「ver.0.93」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ver.0.93」(2008/08/21 (木) 14:01:09) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#contents *T2S設定 ver.0.93 ---- 「お前は既に仮想現実世界『サクヤ』の中で生きている」 「はあ? 仮想現実世界?」 「正確にはお前のようにT2Sが発症した子供達が、だがな」 「仮想現実、ってマトリックスのようなもんか?」 「アレはシミュレート・ヴァーチャルリアリティ(模擬的仮想現実)で、こちらのはパラレシムディファレンス・ヴァーチャルリアリティワールド(平行差分的仮想現実世界)なんだが……まあ近いものと考えてくれてもいい」 「意味分からん。英語は苦手なんだ」 「分からんでも、お前が仮想現実にいるということは現実だ」 「……まあいいや。で、さらっと流しそうになったけど、『T2S』って何だ? 発症したら死ぬのか?」 「T2Sを発症しても死ぬことはない。俺のような『幻覚の中の相棒(FP)』が見るようになったり、『ある能力』が使えるようになったりするだけだ」 「ある、能力?」 「T2S、その正しい名前は『中二病』。能力とは……お前が脳に持っている、想像だ」 T2S-Thyu 2 Syndrome- ---- **シェアワールド【T2S】とは?  シェアワールド【T2S】とは、『T2S』という超常的な能力を持った子供達が、現実世界とは少しずれた平行世界『サクヤ』で現実世界での自分の存在を守るために『ゲーム』というイベントをクリアしていくという世界観です。  T2S=Thyu 2 Syndrome、つまり中二病という題名の通り、さまざまな中二的、少年漫画的、ラノベ的能力を使っても大丈夫な世界観です。  下記の世界観設定は最低限のラインですので、自由な発想で物語を紡いでください。 ---- **T2Sの特徴  T2S(Thyu 2 Syndorome)とは、中2病、つまり思春期の男女の精神状態や脳内妄想を指す俗語だった。  しかし、『サクヤ』では、10代以下の少年少女が扱う超常的な能力や、その能力を使える状態を指す。  (その場合、T2Sが発症した、と言われる)  T2Sの発症原因や、その原理などは不明であるが、少年少女が常日頃思い描いた、または精神の根幹にある想像が、具体性を持つ(文章化する)と能力になることが解っている。  例としては、「何でも斬れる剣を得る」という想像に具体性を持たせれば、少年(少女)は何でも斬れる剣を持つという能力を得る。  また、個人の持つ能力の数は一つだけではなく、複数もっている場合があり、複数の能力をある程度まで組み合わせることが出来るようだ。その場合、組み合わせたそれぞれの能力の強さは下がる。  また、単純な文章で表される能力ほど力が強いが、使い勝手が悪く、複雑な文章で表される能力はその逆になると言うことも解っている。  さらに、自身の『心象根源』(無意識化での自分の元となる心象)に近い能力ほど強力になる。  T2S能力の創成、喪失はT2S発症者の精神状態に影響されやすい。記憶喪失、自分のT2Sを否定、相手からの想像矛盾の論破などでT2Sが喪失したり、逆に逆境、ひらめき、精神状態の高ぶりなどで新たな能力が創成されたりする ---- **平行差分的仮想現実世界『サクヤ』とは  パラレシムディファレンス・ヴァーチャルリアリティワールド、平行差分的仮想現実世界『サクヤ』とは、現実世界、つまりT2S無しの世界からT2Sが組み込まれ、差分した(ずれた)平行世界である。  現実世界を分岐、コピーし、現実からずれたモノを組み込み、決して交わらないように平行化した仮想世界を平行差分的仮想現実世界と呼ぶ。  T2Sを発症した子供のみが『サクヤ』に囚われ、現実とよく似た世界での生活を強制される。 (ちなみに、『サクヤ』に居るほとんどの人間は現実世界のコピーであり、現実にいる人間ではないが、人間関係のデータは『ゲーム』をクリアすると現実世界に反映するので無下にはできない)  この仮想現実世界と現実世界が交わるのは、同期更新の時だけである。