VMS-03K アストーレ クーアフュルスト astore Kurfürst

VMS-03K アストーレ クーアフュルスト astore Kurfürst

概要

武装親衛隊の主力可変機VMS-03A アストーレの性能向上を図った後期型。クーアフュルストとは『選帝侯』の意。『空間制圧航空機』との開発コンセプトで進められ、『機体自身の性能による制空戦闘』・『母艦火器管制システムとの連動による支援砲撃』・『無人機・僚機とのデータリンクによる広域索敵と同時捕捉』の三点を軸としている。

ガミラス軍との共同開発で開発したDWG262 ツヴァルケ で得たノウハウの導入による性能向上が図られており、機体の大半は新規設計されている為に既存機からの改修は不可能という事実上の新型機となっている。特にアビオニクスの進歩と空戦性能の向上は著しく、他国と比較して難があるとされていた可変機開発に関して先進国に追いついた事を象徴する傑作機となっている。『武装親衛隊はVFの進歩に必要な段階を一段階ほど省略した』と称されている。

既存機からの改修ができないという欠点の為に量産自体は進んでおらず、現状のUPW派遣艦隊では翔鶴級航空母艦『プロイセン』艦長兼航空隊長のクライス・リンデヴァルト中佐が運用試験を行っている一機のみが実戦投入可能となっている。本国では月軌道方面軍の一部及びコペルニクス市防空を担当する親衛航空師団隷下の技術試験大隊のみ先行配備されている。

機体構造

機体フレームはPS装甲処理型軽量カーボンフレームからGNハイブリッドフレームに変更されており、強度と機体追従性が大幅に向上。さらに原型機の実戦データを基に割り出した負荷の掛かりやすい部位にのみPS装甲素材製のペーストカバーを装備する事で機体重量増加を最低限に抑えた上で機体強度の維持を図っている。

装甲にはATTSF-01A 心神に採用された『粒子充填型発泡金属素材』を装甲に使用しており、装甲強度を一定に保ったまま、機体の軽量化に成功している。

その他の防御機構としてはアームズ・フォート(AF)に搭載されていた粒子型防御システム『GNプライアルアーマー』が採用されている。この副次的効果として『クイック・ブースト』と呼ばれる後述する特殊機動が可能となっている。

また、太陽炉は左右の腰部バインダー内にそれぞれ一基ずつ内蔵された物を同調させ、ツインドライブ化させているのが改修点の一つである。量産機でありながらツインドライブシステムを搭載した事で破格の出力を有し、特に携行火器や搭載エンジン、粒子蓄層型対弾装甲等の粒子量は大きく増大している。また、粒子量に余裕が出来た為に機体各部のGNコンデンサーはオミットまたは小型化されており、機体余剰スペースを確保することで将来的な拡張性を持たせている。同様の理由で原型機では不可能だったトランザムシステムも搭載されており、戦闘能力を向上させている。

ステルス能力については、原型機と同様のアクティブステルスの他に本機の装甲表面は表面はレーダー波を吸収してそのエネルギーを熱に変換する対レーダー複合材でコーティング処理を行っている。また、発泡金属のGN粒子を充填する気泡を正六角形型に隙間無く並ぶよう加工する事でハニカム構造としてレーダー波が吸収されるようにする事で形状面でのステルス性の不利を補っている。
また、新たに採用された磁性制御型可変翼による主翼形状の変更と尾翼の折り畳みによって、RCSを抑える形状を取る事は可能。これにより、状況や作戦内容次第によってはRCSを重視したステルスモードへの『変形』を行うことができる。

元々頭部ブレードアンテナには整流効果が期待されていたが、初期型で得たデータを元により空力制御に優れた形状に変更している。

エンジンについては初期型とは異なり、戦術機用のそれを転用したアルスヴィズ・エンジンを採用。三次元可動ノズルを搭載しており、MS形態時にシールド兼センサーブレードとして機能する尾翼を損傷・喪失しても飛行や戦闘機動にはほとんど影響しない。

