AF-01 アドルフ・ヒトラー Adolf Hitler

AF-01 アドルフ・ヒトラー Adolf Hitler

概要

大洋州連合軍が海外領土を結ぶ広大な鉄道網の防衛を目的として開発した超弩級装甲列車型AF。

戦艦用のそれを利用した三層構造の複合装甲による防御力とリニアレール化した線路によるその図体に似合わない機動性、そして独仏国境線からパリまでを射程に収める大出力レーザー砲と多数の対空武装による攻撃力を併せ持つ『機動要塞』。用途に応じて多彩な車両を連結させる事でいくらでも機能の拡張を図る事も可能である。

運用面の欠点も多々あるが、その戦闘能力は圧倒的。一号車『アドルフ・ヒトラー』は単独で東欧方面から侵攻してきたロシア総督府一個軍集団を壊滅させ、さらに独仏国境線に配備後は排除の為に越境攻撃を行ったASE軍を撤退に追い込むなどの活躍を見せている。その高い性能から同型車両が限定的に量産されており、大陸領土各地に全10両ほどが配備されている。

構造

基本的には機動兵器を運用する航空甲板ユニットとレーザー砲及び各種武装を搭載する戦闘ユニット、そして全体の管制を行う指揮車両が連結した構造をとっており、さらに任務に応じて様々な車両を連結して機能を拡張していく装甲列車。

内部で機動兵器が行動できるほどの巨大な車体であり、それに比例して戦艦と打ち合いが出来る程の極めて堅牢な装甲を持つ為に機動兵器レベルの火力で撃破する事は非常に困難。ただし、そのサイズ故に本来の路線と並行する形で敷設された専用のレールでなければ運用が不可能であり、万が一脱線した場合には復旧に時間がかかるなど運用面での難点も非常に多い。また、小回りも聞かずに懐に入り込まれると反撃の手立てが少なくなる為に機動兵器部隊の直掩と通常型装甲列車の随伴といった対策が不可欠となっている。

数少ない構造上の弱点としては当然ながら内部に入り込んだ敵に対して反撃が出来ないこと、そして航空甲板ユニットの後尾部分の装甲型の箇所に比べると比較的脆弱な事が挙げられる。

武装

超大型湾曲粒子砲『ファールバウティ』

動力車両の上方に動力炉と直結する形で装備された超大型粒子砲。長大な砲身内に粒子加速装置が内蔵されており、さらにFBLの技術を用いて高濃度粒子を充填、発射する大出力ビーム砲。特筆すべきはGNフィールドの近似技術で、1本にまとめられた3本のビームが、互いに干渉することで発射後の軌道変更を可能としている点である。1本につき120度ずつをカバーしており、あらゆる方向へ、任意のタイミングで何度でも湾曲させることができる。粒子ビームは照射型であり、15秒間に渡って大出力粒子ビームを照射可能。その射程も長大であり、独仏国境線からパリを射程内に収める一種の戦略兵器である。

対空レーザー砲

対空レーザー砲と言いつつ、旗艦級戦艦の主砲並みの威力を持つ大出力対空砲。一車両平均で大抵15門装備されている。射角の問題で一定高度以下の標的に照射する事が出来ないが後述のGNリフレクターを併用する事でその欠点を補っている。

GNリフレクター

車両上面のハッチから射出される飛翔体。ビーム砲の銃身にローターを付けて滞空する自律機動砲台であり、標的を探知範囲内に捕えた際に自動で砲撃を開始する。最大の特徴はGNフィールドを展開して対空レーザー砲のレーザーを湾曲させ、下方に射角を取れない対空レーザー砲の弱点を補う役割を兼ねている事である。

多目的VLS

車両各部に装備されたVLS。通常の多目的ミサイル以外にも対地拡散弾頭などを発射可能。

装備

GNプライアルアーマー

アームズフォートに装備された粒子蓄層型対弾装甲を発展させた新型防御機構。粒子全防護膜、粒子装甲などとも呼称される。
機体周辺に攻性型GN粒子を安定的に還流させることで、各種攻撃によるダメージを軽減・無効化させる事を目的としている。着弾した際に弾丸の衝突エネルギーを利用してGN粒子が弾丸と共に吹き飛ぶことで運動エネルギーと衝突エネルギーを拡散させて機体を防護するという点では粒子蓄層型対弾装甲と変わらないが、粒子を攻性型とした事で着弾時に実弾兵器であれば弾頭を攻性粒子で破壊、ビーム兵器であればビーム砲を構成する粒子と相殺して防御する事を目的としている。特に実体弾に対して高い効果を示し、既存兵器搭載の戦車砲、機関砲や榴弾、ミサイルなどではほとんど損傷を与えられず、PS装甲と併用する事で極めて高い防御力を有する事ができる。

被弾時は当然機体を覆うGN粒子が拡散し、剥がれてしまうが太陽炉によって常時生成され、再定着する為に弱点とはならない。

欠点としては貫通力が特に高い武装や運動エネルギーを利用するミサイル兵器、高出力のビーム兵器へは全く効果がないわけではないにしろ、耐弾性能が落ちる事があげられる。