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「普及種の説明」(2018/04/12 (木) 23:17:02) の最新版変更点
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*■普及種の説明
似ているもの同士の比較
【凡例】 ★…外見の特徴 ◆…性質や育て方などの解説 ◎…流通に関して ☆…補足
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Tillandsia ionantha イオナンタ
★小型 だいたい球形か卵型の範囲に葉が伸びる 大きく成長する種類もある
★短めで太い針状の反った葉が多数つく パイナップルの頭にやや似てる
葉はよじれない 程々のトリコーム
◆普及種中の普及種、栽培品の代表種
強健で比較的乾燥と日光を好む
成長は早く子株から1~2年程度で開花して簡単にクランプになることも多い
寒さには5℃程度まで耐える
また室内では水が抜けずに蒸れやすいようなので注意
◎百均やHCからインテリアショップなどで扱っていることもある
値段も様々で百円の物から一万円を超えるもの(イオナンタ・アルボマージナータ等)まである
☆フエゴ、ドルイド、ハンドグレネード、マキシマ、コーンヘッド、バンハイニンギー、アルボマージナータなどの多数の変種や
レクティフォリア(イオナンタ×シーディアナ)、ヴィクトリア(ブラキカウロス×イオナンタ)、ジョエル(イオナンタ×ブルボーサ)など多数の交配種が存在する
#region(イオナンタSPについて)
>「イオナンタSPですが、すみません、学術的の意味ではありません。
>スピーシ-ズのSPではなく、スペシャルのSPで、メキシコ産の少し珍しい
>イオナンタと思ってください。」
>…変種のひとつらしいな…
>というわけで、とりあえず呼称は「イオナンタスペシャル」
#endregion
Tillandsia scaposa スカポーサ
Tillandsia x kolbii コルビー コルビィ コルビイ
★小型 イオナンタが鉤爪状に1方向に曲がったような容姿が多い(まっすぐに育っているものもある)
イオナンタと違い赤い花序から薄紫色の筒状花を咲かせる
◆暑さや蒸れにやや弱いが基本的にはイオナンタに準じる
寒さには5℃まで耐える
◎100均やHCなどで100円~500円程度
☆百均やたゆみま等でコルビーとして売っているため間違えやすいがスカポーサが正しい
元々イオナンタ変種スカポーサ(T.ionantha var.scaposa)というイオナンタの一変種だったものが独立しコルビーとなった
しかし既に存在していたコルビーという白花の自然交配種と名前が被ってしまったために現在のスカポーサに変更された
ちなみに自然交配種のコルビーは殆ど出回っていないため大抵のコルビーはこちらのスカポーサだと思ってよい
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Tillandsia tectorum テクトラム テクトルム
★小型から大型のものまで様々 大型で固めのトリコームにより特徴的な銀色の草姿を作る
★葉の基部は細長いくさび形状 細長い葉先はあまりよじれないが反ったりS字状にのびたりする
葉はやや密につく
流通時は箒状であったりイオナンタ状であったりする
◆性質は強健で暑さ寒さにも強く乾燥にも強いが成長はかなり遅く、また綺麗に作るのは非常に難しい
かなり日照を好み、0度を下回るような寒さにも耐えるため関東以南であれば屋外越冬も一応可能
綺麗に作りたいのであれば雨晒しは絶対に避け水を控えめにするがそうすると今度は葉先が枯れてくるので頑張ってください
ちなみに水をやり過ぎるとトリコームが退化してダサくなりますが生育にはあまり問題は無い
前述のとおり育てる事自体は簡単なので初心者の方にもおすすめ
また成長速度はひどく遅い
◎100均(ダイソーやvita)でフォーム違いと思われるものが稀に販売されている
一般的にはHCで安いものなら1000円程度
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Tillandsia fuchsii var. fuchsii フックシー・フックシー フックシィ フックシイ
★小型 いわゆるウニ状 球形の範囲に葉が伸びる
★葉の基部は肉付きがあるが葉先は細長く伸びる 胴部は松かさ状に見える
葉の数は多数 あまりよじれない 粉状のトリコームが程ほどに
グラシリスよりもやや濃い感じの緑かも
◆性質は強健で比較的日光と乾燥を好む
寒さには5℃程度まで耐える
成長速度は普通程度
◎HC等で扱われている、大体1000円程度
Tillandsia fuchsii forma gracilis フックシー・グラシリス
★小さい胴部から糸状の細長い葉先がひょろひょろ伸びる感じ 色も黄緑め
葉先部の長さは胴部の2倍以上~数倍に達する
★葉鞘は比較的幅広・肉厚に発達し角度は60°ぐらい
葉が上下方向にも開き疎らな感じ
★葉鞘部が黒っぽく染まっている個体もたまに見るが条件は不明
◆性質はフックシー・フックシーに準ずる
ただしフックシー・フックシーよりも葉先が枯れやすいので水遣りは多目に
◎百均等のフックシーはこれ
百均やHCで100円~500円程度
☆フックシーの一品種
Tillandsia argentea アルゲンテア
★見た目はほとんどフックシーと同じ
★花弁の先が外向きにくるくる巻く らしい 詳しくはテンプレのサイトの画像とかで
葉先部の長さは胴部の2倍前後
◆寒さに注意
◎ほとんど流通してない アルゲンティナ(T.argentina)は別物
Tillandsia andreana アンドレアナ
★類似種よりも葉鞘は小さく葉が多数密生する 胴部も緻密な印象
葉の先端はフィリフォーリアのように上方向を目指す
開花期に若干色づく
★チランジアには少ない赤花 花茎は伸びず胴から突き出すようにして咲く
◆寒さに弱く冬場でも最低でも12~3℃、できれば15℃を保っておきたい
暑さには強く夏場によく成長する
寒さ対策さえできれば他は特に難しく無い品種
◎HCなどで1000円前後
Tillandsia magnusiana マグヌシアーナ
★中型で手触りが柔軟
★葉の基部はフックシーなどよりも大きく幅広に発達 葉先部はより繊細
トリコームもより発達し銀葉 球状にまとまった美しい草姿となる
◆蒸れと暑さに弱いため少々育てにくいかもしれない
夏は風通しの良いところに置き水は控えめにして雨晒しは厳禁
乾燥には強いが葉先が枯れやすくきれいに作るのは難しい
寒さには5℃程度まで耐える
◎百均やHCなどで100円~500円前後
Tillandsia velickiana ベリッキアーナ ヴェリッキアナ
★マグヌシアーナよりも葉の肉が厚く太め 葉の数もまばら
★小型の個体はコルビイに類似していたりすることも有るらしい
◆とにかく暑さに弱く育てにくい
夏は成長が止まるので直射日光の当たらない風通しの良いところでしっかり養生させること
また比較的水を好む様子
寒さには強く0℃より高ければ耐えるが0℃以下はダメ
◎「オアクサカーナ」「オアハカーナ」という名前で出回っているチランジアのほぼ全てがこれ
本物のオアクサカーナは非常に高価
◎百均やHC等で100円~500円程度
Tillandsia filifolia フィリフォリア フィリフォーリア
★胴部(葉の基部)が赤褐色~暗紫褐色に染まる 小さいジュンセアか茶筅のような感じ
★葉先部は毛のように細い 弾力がありまっすぐ目に伸びる やや黄味を帯びる トリコーム薄め
★葉鞘は細長く角度は30°くらい やや平たいので葉が上下方向にあまり開かない
葉の先端は上方向を目指して若干反る
★フックシーなど違い紫色の小さくて平開する花を咲かせる
フックシーは筒状の花を咲かせるのでそこで区別できる
またフックシーよりも大型化する
◆フックシーに比べて水を好み、フックシーと比べるとやや耐寒性は劣る
◎ダイソーのチランジアに紛れていたことがあるらしい
現在は百均にはなくHC等で500円前後
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Tillandsia juncea ジュンセア ユンケア ユンセア
★30cm内外にもなる細長くてまっすぐな葉およびささらのような草姿が大きな特徴
育つ環境によっては葉が散開したり反ったりするがあまりよじれない
粉状のトリコームでおおわれる 青みを帯びた暗緑色 葉鞘基部は茶褐色
◆基本的には丈夫な普及種だが特に室内では水がたまって蒸れやすい
寒さには5度程度まで耐える
比較的水好きで成長は遅め
◎ダイソーやHCなどで100円から~500円程度
Tillandsia juncifolia ジュンシフォリア
★ジュンセアに酷似 トリコームはごく少なく黄みを帯びた鮮緑色
トリコロール幼体に似ていることもある
ジュンセアより小型らしいが違いはあまりよく分からない
分かる人教えてください
◆育て方はジュンセアに準じる
◎HC等で500円程度
Tillandsia tricolor var. melanocrater トリコロール・メラノクラテル
★肉薄だが頑丈な剣状の葉が密につく 濃緑色で基部は茶褐色
胴部は少し伸び上がる感じ
ファシキュラータにも似るがあまり巨大化しない
また葉が凄く固いので手に刺さります
◆とても丈夫な種類
水が大好きで水苔植えもお勧めだが乾燥にも強い
日照も大好きで強めの日光に当てると赤く染まって綺麗
高温にも割と強いが低温にはあまり強くは無いので7~8℃程度は保っておきたい
◎百均やHCで100円から500円程度
☆メラノクラテルでないトリコロールは稀
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Tillandsia concolor コンコロール コンカラー
★頑丈で尖った肉質の葉が散開する トリコームは少なめ
開花期に小判型の大きな花序をだし、珍しい赤い筒状花を咲かせる
葉っぱが傷みやすいので気を付ける
◆成長はあまり早くないが丈夫なチランジア
日照が大好きで強めの光に当てると赤くきれいに染まる
寒さにも5℃程度まで耐え暑さにも強い
◎ダイソーにもあったことがあるようだが現在は無い
HCで500円程度
Vriecea espinosae フリーセア エスピノーサエ フリーシア
★肉質の硬く尖った葉がやや密につく 細かいトリコームが全面にある
やや濁った黄緑色〜青緑色
長いランナーをだしその先に子株を形成する
◆丈夫で育てやすい
フリーセア属だが管理方法はチランジアと同等で植える必要はない
比較的日光と水を好み、成長速度はそこそこ早い
暑さには強いが寒さには弱めで10℃は保っておく
◎ダイソーのチランジアに紛れていたことがあるが残念ながら今は無い
HC等で1000円前後
Tillandsia "moonlight"
★コンコロールを小型にして引き延ばしたような感じ やや硬い
◆小型のままよく開花しよく殖える 白っぽい花弁が裂けるように長く垂れて開花
◎2017年頃?からダイソーチラに混入しているのをよく見かける
☆♀tricolorx♂schiedeanaではないかとの説を目にするも詳細不明のまま広範に流通
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Tillandsia abdita アブディタ
Tillandsia capitata カピタータ
Tillandsia brachycaulos ブラキカウロス
これらについてのきちんとした判別はこちら参照
http://fcbs.org/articles/t_brachycaulos_capitata_Complex.htm
端的にいうと「花茎が発達したり花の包葉にトリコームあるのがカピタータ」らしい
外見は産地によっても変化がある
共通する特徴
★概ね20~30センチ内外に成長 細長い真っ直ぐめの葉が外側に反りながら伸びる
葉の反りは360度内外にもなる
Tillandsia capitata カピタータ
★外見は普通っぽいようにも見えるが整った姿に育ち花期には色づき美しい
◆栽培は容易で成長は早い
かなり水と日光を好む
寒さにはあまり強くなく7~8℃程度を保つ
◎100均にもあるようだが判別不能
HC等で500円前後
☆ピーチ、マロン、ルブラ、イエロー、ドミンゲンシスなど多数の品種がある
Tillandsia brachycaulos ブラキカウロス
★カピタータに酷似している
◆開花期に色づく
栽培は容易でほぼカピタータに準じる
カピタータ以上に水を好み水苔植えを推奨
◎100均やHCで100円~500円程度だがベルティナやカピタータと間違われていることも多い
