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*秋月型駆逐艦 Akizuki type space destroyer
* 概要
夕雲型駆逐艦に続き計画された新型駆逐艦。
今までの駆逐艦より大きく巨大化し、ほぼ巡洋艦クラスの排水量をほこる。
艦隊決戦に特化した今までと異なり空母や戦艦などの重要艦の対空直衛艦を任務とする。
近年の更なる機動兵器や対艦ミサイルの高機動化やステルス化に対処するべく建造された。
今までの対空艦の高性能化のアプローチとしては探知距離や同時対処数を増やしていく手法がとられていたが、大きくかわり秋月型では対ステルスや対ECM、対バリアなどのいわゆる高性能機動兵器を想定している。
つまり、敵機を一度に多く撃墜することも可能だが、それよりも重視する点として高性能機を確実に撃墜、あるいは艦隊から遠ざけることに重みを置いている。
現在、従来の対空戦闘システムを一新する最新鋭艦として建造が進められているものの、実戦投入な数はまだ少ない。
まだその全てが艦娘が艦長をつとめる艦である。
* 船体
また巡洋艦ばりの排水量から、速力も波動エンジンの若干の性能強化が相殺されてしまっている。
金剛型高速戦艦よりもやや速い程度にとどまり、夕雲型や陽炎型よりも若干低下している。
* 主砲 長10cm反陽子衝撃砲
秋月型の主砲は戦艦主砲などと同様に実弾と反陽子衝撃砲を切り替えることができる。
高い射撃精度を実現するために従来型の駆逐艦の艦砲よりも長砲身ものにしたことで長10cm砲との通称がついている。
しかし、それだけでは要求される砲弾初速と精度を実現できないとされている。
そこで小型ではあるものディストーションフィールドジェネレーターを砲塔それぞれ個別に搭載。
ディストーションフィールドによる不可視延長砲身により、物理的な制約を超えてさらなる長砲身化を実現した。
砲塔は完全に自動化され、人員配置は必要ない。
砲塔内には反陽子衝撃砲用のエネルギー供給系統1つと実弾用の給弾系統2つの合計3系統、連装砲なので砲塔内に6系統となる。
給弾系統ひとつに対して20発の即応弾が入る箱型弾装を3つもつことができ1系統60発、合計2系統の1門あたり120発の即応弾を持つことができる。
また給弾系統が2つあるためにそれぞれ別の弾種を並行して射撃することができる。
1門において系統を2つもつ特徴的な系統により、実弾射撃モードでは1門あたり220発/分という驚異的な速射速度をほこる。
実弾射撃モードでは空間圧縮の反動と電磁投射の併用によって三式弾を撃ちだす。
高い初速の他、空間圧縮のひずみを砲弾にまとうために空間歪曲系のバリアに対して
対艦対フィルールド徹甲弾の他、多目的榴弾、対空誘導砲弾がある。
多目的榴弾は信管自体が近接信管、時限信管、着発信管などの機能をかねそなえた多機能信管となっており、目標を選ばず使えるものである。
また、近接信管モードでは指向性を持たせて起爆させることによって、敵機の方向に集中して破片をばら撒くことにより従来型の近接信管よりも高い威力を持つ。
対空誘導砲弾はXバンドの周波数帯を使用するセミアクティブレーダーホーミング誘導で、高機動高ステルスの対艦ミサイルや戦闘機、機動兵器に対して使用できる。
多目的榴弾とほぼ同様の多機能信管とセミアクティブレーダーシーカー、推力偏向機能を持つロケットモーターなどで構成される。
Xバンドの多機能RFセンサアレイからECCM性能に優れた高出力レーダービームが照射されるため、機動兵器の電波妨害能力で妨害し返すことは非常に困難である。
艦艇からのレーダービームの反射波を拾い誘導されこきざみに機動方向をかえる高機動目標にも直撃が期待できる。
反陽子衝撃砲は反物質である反陽子を空間圧縮で集束させ、空間圧縮の反動で打ち出すビーム兵器である。
空間圧縮の空間衝撃波により、敵フィールドや装甲を貫通したのちに加速された反陽子が敵艦船体内部に破壊をもたらす。
いわば、空間衝撃波と反陽子での二段構えの攻撃兵器である。
実弾よりも射程が長く、連射速度も1門あたり75発/分も速い。
両用砲ながら基本的に対艦戦闘は重みを置いていないが、装甲の薄い小型艦艇に対しては優位に戦える。
敵駆逐艦の艦砲の射程外から高い精度と連射速度、主砲の門数にて完全に圧倒し、対艦ミサイルや魚雷攻撃はその対空能力から容易に撃ち落とすことができる。
* 新型対空ミサイル
秋月型の対空ミサイルは射程が長い艦隊防空ミサイル&bold(){RIM-4 艦対空誘導弾}と中程度の射程を持つ僚艦防空ミサイル&bold(){RIM-7 艦対空誘導弾}を持っているが両者とも新型のミサイルを搭載している。
どちらのミサイルも超高速化することで運動エネルギーを増加させることでの高威力を狙っている。
限られた推進剤スペースで効率よくエネルギーを得ることが技術的に困難であったが、電探のマイクロ波をビーム状にして推進剤に照射することでエネルギーを熱に変換し、外部から推進剤を加熱させることで大きな推進力を得ることに成功し、従来型の高速ミサイルを凌駕する高速化を実現した。
長射程艦隊防空高速ミサイル&bold(){RIM-4 艦対空誘導弾}は二段構造となっており、初期加速をマイクロ波加熱対応型の推進剤を行うが推進剤が空になると後部を切はなし、GN粒子による再加速に入る。
ミサイル自体はPS装甲を応用した複合素材で形成され、高機動や加速による応力や物理的迎撃兵器に対しての耐性は高い。
ミサイルの弾頭がGN粒子コンデンサとなる点は変わらないが、ミサイル表面はGN粒子でコーティングされて表面にGNフィールドを張りより迎撃を困難なものとしている。
ミサイルの中間誘導は慣性とデータリンクによる指令誘導を組み合わせており、終末誘導にはアクティブ・セミアクティブ兼用のレーダーシーカーを採用。
