NMMS-X06GN ジンクスⅢ

NMMS-X06GN ジンクスⅢ


機体概要

旧武装親衛隊と近衛師団が共同で開発した主力MS。武装親衛隊の持つ太陽炉と近衛師団がノウハウを持つ新世代型MSの技術の融合をコンセプトとしたMSであり、既存のMSとは桁違いの性能を持つ。そのポテンシャルは量産機でありながらエース専用機に匹敵するほどであり、大洋州連合軍主力MS『ZGMF-Y05K アブ・カムゥ』との戦力比は10:1まで格差が広がっている。

最新の技術が使われているものの、機体設計自体は量産機らしく堅実そのものである。

大洋州国防軍や紺碧島主力部隊に対して一切の情報開示を行なっておらず、配備されているのは旧武装親衛隊と大洋州連合近衛師団、そして近衛師団と関係の深い国防軍一部部隊のみとなっている。

機体外見


シルエットそのものは『ZGMF-X18GN ジンクス』のそれを踏襲。しかし、シルエットは量産を考慮して簡素化が進んでおり、突起物などは減少している。

機体構造

フレームは内部に光ファイバーを内蔵した軽量カーボンフレームを採用、さらに機体中央部に位置する太陽炉をそのままフレームの一部として組み込む事で機体構造を簡素化している。関節駆動部を中心に繊維型関節駆動システムを搭載、さらに回避能力を優先して装甲をあえて少なくした事で人体に近い動きを可能としている。

フレームは荷重がかかった場合のみ通電されてPS装甲化する構造となっており、フレーム強度を状況によって変化させる事で高機動戦闘への対応が可能となっている。

装甲はMCA構造による電子機器内蔵型。よってVPS装甲は装備していない。さらに装甲表面にミクロ単位の処理を施したボーテックス・ジュネレーター処理を備えており、重力下飛行時の空気抵抗を大幅に減少させている。胸部や脚部の一部などフレームがむき出しの箇所も多く、防御力よりも運動性能を重視している。

両肩にはオプション兵装装備用の回転式マウントラッチが備えられ、さらに背部にもマウントラッチが後付けで装備可能となっているなどジンクスとの差別化が目立っている。

コクピット

コクピットブロックは腰部アーマー、むしろ股間とも言うべき場所という珍しい部分に存在する。

内部は半球型であり、前方180度がモニターとなって外部情報を投影する。

操縦機構は従来の操縦桿方式から一新され、ASと同じくセミ・マスター・スレイブシステムを採用している。それと同時に神経シナプスを介した思考操作システムを補助操縦システムとして組み込んでいる。

本機の思考操作システムは一時期大洋州や財閥系MSに数多く搭載されていた思考制御システムとは違い、あくまで『反射的な動き』にのみ対応する物である。つまり『とっさの反応』を機体にダイレクトに伝えるシステムであり、緊急回避や迎撃などに用いられる。

コクピットの仕様そのものは第三世代型搭乗者保護システムに準拠しており、ブロック内に教育型OSや作戦行動予測システムといった機体制御に関する中枢部分が含まれている。その為に予備機などに乗り換える場合もコクピットブロックを入れ替えてしまえば機体のマッチング作業無しに乗り換えが可能となる。

アビオニクス(AI)


電子機器関連は量産機としては非常に高度なものを搭載しており、過去の専用機クラスに勝るとも劣らない。

機体の制御OSはバイオコンピューター搭載型教育式OSを採用。この教育型OSは最初は通常のOSと変わりない動作をするものでしかないが、何度も戦闘を経験する事でパイロットの機動における癖や傾向を統計学的に分析、そうする事でパイロットの挙動をスムーズにサポートするようにOSそのものが進化していく構造をとっているという代物。個々のパイロットの傾向で差が出る為に量産機でありながらそれぞれの専用機と言っていいほど動きが違っている。

頭部にはメインのシステムを補助するサブバイオコンピューター・システムが搭載されている。こちらは回避や操縦などの基本操作をバックアップするだけでなく、それぞれ機動兵器の操縦系統に対応する柔軟性も持ち合わせている。

この2つの操縦システムを併用する事で操縦者それぞれが慣れ親しんだ操縦系統に近い状態で操縦することが可能となっている。

さらにパイロット支援用のAIとして各種専用機や戦術機用の高級AI『作戦行動予測システム』を備える。エース搭乗のカスタム機となれば作戦行動予測システムもバージョンアップしており、擬似的な人格を再現した物を搭載している場合も多い。

アビオニクス(センサーシステム)

レーダーは多機能型複合センサー『ファクトスフィア』を採用。カメラアイは頭部のⅩ状となったレールに4つ備える複眼型となっている。

これらとは別に装甲にMCA構造を用いる事で鋳造したレーダー素粒子による全周囲への索敵・追尾が可能となっている。

動力・推進機関

動力は旧武装親衛隊が持つ次世代永久機関『太陽炉』を搭載。太陽炉から生み出される『GN粒子』をビーム兵器用粒子に転用している為に、通常のビームライフル等の携行ビーム兵器がジェネレーター直結型火器並みの威力を有するに至っている。

そしてこのGN粒子を装甲表面に薄く定着させる事である程度の耐ビーム・物理防御能力を装甲に付与させ、VPS装甲を搭載しない不利を補っている。

太陽炉は他の動力機関と違って副産物の粒子を推進や防御、火器に転用可能な利点を持つが欠点も存在する。太陽炉は外部の装置で起動準備が必要であり、運用にある程度の設備が必要という欠点が存在し、運用には一定の設備投資というコストが必要である。

推進機関は量産機としては初のフィールファッハ・ドライブ搭載機であり、推進剤を搭載していない。フィールドエミッターはビームライフルのマウントラックを兼ねた腰部サイドアーマーに位置している。

整備・支援性

OSやAIのカスタマイズは勿論、内部構造のチューンナップも容易なようにブロック構造をとっている。特に武装親衛隊や近衛師団といったエース部隊用のジンクスⅢは一人一人の傾向に合わせてアビオニクス関連は細かく調整されている。

乗機の破壊などで修理が必要になった際は破損した部位をそのブロックごと取り外し、予備の物と交換するだけで対処が可能。戦闘中でも手早く済ます事が出来る為に被弾機も即座に戦線復帰が可能である。コクピットブロック内にOSとAIのコアユニットを内蔵する為に、予備機などへの乗り換えにマッチング作業が必要ないという利点もある。

ただし、こうした点から整備性は悪くないと言えるが量産機としては高級過ぎる為にデリケートで密林地帯や砂漠といった過酷な環境での行動は不得手。そういった局地的運用においては旧来機の方が優位である。

カラーリング

国防軍に配備されている数少ない制式機はライトブルーを基調としている。旧武装親衛隊機は黒とシルバー、近衛師団所属機は赤と白というカラーリングを採用している。

その他の主なカラーリングとしては『純血派』と呼ばれる保守派の若手貴族グループのパイロットが運用する機体カラーは制式機と同じくライトブルーを基調とするが
肩部装甲のみ赤く塗装している。

一応このようにカラーは決まっているが申請さえ行なえばカラーリングの変更やパーソナルマークの追加はかなり自由な範囲で認められている。

武装


基本的な武装はGNビームライフルとGNランサー、そして大腿部に内蔵されたビームサーベル。これらと共に各種マウントラッチに作戦内容や個人の得意とする装備をオプション兵装として装備する。その為に多彩な作戦や状況への対応が可能となっている。

GNランサーはいわゆる突撃槍型の格闘兵器。槍部分に4門のビームライフルを内蔵する事で射撃兵器を兼ねている。ランスモードとライフルモードは切り替えが可能であり、ライフルモードへの移行の際は柄が延長され、グリップが展開される。

