■実生について


【受粉について】
基本的にチランジアは自家受粉しないものが多いので、種子を取る場合は異なる遺伝子を持った複数の開花株が必要。
花粉を爪楊枝や紙のこより等で取り、めしべ先端につければOK。受粉後は水をかけないように注意する。
また、花粉は短期間(3~7日程度?)保存できる。乾き切らない様、アルミホイルなどに包んで冷蔵庫で保管可能。
受粉すれば花後も花茎が枯れずに残り、徐々に実がその姿を現わす。
なお、T.caliginosa、T.capillaris、T.usneoidesなどのDiaphoranthema亜属の種類は自家受粉する。

【交配について】
興味のある人は交配種を作出してみよう。とりあえず咲いてる者どうしを掛け合わせれば良いのだが、何と何をかけたのか忘れないように、必ずメモを取っておく事!
例・・・T.ionantha'Peanut'(♀) X T.brachycaulos(♂) 2008/MAR/03
なお、前例の無い組み合わせの交配が可能かどうかは神のみぞ知る・・・挑戦すべし。

【種をまく】
実(シードポットと呼ばれる)が熟したら種を採取する。採取時期の目安は①実の色が茶色っぽくなる、②実と直結している花茎が枯れてくる、の2点。
実はそのまま、もしくは3分割して(そういう構造になっている)、真ん中から真っ二つに折る。すると白い綿毛の束が出てくるので、これをつまんで種を取る。
種はそのままコルクなどに乗せ、水をかければ固定される。緑葉系などの湿度を要求する種類では、鉢にミズゴケを詰め、その上にまくと良い。
種まき後は半日陰の暑すぎずかつ寒すぎない場所で管理。
最初の2週間は毎日(できれば一日に2~3回)、その後、少なくとも一年くらいは2~3日おきに水をやる。
(※最近、自分の場合は初めの数日間、種を湿ったちり紙の上で管理し、種に緑色がかってきたらミズゴケを巻いた木の枝に固定して管理するようにしています)
(フックシーやジュンセアなどに種を縋らせて栽培するのもよい)

【実生苗が親になるまでかかる時間】
種類によって違うが、成長が早いものでも数年~10年位はかかる。大型種だと数十年かかる。