基本的にはアクティブレーダーシーカーにて作用するものの、発射母艦からのレーダー照射の反射波を拾って突入するセミアクティブレーダーモードでも誘導可能である。
秋月型は極めて強力なレーダービームを発射可能で、これを従来型の妨害システムで妨害することは不可能である。
終末誘導に入るとGN粒子を解放することで更に加速を行い、また半ばトランザムと似た状態となる。
トランザムはジンクスⅣに見られるような途中停止できるようなタイプではなく、初期のトランザムになるようなGNコンデンサが焼き切れてしまうような形となってしまう。
GNドライブやGNコンデンサがトランザム状態から更にレットゾーンに入るとGN粒子の解放が制御しきれずに爆発してしまうことが知られているが、それを逆用してGNミサイルの起爆に応用している。
高機動性能を得るためにGNコンデンサと接続されたスラスターは推力偏向機能を持ち、またサイドスラスタも併用することで高機動目標にも余裕をもって対処できるほどの運動性を持つ。
中射程僚艦防空高速ミサイル&bold(){RIM-7 艦対空誘導弾}も機能的にはほぼ一緒であるが、射程がやや短めなことからミサイル自体の小型化がはかられている。
ほぼ従来の個艦防空ミサイルと同寸法であり専用のVLSに装填することで、長射程のものよりも狭いスペースに多くのミサイルを装備可能である。
ただしミサイルシーカーの誘導方法が変更されており、レーダー誘導はセミアクティブレーダーだけになっており新たに赤外線画像認識誘導が追加されることで、終末誘導はセミアクティブレーダーと赤外線画像認識のどちからを選択することになる。
VLSも従来型のMk-22 多目的(SAM・SSM共有)VLSからGN粒子を使用した新型ミサイルに対応したMk-22GNに変えている。
Mk-22GNは装填中のミサイルに対してGN粒子を充填する機能の他、、衝撃吸収材を充填していた二重隔壁の間をGNコンデンサにしている。
GNコンセンサはミサイルに充填するGN粒子を保管する他、貯められているGN粒子がフィールドを張ることでVLSのミサイルを被弾から守り、またVLSに被害があった場合にはそれが広がらないように抑える役目を持つ。
* 対潜亜空間短魚雷
秋月型は対空能力の強化が目立つが、実用化に向けて動きだしている次元潜航艦への対処兵装も備えている。
それが3連装の対潜亜空間短魚雷発射管で魚雷発射管に次元境界面を開くため、ワープ機関と連動させる機能が備わっている。
一時的に次元境界面をあけて、そこに魚雷を投射する。
異次元空間内に潜航した魚雷は泡のようなものを噴出しながら移動し、簡易型の亜空間ソナーによって誘導される。
* 電探
本型には&bold(){FCS-3A 31号複合電波探信儀}を搭載し、新しい対空戦闘システムを実行できる。
FCS-3AはL・SバンドとXバンドそれぞれの周波数帯を担当する多機能RFセンサアレイを中核とする。
艦橋と後部構造物には五角形のL・Sバンド多機能RFセンサアレイが、そしてXバンドの正四角形型のセンサアレイがあり、水平線から上の半球と艦首前方と艦尾後方を索敵範囲におさめる。
水平線から下方向は水上艦艇のバルジのように艦艇部に膨らんだ箇所にそれぞれL・SバンドとXバンドのセンサアレイがあり、索敵範囲をカバーする。
主に重視されるのはXバンドであり、小惑星などの比確定小さい天体物質に紛れた目標への探知能力やより広帯域の信号帯域幅を有するという点でECCM性に優れる。
ミサイルや次元潜航艦の潜望鏡のような小型の目標や目標の識別能力も優れている。
また後述するが、ECCS(対ECSセンサ)として作用するのもこのレーダーである。
ただし、ECCS作動モードでは逆探知される可能性が高い。
一方、L・SバンドレーダーはXバンドレーダーを補完する立場にあり、探知距離と耐荒天性(星間ガスなどに対してレーダービームが吸収されにくい)はXバンドレーダーに対して優位性がある。
それぞれの多機能RFセンサアレイは低迎撃可能性(LPI:Low Profile Intercept 逆探知されにくい)特性にすぐれ高電圧レーダービームを非常に広い周波数帯に拡散して放射できる(広域スペクトラム送信)。
傍受されにくい周波数変調連続波(SSVS-B)を使用することによってECCM性も高めている。
アレイの素子は超高電圧と熱に対して耐えうるCNT(カーボンナノチューブ)を使っており最新鋭艦艇以上の小型化と出力を持つが、更なる機能性をもつ次世代半導体は採用が見送られた。
CNTとGN粒子を半永久的に結合させることで更なる高出力化が期待できたものの、まだ信頼性が十分なものではなかったためである。
ただし、秋月型のレーダー設置箇所には艦内電力網やスペースなどに余裕を持たせることで将来的な換装の余地は持たせてある。
多機能RFセンサアレイの外側は耐熱と対弾性能を兼ね備えた電波透過性を持つ複合素材で構成され、素子を保護する。
その内側には[[GNX-Y903VS ブレイヴ一般用試験機]]にて開発されたシリコンベースの電波回折シートが張られている。
このシートはナノサイズのスリットが開かれており、それをコントロールすることによって電波の方向を自由にコントロールできる。
これによって今までのフェーズドアレイレーダーにあった電波の方向や集束、拡散させることによって起きていた電波出力のロスをなくすことができ、さらに広範囲への電波照射が可能となった。
なお、従来からあったESM(電波探知)、ECM(電子攻撃)と高出力の電波によって電子機器を焼き切る電波攻撃機能も受け継がれている。
むしろ、更なる高機能化がはかられており、電波探知機能においてはより低い出力や広い周波数帯、そして同時に照射されている多数のレーダー波の同時多目標対処能力もより多くの目標をより速く傍受や処理、解析がおこなえるよう進化している。
ただし、多機能RFセンサアレイだけではL・S・XハンドのESMやESMには対処できるものの周波数帯はCバンドがあいてしまっている。