☆エリックノブロック(ストレプトフィラ×ブラキカウロス)などの交配種が存在する
Tillandsia velutina ベルティナ ヴェルティナ
★やわらかく細長く平ための葉が真っ直ぐ長く伸びる あまり反らないが強度がないので垂れる
葉のつき方はやや疎 ベルベット状のトリコームは葉の両面に発達しよく水をとらえる
やや青みがかった暗めの緑色
◆暑さと蒸れにやや弱い
夏は直射日光の当たらない風通しの良い場所に置く
寒さには5度程度まで耐え、水はそこそこ好む
成長はかなり早い
売り場では地味な印象だが開花期には赤く色づく
◎百均やHCで100円から500円程度
☆カピタータなどに似ていて幼体の判別は困難
Tillandsia harrisii ハリシー ハリシイ ハリシィ
★概ねカピタータに準じた特徴だがより肉厚でぼてっとした印象
トリコームは両面に発達しよく水をとらえる
乾燥した状態では銀緑~銀白色 はげた部分は黄緑色
◆白く美しい姿に育つ人気種
成長はやや遅く、日光と水を好むが綺麗に育てたいのであれば水は控えめにして雨晒しは避ける
寒さにはそこまで強くなく7~8℃程度は保ちたい
◎百均やHC等で100円から500円程度
☆CITES2規制種のはずだが農場で養殖されて沢山出回っている
Tillandsia stricta ストリクタ
★ソフトリーフのほうは名前の通りやわらかく草っぽい感じ
ごく細長い葉が真っ直ぐめに伸びる 若干曲がることも
多少外側に反る 葉のつき方は密
葉の付け根近く外側(茎の反対側)にトリコームが見える 他はあまり目立たず緑葉っぽい
★ハード(リジッド)リーフでは葉の幅が更に広くしっかりした感じ 葉の色はやや薄めに見える
色(と花序)以外はコンコロールにも若干似るが葉の肉は薄め
◆ソフトリーフもハードリーフも強健な種類
ソフトリーフは日光はあまり好まず、水を好み水苔植えも推奨される
成長は早く毎年のように綺麗な花を咲かせるのでお勧め
寒さにはあまり強くは無く7~8℃程度は保ちたい
ハードリーフはソフトリーフと比べて日光を好み水はソフトリーフより控えめに
成長速度は普通程度
寒さにはあまり強くは無く7~8℃程度は保ちたい
◎ソフトリーフは100均やHCで100~500円前後
ハードリーフは偶にダイソーにある
基本的にはHC等で500円~1000円程度
☆シルバー、アルビフォリア、シルバースター等多数の変種と
コットンキャンディ(ストリクタ×レクルビフォリア)などの交配種も多数作出
Tillandsia Cotton Candy (stricta×recurvifolia) コットンキャンディ(ストリクタ×レクルビフォリア)
★ストリクタとレクルビフォリアの交配種
ストリクタに似るがストリクタよりも大型でトリコームも濃く美しい銀色になる
また花も大型になる
◆丈夫な品種
光はそこそこ普通程度、ストリクタほどではないが水を好む
成長は早く、良く子株を出してクランプになりやすい
寒さには比較的強く5℃程度まで耐える
◎百均でたまに見つかっている
HC等で500円から1000円程度
☆ヒューストン(レクルビフォリア×ストリクタ)は別の交配種
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Tillandsia streptophylla ストレプトフィラ
★水を十分に与えられるとカピタータに似た形で大きく育つが葉に蛇行が見られる
乾燥気味だと鉋屑のように葉が縮れた形になる 小さい個体は若干壷状の胴部が見えることも
葉の内側(茎側)のトリコームがはっきりと発達してざらつく
大型になり花もかなり豪華
◆強健な品種で成長も早い
日光は好まずかなり葉焼けしてしまいやすいので注意する
水を好むので水苔植えも推奨
乾燥すると葉がくるくると巻き、水を吸うと葉がピーンとなるので成長期には後者の状態を保つようにする
寒さにはそこまで強くないので7~8℃程度は保ちたい
◎100均にはない
HC等で500円から1500円程度
☆エリックノブロック(ストレプトフィラ×ブラキカウロス)などの交配種が存在する
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Tillandsia butzii ブッツィー ブッチー ブッツイ
★小型~中型 特徴的なまだら模様のある壷状の胴部の先から
細長い筒状の葉先がらせん状にねじれながら長く伸びる
葉の数は数枚~十数枚程度 トリコームはごく僅か
◆暑さにやや弱いので夏場は直射日光の当たらない風通しの良いところへ
そこそこ乾燥にも耐えるようだが水好きでじめじめしたところを好むので水苔植え推奨
また日光は好まない
寒さには強く5℃程度まで耐える
◎百均やHCで100円から500円程度
☆一部業者がbutzii var. minorと称して小型種を売っているが学術的にこういう変種は存在しないので注意
Tillandsia bulbosa ブルボーサ
★小型 強烈な外見 薄緑色で球根状の胴部から
筒状でつやのある濃緑の細い葉先がよじれつつ伸びる
胴部の葉の縁に縁取り 葉の数は十数枚前後 トリコームは薄め
開花期に色づく
◆乾燥や直射日光には弱いので気を付ける
水好きなので水苔植えを推奨
寒さにも弱めで10℃程度は保ちたい
成長速度は普通程度
◎百均やHCで100円から500円程度
☆ジャイアントやアルバなどの変種やジョエル(イオナンタ×ブルボーサ)などの交配種が存在する
Tillandsia caput-medusae カプットメデューサエ カプトメドゥーサ カプトメドーサ
★小型〜大型の壷型種
★上記2種と比べると葉の基部と葉先部はシームレス
伸びた葉先部はときにコイル状に巻く
★大きめのトリコームが密に全面をおおうがはっきりとシルバーというほどでもないものが普通
◆有名な強健種
成長は早く割と水と日光が好き
寒さにも強く5℃程度まで耐え、暑さにも強い
◎百均やHC等で100円~500円程度
☆ソノランスノーなどの変種がある
☆これらのチランジア胴部は葉の基部が匙状の形で重なり合って中空になっている
アリ植物となる種もある
◆葉先の筒状部分は水分が十分にあると開いてくる
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Tillandsia pseudobaileyi プセウドベイレイ シュードベイレイ
★細長いが肉厚のしなやかな葉に赤紫の縦じま 細長い壷状基部 タンクはあまりなし?
