FE6終了後のソニーとルシアです。 (レスタリア美術館にて) ルシア 「あ、ソニーさん」 ソニー 「ルシア」 ルシア 「絵、見てたんですか?」 ソニー 「うん。やっぱりどの絵もすごいなって思ってて・・・。僕なんかの絵がここに混ざってるのがおかしいくらいだよ」 ルシア 「そんなことないですよ!ソニーさんの絵も、すごく素敵です!おかしいなんてこと、絶対ないですよ!」 ソニー 「はは、ありがとう。そう言ってもらえると嬉しいよ」 ソニー 「・・・でも、すごいなぁ」 ルシア 「え?」 ソニー 「ここにおいてあるもの、ほとんど全部ルシアが集めたんだよね?本当にすごいよ」 ルシア 「そ、そんな・・・私一人の力じゃないですから。ソニーさんも手伝ってくれたし、皆が手伝ってくれたからこそで・・・」 ソニー 「でも、ルシアが一生懸命だったからこそ、皆手伝ったんだよ。だからやっぱり凄いよ」 ルシア 「あ、ありがとうございます・・・」 ルシア 「あ、そうだ。ソニーさん」 ソニー 「?」 ルシア 「ここでも、個展開いてみませんか?故郷で開くっていう目的は達成できたんですし、多くの人にソニーさんの絵、見てもらいたいですし」 ソニー 「え?あぁ・・・」 ソニー 「でも・・・」 ルシア 「大丈夫ですよ!ソニーさんの絵って、見る人に力とか、希望とか・・・そういうものを与えてくれる、素敵な絵だと思います。もっと自信を持って下さいよ!」 ソニー 「う、うん・・・でも、なぁ・・・」 ソニー 「・・・・・・」 ソニー 「あ、そうだ」 ルシア 「え?」 ソニー 「僕、どうしても描きたい絵があるんだ。その絵ができたら・・・で、いいかな?」 ルシア 「!! も、もちろんです!どこか描きたい場所があるなら・・・」 ソニー 「あ、ううん。描こうと思えば描けるんだ。特別どこかに行かなくても。でも・・・」 ルシア 「?」 ソニー 「・・・今の僕じゃ、その魅力を描き出せそうにないんだ。でも、どうせ描くなら、見た人にその魅力がちゃんと伝わる、そんな絵にしたいんだ。だから、もっと沢山絵を描いて、上手くなったら描きたいって思ってて・・・」 ルシア 「・・・・・・」 ルシア 「分かりました。その時を楽しみに待ってますね」 ソニー 「うん」 ソニー (・・・今の僕じゃ、君の眩しさも、強さも、優しさも・・・きっと、表現しきれない) ソニー 「でも、いつかきっと・・・」 ルシア 「? 何か言いました?」 ソニー 「ううん、なんでもないよ」