そのためCバンド専用のコンフォーマル型電子戦(EW)用アンテナが装備されている。
また、単独での探知ではステルス目標の探知に限界があるために僚艦や僚機、AWACS機などから放たれるレーダーの反射波を拾うことでノイズに紛れたステルス目標をもあぶりだす。
そしてそれを発展させたものが秋月型で編成された駆逐隊のみに使用できる多方向からの多重周波数帯のレーダー波を同一方向へ照射する探知プログラムで駆逐隊間データリンクによって更に対ステスル目標への探知精度や距離を向上させる。
* 亜空間ソナー
次元潜航艦への探知手段として、亜空間ソナーシステムを備える。
具体的な原理としては、ワープ機関のサブシステムを亜空間トランスデューサーとして転用し、ソナーに接続させることで、位相境界面を越えた次元空洞内へピンガー(次元波動振)を打てるようにするというものである。
亜空間ソナーは艦首以外にも曳航式のソナーも備えることで逆探知への対処としている。
次元潜航艦への更なる探知精度の向上のため、複数方向から探知を行うバイ・マルチスタティック戦術への対応も検討されていたものの、秋月型の就役には間に合わなかった。
現在、研究が進めており、改装時に実装することを目指している。
* その他センサー
レーダーのみではなく、従来型のセンサーの進化やまったく新しいシステムも搭載している。
赤外線・光学センサは進化するレーダーステルスに対抗して、レーダーと連動した探知プロセスを追加。
電波を吸収して熱に変換する電波吸収材の台頭から、レーダーと連動した赤外線探知モードを採用。
レーダー照射とあわせて赤外線探知を行い、レーダー照射によって電波吸収材がわずかに熱を持つ変化を感じ取るモード追加により、レーダーステルス目標の捕捉能力も向上した。
また、赤外線の広帯域化も推し進めることによって更に探知距離や精度を向上させている。
極めて波長の短い不可視レーザーを使用したレーザーレーダーも搭載している。
遠距離の目標よりも中近距離の目標を確実に捕捉するために使用される。
しかし、電波レーダーと違い使用した場合はこちらが探知したことを悟られるのは免れない。
ただ、指向性が高いためにセンサーの照射圏外の敵に悟られる可能性は低い。
パッシブの赤外線センサよりも多くの情報が得られ、えられたデータは即座に立体データとして情報処理装置に転送される。
またECCS(対ECSセンサ)としても機能する。
そして、パッシブ式の超光速航法探信儀も搭載する。
その名の通り、既知の超光速航法を観測するためのシステムで超光速航法の事前と事後に放出される赤外線や地場、重力派や空間振動波や空間自体の歪みを検知する。
ただし、それら単体では超光速航法自体を正確に観測することはできず、それらを総合的に観測し分析することでどのあたりからどこまで超光速航法を行うのか、その間の距離と航法を行う物体の質量と数などを解析する。
場合によっては電波はレーダー、赤外線や可視光線においては光学センサの支援を得る。
その副産物として空間歪曲系や空間転移型のバリアシステムを探知することができる。
これはバリアによって電波の探知を避けようとする研究に対して対抗するもので、敵がバリアを使っている間のみ、探知することができる。
* 94式戦術情報処理装置
秋月型駆逐艦にこれまでの防空艦と桁違いの能力を与えられており、今までにない兵装やセンサーを統括制御するためのシステムを備えている。
94式戦術情報処理装置は分散して配置された4基のAIシステムが並列分散処理をおこなう。
AIシステムの思考プログラムは[[GNX-Y903VS ブレイヴ一般用試験機]]のLEIFシステムと同様に人間にくわめて近い情報処理を行う。
つまり、艦長の意思決定をまずダイレクトに各部に伝えて初期動作をおこない、必要であれば情報処理装置からのバックアップや修正をおこなう。
今までの情報処理装置のように該当するデータすべてに対してひとつひとつ検証して演算をおこなうわけではなく、人間的な感覚でいう“経験則”に近いものによって判断や処理をおこなうことにより、きわめて高速な情報処理を可能とした。
* データリンク
ステルス目標を見破り、確実にそれを退けるためにはデータリンク機能は不可欠である。
従来型のデータリンクであるN/LINK-6 アドヴァンス・クロノデータリンクには当然対応しており、その機能も強化された。
強化された点はデータリンクの無線周波数の広帯域化や送受信データ量の強化など基本的な強化に留まる。
ただし、データリンクにて他艦や味方機のミサイルを自動で発射、誘導を引き受けるなどの行動は従来と同じく可能である。
LINK-6よりも更に狭い範囲でのデータリンク規格として駆逐隊間データリンク(DGDL:Destroyer Group Data Link)を備える。
これは同じ駆逐隊、あるいは駆逐隊を統率する軽巡洋艦とのみ接続を想定したデータリンクで通信範囲は狭いものの傍受される可能性を低減している。
LINK-6ではできなかったセンサーの同時照射や分散処理を行うことで共同でステルス目標を見破る、などの連携が可能となった。
秋月型であれば更に終末誘導のセミアクティブ誘導用のレーダービームの照射も発射した艦とは別の秋月型が行うことも可能になる。
* デコイ装備・空間振動波ジャマー
レーダーや赤外線デコイとしての機能は秋月型はもちろん、UPWやその同盟関係にある所属している既知の艦艇のレーダー反射パターンや赤外線放射スペクトラムがインプットされており、電波・赤外線誘導兵器を引き付けることができる。
単独でECMをかけることもできるが出力としては弱い。
しかし、電波回折シートと電波を反射するディストーションフィールドを応用することで、秋月から照射された超高出力の電波を反射させて任意の方向へとECMやEMP攻撃用の電波を照射することが可能である。
従来ではECMやEMP攻撃などの場合、詳細に自分の位置をさらけだすことになってしまう危険性があった。
また、ECM元を追跡する機能を持つ高機能な対艦ミサイルの場合、逆にミサイル攻撃を引き付けることになりかねない。
しかし、自走式デコイから高出力のECMやEMP攻撃を放てることから、それらのデメリットを解消できる。
ただし、現状では自走式デコイはそれほど発射母艦から離れることもできず、その高機能ゆえに長時間の航行もできない欠点がある。
それらの欠点の解消の他、亜空間ソナーを備えることで機動可能な対潜ソノブイとしても使用可能な自走式デコイの新型の開発も進められており、将来的な装備として期待されている。
空間・次元振動波へのセンサーへの妨害手段として投射型静止式空間振動波ジャマーがそなえられた。
ワープ航法を行う際のワープインやワープアウトに発生する空間振動波を完全に打ち消すことは不可能ながら、それを大きく乱すことができる。
つまり、ワープインやワープアウト自体を欺瞞することは不可能ではあるが、どれぐらいの艦隊がどれほどの距離を航行してきたか、などの詳しい解析を妨害する程度のことは可能である。
また、次元アクティブソナーでの逆探知の精度を落とすために使用される場合もある。
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&bold(){[武装]}
長10cm連装反陽子衝撃砲塔×4
93式4連装宇宙魚雷発射管×1
3連装対潜亜空間短魚雷発射管
Mk-22GN 多目的(SAM・SSM共有)VLS
Mk-25GN 短SAM専用VLS×60セル
Mk-13 RAM 21連装発射機“ダルド”×4
Mk-11連装40.0mmハイブリットCIWS“イストリチェ”×6
Mk-2 THEL-CIWS“セル・シウス”×6
&bold(){[推進機関]}
HWVD・スーパーチャージャー装備波動エンジン×1
PS式パラジウム・リアクター×2
エルダンジュ・ドライブ
GNドライブ×2
&bold(){[アクティブ/パッシブセンサシステム]}
FCS-3A 31号複合電波探信儀
亜空間ソナー
新型艦船用光学・赤外線センサ
レーザー・レーダー
&bold(){[通信電子機器]}
艦制御AI
GCS-IR-11 光学射撃指揮装置×4
6連装対レーダー・対赤外線デコイ射出機(チャフフレア投射機兼用)×6
不可視型ECS
ベイパースクリーン・スプリンクララー
N/LINK-6 アドヴァンス・クロノデータリンク
N/LINK-7 駆逐隊間データリンク(DGDL:Destroyer Group Data Link)
&bold(){[その他電子装備]}
94式戦術情報処理装置
Cバンド専用コンフォーマル型電子戦(EW)用アンテナ
&bold(){[その他装備]}
ディストーションフィールド
ディストーションブロック
ベクタースラストノズル
バウ・スラスター
CC組成装甲
炭素強化艦艇用複合装甲
単独ボソンジャンプ機能
投射型静止式ジャマー (FAJ)ランチャー×2
自走式デコイ (MOD)×2
&bold(){[艦載機搭載機数]}
定数はなし。
2機搭載可能。
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* 同型艦・艦娘
**秋月型駆逐艦1番艦 秋月
***Akizuki type space destroyer lead ship Akizuki
&bold(){「秋月型防空駆逐艦、一番艦、秋月。 }
&bold(){ここに推参致しました。お任せください!」}
秋月型のネームシップ。
艦娘は今までの駆逐艦娘とはかけ離れたち大人びた容姿を持ち、頭身が目立って高くスレンダー。
とても真面目で艦隊防空に対して並々ならぬ責任感を持つ。
また秋月型の長女である自覚も強く、妹を常に気にかけている。
ちなみに食習慣もかなり貧しく、かなり質素なもの食べ物ばかり口にしている。
**秋月型駆逐艦2番艦 照月
***The 2nd space destroyer of Akizuki destroyer class Teruzuki
&bold(){「秋月型防空駆逐艦、二番艦の照月よ。}
&bold(){ 秋月姉さん同様、どうぞよろしくお願いします」}
秋月の姉妹艦だけあって秋月と同様にとても女性的な体つきをしている。
ただし言葉づかいが若干がくだけており、スラングも用いる。
食生活も姉同様まずしい。
//&bold(){}
//○GN超高速ミサイル
//高機能化されたGNコンデンサを中核として作成されたミサイル
//二段式の推進部から構成されており、一段目は高出力マイクロ波対応の推進剤で二段目はGN粒子を用いたロケットモーター
//発射後は姿勢制御ののちに第一次加速を行う。
//第一次加速はマイクロ波照射による推進剤加速とウーレンベックカタパルトによる加速である。
//0.5光速カッコカリまで加速された弾頭はトランザム状態になり、第二次加速にうつる。
//第二次加速でごくわずかに加速を増し、GNフィールドを張ったまま半ば暴走状態となったままの弾頭を敵機にぶつける。
//暴走状態から更にオーバーロードされることによる爆発を利用して起爆する。
// ○炸裂弾頭
//ポリ窒素を封じ込めた大型弾頭による高速ミサイル
//二段式の推進部から構成されており、一段目は高出力マイクロ波対応の推進剤で二段目はGN粒子を用いたロケットモーター
//発射後は姿勢制御ののちに第一次加速を行う。
//第一次加速はマイクロ波照射による推進剤加速とウーレンベックカタパルトによる加速である。
//○通常VLS
// ○通常型高速ミサイル
//高出力マイクロ波対応の推進剤をつんだミサイルでそれから加速する
//LS ガメラレーダー
//SX SPY3
//S SPY1 4-6MW
//S AN/APY-1レーダー
//Cバンド&Xバンド FCS-3A
*秋月型駆逐艦 Akizuki type space destroyer
* 概要
夕雲型駆逐艦に続き計画された新型駆逐艦。
今までの駆逐艦より大きく巨大化し、ほぼ巡洋艦クラスの排水量をほこる。
艦隊決戦に特化した今までと異なり空母や戦艦などの重要艦の対空直衛艦を任務とする。
近年の更なる機動兵器や対艦ミサイルの高機動化やステルス化に対処するべく建造された。
今までの対空艦の高性能化のアプローチとしては探知距離や同時対処数を増やしていく手法がとられていたが、大きくかわり秋月型では対ステルスや対ECM、対バリアなどのいわゆる高性能機動兵器を想定している。
つまり、敵機を一度に多く撃墜することも可能だが、それよりも重視する点として高性能機を確実に撃墜、あるいは艦隊から遠ざけることに重みを置いている。
現在、従来の対空戦闘システムを一新する最新鋭艦として建造が進められているものの、実戦投入な数はまだ少ない。
まだその全てが艦娘が艦長をつとめる艦である。
* 船体
また巡洋艦ばりの排水量から、速力も波動エンジンの若干の性能強化が相殺されてしまっている。
金剛型高速戦艦よりもやや速い程度にとどまり、夕雲型や陽炎型よりも若干低下している。
* 主砲 長10cm反陽子衝撃砲
秋月型の主砲は戦艦主砲などと同様に実弾と反陽子衝撃砲を切り替えることができる。
高い射撃精度を実現するために従来型の駆逐艦の艦砲よりも長砲身ものにしたことで長10cm砲との通称がついている。
しかし、それだけでは要求される砲弾初速と精度を実現できないとされている。
そこで小型ではあるものディストーションフィールドジェネレーターを砲塔それぞれ個別に搭載。
ディストーションフィールドによる不可視延長砲身により、物理的な制約を超えてさらなる長砲身化を実現した。
砲塔は完全に自動化され、人員配置は必要ない。
砲塔内には反陽子衝撃砲用のエネルギー供給系統1つと実弾用の給弾系統2つの合計3系統、連装砲なので砲塔内に6系統となる。
給弾系統ひとつに対して20発の即応弾が入る箱型弾装を3つもつことができ1系統60発、合計2系統の1門あたり120発の即応弾を持つことができる。
また給弾系統が2つあるためにそれぞれ別の弾種を並行して射撃することができる。
1門において系統を2つもつ特徴的な系統により、実弾射撃モードでは1門あたり220発/分という驚異的な速射速度をほこる。
実弾射撃モードでは空間圧縮の反動と電磁投射の併用によって三式弾を撃ちだす。
高い初速の他、空間圧縮のひずみを砲弾にまとうために空間歪曲系のバリアに対して
対艦対フィルールド徹甲弾の他、多目的榴弾、対空誘導砲弾がある。
多目的榴弾は信管自体が近接信管、時限信管、着発信管などの機能をかねそなえた多機能信管となっており、目標を選ばず使えるものである。
また、近接信管モードでは指向性を持たせて起爆させることによって、敵機の方向に集中して破片をばら撒くことにより従来型の近接信管よりも高い威力を持つ。
対空誘導砲弾はXバンドの周波数帯を使用するセミアクティブレーダーホーミング誘導で、高機動高ステルスの対艦ミサイルや戦闘機、機動兵器に対して使用できる。
多目的榴弾とほぼ同様の多機能信管とセミアクティブレーダーシーカー、推力偏向機能を持つロケットモーターなどで構成される。
Xバンドの多機能RFセンサアレイからECCM性能に優れた高出力レーダービームが照射されるため、機動兵器の電波妨害能力で妨害し返すことは非常に困難である。
艦艇からのレーダービームの反射波を拾い誘導されこきざみに機動方向をかえる高機動目標にも直撃が期待できる。
反陽子衝撃砲は反物質である反陽子を空間圧縮で集束させ、空間圧縮の反動で打ち出すビーム兵器である。
空間圧縮の空間衝撃波により、敵フィールドや装甲を貫通したのちに加速された反陽子が敵艦船体内部に破壊をもたらす。
いわば、空間衝撃波と反陽子での二段構えの攻撃兵器である。
実弾よりも射程が長く、連射速度も1門あたり75発/分も速い。
両用砲ながら基本的に対艦戦闘は重みを置いていないが、装甲の薄い小型艦艇に対しては優位に戦える。
敵駆逐艦の艦砲の射程外から高い精度と連射速度、主砲の門数にて完全に圧倒し、対艦ミサイルや魚雷攻撃はその対空能力から容易に撃ち落とすことができる。
* 新型対空ミサイル
秋月型の対空ミサイルは射程が長い艦隊防空ミサイル&bold(){RIM-4 艦対空誘導弾}と中程度の射程を持つ僚艦防空ミサイル&bold(){RIM-7 艦対空誘導弾}を持っているが両者とも新型のミサイルを搭載している。
どちらのミサイルも超高速化することで運動エネルギーを増加させることでの高威力を狙っている。
限られた推進剤スペースで効率よくエネルギーを得ることが技術的に困難であったが、電探のマイクロ波をビーム状にして推進剤に照射することでエネルギーを熱に変換し、外部から推進剤を加熱させることで大きな推進力を得ることに成功し、従来型の高速ミサイルを凌駕する高速化を実現した。
長射程艦隊防空高速ミサイル&bold(){RIM-4 艦対空誘導弾}は二段構造となっており、初期加速をマイクロ波加熱対応型の推進剤を行うが推進剤が空になると後部を切はなし、GN粒子による再加速に入る。
ミサイル自体はPS装甲を応用した複合素材で形成され、高機動や加速による応力や物理的迎撃兵器に対しての耐性は高い。
ミサイルの弾頭がGN粒子コンデンサとなる点は変わらないが、ミサイル表面はGN粒子でコーティングされて表面にGNフィールドを張りより迎撃を困難なものとしている。
ミサイルの中間誘導は慣性とデータリンクによる指令誘導を組み合わせており、終末誘導にはアクティブ・セミアクティブ兼用のレーダーシーカーを採用。
基本的にはアクティブレーダーシーカーにて作用するものの、発射母艦からのレーダー照射の反射波を拾って突入するセミアクティブレーダーモードでも誘導可能である。
