リスト ----- #contents(fromhere=true) ----- *作品目録 **ゲームに登場する作品 「短歌行」→[[短歌行(曹操)]] 「蒿里行」「却東西門行」→[[蒿里行・却東西門行]] 「歩出夏門行」→[[歩出夏門行]] **関連 「塘上行」→[[塘上行(曹操・曹丕・甄夫人)]] ----- *解説 [[維基文庫 曹操作品の項>>http://zh.wikisource.org/wiki/作者:曹操]] / [[日本語版wikipediaの解説>http://ja.wikipedia.org/wiki/曹操]]/[[曹操樂府詩論考:植木氏(解説論文)>http://hdl.handle.net/10129/1314]]  詩の特徴を一言で表すならば、名の「操」そのものとなる。  中国には旧くから、「操」という琴曲調があった。絶望を抱きつつ法や則に従う者の、決意と祈りの曲調である。  後漢(西暦180年から200年頃)、応劭が著した「風俗通義」という本のうち「巻六 声音>琴」の章に説明があるので、おおまかな意訳を載せる。 ([[国会図書館>http://www.ndl.go.jp/]]>[[近デジ>http://kindai.ndl.go.jp/]]>キーワード「風俗通義」より。日本人が書き写したものだが、大意は変わらないと判断) 「閉塞憂愁の中で編み出された其の曲に、作者は名をつけた。操という。  操とは災に遇い害せられ、困厄窮迫し、怨恨失意と言えども、なお礼儀を守りて懼れぬ意思を表す。  楽道とは、操を失わぬ者なり」 *詩の傾向  テーマは大きく3つに分かれる。政治家としての考察結果を、詩で広めようとした可能性もある。 A:苦難の描写 B:特定の思想における楽土を反映した作品 C:AとBの複合 **その他の特徴 ・''古典からの引用''  ぱっと見には難しい言い回しがなく、有名な作品からの引用も多い。  「短歌行」だけでも、論語、詩経、春秋左氏伝、管子、漢書、史記他の引用もしくは影響が確実に見られる。  かといって、単なる物まねではない。  これだけの引用を行えば、引用元との矛盾が見られたり煩雑になりそうなものだが、一見、無造作かつ簡潔に、しかし綿密かつ丁寧にまとまっている。膨大な古典を使いこなせるだけの知識と理解、技巧、それらを生かす構成力がなければ、こうはいかない。  これは、この時代の作品大半に通じることだが、曹操の場合、特に顕著。 ・''楽府と歌''  曹操は、詩の発表形式として、余計な伴奏なしで伎人が歌う形式をもっとも好んだ。  そのためか、詩のスタイルも楽府(各地から収集した詩歌)が殆ど。  昔の考え方として、詩と曲は別々だった。曹操は彼の作品にみられる"歌以詠志"などから、詩を志の発現体として重視していた模様。 ・''文字数が揃っていないことがある''  たいていの漢詩は4、5、7で区切るが、曹操の場合、ひとつの作品に、3文字だの8文字だので区切る文がある。  形式より表現を重視しているなど諸説あるが、実際のところ理由は不明。 ----- →[[漢詩大会の漢詩全文]]へ戻る -----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: