チベットの刑務所に収監されているチベット人は、日常的に凄惨極まりない拷問を受けています。
その具体的内容のほんの一例を、ここにご紹介いたします。


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●手錠
「黄手錠は中国で特別に開発され作られているものだ。黄手錠の内輪にはギザギザ状の歯のようなものがあり、動くとその歯は自動的に突き出て手首を突き刺す。より強化されていているものもあり、それをつけられると手首のまわりに水ぶくれができ、それが炎症をおこし火傷のようになる」

中国人は拷問の道具として使うための手錠をいくつか作り出した。親指錠は親指を背中で括りつけるためのもので、それから囚人は尋問用の棒にぶらさげられる。さまざまな重さの脚枷も使われ、囚人たちの中にはそれをつけたまま重労働をさせられるものもいる。元囚人たちが報告するには、痛みに耐えられるようにしてカーペット工場での作業を可能にするために地面に穴を掘らなければならなかったとのことである。もっとも苦痛を与える錠は、「黄手錠」と呼ばれる自分を締め付ける手錠であると訴える囚人たちもいる。これは時間がたつごとにきつくなってくるもので、内側には鋭い歯がついており、それが手首に刺さって傷つけ、出血し傷を残す。 パルデン・ギャツォによると、より強化されていているものもある。
「それをつけられると、手首のまわりに水ぶくれができ、それが炎症をおこし、火傷のようになる」

●電気ショック
80年代前半には、中国当局は電気警棒あるいは牛追い棒(写真上)として知られる新しい拷問の方法を導入した。さまざまな大きさと電力の電気棒が使われた。ある種のものは警官の装備となり、ほとんどは独立運動支持者に対して使われた。他には尋問の房に保管され、囚人たちの身体や顔を殴るのに使われたり、女性囚に対する性的暴行に使われた。膣や肛門に「電気棒」を挿入されたとの報告も数多くある。

この道具は返答が間違っているとして、しばしば囚人の口に罰として入れられ、深刻な舌肥大を引き起こした。ある事例では、囚人はそれによって歯を失っている。その他、手首や親指や他の身体の1部に電気線をまかれて直に感電させられることもある。ショックを増大させるために、囚人たちに水がかけられることもある。
こうした電気ショックによる打撃は一般に非常に深刻で、体内の傷害や精神傷害につながることも多い。

●空中吊り
囚人は親指に手錠をかけられるか、両手を背中で縛られて天井から吊らされる。これには尋問をともなうこともある。そのままの状態で、拷問者は火にあぶられ、赤唐辛子をくべられることもある(赤唐辛子を火で焼くと、すさまじく弾け散り、その煙で眼が痛み呼吸が出来なくなる)。ある証言では、焼かれるときの感覚があまりにもひどいので、何時間も目をあけられないそうである。極端な発汗もまた痛みを助長する。33年間収容されていた元政治囚パルデン・ギャツォによると天井からぶらさげられた囚人たちに熱湯がかけられたこともあるそうである。

●獰猛な犬
獰猛な犬がしばしば尋問中に連れて来られ、囚人を攻撃するように命令される。いかなる動きやパニックも犬を攻撃へと駆り立てる。これにより、ふくらはぎを犬にはぎ取られ、ひどく傷をおって脚が使えなくなった僧もいる。


詳しくは、下記のダライ・ラマ法王日本代表部事務所公式ホームページにてご確認いただけます。


ダライ・ラマ法王日本代表部事務所公式ホームページ 人権問題 - Human Rightsより転載
http://www.tibethouse.jp/human_rights/index.html
最終更新:2008年09月24日 17:07