緩くよじれるがブッチーほどではない 薄いトリコーム 細長い容姿 20センチぐらいにはなる
◆かなり水を好み日照は普通程度
成長速度は遅めで寒さに弱く10℃は保っておきたい
◎ダイソーやHCで100円から500円前後
ベイレイの名前で売られていることも多い
Tillandsia baileyi ベイレイ バイレイ
★シュードベイレイに似るが緑白色 基部があまり膨らまない? シュードベイレイより小型
◆性質はシュードベイレイに準じる
◎HC等で稀に1000円程度
シュードベイレイと混同されていてベイレイという名でシュードベイレイが売られていることが多いので注意
あまり見かけないので通販等で頼むのが確実かもしれない
☆ビビパラフォームのハレーズコメットなどの変種やカリファノ(ベイレイ×イオナンタ)などの交配種が有る
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Tillandsia albertiana アルベルティアナ
★ゴムのように弾力のある細長いやや多肉質の葉が蘭のように向かい合って交互につく
葉先はあまり尖らない トリコームはあまり発達しない
★珍しい赤花種だが日本では開花しにくい
◆日照はあまり好まず水が大好きで水苔植え推奨
成長は遅いが良く子株が出てクランプ化しやすい
育て易いもののとにかく開花しづらい
◎ダイソーでクランプ状態で販売された事があるが今は無い
HC等でクランプで1000円前後
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Tillandsia paleacea パレアセア パレアケア
★トリコームがよく発達する白っぽい有茎種
★細長く樋状の葉先部がややくねるがあまり反り返らない 茎部からは直角に近い感じで曲がる
葉のつきかたはまばら 茎はよく発達する
★様々なフォームがある
◆強健で育てやすい
テクトラムほどではないが乾燥に滅法強くまた日照も大好き
低温にも高温にも強く0℃以下であっても耐え、関東以南で屋外越冬も一応可能
成長は遅めで非常に開花しづらい(亜種アプリマセンシスは開花しやすい)
◎ダイソーで販売されたことがあるが今は無い
HC等で1000円程度
☆亜種のアプリマセンシスなどが存在する
Tillandsia bergeri ベルゲリー
★小型で鋭い感じの細長い葉がややカールして多数つく トリコームは薄い
◆強健で育てやすい
暑さ寒さにも強く0℃以下の低温にも耐えるので関東以南で屋外越冬可能(というか花が見たいなら屋外推奨)
開花させるためには5℃以下の低温にさらす必要があるがそれでも開花しにくい
成長速度も速く良く子株を出してクランプ化しやすい
比較的水と日光が好き
◎ダイソーでの販売がみられたが現在は無い様子
HC等で500円前後
Tillandsia aeranthos アエラントス
★ベルゲリに酷似し花が咲かない限りほぼ判別不能
◆強健で育てやすい
暑さ寒さにも強く0℃以下の低温にも耐える
成長速度も速く良く子株を出してクランプ化しやすい
比較的水と日光が好き
◎HCなどで500円前後
☆ミニパープル、パープルジャイアント、ミニアータ、アルバなど多数の品種と交配種が存在する
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Tillandsia schiedeana シーディアナ
★イネ科植物状の細長い葉が茎状部から直角気味にまっすぐのびる
基本的には黄色の筒状花を咲かせるが稀にピンク色の花を咲かせる個体もある 花序は赤い
◆強健で育てやすい
比較的水と日光が好き
成長速度も速く良く咲いて良く子株を出し、クランプ化しやすい
◎2017年以降ダイソーで主力種と言えるほどの物量で出回る 販売時のサイズも大きめ
HC等で500円前後だがあまり見かけないのはなぜだろう
☆ミノール、マジョールなどの品種とレクティフォリア(イオナンタ×シーディアナ)などの交配種が存在する
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Tillandsia xerographica キセログラフィカ
★チランジアの王様というだけの貫録のある大型種
トリコームの濃い葉っぱが特徴
ちなみにCITES2規制種
◆日光を好み乾燥にも強い種類
軽石や水苔などで鉢に植えてタンクのように水をためて育てる方法が一番簡単で成長も早い
ただしトリコームが禿るしコケが生えるし見た目は悪くなる
同じく鉢に植えて霧吹き等で水を溜めずに育てたほうが難易度は幾分高くなり成長も遅くなるが綺麗に育つ
寒さには強くないので最低10℃は保っておきたい
またタンクにする場合も気温が低くなってきたら水を溜めるのはやめること
特に冬場は枯れる可能性が一気に上がるので絶対に避けること
◎HCや花屋などで2100円~10000円くらい
稀にHCなどで1000円前後で売られていることがあるようなので要チェック
恐らくたゆみまさんのSサイズが普段から手に入る最も安いキセログラフィカかと思われる
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Tillandsia usneoides ウスネオイデス スパニッシュモス スペイン髭 サルオガセモドキ
★地衣のサルオガセのごとく長く垂れ下がって育つ柔軟な有茎種
★トリコームはよく発達し手触りがよい
★バルブとなる個々の茎部から2本の葉が向かい合ってまっすぐめに伸び
さらに中心から次の茎部が発生してもさもさとした群体を形成していく
バルブ単位で切り離しても生存可能
★花は小さいが香りがある 自家受粉して結実可能
★極細葉〜極太葉まで色々なバリエーションがある
◆比較的強健な種類
低温には5℃程度まで耐える
日光と水が大好き
乾燥には弱いので水は切らさないように注意する
水遣りはミスティングよりも水につけてソーキングしてやると良い
成長も非常に速いがあの見た目のせいか分かり辛いようだ
◎100均にはない(極まれに混入物として見られるが商品としてではないので注意)
HCや花屋で500円~1000円ほどで蘭農家などが副産品として販売することも有るようだ
また探せば少量のウスネが300円程度で売っていることもある
☆キンバリー(ウスネオイデス×レクルバータ)などの交配種がある
ζ・∀・ξ <ウスネ スキスキチュー!!
