侍五官中郎将建章台集詩

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原文

出典:《古詩源(近デジ)》《文選(近デジ)》
朝鴈鳴雲中。音響一何哀。問子遊何郷。戢翼正徘徊。
言我寒門来。將就衡陽棲。往春翔北土。今冬客南淮。
遠行蒙霜雪。毛羽日摧頹。常恐傷肌骨。身隕沈黄泥。
簡珠堕沙石。何能中自諧。欲因雲雨會。濯翼陵高梯。
良遇不可値。伸眉路何階。公子敬愛客。樂飲不知疲。
和顔既以暢。乃肯顧細微。贈詩見存慰。小子非所宜。
為且極歓情。不酔其無歸。凡百敬爾位。以副飢渇懐。

てけとーな日本語

序:建安十六年、天子は世子丕に命じて、五官中郎将とした。
朝鴈、雲中に鳴く。音響一に何ぞ哀しき。
鴈に問う、「何の郷にか遊ぶ」と。(鴈は)翼をおさめてまさに徘徊す。

鴈は言う、「我は寒門より来て。衡陽に辿りつき鳳凰たらんと志し。
往く春には、北土に翔け。今冬は、南淮の客となった。
しかしあちこち長旅して、霜や雪をかぶり。毛羽は日に日に砕け潰れていった。
常に恐れるのは、肌膚を傷つけ。身も隕ちて黄泥に沈まんこと」

大珠が沙石に交じって転がったところで。珠がどうして砂の中で調和できるというのか。
雲と雨との出会いによって。翼をすすいで高梯をしのぎ(飛び立とう)と欲しても。
良き出会いは、幾ら金を積んでも得難いもの。志を得ようとしても、(良き主がいなければ)飛びたつこともできない。

公子は来客を敬愛し。楽飲して疲れを知らず。
和顔、既に以て暢び。あえて私のごとき矮小なる者をも顧みて。
詩を私のために読んでくださり、慰めてくださる。私のごとき矮小なる者、公子の行いに相応しくないのに。

為にまさに歓喜の情を極めんとする。酔うほどに歓待に応じねば、帰ることなどできようか。
一同、爾の位を敬しみ。以て(公子の抱く)渇望にそえよ。


単語解説

【朝鴈】作者自身の例えともいう
【寒門】北の寒い地方、卑しい地位の両方を意味する。
【衡陽、南淮】どちらも地名。衡陽は、五岳の一つ南岳衡山の南。衡山は鳳凰の遊ぶ聖地。
【簡珠】大珠。大きいので沙土の間にあっても、沙と同化しない
【雲雨の会】今回の集会のような、出会いの機会
【高梯】地位のたとえ。高梯をしのぐ、つまり出世する。
【伸眉】眉を伸ばす、志を得ることを形容する
【細微】私のごとき矮小なる者
【存慰】存は省みる、慰は慰める、安んじる


コメントという名の抄訳

かって聖地を志して旅立った鴈も、長旅のうちに疲れ果て、今や自分の身が可愛いだけの老鴈となってしまった。
大きな珠玉も場を得なければ意味がなく、時と場を得たとしても、それを評価する人物がいなければ、輝きに意味はない。
私は幸運にして公子と出会い、天にも昇る心地でいる。諸君、自分の仕事を全うしよう。公子の飢渇のごとき期待にそえよう。



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