秋月型は極めて強力なレーダービームを発射可能で、これを従来型の妨害システムで妨害することは不可能である。
終末誘導に入るとGN粒子を解放することで更に加速を行い、また半ばトランザムと似た状態となる。
トランザムはジンクスⅣに見られるような途中停止できるようなタイプではなく、初期のトランザムになるようなGNコンデンサが焼き切れてしまうような形となってしまう。
GNドライブやGNコンデンサがトランザム状態から更にレットゾーンに入るとGN粒子の解放が制御しきれずに爆発してしまうことが知られているが、それを逆用してGNミサイルの起爆に応用している。
高機動性能を得るためにGNコンデンサと接続されたスラスターは推力偏向機能を持ち、またサイドスラスタも併用することで高機動目標にも余裕をもって対処できるほどの運動性を持つ。
中射程僚艦防空高速ミサイル&bold(){RIM-7 艦対空誘導弾}も機能的にはほぼ一緒であるが、射程がやや短めなことからミサイル自体の小型化がはかられている。
ほぼ従来の個艦防空ミサイルと同寸法であり専用のVLSに装填することで、長射程のものよりも狭いスペースに多くのミサイルを装備可能である。
ただしミサイルシーカーの誘導方法が変更されており、レーダー誘導はセミアクティブレーダーだけになっており新たに赤外線画像認識誘導が追加されることで、終末誘導はセミアクティブレーダーと赤外線画像認識のどちからを選択することになる。
VLSも従来型のMk-22 多目的(SAM・SSM共有)VLSからGN粒子を使用した新型ミサイルに対応したMk-22GNに変えている。
Mk-22GNは装填中のミサイルに対してGN粒子を充填する機能の他、、衝撃吸収材を充填していた二重隔壁の間をGNコンデンサにしている。
GNコンセンサはミサイルに充填するGN粒子を保管する他、貯められているGN粒子がフィールドを張ることでVLSのミサイルを被弾から守り、またVLSに被害があった場合にはそれが広がらないように抑える役目を持つ。
* 対潜亜空間短魚雷
秋月型は対空能力の強化が目立つが、実用化に向けて動きだしている次元潜航艦への対処兵装も備えている。
それが3連装の対潜亜空間短魚雷発射管で魚雷発射管に次元境界面を開くため、ワープ機関と連動させる機能が備わっている。
一時的に次元境界面をあけて、そこに魚雷を投射する。
異次元空間内に潜航した魚雷は泡のようなものを噴出しながら移動し、簡易型の亜空間ソナーによって誘導される。
* 電探
本型には&bold(){FCS-3A 31号複合電波探信儀}を搭載し、新しい対空戦闘システムを実行できる。
FCS-3AはL・SバンドとXバンドそれぞれの周波数帯を担当する多機能RFセンサアレイを中核とする。
艦橋と後部構造物には五角形のL・Sバンド多機能RFセンサアレイが、そしてXバンドの正四角形型のセンサアレイがあり、水平線から上の半球と艦首前方と艦尾後方を索敵範囲におさめる。
水平線から下方向は水上艦艇のバルジのように艦艇部に膨らんだ箇所にそれぞれL・SバンドとXバンドのセンサアレイがあり、索敵範囲をカバーする。
主に重視されるのはXバンドであり、小惑星などの比確定小さい天体物質に紛れた目標への探知能力やより広帯域の信号帯域幅を有するという点でECCM性に優れる。
ミサイルや次元潜航艦の潜望鏡のような小型の目標や目標の識別能力も優れている。
また後述するが、ECCS(対ECSセンサ)として作用するのもこのレーダーである。
ただし、ECCS作動モードでは逆探知される可能性が高い。
一方、L・SバンドレーダーはXバンドレーダーを補完する立場にあり、探知距離と耐荒天性(星間ガスなどに対してレーダービームが吸収されにくい)はXバンドレーダーに対して優位性がある。
それぞれの多機能RFセンサアレイは低迎撃可能性(LPI:Low Profile Intercept 逆探知されにくい)特性にすぐれ高電圧レーダービームを非常に広い周波数帯に拡散して放射できる(広域スペクトラム送信)。
傍受されにくい周波数変調連続波(SSVS-B)を使用することによってECCM性も高めている。
アレイの素子は超高電圧と熱に対して耐えうるCNT(カーボンナノチューブ)を使っており最新鋭艦艇以上の小型化と出力を持つが、更なる機能性をもつ次世代半導体は採用が見送られた。
CNTとGN粒子を半永久的に結合させることで更なる高出力化が期待できたものの、まだ信頼性が十分なものではなかったためである。
ただし、秋月型のレーダー設置箇所には艦内電力網やスペースなどに余裕を持たせることで将来的な換装の余地は持たせてある。
多機能RFセンサアレイの外側は耐熱と対弾性能を兼ね備えた電波透過性を持つ複合素材で構成され、素子を保護する。
その内側には[[GNX-Y903VS ブレイヴ一般用試験機]]にて開発されたシリコンベースの電波回折シートが張られている。
このシートはナノサイズのスリットが開かれており、それをコントロールすることによって電波の方向を自由にコントロールできる。
これによって今までのフェーズドアレイレーダーにあった電波の方向や集束、拡散させることによって起きていた電波出力のロスをなくすことができ、さらに広範囲への電波照射が可能となった。
なお、従来からあったESM(電波探知)、ECM(電子攻撃)と高出力の電波によって電子機器を焼き切る電波攻撃機能も受け継がれている。
むしろ、更なる高機能化がはかられており、電波探知機能においてはより低い出力や広い周波数帯、そして同時に照射されている多数のレーダー波の同時多目標対処能力もより多くの目標をより速く傍受や処理、解析がおこなえるよう進化している。
ただし、多機能RFセンサアレイだけではL・S・XハンドのESMやESMには対処できるものの周波数帯はCバンドがあいてしまっている。
