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#contents(fromhere=true) ----- *「請祭先王表」 **原文 臣雖比拜表,自計違遠以來,有踰旬日垂竟。夏節方到,臣悲傷有心。 念先王公以夏至日終,是以家俗不以夏日祭。 至於先王,自可以今辰告祠。臣雖卑鄙,實稟體於先王。 自臣雖貧寠,蒙陛下厚賜,足供太牢之具。 臣欲祭先王於北河之上。 羊豬牛臣自能辦,杏者臣縣自有。 先王喜食鰒魚,臣前以表,得徐州臧霸上鰒二百枚,足自供事。乞請水瓜五枚(,白柰二十枚)。 計先王崩來,未能半歲。臣實欲告敬,且欲復盡哀。 > 【雖比】~より。【拜表】上奏文。またはその行為。 > 【違遠】遠離、離別。【旬日】10日? > > 【夏日祭】唐代《通典》「立夏日祭赤帝,奏林鍾徵三變降神,替舊徵音。」 > 《文昌雑録》「先以夏日祭地祇於方丘,然後以冬日至祀昊天於圓邱」冬日至(冬至)と対している模様。 > 夏日祭=夏至祭か。『韓非子』五蠧に「冬日麑裘、夏日葛衣、」衣替えの季節? > > 【太牢】牛、羊、豚(猪)三種類の贄を並べた祭壇 > 【鰒魚】=鰒=アワビ **テキトー訳  臣の上奏より、遠くお別れして以来、旬日を越え改めて頭を垂れるものであります。夏になり、臣は悲しみを心に抱いております。  父である先王を思い夏至を終えたいもので、ゆえに家ではまだ夏日祭を行っておりません。  臣は卑賎といえども、この身体は先王より受けたものでございます。臣が貧窮に陥ったときも、陛下より厚い恩寵を賜りました。もって先王の太牢壇にて祭礼を執り行うべきであると考えております。  臣は先王を、北河の上において祭ることを欲します。羊、豬、牛を臣は自分で良いものを揃え、準備も自らとりそろえております。?  先王はアワビを喜んで食しておられましたので、臣はつてを頼み、徐州の臧覇からアワビ二百枚を得ました。供事には足りるでしょう。  さらに水瓜5個と花紅果20枚を得たいと思っています。  先王が崩御してから考えつづけ、いまだ半年にもなりません。臣は敬意をはらい、より悲しみを尽くしたいだけなのです。 **こめんと  《太平禦覽》[[三百八十九(好物の章)>http://www.archive.org/details/06065196.cn]](21p),五百二十六,九百三十八,九百七十,九百七十八に載っているらしい、インターネットアーカイブがまだUP終了してない(H23.10時点)。  出自が確実な資料のうち、ネット上で全文(特に後半)が見られるものは全て有料なので、リンクや検証は無理ぽ。なので訳も適当。  臨葘侯に封ぜられたことを感謝する上奏文のすぐ後に書かれたものか?  後世の資料なので信憑性は判らないが、事実なら曹操はアワビが好きでしたってことで。  まぁ曹操は「四時食制(現存せず。太平禦覽・卷九三六前後に一部引用記載あり)」という食に関する著作もあるので、単に食うのも好きだったんだろう。  戦に出ている間、まともな物は食えないだろうしなぁ。  なお、これは曹操高陵の真偽議論でも引用された文章として有名。《請祭先王表》“臣欲祭先王于北河之上。”曹丕《答臨淄侯植詔》“知侯推情慾祭先王于河上。”この、“欲祭先王于河上”の“河”の字から、曹操の墓を(漳河など)河の水底にあるとする説もあった。 ***追記  後世において、曹操の「四時食制」は、単なるグルメ本ではなく、当時の名医である華陀や張仲景(「傷寒雑病論」著者)と並び、医(薬)学の源流を構成する参考書籍のひとつとみなされているらしい。  [[本草網目1巻>http://www.archive.org/details/06048782.cn]]39p、引用典拠一覧、「魏武帝食制」というのが多分それだと思う。  この本草網目巻46には、アワビ、トコブシなどの貝殻を洗浄・乾燥させた「石決明」が、眼と肝臓を良くする薬として、掲載されている(あくまで当時の知見であり、現代医学では「石決明」は推奨されない)。  ただ貝類は総じて栄養価が高く、アワビも、ビタミンB1、E、タウリンといった成分を含むと言われ、現代中国の食にかかせないものとなっている。  単に好物といっても、当時の漢方書と、自分のメモや食体験とを照らし合わせ、自分にあった食材を見つけ出し、現代の栄養ドリンクやサプリメント感覚で食べていた可能性もある。参考まで。 ----- *「贈白馬王彪」 [[解説>http://sikaban.web.fc2.com/souhyouni.htm]] **原文 其一 謁帝承明廬,逝將歸舊疆。 清晨發皇邑,日夕過首陽。 伊洛廣且深,欲濟川無梁。 汎舟越洪濤,怨彼東路長。 顧瞻戀城闕,引領情內傷。 其二 太谷何寥廓,山樹鬱蒼蒼。 霖雨泥我塗,流潦浩縱橫。 中逵絕無軌,改轍登高崗。 脩阪造雲日,我馬玄以黃。 其三 玄黃猶能進,我思鬱以紆。 鬱紆將難進,親愛在離居。 本圖相與偕,中更不克俱。 鴟梟鳴衡扼,豺狼當路衢。 蒼蠅間白黑,讒巧令親疏。 欲還絕無蹊,攬轡止踟躕。 其四 踟躕亦何留?相思無終極。 秋風發微涼,寒蟬鳴我側。 原野何蕭條,白日忽西匿。 歸鳥赴喬林,翩翩厲羽翼。 孤獸走索群,銜草不遑食。 感物傷我懷,撫心長太息。 其五 太息將何為?天命與我違。 奈何念同生,一往形不歸。 孤魂翔故城,靈柩寄京師。 存者忽復過,亡沒身自衰。 人生處一世,去若朝露晞。 年在桑榆間,影響不能追。 自顧非金石,咄唶令心悲。 其六 心悲動我神,棄置莫復陳。 丈夫志四海,萬里猶比鄰。 恩愛苟不虧,在遠分日親。 何必同衾幬,然後展慇勤。 憂思成疾疹,無乃兒女仁。 倉卒骨肉情,能不懷苦辛。 其七 苦辛何慮思?天命信可疑。 虛無求列仙,松子久吾欺。 變故在斯須,百年誰能持? 離別永無會,執手將何時? 王其愛玉體,俱享黃髮期。 收淚即長路,援筆從此辭。 >後期の代表作その一。 -----
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