LIFETESTプロシジャ

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ノンパラメトリックな生存時間の推定および群間比較のための検定を行う。 構文 #highlight(sas){ PROC LIFETEST PLOTS=(S,LLS) DATA=SASデータセット名 オプション; TIME 時間変数 * 打ち切り変数(打ち切り値リスト); STRATA 群わけを表す変数; TEST 生存時間への影響を調べたい連続変数のリスト; ID ID変数のリスト; FREQ 頻度を表す変数; BY 変数のリスト; RUN;} **1.PROC LIFETEST 文 *1)データセットの入力関係 ・DATA=データセット名  解析するデータセット名を指定する。 ・OUTSURV=データセット名、または OUTS=データセット名 生存関数の推定値を出力するデータセット名を指定する。 ・OUTTEST=データセット名、または OUTT=データセット名 TEST文で指定した変数の生存時間に対する影響のノンパラメトリック検定の結果を出力するデータセット名を指定する。 *2)生存関数の推定に関する指定 ・METHOD=生存関数の計算方法を指定する。 デフォルトはカプラン・マイヤー法。    PL or KM     :カプラン・マイヤー法    ACT or LIFE or LT :生命表法 ・INTERVALS=  生命表法を指定したときの区間の分け方を指定する。 ・NINTERVALS= 生命表法を指定したときの区関数を指定を指定する。 ・WIDTH= 生計表法の区間の幅を指定する。 *3)プロット関係 ・PLOTS=プロットの種類を指定する。(複数のプロットを指定も可。)   SURVIVAL or S  横軸:時間   縦軸:推定生存関数(S)   LOGSURV or LS  横軸:時間   縦軸:-log(S)    LOGLOGS or LLS  横軸:時間の対数(2重対数プロット) 縦軸:log(-log(S))   HAZARD or H  横軸:時間   縦軸:ハザード関数   PDF    or P  横軸:時間   縦軸:確率密度関数 HAZARDとPDFの指定は生命表法を指定したときのみ有効である。 複数のプロットを作成するときは、,(カンマ)で区切って指定する。 ・FORMCHAR(1,2,7,9)=プロット軸に用いるキャラクター文字を指定する。 ・MAXTIME=プロットを作成するときの時間(横軸)の上限を指定する。 ・GRAPHICS グラフィックベースのきれいなプロットを出力する。 ※LIFETESTプロシジャの中でSYMBOL文を指定して線の種類、色などを指定することができる。 *4)出力関係 ・NOPRINT  全ての印刷出力を省略する。 ・NOTABLE  生存時間の推定値の印刷出力を省略する。 *5)その他 ・ALPHA=  信頼区間の危険率を指定する。 デフォルト値は0.05 ・MISSING=  欠損値を層の1種とみなして解析するための指定。 ・SINGULAR=  TEST文で順位検定を行うときの分散共分散行列の特異性(線型従属性:逆行列が          存在するか)の基準についての指定。デフォルトは1e-12である。 **2.TIME 文 時間変数と打ち切り変数をアスタリスク(*)ではさんで記す。 例)TIME  WEEK * CENSOR(0); 時間を示す変数をWEEKとし、打ち切りを示す変数をCENCERとするという意味。 (0)は変数CENCERの値が0の観測地については打ち切りとみなす指定。 打ち切り値は複数指定してもよい。例)TIME  WEEK * CENSOR(0,1); 打ち切りがなければ、打ち切り変数を指定しなくてもよい。例)TIME  WEEK; **3.STRATA 文 群分けを示す変数を複数指定する。複数指定可。 STRAT文で指定した群で層別して生存関数を推定し、また群間で生存関数に違いがあるかを検定する。 指定しないと全部のデータを一緒にして生存関数を推定する。 指定する変数は連続変数でも分類変数でも構わない。ただし連続変数を指定すると、それぞれの値ごとに 群分けを行う。連続変数をいくつかのカテゴリーに区分けして群を構成するときは、下記のように指定する。 例)STRATA AGE(5,10 TO 40 BY 10); 年齢(AGE)が5歳未満,5歳以上~10歳未満,10歳以上~20歳未満,20歳以上~30歳未満, 30歳以上~40歳未満,40歳以上の6つのカテゴリに分類される。 複数の変数のすべての水準の組み合わせについて群分けを行う。 LIFETESTプロシジャはSTRATA文で構成される群間の生存関数の違いを3種類の方法によって検定する。 1.生存時間分布にパラメトリックに指数分布を仮定して、尤度比検定を行う。(-2*LOG(LR)) 2.ノンパラメトリック検定-ログランク検定(Log-Rank)- 3.ノンパラメトリック検定-一般化ウィルコクソン検定(Wilcoxon)-   2,3については群ごとに求めたスコアベクトル(u)とその分散共分散行列(V)も出力される。 **4.TEST 文   生存時間に対する影響を調べたい連続変数(分類変数の場合はダミー変数にしておく)のリストを指定 することによって、共変量の影響をノンパラメトリック(※)に評価する。 ※ログランク検定、一般化ウィルコクソン検定の双方が出力される。 STRATA文で群分け変数を指定している場合には、群ごとに生存時間の順位付けを行って得られる ランクスコアと共変量zの積和(v)とその分散共分散行列がプールされて検定統計量が計算される。 **5.ID文 カプラン・マイヤー推定量を求めるとき、時点をラベルする変数を指定する。 **6.FREQ文 変数を1つだけ指定できる。 観測値の出現頻度を表す変数を指定する。 **7.BY文 BY文で構成されるサブミットごとに解析を行う。