そのためCバンド専用のコンフォーマル型電子戦(EW)用アンテナが装備されている。
また、単独での探知ではステルス目標の探知に限界があるために僚艦や僚機、AWACS機などから放たれるレーダーの反射波を拾うことでノイズに紛れたステルス目標をもあぶりだす。
そしてそれを発展させたものが秋月型で編成された駆逐隊のみに使用できる多方向からの多重周波数帯のレーダー波を同一方向へ照射する探知プログラムで駆逐隊間データリンクによって更に対ステスル目標への探知精度や距離を向上させる。
* 亜空間ソナー
次元潜航艦への探知手段として、亜空間ソナーシステムを備える。
具体的な原理としては、ワープ機関のサブシステムを亜空間トランスデューサーとして転用し、ソナーに接続させることで、位相境界面を越えた次元空洞内へピンガー(次元波動振)を打てるようにするというものである。
亜空間ソナーは艦首以外にも曳航式のソナーも備えることで逆探知への対処としている。
次元潜航艦への更なる探知精度の向上のため、複数方向から探知を行うバイ・マルチスタティック戦術への対応も検討されていたものの、秋月型の就役には間に合わなかった。
現在、研究が進めており、改装時に実装することを目指している。
* その他センサー
レーダーのみではなく、従来型のセンサーの進化やまったく新しいシステムも搭載している。
赤外線・光学センサは進化するレーダーステルスに対抗して、レーダーと連動した探知プロセスを追加。
電波を吸収して熱に変換する電波吸収材の台頭から、レーダーと連動した赤外線探知モードを採用。
レーダー照射とあわせて赤外線探知を行い、レーダー照射によって電波吸収材がわずかに熱を持つ変化を感じ取るモード追加により、レーダーステルス目標の捕捉能力も向上した。
また、赤外線の広帯域化も推し進めることによって更に探知距離や精度を向上させている。
極めて波長の短い不可視レーザーを使用したレーザーレーダーも搭載している。
遠距離の目標よりも中近距離の目標を確実に捕捉するために使用される。
しかし、電波レーダーと違い使用した場合はこちらが探知したことを悟られるのは免れない。
ただ、指向性が高いためにセンサーの照射圏外の敵に悟られる可能性は低い。
パッシブの赤外線センサよりも多くの情報が得られ、えられたデータは即座に立体データとして情報処理装置に転送される。
またECCS(対ECSセンサ)としても機能する。
そして、パッシブ式の超光速航法探信儀も搭載する。
その名の通り、既知の超光速航法を観測するためのシステムで超光速航法の事前と事後に放出される赤外線や地場、重力派や空間振動波や空間自体の歪みを検知する。
ただし、それら単体では超光速航法自体を正確に観測することはできず、それらを総合的に観測し分析することでどのあたりからどこまで超光速航法を行うのか、その間の距離と航法を行う物体の質量と数などを解析する。
場合によっては電波はレーダー、赤外線や可視光線においては光学センサの支援を得る。
その副産物として空間歪曲系や空間転移型のバリアシステムを探知することができる。
これはバリアによって電波の探知を避けようとする研究に対して対抗するもので、敵がバリアを使っている間のみ、探知することができる。
* 94式戦術情報処理装置
秋月型駆逐艦にこれまでの防空艦と桁違いの能力を与えられており、今までにない兵装やセンサーを統括制御するためのシステムを備えている。
94式戦術情報処理装置は分散して配置された4基のAIシステムが並列分散処理をおこなう。
AIシステムの思考プログラムは[[GNX-Y903VS ブレイヴ一般用試験機]]のLEIFシステムと同様に人間にくわめて近い情報処理を行う。
つまり、艦長の意思決定をまずダイレクトに各部に伝えて初期動作をおこない、必要であれば情報処理装置からのバックアップや修正をおこなう。
今までの情報処理装置のように該当するデータすべてに対してひとつひとつ検証して演算をおこなうわけではなく、人間的な感覚でいう“経験則”に近いものによって判断や処理をおこなうことにより、きわめて高速な情報処理を可能とした。
* データリンク
ステルス目標を見破り、確実にそれを退けるためにはデータリンク機能は不可欠である。
従来型のデータリンクであるN/LINK-6 アドヴァンス・クロノデータリンクには当然対応しており、その機能も強化された。
強化された点はデータリンクの無線周波数の広帯域化や送受信データ量の強化など基本的な強化に留まる。
ただし、データリンクにて他艦や味方機のミサイルを自動で発射、誘導を引き受けるなどの行動は従来と同じく可能である。
LINK-6よりも更に狭い範囲でのデータリンク規格として駆逐隊間データリンク(DGDL:Destroyer Group Data Link)を備える。
これは同じ駆逐隊、あるいは駆逐隊を統率する軽巡洋艦とのみ接続を想定したデータリンクで通信範囲は狭いものの傍受される可能性を低減している。
LINK-6ではできなかったセンサーの同時照射や分散処理を行うことで共同でステルス目標を見破る、などの連携が可能となった。
秋月型であれば更に終末誘導のセミアクティブ誘導用のレーダービームの照射も発射した艦とは別の秋月型が行うことも可能になる。
* デコイ装備・空間振動波ジャマー
レーダーや赤外線デコイとしての機能は秋月型はもちろん、UPWやその同盟関係にある所属している既知の艦艇のレーダー反射パターンや赤外線放射スペクトラムがインプットされており、電波・赤外線誘導兵器を引き付けることができる。
単独でECMをかけることもできるが出力としては弱い。
しかし、電波回折シートと電波を反射するディストーションフィールドを応用することで、秋月から照射された超高出力の電波を反射させて任意の方向へとECMやEMP攻撃用の電波を照射することが可能である。