GNビームライフルは短銃身のブルパップ型。連射性能と命中精度に優れる。銃身下部にはカーボンブレード製の銃剣を装着可能。
銃剣の代わりにビーム粒子加速帯を内蔵した延長バレルと射撃管制用独立AIを搭載した追加パーツを装着する事でスナイパーライフルとしての運用も可能という優れた汎用性を持つ。

GNビームサーベルはサーベル基部そのものが粒子加速帯として機能するという新型モデル。通常のサイズでありながら高出力のビームサーベルを展開する。柄にはヒートナイフも備えられ、密接状態での格闘戦や水中で効果を発揮する。使用時以外は大腿部に内蔵する。

GNビームバルカンは頭部に搭載されたもの。通常の実弾系バルカンよりは高威力で機動兵器にもある程度の効果は見込める。しかしながら、主な用途は対通常兵器及び牽制に使用する。

マウントラッチ

  • 肩部アーマー :左右それぞれ一箇所ずつ
「肩部のマウントラッチはターレット型となっており、基部を軸に回転する事ができる。この機構は射撃兵器をマウントしたまま発射する際に、マウントされた火器の射界を確保できる為に重宝されている」

  • 背部 :突撃銃と長刀用がそれぞれ一箇所ずつ
「戦術機の背部に、通常2基装備される。搭載装備の形状に合わせ、数種の仕様が存在しているが、主に長刀用、射撃武器用に大別する事ができる。二重関節跳ね上げ式の長刀用に対し、伸縮展開式の射撃武器用は“もう一本の腕”と言っても過言ではなく、自律制御によって後部や上部への砲撃が可能となっている」

オプション兵装

オプション兵装は戦術機に搭載されていた物が多く、肩と背部のマウントラッチに装備して出撃する。一部ジンクスⅢに合わせて新設計されたものも存在する為、ここでは新設計の装備のみ紹介する。

  • JP537Y ラケーテンパンツァー
砲身上部に実体弾を射出するバズーカ、砲身下部大出力のビームを発射するビームランチャーを備えた連装構造式大型バズーカ砲。主に中距離支援機が装備する事が多い。両肩と背部のマウントラッチ双方に装備可能であり、さらにオプションの火器全てに言える事だが使用のたびにマニュピレーターに保持せずともマウントラッチを介して発射命令を送信してマウントしたままでの使用が可能。

  • MMI-M826R ハイドラビームガトリングガン改
両肩に装備されるオプション装備。ビームシールドを兼ねたバインダーと一体化している攻防一体の兵器。高出力のビームを連射する制圧能力に優れた武器だが、ややサイズが大型な為に一般の兵士からは敬遠されている。ルミーナが愛用する。

  • APG-19 パンツァーファウスト
旧世紀にドイツ軍が使っていた原始的無反動砲をMSサイズまで大型化したもの。誘導性能や弾速は低いものの、固定目標に対しては高い威力を発揮する。オプションの中でも最も安価な為に気軽に撃つ事が出来る。主に肩に2つずつ、計4つ装備する事が多い。

武装一覧

GNランサー×1
GNビームライフル×1
GNビームサーベル×2
GNビームバルカン×2
ソリドゥスフルゴール×2

携行火器一覧

MMI-108 ヒートショットランサー
RG-201TSF 80mm電磁加速式重突撃銃
BR-19TSF 強化型ビームライフル
多目的自律誘導弾システム
EML-99X 電磁速射砲
MMI-S  70mmショットガン
MMI-809 アウドムラ
JP537Y ラケーテンパンツァー
MMI-M826R ハイドラビームガトリングガン改
APG-19 パンツァーファウスト

装備その他

第三世代型搭乗者保護システム
統合戦術情報伝達データリンクシステム
OBLシステム(オペレーション・バイ・ライトシステム)
バイオコンピューター搭載型教育式OS
作戦行動予測システム
ファクトスフィア
太陽炉
MCA構造

添付ファイル