クイック・ブースト

機体構造というよりはプライアル・アーマーの機構を利用した特殊機動。機体表面を還流するGN粒子をプラズマ化、噴射する事で上下左右任意の方向に瞬時に加速、高速移動を行う事ができる。特に旋回中に噴射する頃で超高速でのハイG旋回や速度を変えないままでのコブラ機動、急制動からの宙返りをも可能となるが、その加速性能や制動性能はコクピットの慣性制御でも殺しきれない負荷を搭乗者に与えるので多用の出来ない、エースクラスのみが可能とする特殊機動となっている。
また、クイック・ブーストで使用したGN粒子が再充填されるまでは当然プライアル・アーマーの出力が低下し、防御力は激減してしまう。

磁性制御型可変翼

武装親衛隊技術総本部が生み出した柔軟に伸縮して断面積や形状を変化させる機能を持つ新型可変翼システム。合成樹脂と電導ジェルの芯をサクラダイト合金繊維で覆った人工筋肉『マッスルフレーミング』で翼部を構成し、外装として超弾性を持つ新素材の強磁性形状記憶合金で覆うという特殊な構造を取っている。

基本原理としては以下の通りとなっている。

1.パイロットによる任意の操作、またはパイロット支援AIが最適と判断した翼形状となるように翼部内の人工筋肉が収縮を開始。
2.収縮の為に人工筋肉には通電がされるが、この際にサクラダイト合金繊維がコイルとなって電磁石の要領で大きな磁力を発生させる。
3.予め、特定の値の磁力に対応した形状になるように弾性を設定された強磁性形状記憶合金が、マッスルフレーミングの電磁石によって発生した磁力に反応して外装形状を人工筋肉の収縮に合わせて変化させる。

以上のようなプロセスを経て翼形状を変化させる事ができる。強磁性形状記憶合金性外装の弾性は人工筋肉の収縮率とその収縮によって生み出される電磁石の磁力の強度によって決定される。より簡単に言うと速度域に応じて翼部形状が変形し、その際に生み出される磁力によって超弾性を得た強磁性形状記憶合金が人工筋肉の形状変化に対応して外装を変化させるという事である。

これによって高速飛行時は薄く小さく、低速飛行時は厚く大きく・・・と言うように速度域に合わせてあたかも有機的に翼部が変態する事で常に最適な翼形状を取る事ができ、最適な揚抗比を獲得できる。基本的には自機の体勢や速度に応じて自動制御で翼形状は変化するが、マニュアルによる操作も可能。パイロットによっては左右の翼面形状を非対称に変えて、大胆な戦闘機動を行う文字通りの『変態機動』も可能である。

また本機は主翼にのみに磁性制御型可変翼を採用していたツヴァルケと異なり、尾翼部や可変時に稼働する関節や一部装甲部位にも磁性制御型の素材を採用しているのが特徴。これにより、ステルスモードへの変形やMS形態への変形時間の短縮が可能となっている。

アビオニクス

従来の専用機や一部最新鋭量産機に搭載されていた補助制御システム『IPSCS(Integreted Phycomu Suppert Contorol System)』はあくまで機体全ての制御ではなく、よりシステマチックな補助制御を行うものであり、ターゲットの補足や指定、火器の発射、粒子フィールドの展開などを脳波制御によって行うという物であった。しかし、本機はGNハイブリッドフレームを搭載する事でサイコフレームを用いたより完全な脳波制御による思考操作が可能となっている。

しかし、サイコフレームの性能を最大限引き出す為には相応の適正が必要である。そこで開発されたのが『ナイトロシステム』である。主に機動兵器に用いられるサイコフレームによる制御、ないし『サイコミュ』の原理は人間の出す脳波を機械によって検知し、それを脳波パターンに応じた機械語に翻訳することによって機体やファンネルやドラグーンシステムといった機動砲台を操作するという物である。当然検知するには一定水準以上の脳波でなくてはあらず、詰まるところNTというのは『一定以上の脳波を持つ人間』に過ぎない。勿論厳密に言えばそれに付随してNTには驚異的な直感能力や感応力を有するという特徴があるが、単純にサイコフレームやサイコミュを作動するには一定以上の脳波さえあればNTである必要はない事となる。

ナイトロシステムとはその発想から生み出された一種の脳波増幅装置である。強化装備に新たに付け加えられたヘッドセット内に増幅装置を取り付け、脳波を増幅させる事でサイコフレームに検知させ、例え一般的な兵士であってもまるでNTが操るかのようにサイコミュないしサイコフレーム搭載機を操る事が可能となる。同様にサイコフレーム内蔵型の銃火器や機動砲台もスペック通りの性能をフルに活用する事が可能である。
このシステムの搭載によって、適性のない人間であってもサイコフレーム搭載機をスペック通りに操作する事が可能となる。

