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現在地:[[トップページ]]>[[漢詩大会の漢詩全文]]>今ココ ----- #contents(fromhere=true) *作品目録 **漁父辞 →[[高校の古文教科書の解説>http://ja.wikibooks.org/wiki/高等学校古文/散文・説話/漁父辞]] 上記の解説が非常に秀逸なので、リンクのみ。教科書の解説だけあって、わかりやすい。 **「離騒」 →[[原文>http://zh.wikisource.org/wiki/%E6%A5%9A%E8%BE%AD/%E9%9B%A2%E9%A8%B7%E7%B6%93]] 長ぇよ!!>原文 とりあえずリンクのみ。 **九歌>「國殤」 ***原文 [[引用元>http://www.geocities.jp/sangoku_bungaku/others/kokusyo_kutsugen.html]]/[[参考2:台湾の国語教師の解説サイト>http://www.hsuhung.idv.tw/old/course/chinese/dynasty/Pre_Chin/Qu_Yuan/Qu_Yuan_poem01d.html]] 操呉戈兮被犀甲,車錯轂兮短兵接。 旌蔽日兮敵若雲,矢交墜兮士爭先。 凌余陣兮躐余行,左驂殪兮右刃傷。 霾兩輪兮繋四馬,援玉枹兮撃鳴鼓。 天時墜兮威霊怒,厳殺盡兮棄原野。 出不入兮往不反,平原忽兮路超遠。 帶長劍兮挾秦弓,首身離兮心不懲。 誠既勇兮又以武,終剛強兮不可凌。 身既死兮神以霊,子魂魄兮為鬼雄。 ***訳 呉戈を操り、犀皮の鎧を着こみ。戦車は車軸をぶつけあい、歩兵に迫る。 軍旗は日を遮り、敵は雲霞の如し。矢が飛び交い、兵達は先陣を争う。 余陣を凌ぎ、諸々を踏み潰し。戦車の左の副え馬は倒れ、右の馬は斬り傷を負う。 両輪より沸き起こる土煙は、四馬を繋ぎ留め。鼓槌(ばち)をとり、鼓を打ち鳴らす。 天の時は堕ち、荒き御霊は怒る。完膚なきまでに殺し尽くされ、骸は原野に棄てられる。 家を出でれば入らず、戦地に往けば返らず。平原をたちまち離れ、路を遠くなお遠く。 常に長剣を帯び、秦弓を持ち。首が体を離れるとも、心は折れず。 まことの勇士にして、また武人であり。いのちの終わりまで剛く強く、彼を凌ぐことは許されず。 身は死すも、神は霊威をもって。その魂魄、鬼雄と為りぬ。 > 戦場と英雄の描写。有名な作品なので、詩句の一つ一つに諸説あり。 【国殤】国事、戦争で死ぬ 【鬼雄】死者たちの軍勢を率いる王。鬼は死者。雄は戦国七雄というように、国の有力者。 【神以霊】当時の神や霊、魂魄の定義に関わるため、案外難しい。 日本語だと「神となり」「くしぶ(霊妙の状態となる)」とする。 台湾の解説だと単語を細かく区切らず、句全体として「精神の永続性を意味」とする。英雄死して神となり、霊威顕赫たり。 ↓の参考論文だと、身と神の対比、身→死、神→霊、魂魄→鬼雄が対応しており、「神以って霊なり」とする。 [[参考論文>http://hdl.handle.net/10466/11494]] >最終的に言っている事は、どれも同じなんだけどね。 ----- *解説 [[維基文庫 楚辞の項>>http://zh.wikisource.org/wiki/%E6%A5%9A%E8%BE%AD]] [[明治期の解説本:楚辞考>http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/895228/2]] 日本式漢文なので解読がんばれw  屈原が詠んだと言い伝わる古代の辞。後世の創作という説もある。  屈原は、中国戦国時代の楚の政治家、詩人。 端午の節句の元ネタ。  維基文庫は、後漢王逸の「楚辞章句」から引用している。

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