従来ではECMやEMP攻撃などの場合、詳細に自分の位置をさらけだすことになってしまう危険性があった。
また、ECM元を追跡する機能を持つ高機能な対艦ミサイルの場合、逆にミサイル攻撃を引き付けることになりかねない。
しかし、自走式デコイから高出力のECMやEMP攻撃を放てることから、それらのデメリットを解消できる。
ただし、現状では自走式デコイはそれほど発射母艦から離れることもできず、その高機能ゆえに長時間の航行もできない欠点がある。
それらの欠点の解消の他、亜空間ソナーを備えることで機動可能な対潜ソノブイとしても使用可能な自走式デコイの新型の開発も進められており、将来的な装備として期待されている。
空間・次元振動波へのセンサーへの妨害手段として投射型静止式空間振動波ジャマーがそなえられた。
ワープ航法を行う際のワープインやワープアウトに発生する空間振動波を完全に打ち消すことは不可能ながら、それを大きく乱すことができる。
つまり、ワープインやワープアウト自体を欺瞞することは不可能ではあるが、どれぐらいの艦隊がどれほどの距離を航行してきたか、などの詳しい解析を妨害する程度のことは可能である。
また、次元アクティブソナーでの逆探知の精度を落とすために使用される場合もある。
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&bold(){[武装]}
長10cm連装反陽子衝撃砲塔×4
93式4連装宇宙魚雷発射管×1
3連装対潜亜空間短魚雷発射管
Mk-22GN 多目的(SAM・SSM共有)VLS
Mk-25GN 短SAM専用VLS×60セル
Mk-13 RAM 21連装発射機“ダルド”×4
Mk-11連装40.0mmハイブリットCIWS“イストリチェ”×6
Mk-2 THEL-CIWS“セル・シウス”×6
&bold(){[推進機関]}
HWVD・スーパーチャージャー装備波動エンジン×1
PS式パラジウム・リアクター×2
エルダンジュ・ドライブ
GNドライブ×2
&bold(){[アクティブ/パッシブセンサシステム]}
FCS-3A 31号複合電波探信儀
亜空間ソナー
新型艦船用光学・赤外線センサ
レーザー・レーダー
&bold(){[通信電子機器]}
艦制御AI
GCS-IR-11 光学射撃指揮装置×4
6連装対レーダー・対赤外線デコイ射出機(チャフフレア投射機兼用)×6
不可視型ECS
ベイパースクリーン・スプリンクララー
N/LINK-6 アドヴァンス・クロノデータリンク
N/LINK-7 駆逐隊間データリンク(DGDL:Destroyer Group Data Link)
&bold(){[その他電子装備]}
94式戦術情報処理装置
Cバンド専用コンフォーマル型電子戦(EW)用アンテナ
&bold(){[その他装備]}
ディストーションフィールド
ディストーションブロック
ベクタースラストノズル
バウ・スラスター
CC組成装甲
炭素強化艦艇用複合装甲
単独ボソンジャンプ機能
投射型静止式ジャマー (FAJ)ランチャー×2
自走式デコイ (MOD)×2
&bold(){[艦載機搭載機数]}
定数はなし。
2機搭載可能。
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* 同型艦・艦娘
**秋月型駆逐艦1番艦 秋月
***Akizuki type space destroyer lead ship Akizuki
&bold(){「秋月型防空駆逐艦、一番艦、秋月。 }
&bold(){ここに推参致しました。お任せください!」}
秋月型のネームシップ。
艦娘は今までの駆逐艦娘とはかけ離れたち大人びた容姿を持ち、頭身が目立って高くスレンダー。
とても真面目で艦隊防空に対して並々ならぬ責任感を持つ。
また秋月型の長女である自覚も強く、妹を常に気にかけている。
ちなみに食習慣もかなり貧しく、かなり質素なもの食べ物ばかり口にしている。
**秋月型駆逐艦2番艦 照月
***The 2nd space destroyer of Akizuki destroyer type Teruzuki
&bold(){「秋月型防空駆逐艦、二番艦の照月よ。}
&bold(){ 秋月姉さん同様、どうぞよろしくお願いします」}
秋月の姉妹艦だけあって秋月と同様にとても女性的な体つきをしている。
ただし言葉づかいが若干がくだけており、スラングも用いる。
食生活も姉同様まずしい。
//&bold(){}
//○GN超高速ミサイル
//高機能化されたGNコンデンサを中核として作成されたミサイル
//二段式の推進部から構成されており、一段目は高出力マイクロ波対応の推進剤で二段目はGN粒子を用いたロケットモーター
//発射後は姿勢制御ののちに第一次加速を行う。
//第一次加速はマイクロ波照射による推進剤加速とウーレンベックカタパルトによる加速である。
//0.5光速カッコカリまで加速された弾頭はトランザム状態になり、第二次加速にうつる。
//第二次加速でごくわずかに加速を増し、GNフィールドを張ったまま半ば暴走状態となったままの弾頭を敵機にぶつける。
//暴走状態から更にオーバーロードされることによる爆発を利用して起爆する。
// ○炸裂弾頭
//ポリ窒素を封じ込めた大型弾頭による高速ミサイル
//二段式の推進部から構成されており、一段目は高出力マイクロ波対応の推進剤で二段目はGN粒子を用いたロケットモーター
//発射後は姿勢制御ののちに第一次加速を行う。
//第一次加速はマイクロ波照射による推進剤加速とウーレンベックカタパルトによる加速である。
//○通常VLS
// ○通常型高速ミサイル
//高出力マイクロ波対応の推進剤をつんだミサイルでそれから加速する
//LS ガメラレーダー
//SX SPY3
//S SPY1 4-6MW
//S AN/APY-1レーダー
//Cバンド&Xバンド FCS-3A