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*■普及種の説明
似ているもの同士の比較
【凡例】 ★…外見の特徴 ◆…性質や育て方などの解説 ◎…流通に関して ☆…補足
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Tillandsia ionantha イオナンタ
★小型 だいたい球形か卵型の範囲に葉が伸びる 大きく成長する種類もある
★短めで太い針状の反った葉が多数つく パイナップルの頭にやや似てる
葉はよじれない 程々のトリコーム
◆普及種中の普及種、栽培品の代表種
強健で比較的乾燥と日光を好む
成長は早く子株から1~2年程度で開花して簡単にクランプになることも多い
寒さには5℃程度まで耐える
また室内では水が抜けずに蒸れやすいようなので注意
◎百均やHCからインテリアショップなどで扱っていることもある
値段も様々で百円の物から一万円を超えるもの(イオナンタ・アルボマージナータ等)まである
☆フエゴ、ドルイド、ハンドグレネード、マキシマ、コーンヘッド、バンハイニンギー、アルボマージナータなどの多数の変種や
レクティフォリア(イオナンタ×シーディアナ)、ヴィクトリア(ブラキカウロス×イオナンタ)、ジョエル(イオナンタ×ブルボーサ)など多数の交配種が存在する
#region(イオナンタSPについて)
>「イオナンタSPですが、すみません、学術的の意味ではありません。
>スピーシ-ズのSPではなく、スペシャルのSPで、メキシコ産の少し珍しい
>イオナンタと思ってください。」
>…変種のひとつらしいな…
>というわけで、とりあえず呼称は「イオナンタスペシャル」
#endregion
Tillandsia scaposa スカポーサ
Tillandsia x kolbii コルビー コルビィ コルビイ
★小型 イオナンタが鉤爪状に1方向に曲がったような容姿が多い(まっすぐに育っているものもある)
イオナンタと違い赤い花序から薄紫色の筒状花を咲かせる
◆暑さや蒸れにやや弱いが基本的にはイオナンタに準じる
寒さには5℃まで耐える
◎100均やHCなどで100円~500円程度
☆百均やたゆみま等でコルビーとして売っているため間違えやすいがスカポーサが正しい
元々イオナンタ変種スカポーサ(T.ionantha var.scaposa)というイオナンタの一変種だったものが独立しコルビーとなった
しかし既に存在していたコルビーという白花の自然交配種と名前が被ってしまったために現在のスカポーサに変更された
ちなみに自然交配種のコルビーは殆ど出回っていないため大抵のコルビーはこちらのスカポーサだと思ってよい
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Tillandsia tectorum テクトラム テクトルム
★小型から大型のものまで様々 大型で固めのトリコームにより特徴的な銀色の草姿を作る
★葉の基部は細長いくさび形状 細長い葉先はあまりよじれないが反ったりS字状にのびたりする
葉はやや密につく
流通時は箒状であったりイオナンタ状であったりする
◆性質は強健で暑さ寒さにも強く乾燥にも強いが成長はかなり遅く、また綺麗に作るのは非常に難しい
かなり日照を好み、0度を下回るような寒さにも耐えるため関東以南であれば屋外越冬も一応可能
綺麗に作りたいのであれば雨晒しは絶対に避け水を控えめにするがそうすると今度は葉先が枯れてくるので頑張ってください
ちなみに水をやり過ぎるとトリコームが退化してダサくなりますが生育にはあまり問題は無い
前述のとおり育てる事自体は簡単なので初心者の方にもおすすめ
また成長速度はひどく遅い
◎100均(ダイソーやvita)でフォーム違いと思われるものが稀に販売されている
一般的にはHCで安いものなら1000円程度
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Tillandsia fuchsii var. fuchsii フックシー・フックシー フックシィ フックシイ
★小型 いわゆるウニ状 球形の範囲に葉が伸びる
★葉の基部は肉付きがあるが葉先は細長く伸びる 胴部は松かさ状に見える
葉の数は多数 あまりよじれない 粉状のトリコームが程ほどに
グラシリスよりもやや濃い感じの緑かも
◆性質は強健で比較的日光と乾燥を好む
寒さには5℃程度まで耐える
成長速度は普通程度
◎HC等で扱われている、大体1000円程度
Tillandsia fuchsii forma gracilis フックシー・グラシリス
★小さい胴部から糸状の細長い葉先がひょろひょろ伸びる感じ 色も黄緑め
葉先部の長さは胴部の2倍以上~数倍に達する
★葉鞘は比較的幅広・肉厚に発達し角度は60°ぐらい
葉が上下方向にも開き疎らな感じ
★葉鞘部が黒っぽく染まっている個体もたまに見るが条件は不明
◆性質はフックシー・フックシーに準ずる
ただしフックシー・フックシーよりも葉先が枯れやすいので水遣りは多目に
◎百均等のフックシーはこれ
百均やHCで100円~500円程度
☆フックシーの一品種
Tillandsia argentea アルゲンテア
★見た目はほとんどフックシーと同じ
★花弁の先が外向きにくるくる巻く らしい 詳しくはテンプレのサイトの画像とかで
葉先部の長さは胴部の2倍前後
◆寒さに注意
◎ほとんど流通してない アルゲンティナ(T.argentina)は別物
Tillandsia andreana アンドレアナ
★類似種よりも葉鞘は小さく葉が多数密生する 胴部も緻密な印象
葉の先端はフィリフォーリアのように上方向を目指す
開花期に若干色づく
★チランジアには少ない赤花 花茎は伸びず胴から突き出すようにして咲く
◆寒さに弱く冬場でも最低でも12~3℃、できれば15℃を保っておきたい
暑さには強く夏場によく成長する
寒さ対策さえできれば他は特に難しく無い品種
◎HCなどで1000円前後
Tillandsia magnusiana マグヌシアーナ
★中型で手触りが柔軟
★葉の基部はフックシーなどよりも大きく幅広に発達 葉先部はより繊細
トリコームもより発達し銀葉 球状にまとまった美しい草姿となる
◆蒸れと暑さに弱いため少々育てにくいかもしれない
夏は風通しの良いところに置き水は控えめにして雨晒しは厳禁