本機のレーダーはカウンターステルス能力を意識した大出力化がされているのが特徴である。搭載されているレーダーは他国に比べて電子機器、特にレーダー性能が劣っているとされていた武装親衛隊が技術総本部の総力を上げて開発させた次世代ハイパワーレーダーを搭載している。次世代ハイパワーレーダーはステルス機の早期発見と探知距離の向上の為にガリウム・ナイトライド(GaN)・パワー半導体素子を用いた大出力化を図っている。レーダーレドームには特定の位相の電磁波の透過を遮断・屈折させての乱反射を行うメタマテリアル素材が採用されており、自機以外のレーダー波を遮断する事でステルス性を高める工夫がされている。

また、補助的な意味合いを込めてコンフォーマル・フェーズド・アレイ・レーダーを機体全体に装備している他、赤外線センサーと各種センサー類を組み合わせた複合センサーポッドを備える。

これらの各種センサーから得られた情報を処理は火器管制システム及び機体制御システムと統合・パッケージ化された『自律型パイロット支援インターフェイスシステム』と呼ばれる自律思考型AIによって一元的に行われる。自律型パイロット支援インターフェイスシステムは従来の自律思考型AIをベースに機械的・電子的に人間の脳のシナプスとニュートロンの活動を再現した一種の生体コンピューターであり、従来のそれよりも極めて高い性能を誇る。僚機とのデータリンクシステム及び過去のデータバンクと連動した推論エンジンによる目標識別と最優先攻撃目標の選定等も可能となっており、その高い性能によって高性能化されたレーダーに探知された目標への複数同時対応能力は平均的なイージス艦のシステムに匹敵する。

データリンクシステム

データリンクは大洋州連合や武装親衛隊が従来より使用している量子通信式を採用。もっとも、技術的には成熟しており、今までのそれよりも電子妨害に対する耐久性や情報伝達速度に優れている。

特に僚機及びAMS-Y01 バッフェやその後継機であるAMS-X02 ホルニッセといった母機随伴型無人機との連携による瞬間撃破及び空間制圧をコンセプトとするクラウド・シューティングを重要視しており、敵機の位置情報やミサイルの誘導管制の相互リンク、無人機に対する火器管制などが可能となっている。また、指揮官機には所属する母艦の火器管制システムとのデータリンクと管制能力が付与されており、部隊指揮官の判断で母艦の火器を利用した火力投射支援を行うことが可能。さらに武装親衛隊特有の傾向として機動兵器部隊長が艦隊司令官を兼任する事も多々ある事から、一部の将官専用機には艦隊所属艦艇全ての火器管制システムとのリンク機能が実装される予定であり、艦隊の火力全てを前線への火力支援に投入する事が将来的には可能となる。

また、上記の無人機との連携機能の一つとして随伴型無人機を介した脳量子波の伝達が存在する。周知の通り、GNファングや最新世代のドラグーン・システムは脳波によって制御を行うがその範囲は機体に搭載する制御システムによって差異はあるものの、自機の周辺空域に限定されていた。しかし、本機はAMS-Y01 バッフェの後期型仕様やAMS-X02 ホルニッセに搭載される脳量子波中継器と増幅器を介在する事で電話の中継局のアンテナのように自機から発される脳量子波を中継・増幅、つまり無人機に中継させる事でより広範囲にGNファングやドラグーン・システムのような機動砲台をコントロールする事が可能となっている。この方式を使う事で自機のGNファング、管制権を有する僚機のGNファングを先行させた無人機による中継で遠距離へ誘導、敵部隊に対して圧倒的アウトレンジからのオールレンジ攻撃を行う事が可能となっている。
将来的には無人機に限らず有人機、艦船といった全ユニットに同様のシステムと中継システムを搭載する事で機動砲台による広範囲における相互火力支援及びアウトレンジからの全方位一斉攻撃を実現する構想となっている。

これらの、無人機・艦船のデータリンク・火器管制連動システムと脳量子波の伝達中継システムはパッケージ化されており、『レギオン・システム』と呼称されている。将来的には本機のみならず既存の機動兵器・艦船にも近代化改修によって実装される予定である。

武装

F.B.L.

