ASW-G-66 ガンダム・キマリス

「ASW-G-66 ガンダム・キマリス」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

ASW-G-66 ガンダム・キマリス」(2016/04/20 (水) 23:54:22) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*ASW-G-66 ガンダム・キマリス **概要 大洋州連合軍が開発したガンダムタイプMS。独自開発されたガンダムフレームを採用した数少ない機動兵器の一機。名前の由来はソロモンの72柱の悪魔の一つである「キマリス」。キマリスは召喚される際、騎士の姿を模して現れるという。 その由来の通り、まるで騎士甲冑のような重厚かつ優美なフォルムが特徴的なMS。ツインドライブの大出力と各部のスラスターから生み出される大推力を活かした一撃離脱戦法に特化という独特のコンセプトで設計されており、『MSというよりはミサイル』と揶揄される。しかしながら、直線での単純な機動性はVFを上回っており、小回りに難があるものの最高速度での戦闘機動はVFを凌駕する直線番長である。 ガンダムフレーム搭載機自体の生産数が少なく、本機も建造途中で計画が中止されて放棄されていたのを、第13独立義勇師団がグレーシェル・コンツェルンを介した裏ルートで入手。暗黒星団帝国への降伏と参加で戦力が必要となった為にドッグ艦内のMS工廠で完成させている。 師団長付小隊の小隊長を務める結城レド大尉に与えられ、彼の専用機として運用される。 **機体構造 太陽炉やフレームに関しては[[ガンダムフレーム]]を参照。本機の場合、太陽炉の設定を最初から粒子生成のリミッターを解除して設定されており、常に余剰の粒子が過剰に生成されている。その粒子を逃がすために装甲各部にスリットが設けられ、排出口となっている。その排出口の造形が騎士甲冑を彷彿とされる装甲の表面処理になっている。 特徴的なのは圧縮粒子の膨大な供給量を活かした大推力特化の設計思想。主推進器は脚部に内蔵した大型GNスラスター。足先を折り畳み、下腿のカバーを開くことで露出する。片脚の物だけで可変機であるアストーレの双発エンジンの総推力に匹敵する大推力スラスターである。これを肩部の大型フィンブレードを兼ねたサイドスラスターと装甲各部のスリットから排出される余剰粒子を微調整に用いて補助する。 フレームに装備されている甲冑のような装甲板は粒子圧縮駆動システムによってある程度の可動域が確保されている。これは[[HHMS-X01 スパルタクス]]の可動装甲システムに類似しているが、着弾時の傾斜角をずらすという防御のためのシステムだったスパルタクスの物とは発想が異なっている。前述した通り、本機は装甲表面スリット部から排出される余剰粒子を姿勢制御に転用しているが、装甲そのものを可動させる事で排出される粒子に指向性を持たせて、より簡便に姿勢制御を行えるようにしている。また高速戦闘機動の最中に装甲板を動かすことで慣性モーメントをコントロールして急旋回時の姿勢制御の補助を行う。 **コクピット 操縦機構はマスター・スレイブ方式に統一。同時に学習型バイオコンピューターを搭載するなどソフトウェアも一新されている。内部は機体各部のセンサーから得たデータが直接投影される球型全周囲モニターが備えられ、コクピットモジュールは全球型となっている。モジュールそのものは腹部に搭載され、緊急時の脱出ユニットとして機能する。 本機のコクピットは360度回転式リニアシートという方式になっている。これはコックピットの構造がリニアシートを含めた内殻と、それを包むようにしてある外殻とに完全に分かれているタイプのコックピットである。通常のタイプでも過剰な遠心力防止のために上下左右にいくらか可動出来るよう内殻と外殻が分離されているものだがこの場合は必要に応じて内殻部分が外殻と干渉せずに360度回転が出来るようになっている。極端な例を挙げれば、機体がどんなに回転したり向きを変えたりしてもパイロットの乗るコックピットは微動だにしないようにでき、空間失調を防ぐ事ができる。 また、内殻と外殻の間の空洞はGN粒子を充満させる事で慣性を制御、衛士にかかる負荷を大きく軽減している。 内殻と外郭が完全に分離されて回転する為に普通にコード類でその間を繋ぐことは出来ず、人間の神経細胞に見られるシナプスのシステムを参考にした送信機と受信機間の情報伝達とそれによる電位変化を機体内の電子センサーが感知して情報伝達を行うというシステムを採用している。 **アビオニクス ナイトロシステム等を備えたアビオニクスは従来機と違いは少ない。 本機独自のものとしては上部に大きく突き出た頭部装甲に内蔵された高精度高感度センサーが存在する。