乾燥には強いが葉先が枯れやすくきれいに作るのは難しい
寒さには5℃程度まで耐える
◎百均やHCなどで100円~500円前後
Tillandsia velickiana ベリッキアーナ ヴェリッキアナ
★マグヌシアーナよりも葉の肉が厚く太め 葉の数もまばら
★小型の個体はコルビイに類似していたりすることも有るらしい
◆とにかく暑さに弱く育てにくい
夏は成長が止まるので直射日光の当たらない風通しの良いところでしっかり養生させること
また比較的水を好む様子
寒さには強く0℃より高ければ耐えるが0℃以下はダメ
◎「オアクサカーナ」「オアハカーナ」という名前で出回っているチランジアのほぼ全てがこれ
本物のオアクサカーナは非常に高価
◎百均やHC等で100円~500円程度
Tillandsia filifolia フィリフォリア フィリフォーリア
★胴部(葉の基部)が赤褐色~暗紫褐色に染まる 小さいジュンセアか茶筅のような感じ
★葉先部は毛のように細い 弾力がありまっすぐ目に伸びる やや黄味を帯びる トリコーム薄め
★葉鞘は細長く角度は30°くらい やや平たいので葉が上下方向にあまり開かない
葉の先端は上方向を目指して若干反る
★フックシーなど違い紫色の小さくて平開する花を咲かせる
フックシーは筒状の花を咲かせるのでそこで区別できる
またフックシーよりも大型化する
◆フックシーに比べて水を好み、フックシーと比べるとやや耐寒性は劣る
◎ダイソーのチランジアに紛れていたことがあるらしい
現在は百均にはなくHC等で500円前後
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Tillandsia juncea ジュンセア ユンケア ユンセア
★30cm内外にもなる細長くてまっすぐな葉およびささらのような草姿が大きな特徴
育つ環境によっては葉が散開したり反ったりするがあまりよじれない
粉状のトリコームでおおわれる 青みを帯びた暗緑色 葉鞘基部は茶褐色
◆基本的には丈夫な普及種だが特に室内では水がたまって蒸れやすい
寒さには5度程度まで耐える
比較的水好きで成長は遅め
◎ダイソーやHCなどで100円から~500円程度
Tillandsia juncifolia ジュンシフォリア
★ジュンセアに酷似 トリコームはごく少なく黄みを帯びた鮮緑色
トリコロール幼体に似ていることもある
ジュンセアより小型らしいが違いはあまりよく分からない
分かる人教えてください
◆育て方はジュンセアに準じる
◎HC等で500円程度
Tillandsia tricolor var. melanocrater トリコロール・メラノクラテル
★肉薄だが頑丈な剣状の葉が密につく 濃緑色で基部は茶褐色
胴部は少し伸び上がる感じ
ファシキュラータにも似るがあまり巨大化しない
また葉が凄く固いので手に刺さります
◆とても丈夫な種類
水が大好きで水苔植えもお勧めだが乾燥にも強い
日照も大好きで強めの日光に当てると赤く染まって綺麗
高温にも割と強いが低温にはあまり強くは無いので7~8℃程度は保っておきたい
◎百均やHCで100円から500円程度
☆メラノクラテルでないトリコロールは稀
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Tillandsia concolor コンコロール コンカラー
★頑丈で尖った肉質の葉が散開する トリコームは少なめ
開花期に小判型の大きな花序をだし、珍しい赤い筒状花を咲かせる
葉っぱが傷みやすいので気を付ける
◆成長はあまり早くないが丈夫なチランジア
日照が大好きで強めの光に当てると赤くきれいに染まる
寒さにも5℃程度まで耐え暑さにも強い
◎ダイソーにもあったことがあるようだが現在は無い
HCで500円程度
Vriecea espinosae フリーセア エスピノーサエ フリーシア
★肉質の硬く尖った葉がやや密につく 細かいトリコームが全面にある
やや濁った黄緑色〜青緑色
長いランナーをだしその先に子株を形成する
◆丈夫で育てやすい
フリーセア属だが管理方法はチランジアと同等で植える必要はない
比較的日光と水を好み、成長速度はそこそこ早い
暑さには強いが寒さには弱めで10℃は保っておく
◎ダイソーのチランジアに紛れていたことがあるが残念ながら今は無い
HC等で1000円前後
Tillandsia "moonlight" ムーンライト
★コンコロールを小型にして引き延ばしたような感じ やや硬い
◆小型のままよく開花しよく殖える 白っぽい花弁が裂けるように長く垂れて開花
◎2017年頃?からダイソーチラに混入しているのをよく見かける
☆♀tricolorx♂schiedeanaではないかとの説を目にするも詳細不明のまま広範に流通
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Tillandsia abdita アブディタ
Tillandsia capitata カピタータ
Tillandsia brachycaulos ブラキカウロス
これらについてのきちんとした判別はこちら参照
http://fcbs.org/articles/t_brachycaulos_capitata_Complex.htm
端的にいうと「花茎が発達したり花の包葉にトリコームあるのがカピタータ」らしい
外見は産地によっても変化がある
共通する特徴
★概ね20~30センチ内外に成長 細長い真っ直ぐめの葉が外側に反りながら伸びる
葉の反りは360度内外にもなる
Tillandsia capitata カピタータ
★外見は普通っぽいようにも見えるが整った姿に育ち花期には色づき美しい
◆栽培は容易で成長は早い
かなり水と日光を好む
寒さにはあまり強くなく7~8℃程度を保つ
◎100均にもあるようだが判別不能
HC等で500円前後
☆ピーチ、マロン、ルブラ、イエロー、ドミンゲンシスなど多数の品種がある
Tillandsia brachycaulos ブラキカウロス
★カピタータに酷似している
◆開花期に色づく
栽培は容易でほぼカピタータに準じる
カピタータ以上に水を好み水苔植えを推奨
◎100均やHCで100円~500円程度だがベルティナやカピタータと間違われていることも多い
☆エリックノブロック(ストレプトフィラ×ブラキカウロス)などの交配種が存在する