開放型粒子加速器を利用して大出力のビーム粒子の生成と連射を可能とした高出力ライフル。開放型粒子加速器とは、粒子フィールドに囲まれた空間内で粒子の生成(縮退)・圧縮・加速を全て行うものである。粒子フィールドによる空間はいわゆるバレル(銃身)を必要とせず、それだけでも効率的なものであり、この性質を利用して大出力ビーム兵器を実現しようとしたのが、F.B.L.(Field Barrel Launcher)である。

大出力ビーム兵器というものは、ほぼ例外なく専用コンデンサーで増幅されたビームを射出する方式をとる。この場合当然ながら増幅するタイムラグが生じるがそうして生成されたビームは大抵の場合、そこに留めておくことが出来ずに、増幅終了後にすぐに射出される。止まっていると拡散しようとするビームのエネルギーが強すぎて、周辺機器に影響が出るからである。故に増幅時のタイムラグが、そのままビーム発射のタイムラグとなる。このタイムラグの存在故に従来のコンデンサー増幅方式のビーム兵器はタイムラグをある程度補える大出力ビーム兵器に限定され、装備するMSもNMMS-X09GN/SS ガデッサを代表とする砲撃戦用MSに限られる状態であった。

F.B.Lの場合はコンデンサーで増幅した粒子を周辺機器に影響が出ない独立した空間である開放型粒子加速帯(フィールド・バレル)の空間内に蓄積することが出来る。そこで粒子はさらに収縮されていき、その間にコンデンサーでは新たな粒子の増幅が行われる。次いで、それはまたバレルの空間内に蓄積され・・・・という風にコンデンサーの稼働を段階的に何度も行い、より強力なビームを生成することが出来る。その蓄積が限界に達した時点でビームは射出されるが蓄積区画がいっぱいになった状態でも30秒程度その状態を保持することが出来る。ここで射出すればそのときの発射タイムラグは全くのゼロであり、大出力ビーム兵器の欠陥を完全にクリアする事に成功している。また、この間にも、1段階のみだがコンデンサーを稼働状態にできる。ビームが射出されたと同時にそのメガ粒子は蓄積区画へ送られ、すぐさま次のビームの生成が始まる。これによって、ある程度の“連射”さえも可能となる。当然ながらわざわざ最大状態まで粒子をさせなくても発射する事は可能であり、連射速度と威力のコントロールも可能である。

F.B.Lの利点は従来の突撃銃程度のサイズに留まりながらもフィールド・バレルという所謂不可視のバレルを常時装備しているという事である。今までは拡張装備によって実現していた出力の増減をフィールドバレル内の蓄積粒子で行う事で自在に調整可能となっている。そしてフィールドバレルは当然ながら周囲に干渉しない為に銃身そのものの取り回しも良好となっている。また、独立型の火器管制用AIを標準装備している為にオプション装備無しで高精度の狙撃も可能であり、F.B.Lのみでビームライフル、ビームマシンガン、スナイパーライフル、対艦用ビーム兵器という4つの役割を果たす事で携行装備に限度がある可変MSの欠点を補っている。

ここまでは初期型に装備されていたものと同様の仕様。後期型である本機の場合は、照準システムにAMWS-G12 試製次世代多目的突撃銃と同様に脳波連動式の高精度予測照準システムを搭載しているなどの変更点を有する。また、形状も可変時の整流効果を重視して流線型にデザインされ直しているのも特徴である。

MA-M99 フランベルジュ

マティウス・アーセナリー社製の新型ビームサーベル。ビームサーベル本体を全てGNカーボンで構成しており、さらに超小型粒子再変換式過給器を内蔵した事で本体の粒子生成量に関係なく、長時間に渡って高出力ビーム刃を展開可能となっている。さらにF.B.Lを応用した開放型粒子加速帯を展開する事で一時的なビーム刃のさらなる高出力化が可能となっており、従来の品をはるかに上回る切れ味を発揮する事ができる。
非使用時は肩部アーマー内に収納している。