高速機動時でも敵機の捕捉と追従を容易とする為の大出力センサーであり、突撃に移った際でも各部姿勢制御システムと組み合わせる事でミリ単位での微調整が可能となっている。 **武装 ***大型GNランスⅢ『グングニール』 本機を象徴する大型突撃槍。ジンクスシリーズに採用されていたGNランスの強化発展型。 最大の特徴は小型とはいえ、太陽炉を内蔵している点である。独自に粒子供給がされる事で近接格闘兵装として以外にGNフィールドを展開する防御システム、内蔵されたGNスラスターによる機動補助ユニットを兼ねる複合兵装システムに昇華されている。 高硬度レアアロイ製の槍本体にはPS装甲によるコーティングがされており、高振動ブレードと同様に超高速振動による分子結合の破壊が可能な事もあってその破壊力は数ある近接格闘兵装の中でもトップクラス。GNフィールドを最大展開かつ最大速度で行う突撃は艦船クラスでも巡洋艦程度であれば装甲を撃ち抜けるとされている。 ***120mm突撃銃 グングニール側面に内蔵された二門の突撃銃。単純な射撃兵器として以外にも突撃時に射撃しての牽制にも用いる。 構造上独自の火器管制システム等がない為に試製突撃銃等の最新鋭兵器に命中精度は劣ると思われがちだが、機体本体の頭部高精度センサーと連動する事でその欠点を補っており、命中精度は極めて高い。 ***GNビームサーベル 腕部下部装甲に内蔵されたビームサーベル。基本的に足を止めて斬り合うのを前提としていないために緊急時用の装備としての面が強く、仕様も標準的。 ***GNスラッシュディスク 両肩から射出される円盤状の小型兵器。GNファングを小型化させた遠隔操作兵器。ビームを放つ事が出来ない代わりに極限まで小型化されたことで高い隠匿性を持つ。高速回転しながら対象へと突撃する空飛ぶ回転ノコギリ。 ***大型GNブースター 正確にはオプション兵装。背部に装着される大型の推進ユニット。最大の特徴はブースターユニットそのものに推進器への圧縮粒子供給専用の太陽炉を内蔵している事。これにより、供給される粒子を全てGNブースターに割り振る事が可能となっている。 **装備 コンフォーマルアレイレーダー 粒子蓄層型対弾装甲 粒子圧縮駆動システム 第三世代型搭乗者保護システム 統合戦術情報伝達データリンクシステム OBLシステム(オペレーション・バイ・ライトシステム) バイオコンピューター搭載型教育式OS 作戦行動予測システム ナイトロシステム ガンダムフレーム
*ASW-G-66 ガンダム・キマリス #image(20151228221427427s.jpg) **概要 大洋州連合軍が開発したガンダムタイプMS。独自開発されたガンダムフレームを採用した数少ない機動兵器の一機。名前の由来はソロモンの72柱の悪魔の一つである「キマリス」。キマリスは召喚される際、騎士の姿を模して現れるという。 その由来の通り、まるで騎士甲冑のような重厚かつ優美なフォルムが特徴的なMS。ツインドライブの大出力と各部のスラスターから生み出される大推力を活かした一撃離脱戦法に特化という独特のコンセプトで設計されており、『MSというよりはミサイル』と揶揄される。しかしながら、直線での単純な機動性はVFを上回っており、小回りに難があるものの最高速度での戦闘機動はVFを凌駕する直線番長である。 ガンダムフレーム搭載機自体の生産数が少なく、本機も建造途中で計画が中止されて放棄されていたのを、第13独立義勇師団がグレーシェル・コンツェルンを介した裏ルートで入手。暗黒星団帝国への降伏と参加で戦力が必要となった為にドッグ艦内のMS工廠で完成させている。 師団長付小隊の小隊長を務める結城レド大尉に与えられ、彼の専用機として運用される。 **機体構造 太陽炉やフレームに関しては[[ガンダムフレーム]]を参照。本機の場合、太陽炉の設定を最初から粒子生成のリミッターを解除して設定されており、常に余剰の粒子が過剰に生成されている。その粒子を逃がすために装甲各部にスリットが設けられ、排出口となっている。その排出口の造形が騎士甲冑を彷彿とされる装甲の表面処理になっている。 特徴的なのは圧縮粒子の膨大な供給量を活かした大推力特化の設計思想。主推進器は脚部に内蔵した大型GNスラスター。足先を折り畳み、下腿のカバーを開くことで露出する。片脚の物だけで可変機であるアストーレの双発エンジンの総推力に匹敵する大推力スラスターである。これを肩部の大型フィンブレードを兼ねたサイドスラスターと装甲各部のスリットから排出される余剰粒子を微調整に用いて補助する。 フレームに装備されている甲冑のような装甲板は粒子圧縮駆動システムによってある程度の可動域が確保されている。