(次項参照)  現実世界では突如にして子供が消えるというニュースが一週間毎に流れるが、サクヤの同期更新毎により、その事実が無かったことになっている。現実世界の人々がサクヤ、もしくはそれに関係する情報に気付くことは普通はないが、T2Sを保有しているが発症していない子供か、もしくはT2Sの存在を知っている大人はその限りではない。 ---- **『サクヤ』のルール  現実世界時間の一週間(168時間)で、仮想現実のデータはT2Sに関するもの以外は現実世界へ更新される。  その時、自分が存在したデータを更新できるのは『ゲーム』のクリア条件を満たした者だけになる。  つまり、現実世界に自分の存在を残す(刻む)ためには、一週間の間に「ゲーム」をクリアしなければならない。  ゲームをクリアしなければ、現実世界での自分の存在はクリアできなかった週の分、現実世界にはいなかったことになってしまう。  さらに、四週間連続でゲームをクリアできなかった場合、完全に『サクヤ』に囚われ、現実世界と無縁となり、現実世界での存在が抹消される。  この『サクヤ』に囚われた者を『ストランダー』と呼ぶ。  ちなみに、T2Sによって破壊された仮想現実の物体(人体含む)は更新時に現実世界の状態に同期される。  この現実世界への更新、『サクヤ』への同期をまとめて同期更新と呼ぶ。 ---- **『ゲーム』について  実際に『ゲーム』という名称なのかは解らないが、T2S発症者はそのイベントを『ゲーム』と呼び、『主催者』も慣習的に『ゲーム』と呼んでいる。  『ゲーム』は仮想現実と現実世界との唯一の接点、更新の権利を得るためのイベントである。  ただ、『ゲーム』と言っても幅は広く、お使い系や、バトルロワイヤル系、果ては「お題無し」というイベント内容自体放棄したイベントもある。  ゲームは主に町単位で行われ、それぞれの町に『主催者』がいる。  一週間の間にどれかの町のゲームをクリアすればいいので、簡単なゲームを探して旅をするT2S発症者もいる。  ゲームの内容は世界更新時(日曜の深夜零時)に発表され、主催者から直接聞くことができる。 ---- **『主催者』とは  『主催者』とはゲームのクリア条件を決定し、T2Sの行動を監視する存在である。  各町に『主催者』は配備され、1~4週間ごとに他の『主催者』と入れ替わる。  外見は小学校低学年ほどの少女であり、服の色や髪型、アクセサリー以外は双子のように全員同じ背丈、顔をしている。服は日本神話に出てくる女神が着ている天衣と着物の中間のデザインをしている。  『主催者』ごとに性格は違い、その性格の違いがゲームのクリア条件に影響している。  『主催者』はゲーム開催中、ほとんどの時間は一定範囲を回って生活をしており、新しく『サクヤ』に来たT2S発症者に会いに行ったり、遊びに行ったりする以外は一つの場所にとどまっている。  精神的には結構子供っぽい者が多い。 ---- **『主催者』の権限について  『主催者』はゲームに関することになれば、強大な権限を持つ。  その権限とは、「固有構造」と呼ばれるゲームの舞台を作り出す能力と、「絶対規則」というゲームのルールをT2S発症者に従わせる能力の二つを指す。  ただし、「絶対規則」については使うと恥という認識らしく、あまり使われない。  ずるはしないでゲームを運営しよう、というプライドがそうさせるのだろうか。 ---- **『幻想の中の相棒(FP)』について  T2S発症者の特徴の中で、『幻想の中の相棒(FP)』が目の前に出現するという現象がある。  『FP』とは幻覚の一種であるが、『サクヤ』内の情報を教えてくれたり、ゲーム内でのサポートをしてくれるなど多方面で活躍してくれる頼れる相棒となる。  さらに『サクヤ』では幻覚でも物理干渉出来るので、一つの能力としても扱うことが出来る。  しかし、T2S同士は『FP』を見ることが出来るので、T2Sが発症していることを隠したい場合は多用できないだろう。  『FP』には独立型と融合型がある。  独立型は『現実世界で存在しない物体』であり、一般人からは認識されない。また、物理限界を超越した行動が可能である。