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NMMS-Y18GN/R ヤクト・ズール 高機動型

概要

第13独立義勇師団『アインザッツグルッペ』司令部付小隊にのみ配備されたヤクト・ズールの高級改修機。統合整備計画に準拠した後期型をベースに師団長エーデルハイト・アルトマイヤー中将の搭乗する試作戦術機ノスフェラトゥに随伴する為に通常仕様機と比較すると推力は6割も向上させ、さらに余剰のGNハイブリッドフレームを組み込んだ事で追従性も大きく向上している。統合整備計画に準拠した後期型をベースとしただけあって、他機体の武装を使い回す事が出来る等元来優れていた汎用性はさらに向上するなど全体的な性能は底上げされている。

カラーリングは基本的に真紅に統一されている。

機体構造

基本構造は軽量カーボンフレームを主体としたフレーム構造のままだが、バイタルパートと動力部を覆う一部をGNカーボンへと変更、さらに装甲材質も一部分を粒子充填型の発泡金属装甲に変更するなど通常仕様と異なる差異が見られる。

バックパックはNMMS-X19GN ウルス・ラグナのメインスラスターを流用しており、機体剛性の違いを考慮してリミッターがかかっているとは言え、極めて高い機動性能を機体に与えている。その他脚部や腰部スカートアーマー内のスラスターの推力も強化されており、単純な推力は高級量産機に匹敵している。

また、武装マウントラッチが腰部サイドアーマーとリアスカートアーマーに追加されており、それぞれ突撃銃と長刀のマウントが可能である。

武装

統合整備計画に準拠した共通マニュピレーターを装備しているため、先進型突撃銃等を使用可能となっている。

GN近接長刀

刃にクリアグリーンの新素材を採用した新型の長刀。GN粒子を熱変換することで超高温を生み出し、その熱を瞬間的に対象に伝導させることで高い切断力を発揮する。
熱変換時に表面に展開されるGN粒子の出力を一時的に増大させる事で擬似的なビームサーベルとする他、耐弾性能はさほどではないものの、小型のGNフィールドを展開する事で防御兵器としての利用も可能である。

75mm中隊支援砲『ランゲ・ブルーノ』

東南アジア方面軍ではなく、大洋州連合国防軍が開発した重機関銃。散弾・多目的砲弾も使用可能な75mm砲弾を最大150発/分で射撃可能。銃身がモジュール化されているのが特徴であり、220㎜から105㎜砲弾に対応した各種銃身に換装する事で戦車や自走砲の代用ができるという戦術機単体による携行・運用を前提とした直接打撃・間接支援双方に対応可能な汎用砲である。

AMWS-G12 試製次世代多目的突撃銃

AMWS-G11 先進型多目的突撃銃に代わる制式装備として開発された突撃銃。UPW仕様に沿った36mm電磁加速式機関砲が搭載されている事や各部にオプションを後付けする為ピカティニー・レールやスモール・レールが各部に装備している点など多くはAMWS-G11と変わらない。

特徴は120mm滑腔砲の代わりにF.B.Lが装備される事でビーム兵器との統合が図られ、さらに標準装備されていた銃剣が放熱板を兼ねられる様になった事である。F.B.Lはモジュール化されており、120mm滑腔砲への換装や他の装備へ換装する事は容易であり、多様な任務へ対応することができる。

もう一つ、最大の特徴は銃身にGNハイブリッドフレームを採用した事で脳波連動による高精度予測照準が可能となっている事である。各種センサーで得た空間情報を直接パイロットに伝達、脳波を照準に反映させる事で正確な照準が可能となっているが、本機はさらにそれを補助する為に独立型火器管制システムを標準で装備。これによってスナイパーライフル並みの命中精度を標準的に備えている。

装備一覧

コンフォーマルアレイレーダー
粒子蓄層型対弾装甲
粒子圧縮駆動システム
軽量カーボンフレーム
第三世代型搭乗者保護システム
統合戦術情報伝達データリンクシステム
OBLシステム(オペレーション・バイ・ライトシステム)
バイオコンピューター搭載型教育式OS
作戦行動予測システム
最終更新:2013年04月22日 23:31