Tillandsia velutina ベルティナ ヴェルティナ
★やわらかく細長く平ための葉が真っ直ぐ長く伸びる あまり反らないが強度がないので垂れる
葉のつき方はやや疎 ベルベット状のトリコームは葉の両面に発達しよく水をとらえる
やや青みがかった暗めの緑色
◆暑さと蒸れにやや弱い
夏は直射日光の当たらない風通しの良い場所に置く
寒さには5度程度まで耐え、水はそこそこ好む
成長はかなり早い
売り場では地味な印象だが開花期には赤く色づく
◎百均やHCで100円から500円程度
☆カピタータなどに似ていて幼体の判別は困難
Tillandsia harrisii ハリシー ハリシイ ハリシィ
★概ねカピタータに準じた特徴だがより肉厚でぼてっとした印象
トリコームは両面に発達しよく水をとらえる
乾燥した状態では銀緑~銀白色 はげた部分は黄緑色
◆白く美しい姿に育つ人気種
成長はやや遅く、日光と水を好むが綺麗に育てたいのであれば水は控えめにして雨晒しは避ける
寒さにはそこまで強くなく7~8℃程度は保ちたい
◎百均やHC等で100円から500円程度
☆CITES2規制種のはずだが農場で養殖されて沢山出回っている
Tillandsia stricta ストリクタ
★ソフトリーフのほうは名前の通りやわらかく草っぽい感じ
ごく細長い葉が真っ直ぐめに伸びる 若干曲がることも
多少外側に反る 葉のつき方は密
葉の付け根近く外側(茎の反対側)にトリコームが見える 他はあまり目立たず緑葉っぽい
★ハード(リジッド)リーフでは葉の幅が更に広くしっかりした感じ 葉の色はやや薄めに見える
色(と花序)以外はコンコロールにも若干似るが葉の肉は薄め
◆ソフトリーフもハードリーフも強健な種類
ソフトリーフは日光はあまり好まず、水を好み水苔植えも推奨される
成長は早く毎年のように綺麗な花を咲かせるのでお勧め
寒さにはあまり強くは無く7~8℃程度は保ちたい
ハードリーフはソフトリーフと比べて日光を好み水はソフトリーフより控えめに
成長速度は普通程度
寒さにはあまり強くは無く7~8℃程度は保ちたい
◎ソフトリーフは100均やHCで100~500円前後
ハードリーフは偶にダイソーにある
基本的にはHC等で500円~1000円程度
☆シルバー、アルビフォリア、シルバースター等多数の変種と
コットンキャンディ(ストリクタ×レクルビフォリア)などの交配種も多数作出
Tillandsia Cotton Candy (stricta×recurvifolia) コットンキャンディ(ストリクタ×レクルビフォリア)
★ストリクタとレクルビフォリアの交配種
ストリクタに似るがストリクタよりも大型でトリコームも濃く美しい銀色になる
また花も大型になる
◆丈夫な品種
光はそこそこ普通程度、ストリクタほどではないが水を好む
成長は早く、良く子株を出してクランプになりやすい
寒さには比較的強く5℃程度まで耐える
◎百均でたまに見つかっている
HC等で500円から1000円程度
☆ヒューストン(レクルビフォリア×ストリクタ)は別の交配種
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Tillandsia streptophylla ストレプトフィラ
★水を十分に与えられるとカピタータに似た形で大きく育つが葉に蛇行が見られる
乾燥気味だと鉋屑のように葉が縮れた形になる 小さい個体は若干壷状の胴部が見えることも
葉の内側(茎側)のトリコームがはっきりと発達してざらつく
大型になり花もかなり豪華
◆強健な品種で成長も早い
日光は好まずかなり葉焼けしてしまいやすいので注意する
水を好むので水苔植えも推奨
乾燥すると葉がくるくると巻き、水を吸うと葉がピーンとなるので成長期には後者の状態を保つようにする
寒さにはそこまで強くないので7~8℃程度は保ちたい
◎100均にはない
HC等で500円から1500円程度
☆エリックノブロック(ストレプトフィラ×ブラキカウロス)などの交配種が存在する
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Tillandsia butzii ブッツィー ブッチー ブッツイ
★小型~中型 特徴的なまだら模様のある壷状の胴部の先から
細長い筒状の葉先がらせん状にねじれながら長く伸びる
葉の数は数枚~十数枚程度 トリコームはごく僅か
◆暑さにやや弱いので夏場は直射日光の当たらない風通しの良いところへ
そこそこ乾燥にも耐えるようだが水好きでじめじめしたところを好むので水苔植え推奨
また日光は好まない
寒さには強く5℃程度まで耐える
◎百均やHCで100円から500円程度
☆一部業者がbutzii var. minorと称して小型種を売っているが学術的にこういう変種は存在しないので注意
Tillandsia bulbosa ブルボーサ
★小型 強烈な外見 薄緑色で球根状の胴部から
筒状でつやのある濃緑の細い葉先がよじれつつ伸びる
胴部の葉の縁に縁取り 葉の数は十数枚前後 トリコームは薄め
開花期に色づく
◆乾燥や直射日光には弱いので気を付ける
水好きなので水苔植えを推奨
寒さにも弱めで10℃程度は保ちたい
成長速度は普通程度
◎百均やHCで100円から500円程度
☆ジャイアントやアルバなどの変種やジョエル(イオナンタ×ブルボーサ)などの交配種が存在する
Tillandsia caput-medusae カプットメデューサエ カプトメドゥーサ カプトメドーサ
★小型〜大型の壷型種
★上記2種と比べると葉の基部と葉先部はシームレス
伸びた葉先部はときにコイル状に巻く
★大きめのトリコームが密に全面をおおうがはっきりとシルバーというほどでもないものが普通
◆有名な強健種
成長は早く割と水と日光が好き
寒さにも強く5℃程度まで耐え、暑さにも強い
◎百均やHC等で100円~500円程度
☆ソノランスノーなどの変種がある
☆これらのチランジア胴部は葉の基部が匙状の形で重なり合って中空になっている
アリ植物となる種もある
◆葉先の筒状部分は水分が十分にあると開いてくる
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Tillandsia pseudobaileyi プセウドベイレイ シュードベイレイ
★細長いが肉厚のしなやかな葉に赤紫の縦じま 細長い壷状基部 タンクはあまりなし?