ノンパラメトリックな生存時間の推定および群間比較のための検定を行う。 構文 #highlight(sas){ PROC LIFETEST PLOTS=(S,LLS) DATA=SASデータセット名 オプション; TIME 時間変数 * 打ち切り変数(打ち切り値リスト); STRATA 群わけを表す変数; TEST 生存時間への影響を調べたい連続変数のリスト; ID ID変数のリスト; FREQ 頻度を表す変数; BY 変数のリスト; RUN;} **1.PROC LIFETEST 文 *1)データセットの入力関係 ・DATA=データセット名  解析するデータセット名を指定する。 ・OUTSURV=データセット名、または OUTS=データセット名 生存関数の推定値を出力するデータセット名を指定する。 ・OUTTEST=データセット名、または OUTT=データセット名 TEST文で指定した変数の生存時間に対する影響のノンパラメトリック検定の結果を出力するデータセット名を指定する。 *2)生存関数の推定に関する指定 ・METHOD=生存関数の計算方法を指定する。 デフォルトはカプラン・マイヤー法。    PL or KM     :カプラン・マイヤー法    ACT or LIFE or LT :生命表法 ・INTERVALS=  生命表法を指定したときの区間の分け方を指定する。 ・NINTERVALS= 生命表法を指定したときの区関数を指定を指定する。 ・WIDTH= 生計表法の区間の幅を指定する。 *3)プロット関係 ・PLOTS=プロットの種類を指定する。(複数のプロットを指定も可。)   SURVIVAL or S  横軸:時間   縦軸:推定生存関数(S)   LOGSURV or LS  横軸:時間   縦軸:-log(S)    LOGLOGS or LLS  横軸:時間の対数(2重対数プロット) 縦軸:log(-log(S))   HAZARD or H  横軸:時間   縦軸:ハザード関数   PDF    or P  横軸:時間   縦軸:確率密度関数 HAZARDとPDFの指定は生命表法を指定したときのみ有効である。 複数のプロットを作成するときは、,(カンマ)で区切って指定する。 ・FORMCHAR(1,2,7,9)=プロット軸に用いるキャラクター文字を指定する。 ・MAXTIME=プロットを作成するときの時間(横軸)の上限を指定する。 ・GRAPHICS グラフィックベースのきれいなプロットを出力する。 ※LIFETESTプロシジャの中でSYMBOL文を指定して線の種類、色などを指定することができる。 *4)出力関係 ・NOPRINT  全ての印刷出力を省略する。 ・NOTABLE  生存時間の推定値の印刷出力を省略する。 *5)その他 ・ALPHA=  信頼区間の危険率を指定する。 デフォルト値は0.05 ・MISSING=  欠損値を層の1種とみなして解析するための指定。 ・SINGULAR=  TEST文で順位検定を行うときの分散共分散行列の特異性(線型従属性:逆行列が          存在するか)の基準についての指定。デフォルトは1e-12である。 **2.TIME 文 時間変数と打ち切り変数をアスタリスク(*)ではさんで記す。 例)TIME  WEEK * CENSOR(0); 時間を示す変数をWEEKとし、打ち切りを示す変数をCENCERとするという意味。 (0)は変数CENCERの値が0の観測地については打ち切りとみなす指定。 打ち切り値は複数指定してもよい。例)TIME  WEEK * CENSOR(0,1); 打ち切りがなければ、打ち切り変数を指定しなくてもよい。例)TIME  WEEK; **3.STRATA 文 群分けを示す変数を複数指定する。複数指定可。 STRAT文で指定した群で層別して生存関数を推定し、また群間で生存関数に違いがあるかを検定する。 指定しないと全部のデータを一緒にして生存関数を推定する。 指定する変数は連続変数でも分類変数でも構わない。ただし連続変数を指定すると、それぞれの値ごとに 群分けを行う。連続変数をいくつかのカテゴリーに区分けして群を構成するときは、下記のように指定する。 例)STRATA AGE(5,10 TO 40 BY 10); 年齢(AGE)が5歳未満,5歳以上~10歳未満,10歳以上~20歳未満,20歳以上~30歳未満, 30歳以上~40歳未満,40歳以上の6つのカテゴリに分類される。 複数の変数のすべての水準の組み合わせについて群分けを行う。 LIFETESTプロシジャはSTRATA文で構成される群間の生存関数の違いを3種類の方法によって検定する。 1.生存時間分布にパラメトリックに指数分布を仮定して、尤度比検定を行う。(-2*LOG(LR)) 2.ノンパラメトリック検定-ログランク検定(Log-Rank)- 3.ノンパラメトリック検定-一般化ウィルコクソン検定(Wilcoxon)-   2,3については群ごとに求めたスコアベクトル(u)とその分散共分散行列(V)も出力される。 **4.TEST 文   生存時間に対する影響を調べたい連続変数(分類変数の場合はダミー変数にしておく)のリストを指定 することによって、共変量の影響をノンパラメトリック(※)に評価する。 ※ログランク検定、一般化ウィルコクソン検定の双方が出力される。 STRATA文で群分け変数を指定している場合には、群ごとに生存時間の順位付けを行って得られる ランクスコアと共変量zの積和(v)とその分散共分散行列がプールされて検定統計量が計算される。 **5.ID文 カプラン・マイヤー推定量を求めるとき、時点をラベルする変数を指定する。 **6.FREQ文 変数を1つだけ指定できる。 観測値の出現頻度を表す変数を指定する。 **7.BY文 BY文で構成されるサブミットごとに解析を行う。 #hr(height=1,color=#002bb8)

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