GNマイクロミサイル

主な主兵装となるミサイル。F-2 の99式空対空誘導弾を小型化・改良したもの。アクティブレーダー誘導と指令・慣性誘導を併用し、指令・慣性誘導の必要ない射程であれば撃ち放し能力を持ち、ミサイルを発射後に誘導することも可能。電気可動式の小型カナードを搭載する事でかなりの高機動性を持った誘導ミサイルとなっている。

小型化の影響で射程が短距離となっているが圧縮されたGN粒子による推進によって非常に高弾速。さらに内蔵された超小型コンデンサー内のGN粒子を用いて着弾寸前にGN粒子を展開、装甲貫通力を高めて目標内部で爆発する事で大ダメージを与える。

ミサイルは翼端翼下のパイロンだけではなく、肩部・前腕部・脚部のウェポンラックに装備可能であり、フル武装した場合は追加装備のコンフォーマルパック無しでもかなりの重装備機としての運用が可能。肩部のミサイルは可変時は後方に発射可能となっている。MS形態時はミサイルの射出方向は分散されており、全方位への攻撃も可能。

頭部GNバルカン

牽制用として装備されている小口径のビームバルカン。小口径といいつつも対MS戦闘においても必要十分な性能を持つ。

GNビームマシンガン

主翼の付け根に装備されたビームマシンガン。マシンガンといいつつも、連射モードと単射モードの切り替えが可能であり、粒子をチャージしてからの高出力レーザー照射による対拠点攻撃も行う事ができる汎用兵装として可変機形態時の主兵装となる。

GNフィン・ファング

腰部スカートアーマーに内蔵された小型のファング。後述のGNファングミサイルと異なって補助兵装としての側面が強い。そのサイズ故にビーム砲・ビーム刃共に出力が低い事と引き換えに極めて高い機動性・隠匿性を誇る。装備されている箇所の都合でMS形態時にしか使用できない欠点を持つ。

GNファング・ミサイル

主翼下部や追加装備時のコンフォーマルパック各部に装備される脳波誘導方式の多目的ミサイル。その名の通り、GNファングを機動砲台としての機能を維持したまま、ミサイル化した特殊兵装。ファング本体をGNカーボンで構成し、粒子貯蔵量を増大させる事で推進器となるGNスラスターの大出力化と行動範囲の大幅な拡大に成功。さらに全翼遊動式カナードを兼ねたフィールドエミッターを装備する事でGNファングの高機動化を図っている。
先端にはビームサーベル発生器を兼ねたビーム砲が装備されており、オールレンジ攻撃が可能。ミサイルとして利用する場合はビーム刃の破壊力と運動エネルギーでもって対象にダメージを与える。無人機による脳波制御の中継システムにも当然対応しており、制御範囲の大幅な拡大が可能となっている。
また、粒子再変換式過給器を小型化して内蔵しているのも特徴。これによって粒子が拡散している環境下であれば半永久的に自律行動が可能となっている。

装備一覧

コンフォーマルアレイレーダー
粒子蓄層型対弾装甲
粒子圧縮駆動システム
繊維型関節駆動システム
GNカーボン
第三世代型搭乗者保護システム
統合戦術情報伝達データリンク『レギオンシステム)
OBLシステム(オペレーション・バイ・ライトシステム)
バイオコンピューター搭載型教育式OS
作戦行動予測システム
ナイトロシステム
GNハイブリッドフレーム

オプション兵装

VOB-01 ミステル Mistel

ドイツ語でヤドリギと名付けられたオプション兵装。擬似太陽炉と、それと直結したGNブースターを内蔵した外付けのブスターユニットであり、その加速力を活かした強襲作戦に用いられる。VOBとは『Vanguard Overed Boost』の略。一般にMSを凌駕する射程と火力を有する敵戦艦に対してその突破力で防空部隊と対空火器を突破、痛撃を与えての一撃離脱を行うことをコンセプトとしている。

そのコンセプト故にただのブースターユニットに留まらず、GNマイクロミサイルを装填したミサイルランチャーを背面に、前方部分にはGNメガランチャーを有する追加武装パックを兼ねている。

一般的な外付け式ブースターが使い捨てなのに対して、ミステルは戦闘空域到達後に分離した後は量子通信システムによる遠隔操作が可能な大型自律軌道砲台として機能。さらに再ドッキングする事で再利用が可能という特徴を有する。分離時には折り畳まれている主翼と尾翼を展開した航空機然とした外見となり、その見た目はMig-21に酷似している。