カイザー・ヴィルヘルム級装甲航空母艦

カイザー・ヴィルヘルム級装甲航空母艦

概要

大洋州連合軍が開発した最新鋭装甲空母。全長900m級の超大型航空母艦であり、空母としては破格の防御力と優れた機動兵器運用能力を誇る大洋州連合軍機動艦隊兵力の要とも言える艦である。

『各戦線で遊撃し、航空母艦と可変機の集中運用を行う事で戦線の局地的航空優勢を確保する空母打撃群の整備』を目的とした大洋州連合国防軍の新規艦隊整備計画の中核戦力として作り出された大型航空母艦であり、人型機動兵器の運用を中心としていた従来の艦艇とは異なり、航空機型の可変機動兵器の大量運用を前提としている。

その構造から重力下での運用よりも無重力下での運用に適しており、大洋州連合宇宙軍や武装親衛隊の月面方面軍や火星方面軍、プラント防衛艦隊などに集中的に配備されている

構造

装甲化された全通甲板とアンクルドデッキを備えるという、一見するとオーソドックスな航空母艦の構造を取っているが、艦艇部も全て全通甲板となっている上下完全対称という異形の艦。アストーレをはじめとする可変機動兵器の集中運用を前提としている為であり、航空機型の可変機動兵器の運用に適した構造をとっている。当然ながら人型機動兵器の運用も可能であり、可変機の発着が優先される甲板部とは別に船体側面に展開式のリニアカタパルトデッキを有する。

全通式の甲板及び船体は装甲間が中空構造となった3層の複合装甲で構成されており、極めて堅牢。さらにアームズ・フォートのそれを転用したプライアル・アーマーを標準装備する為に戦艦並みの防御力を有する。重装甲化による内部スペース減による機体搭載数の減少を船体そのものの大型化によって補うという方式をとっている。

それによって肥大化した船体に航空母艦として活用できるレベルの航行性能を与える為に本来可変機用の大出力推進機関であるアルスヴィズ・エンジンを艦船用に大型化・改修させた推進器を8基備え、さらに大出力型の大型太陽炉を6基装備している。それによって船体サイズに比してかなりの高速艦となっている。

艦橋は右舷側に配置されているが、戦闘時は主要部分が内部に引き込まれる格納式艦橋となっているのが特徴。

機動兵器運用能力

機動兵器搭載数は3個大隊分108機に加え、予備機を含めて最大120機を数える。これは可変機に統一した場合の数字であり、人型機との混合編成や航空機と混成した場合は数字の増減が発生する。

上下完全対称型の船体の上下に位置する全通航空甲板には合計6基の電磁カタパルトを搭載しており、さらに両舷にも展開式の電磁カタパルトを有する。両舷のカタパルトは人型機動兵器の発進に用いられる事が多いが、可変機の発進も可能。ただし、帰還には対応しておらず、帰還時は甲板を用いる必要がある。

また、船底部の甲板は当然ながら重力下での運用は困難であり、使用は宇宙空間に限定されているという欠点を持つ。地上での運用も可能な全領域艦でありながら、重力下では運用面で難がある事が宇宙軍へ集中的に配備されている要因となっている。

なお、艦底部の全通航空甲板と一部格納庫が単なるデッドスペースになる事に目をつぶれば地上での運用も可能である。

武装

艦首大口径粒子砲×1
艦首に搭載された対要塞粒子ビーム砲。粒子砲専用の太陽炉から直接粒子をドライヴする事で高い出力を得ている。連射が利かず、射角も正面に限定されているがその威力は絶大であり、対多数戦闘や対要塞戦に威力を発揮する。

レーザーCIWS×46
甲板部分を中心にハリネズミのように装備された対空レーザー砲。粒子フィールドを砲塔付近に展開することである程度の弾道の湾曲が可能となっている。

多目的VLS×65
両用連装砲×6

装備

半自律型統合式支援用AIユニット
多目的複合レーダーユニット
補助用複合センサーユニット
三次元式火器管制センサー
赤外線探査レーザー
新型複合装甲
プライアルアーマー
センサー連動式指向性ビームシールド
統合戦術情報伝達データリンクシステム