緩くよじれるがブッチーほどではない 薄いトリコーム 細長い容姿 20センチぐらいにはなる
◆かなり水を好み日照は普通程度
成長速度は遅めで寒さに弱く10℃は保っておきたい
◎ダイソーやHCで100円から500円前後
ベイレイの名前で売られていることも多い
Tillandsia baileyi ベイレイ バイレイ
★シュードベイレイに似るが緑白色 基部があまり膨らまない? シュードベイレイより小型
◆性質はシュードベイレイに準じる
◎HC等で稀に1000円程度
シュードベイレイと混同されていてベイレイという名でシュードベイレイが売られていることが多いので注意
あまり見かけないので通販等で頼むのが確実かもしれない
☆ビビパラフォームのハレーズコメットなどの変種やカリファノ(ベイレイ×イオナンタ)などの交配種が有る
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Tillandsia albertiana アルベルティアナ
★ゴムのように弾力のある細長いやや多肉質の葉が蘭のように向かい合って交互につく
葉先はあまり尖らない トリコームはあまり発達しない
★珍しい赤花種だが日本では開花しにくい
◆日照はあまり好まず水が大好きで水苔植え推奨
成長は遅いが良く子株が出てクランプ化しやすい
育て易いもののとにかく開花しづらい
◎ダイソーでクランプ状態で販売された事があるが今は無い
HC等でクランプで1000円前後
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Tillandsia paleacea パレアセア パレアケア
★トリコームがよく発達する白っぽい有茎種
★細長く樋状の葉先部がややくねるがあまり反り返らない 茎部からは直角に近い感じで曲がる
葉のつきかたはまばら 茎はよく発達する
★様々なフォームがある
◆強健で育てやすい
テクトラムほどではないが乾燥に滅法強くまた日照も大好き
低温にも高温にも強く0℃以下であっても耐え、関東以南で屋外越冬も一応可能
成長は遅めで非常に開花しづらい(亜種アプリマセンシスは開花しやすい)
◎ダイソーで販売されたことがあるが今は無い
HC等で1000円程度
☆亜種のアプリマセンシスなどが存在する
Tillandsia bergeri ベルゲリー
★小型で鋭い感じの細長い葉がややカールして多数つく トリコームは薄い
◆強健で育てやすい
暑さ寒さにも強く0℃以下の低温にも耐えるので関東以南で屋外越冬可能(というか花が見たいなら屋外推奨)
開花させるためには5℃以下の低温にさらす必要があるがそれでも開花しにくい
成長速度も速く良く子株を出してクランプ化しやすい
比較的水と日光が好き
◎ダイソーでの販売がみられたが現在は無い様子
HC等で500円前後
Tillandsia aeranthos アエラントス
★ベルゲリに酷似し花が咲かない限りほぼ判別不能
◆強健で育てやすい
暑さ寒さにも強く0℃以下の低温にも耐える
成長速度も速く良く子株を出してクランプ化しやすい
比較的水と日光が好き
◎HCなどで500円前後
☆ミニパープル、パープルジャイアント、ミニアータ、アルバなど多数の品種と交配種が存在する
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Tillandsia schiedeana シーディアナ
★イネ科植物状の細長い葉が茎状部から直角気味にまっすぐのびる
基本的には黄色の筒状花を咲かせるが稀にピンク色の花を咲かせる個体もある 花序は赤い
◆強健で育てやすい
比較的水と日光が好き
成長速度も速く良く咲いて良く子株を出し、クランプ化しやすい
◎2017年以降ダイソーで主力種と言えるほどの物量で出回る 販売時のサイズも大きめ
HC等で500円前後だがあまり見かけないのはなぜだろう
☆ミノール、マジョールなどの品種とレクティフォリア(イオナンタ×シーディアナ)などの交配種が存在する
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Tillandsia xerographica キセログラフィカ
★チランジアの王様というだけの貫録のある大型種
トリコームの濃い葉っぱが特徴
ちなみにCITES2規制種
◆日光を好み乾燥にも強い種類
軽石や水苔などで鉢に植えてタンクのように水をためて育てる方法が一番簡単で成長も早い
ただしトリコームが禿るしコケが生えるし見た目は悪くなる
同じく鉢に植えて霧吹き等で水を溜めずに育てたほうが難易度は幾分高くなり成長も遅くなるが綺麗に育つ
寒さには強くないので最低10℃は保っておきたい
またタンクにする場合も気温が低くなってきたら水を溜めるのはやめること
特に冬場は枯れる可能性が一気に上がるので絶対に避けること
◎HCや花屋などで2100円~10000円くらい
稀にHCなどで1000円前後で売られていることがあるようなので要チェック
恐らくたゆみまさんのSサイズが普段から手に入る最も安いキセログラフィカかと思われる
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Tillandsia usneoides ウスネオイデス スパニッシュモス スペイン髭 サルオガセモドキ
★地衣のサルオガセのごとく長く垂れ下がって育つ柔軟な有茎種
★トリコームはよく発達し手触りがよい
★バルブとなる個々の茎部から2本の葉が向かい合ってまっすぐめに伸び
さらに中心から次の茎部が発生してもさもさとした群体を形成していく
バルブ単位で切り離しても生存可能
★花は小さいが香りがある 自家受粉して結実可能
★極細葉〜極太葉まで色々なバリエーションがある
◆比較的強健な種類
低温には5℃程度まで耐える
日光と水が大好き
乾燥には弱いので水は切らさないように注意する
水遣りはミスティングよりも水につけてソーキングしてやると良い
成長も非常に速いがあの見た目のせいか分かり辛いようだ
◎100均にはない(極まれに混入物として見られるが商品としてではないので注意)
HCや花屋で500円~1000円ほどで蘭農家などが副産品として販売することも有るようだ
また探せば少量のウスネが300円程度で売っていることもある
☆キンバリー(ウスネオイデス×レクルバータ)などの交配種がある
ζ・∀・ξ <ウスネ スキスキチュー!!
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