これは[[HHMS-X01 スパルタクス]]の可動装甲システムに類似しているが、着弾時の傾斜角をずらすという防御のためのシステムだったスパルタクスの物とは発想が異なっている。前述した通り、本機は装甲表面スリット部から排出される余剰粒子を姿勢制御に転用しているが、装甲そのものを可動させる事で排出される粒子に指向性を持たせて、より簡便に姿勢制御を行えるようにしている。また高速戦闘機動の最中に装甲板を動かすことで慣性モーメントをコントロールして急旋回時の姿勢制御の補助を行う。 **コクピット 操縦機構はマスター・スレイブ方式に統一。同時に学習型バイオコンピューターを搭載するなどソフトウェアも一新されている。内部は機体各部のセンサーから得たデータが直接投影される球型全周囲モニターが備えられ、コクピットモジュールは全球型となっている。モジュールそのものは腹部に搭載され、緊急時の脱出ユニットとして機能する。 本機のコクピットは360度回転式リニアシートという方式になっている。これはコックピットの構造がリニアシートを含めた内殻と、それを包むようにしてある外殻とに完全に分かれているタイプのコックピットである。通常のタイプでも過剰な遠心力防止のために上下左右にいくらか可動出来るよう内殻と外殻が分離されているものだがこの場合は必要に応じて内殻部分が外殻と干渉せずに360度回転が出来るようになっている。極端な例を挙げれば、機体がどんなに回転したり向きを変えたりしてもパイロットの乗るコックピットは微動だにしないようにでき、空間失調を防ぐ事ができる。 また、内殻と外殻の間の空洞はGN粒子を充満させる事で慣性を制御、衛士にかかる負荷を大きく軽減している。 内殻と外郭が完全に分離されて回転する為に普通にコード類でその間を繋ぐことは出来ず、人間の神経細胞に見られるシナプスのシステムを参考にした送信機と受信機間の情報伝達とそれによる電位変化を機体内の電子センサーが感知して情報伝達を行うというシステムを採用している。 **アビオニクス ナイトロシステム等を備えたアビオニクスは従来機と違いは少ない。 本機独自のものとしては上部に大きく突き出た頭部装甲に内蔵された高精度高感度センサーが存在する。高速機動時でも敵機の捕捉と追従を容易とする為の大出力センサーであり、突撃に移った際でも各部姿勢制御システムと組み合わせる事でミリ単位での微調整が可能となっている。 **武装 ***大型GNランスⅢ『グングニール』 本機を象徴する大型突撃槍。ジンクスシリーズに採用されていたGNランスの強化発展型。 最大の特徴は小型とはいえ、太陽炉を内蔵している点である。独自に粒子供給がされる事で近接格闘兵装として以外にGNフィールドを展開する防御システム、内蔵されたGNスラスターによる機動補助ユニットを兼ねる複合兵装システムに昇華されている。 高硬度レアアロイ製の槍本体にはPS装甲によるコーティングがされており、高振動ブレードと同様に超高速振動による分子結合の破壊が可能な事もあってその破壊力は数ある近接格闘兵装の中でもトップクラス。GNフィールドを最大展開かつ最大速度で行う突撃は艦船クラスでも巡洋艦程度であれば装甲を撃ち抜けるとされている。 ***120mm突撃銃 グングニール側面に内蔵された二門の突撃銃。単純な射撃兵器として以外にも突撃時に射撃しての牽制にも用いる。 構造上独自の火器管制システム等がない為に試製突撃銃等の最新鋭兵器に命中精度は劣ると思われがちだが、機体本体の頭部高精度センサーと連動する事でその欠点を補っており、命中精度は極めて高い。 ***GNビームサーベル 腕部下部装甲に内蔵されたビームサーベル。基本的に足を止めて斬り合うのを前提としていないために緊急時用の装備としての面が強く、仕様も標準的。 ***GNスラッシュディスク 両肩から射出される円盤状の小型兵器。GNファングを小型化させた遠隔操作兵器。ビームを放つ事が出来ない代わりに極限まで小型化されたことで高い隠匿性を持つ。高速回転しながら対象へと突撃する空飛ぶ回転ノコギリ。 ***大型GNブースター 正確にはオプション兵装。背部に装着される大型の推進ユニット。最大の特徴はブースターユニットそのものに推進器への圧縮粒子供給専用の太陽炉を内蔵している事。これにより、供給される粒子を全てGNブースターに割り振る事が可能となっている。 **装備 コンフォーマルアレイレーダー 粒子蓄層型対弾装甲 粒子圧縮駆動システム 第三世代型搭乗者保護システム 統合戦術情報伝達データリンクシステム OBLシステム(オペレーション・バイ・ライトシステム) バイオコンピューター搭載型教育式OS 作戦行動予測システム ナイトロシステム ガンダムフレーム

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: