秋葉原で部品を買ってきて工作してみよう!
安価でできるわりに音質は多分高級ヘッドセットのレベルですまじでまじで

まず秋葉原の秋月電子でWM-61Aというコンデンサーマイクを買ってきましょう
と、オヤイデ電気でなんでもいいですがシールドケーブルを買ってきましょう
と、適当に3.5φステレオミニプラグを買ってきましょう(モノラルはダメです)

つまりマイク2個セットで200円
ケーブル3mで189円
3.5mmステレオミニプラグ160円

合わせて569円というこの3つだけで一応「PC用マイク」ができるっちゃできます


こんなふうに。
色々と丸出しでで残念な見た目ですがビックリするほど音を拾います。

こういう工作を初めてやる方は
どこにはんだ付けすればいいか分からないと思うので絵を描いてみました

マイクによって違いますがWM-61Aの場合は繋がっていない島のようになっているほうに芯線を
外側に繋がるでっぱりがあるほうにシールド線を。


コネクタの先端と真ん中(1と2)をケーブルとは別に繋げるわけですが(黄色の矢印)、これには意味があります。
サウンドカードによって電圧がかかっている場所が1だったり2だったりと違うらしいので一応繋げときましょう
そういうわけでモノラルだと2と3でショートするかもしれないのでダメです
多分。


で、このままでも十分使えますがもう一手間。
コンデンサーを組み込んでノイズを減らしたり音質をいじくったりしてみましょう


正直何がなんだか分かってないですがこういう感じらしいです。部品二つ。
写真手前の青いほうの抵抗という部品は別にいらないっぽいですが、
芯線とシールド線の間に写真奥の赤いコンデンサーという部品を挟んでマイクが拾った高い音を捨てます
声の周波数の帯域は100~4kHzくらいらしいのでそれ以外は捨ててしまおうという事です
コンデンサーの容量(μF、マイクロファラドとか)が大きいほど捨てる音の量も多くなっていきます。

効果のほどはこちら ※変な声と音量に注意
C無し.mp3
0.033uF.mp3
0.1uF.mp3
0.47uF.mp3
容量が大きくなるほど声がモコモコしていってますね
高い音を捨てすぎるとこの通り、いわゆる抜けの悪い音となって声が聞き取りにくくなります
が、容量が小さいとノイズも乗りがちになる…かもしれないです

色々と試した結果、完成品には0.056uFのフィルムコンデンサーを取り付けることにしました。
コンデンサーの種類(電解、フィルム、セラミック…)によっても音質が変わったりするので
色々試してみるのも楽しいかもしれません的な。

ちなみにエレキギターなんかにもコンデンサーは必ず使われていて
この10円とかで買えるものに何千、何万円と出すコダワリ派な方々もいたりします。
いやー音の業界は実に胡散臭いですね
「安いと売れない、高いと売れる」とか聞きますしね


ゴクリ





※電子工作は自己責任で
最終更新:2010年10月27日 23:53