つまりは精霊や幽霊に近い。  融合型は『現実世界に存在する(するかもしれない)物体にFPが取り憑いた状態』であり、T2S発症者にも見つかりにくい。また、物体の特徴を強化することや、物体に能力を付加させたりもできる。つまりは喋る魔剣などの部類に入る。  『FP』に共通する能力としては『人語を喋る』『サクヤについて説明できる』『主催者を捜す』『ゲームクリアを知らせる』の四つがある。また、個別の外見や能力は『主人の心象根源の鏡』なので、『FP』から新たなT2S能力を思いつく事も多い。 ---- **『サクヤ』での死亡  T2S発症者は『ゲーム』やT2S能力では厳密には死亡しない。だが、復活するのは同期更新時のみであり、さらにゲームはクリア失敗、現実世界への更新データは末梢されてしまう。(死亡したT2S発症者の記憶は残る)  つまり、4回連続で殺された場合は、そのT2S発症者は『ストランダー』となってしまう。 ---- **『ストランダー』について  『サクヤ』に囚われた者を『ストランダー』と呼ぶ。  『ストランダー』は強力なT2S能力を得ることができ、『サクヤ』内で不老の存在となる。  だが、『ストランダー』は『FP』を失ってしまう。  さらに、ゲームに参加できないようになるが、それ以外での『サクヤ』内の行動は基本的に自由になる。  たまに『主催者』の補佐としてゲームを運営したり、また逆にゲームを邪魔したりする。 ---- **『サクヤ』からの脱出方法について  現時点では、『サクヤ』から脱出できたという報告はない。  しかし、噂では『サクヤ』で成人になれば脱出できるという話や、『サクヤ』の秘密を知れば脱出出来るという話がある。  どちらにせよ、『サクヤ』での記憶は『サクヤ』内でしか記憶できないため、誰が脱出できたか等の記憶は消去されるため、実際に脱出したかどうかは『主催者』でもわからない。 ---- **実際の『強さ』  T2S能力は発症者の想像力、発症者の心象根源との距離、文章化の単純さ、そして発症者の精神状態で常に能力としての強さが変わる。絶対的な、または恒久的な能力は無いと言っても過言でない。  しかし、それに近い所までT2S能力で近づくことは可能である。  だが、幾ら力を強くしても『サクヤ』のルールを破ることは出来ず、『主催者』に逆らって『ゲーム』を停止することは出来ない。  それはストランダーとなっても同様である。 ---- **現実世界について  現実世界とサクヤは、平行世界なので実際には起きている事件、事故、その他の状況は異なる。  しかし、同期更新した場合、サクヤ側で起きた事も現実世界に更新されるので、矛盾が生じる場合がある。  その場合は常にサクヤ側の情報が優先され、サクヤ側の情報へと修正される。  つまりサクヤ内でのゲーム、T2Sに関する以外の出来事が現実世界の出来事よりも優先される。  このことにより、現実世界の人々はサクヤやT2Sの事について認知する方法はないが、サクヤでのT2S発症者有志が立ち上げた掲示板【さくさくちゃんねる】(略して【さくちゃん】)での動向で、ある程度のことは知ることが出来る。(信じる信じないは別として) ---- **【さくさくちゃんねる】(さくちゃん)  イメージマスコット主催者「さくちゃん」がトレードマークのスレッド型掲示板。  サクヤ内での出来事を報告したり、主催者やストランダーの情報を交換するT2S発症者にとっては重要な掲示板。  これに関してはT2Sもゲームも介していないため、現実世界へとそのまま更新されるので、現実世界で唯一のサクヤに関する情報源でもある。 ---- **現時点でのT2Sの謎  以下に列挙するのは、現時点でのT2Sやサクヤでの謎である。 >何故T2Sが発症するのか。 >現実世界と瓜二つの『サクヤ』でどうしてT2S能力が発動できるのか。 >何故『サクヤ』があるのか。 >いつから『サクヤ』があるのか。 >何故『ゲーム』をするのか。 >『主催者』は一体どこから来るのか。 >4週間のリミットは何故あるのか。 ----

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー