吟遊詩人・旅路の歌 登場キャラ;ルシア、ミルカ、テュリラ(+αの可能性?) 場所:カスト村墓地 概要:カスト村を訪れていた吟遊詩人の少年。 どうやら、彼は意外な人物に助けられたようで… 投稿者名:黒アンナ@中の人 ルシアは、久しぶりにカスト村へ戻った。 村を散策していると、墓地から竪琴の音が聞こえてくる。 広場を見てみると、ザードの被っていた帽子そっくりの帽子を被った少年が居た。 どうやら、その少年も吟遊詩人らしく、ここで演奏をしていたようだ。 少年の演奏も無事終わり、ルシアは、その少年に帽子のことについて尋ねた。 少年が言うには、この帽子はここに来る途中、魔物に襲われた時に助けてくれた人の帽子を真似たと言う。 その人物の話を聞いていくうちに、どうやらその人物はザードと同一人物である可能性が高くなってきた。 だが、似ているのは姿だけで、行動等は普段の姿からは想像もできないほどの立派なものだった。 世の中には「姿が似た者」がいる可能性もある。 そこで、ルシアはザードのことを出さずに話を聞いていたのだが… 「その顔…もしかして心当たりがあるんですか?」 少年がルシアに問いかけた。 ルシアは否定をしようとしたが、少年の必死な態度を見て、ザードのことを伝えた(主観全開で)。 少年はぷっと笑い顔を見せた。 「その人が、多分僕を助けてくれた人ですよ。」 少年の話によると、確かに彼はそのような印象を受けるような言動をしていたという。 少年は持っていた鞄から一つの楽譜を取り出し、ルシアにこう言った。 「この楽譜、その人に渡してくれませんか?」 ルシアは少年に楽譜について尋ねた。 「それは、僕の書いた曲なんです」 同行していたミルカとテュリラは楽譜を見て、彼にその曲の演奏を頼んだ。 彼は快く承諾し、その曲を演奏して見せた。 そして、演奏も無事終わり、3人とも彼に感想を伝えた。 彼はいつか歌劇旅団に入って自分の演奏を多くの人に聞いてもらうのが夢だという。 そして、その夢の実現に向け、彼は作曲に、演奏にと必死になっているという。 それから、彼は再びカスト村を離れ、夢の実現に向けて旅立っていった。 村を離れる前に、彼はルシアに言った。 「あの人のこと、あんまり嫌いにならないであげて下さい。 あの人はきっとあなたのことをきっと思っています。  きっと、根はすごくいい人なんですよ」 青空の下、若い吟遊詩人は再び旅路を歩み始めた。 彼の楽譜が当人に渡ったかどうかは定かではない… 案1:劇 途中で彼の夢に協力すると言って、パーティーキャラも協力して劇をさせる。 村おこしイベントの一環に? 配役を選択性にして村人のコメントや上昇好感度を変える? 演劇の最中に当のザードが遠くから隠れて見てるというのも面白いかもしれない。 案2:各地に出現 各地の楽師や歌姫の変わりに少年が確率で出現、通常より感受性が大幅上昇のボーナス? 彼に経験値を持たせて、聞くたびにコメントが変わるなども。 案3:ザード関連 楽譜を持っていると台詞が変わるくらい? 受け取るか受け取らないかが進行によって異なる? ザードが報われる展開にしてみようとしたらこれが限界でした。 どこかで似たような展開を見た気もするけど、一応投稿します。