(中国語教授法に関するブックガイド その(4) )
ここでは、外国語の授業における様々なアイデア(いわゆるティップス)集を集めた書籍を紹介します。
(1)静哲人 『英語授業の大技・小技』(研究社 1999年03月)
(2)金谷憲・谷口幸夫 編 『英語教師の四十八手──英語教師のアイデア集』(全8巻 研究社)
どちらも、外国語の授業にすぐに導入可能なアイデア(いわゆるティップス)が満載の、大変実践的な内容です。
この本を読めば、すぐにでも自分の授業を改善することができると思います。是非一読をおすすめします。
一方で両書とも、第二言語習得や外国語教授法の理論に関する内容はほとんどないに等しいので、その点は要注意です。
しかし逆に言えば、そういう理論的な話が好きではない人や、とにかく速効性を求めている人には、最適といえるでしょう。
(1)、(2)ともに、中学・高校の授業を想定しているようです。従って、ここに紹介されているティップスを、大学の授業、それも第二外国語の授業ですべて導入できるわけではありませんが、しかし基本的にはまったく問題ないと思います。
なお、(2)については、内容を映像化したビデオが、ジャパンライム株式会社より発売されています。詳細については、http://www.japanlaim.co.jp/shop/A357/Pcv6lq6Qe/syolist/488 をご参照ください。
※補足:なお、ビデオは私も未見ですので、その内容についてのコメントは差し控えます。いずれ見る機会があれば、改めてコメントしたいと思います。