統合整備計画

統合整備計画

概要

大洋州連合軍近衛師団司令官ルシア・フォン・マンシュタイン大将と東南アジア方面軍司令官アズサ・ゲルト・フォン・ルントシュテット大佐が提唱・推進する大洋州連合軍戦力の編成計画。武装親衛隊や同盟国であるプラント・アフリカ諸国連合も参加する壮大な計画であり、推進に従って各国の一層の軍事的一体化が進むと推測されている。東北親征の失敗で揺れる大洋州連合軍の再建計画である本計画の内容は大きく分けて以下の通りである。

  • 大洋州連合軍の各方面軍ごとに異なっていた編成と軍制の統一化
  • 制式量産機間のOS・火器管制システム・マニュピレーター機構の統一による携行火器の共有化
  • 戦術機・MSのハイローミックスの推進とAS戦力の整備
  • 空中艦隊構想と可変機動兵器整備を軸とした空軍兵力の再整備
  • 未だに地方軍では数多く配備されている旧世代機のアップデート及び局地戦機化による延命の実施
  • 大陸領土を結ぶ大鉄道網の整備


詳細

・大洋州連合軍の各方面軍ごとに異なっていた編成と軍制の統一化
従来の大洋州連合軍の軍制度は各植民地を統治する総督府に対して独自の裁量で軍備を揃えさせ、戦時は本国の国防軍を中心に各総督府から国力に応じた兵力を抽出させるという形式をとっていた。その結果、動員兵力は地球圏でも最大規模になるに至ったが各総督府がそれぞれ独自の軍事制度をとった事で質のばらつきや指揮系統の混乱を招くという弊害が叫ばれていた。そこで軍制を国防軍の下で一本化、各総督府でそれぞれバラバラだった編成や定数を統一。同時に訓練カリキュラムなどのソフト面の一本化を推進している。

・制式量産機間のOS・火器管制システム・マニュピレーター機構の統一による携行火器の共有化
戦術機・MS問わず大洋州連合の制式量産機のソフト面の仕様を俗に言うUPWスタンダードの物に全て統一し、グレーシェル・コンツェルンや国営兵器産業廠がそれぞれ開発した雑多なオプション兵装、機動兵器ごとに異なっていた携行武装を全ての機動兵器間で共通化するという試み。機動兵器の携行火器はビーム兵器はF.B.L.、実弾兵器はAMWS-G11 先進型多目的突撃銃に順次統一されていく計画となっている。また、将来的にはサイコフレーム搭載による脳波連動型次世代型携行兵器として開発が進んでいるAMWS-G12 試製次世代多目的突撃銃にF.B.Lの機能を付与する事で完全な一本化を最終目的としている。ただし、あくまで一本化されるのは汎用型の制式量産機の携行武装のみであり、砲撃戦機などの局地戦機や高級指揮官の専用機に関しては従来通り専用の武装が搭載される。

・戦術機・MSのハイローミックスの推進とAS戦力の整備
従来大洋州連合軍の機動兵器戦力の主力はMSであったが、東北親征時にその有用性を示した戦術機の配備を推進する事に決定。次期主力機動兵器をATTSF-01A 心神及びGNX-803T ジンクスIVで同盟国を含めた全軍で統一するとしている。それに従い、大洋州連合宇宙軍やZAFT軍が独自開発していた機動兵器は順次開発中止が決定。開発設備を全て次期主力機たる両機の生産に注力するとしている。なお、心神に関しては旧東アジア共和国軍が数多く所属する開発者の東南アジア方面軍内ならまだしも、それ以外の各軍で日本語名の名称はそぐわないとして、東南アジア方面軍以外ではATTSF-01D アドラーと言う呼称になると内定している。なお、UPWを介して武装親衛隊が幻想郷と共同開発を行ったXFJ-01a 不知火・弐型 Phase2は制式量産機からは漏れたものの、現時点で一定数の配備が完了している事もあって武装親衛隊のみ戦術機に関しては心神ではなく、不知火・弐型を制式量産機として配備するとされている。

AS戦力の整備については急増する都市部でのデモや反政府勢力のゲリラ活動への対応を迫られている為である。正面戦力としての運用ではなく、反政府勢力鎮圧を目的とする特殊部隊にのみ配備される計画である。現在はロシア総督府が運用するRk-92 サベージやZy-98 シャドウを鹵獲しての運用試験や研究が行われている。

・空中艦隊構想と可変機動兵器整備を軸とした空軍兵力の再整備
幻想郷艦隊や地球連邦軍の航空戦力に対向するために始動した空軍戦力整備計画。空中航空母艦P-1112 アイガイオン Aigaionの量産化とそれを軸とした航空艦隊の整備、そしてVFに対抗可能な最新鋭可変機VMS-03A アストーレの量産化の推進が中心である。

最終的には現在開発中の超弩級空中航空母艦グレイプニルを複数生産。各領土上空は勿論、地球連邦等の仮想敵国の領空境界線ギリギリを含めた空域を複数に分割。グレイプニル1機と複数機のアイガイオンからなる一個空中艦隊を空域ごとに常時滞空させる事で制空権の確保と敵対国家に対する抑止力とする計画となっている。

・未だに地方軍では数多く配備されている旧世代機のアップデート及び局地戦機化による延命の実施
大洋州連合軍はその規模から次世代機への転換をスムーズに行う事が難しく、特に地方の方面軍やZAFT軍においては主力機は未だにNMMS-X06GN ジンクスⅢとなっている。ジンクスⅢは名機ではあるものの、旧式化しているのは間違いなく、次期主力機であるATTSF-01A 心神及びGNX-803T ジンクスIVの配備完了までは順次NMMS-X15GN アドベントジンクスへの改修措置と局地戦に特化した改良型への改修で延命と戦力の底上げを図る。

・大陸領土を結ぶ大鉄道網の整備
大洋州連合生命線である大陸領土の兵士・物資輸送を効率化させる為の大鉄道網整備計画。東南アジアからユーラシアを打通、さらにアフリカ大陸を網羅する世界史史上でも類を見ない巨大鉄道の建設を開始している。これにより、大容量のペイロードを持つ高速輸送列車による迅速な兵力移動が可能となっている。同時に鉄道網を一種の要塞線とするべく超弩級装甲列車アドルフ・ヒトラーが就役、様々な機能を備えた車両を連結させた『移動要塞』たる装甲列車を全15両配備する事で鉄道網に沿った強固な防衛線を備えることに成功している。