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「レッツねとられ」(2008/04/04 (金) 00:00:11) の最新版変更点
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前スレでちょこっと書いてたりしたものですが、また投下してみます
純×比呂美もので、ちょっと(?)NTR気味+比呂美が若干(?)壊れてる のでそういうのが嫌いな人注意
「あなたが好きなのは、私じゃない。あなたには、あの子以外のことはどうでもいいのよ。なぜ分からないの?」
「ッ!」
比呂美が純の無意識の心理を的確に当ててやると、純は驚いたようにのけぞった。
二人の関係が、終わった瞬間だった。
しかし、すぐさま帰ろうとした比呂美の手を、純は引き戻した。
「なに?」
比呂美は純を嫌悪するかのように睨みつける。
「……確かに、あんたの言う通りなのかもしれない」
純はしおらしく言った。
「分かったの? だったら――」
「あんた言ったよな? このままだと、また他の人を巻き込むって」
「……ええ」
純に強く握りしめられている手首が痛む。
「だけどあんたはこうも言った。俺には、乃絵以外のことは、どうでもいいんだって」
「……」
乃絵と口にした途端、純が全く別人に変わってしまったかのように見えた。
「俺は、自分が楽になりたいだけなんだ……だから、あんたのことだって、どうだっていいんだよ」
一瞬悲しそうに吐露した純に、比呂美は隙を突かれてしまった。
「んっ!!」
手首を思い切り引っ張られ、顔を寄せられると、強引にキスされる。
振り払おうとした顔を、もう一方の手で固定され、なすがままにキスを続けられる。
「い、やっ! や、めてっ!」
思わず叫んだ口に無理やり舌がねじ込まれる。
粘りついた軟体が口の中で暴れまわり始めた感触に、比呂美は背筋を凍りつかせた。
純は、一旦比呂美の手を離すと、そのふぬけた背中を抱きよせ、更に深く結合しようとする。
比呂美は、抱きしめられたせいで、逃げ場を失い、口腔をあお向け、犯されることしかできない。
(やっ、やだっ……気持ち悪い……助けて、眞一郎君!)
そう願っても、頼みの愛しい人はここにはいない。
比呂美は、自分で何とかするしかない。
一瞬、舌を噛み切ってやろうかという考えが過ったが、比呂美は純に少なからず同情を抱いており、それは躊躇われた。
そうこうしているうちに、呼吸を制されているせいで、比呂美の体力はなくなっていく。
脳に酸素が十分いかないせいで、眩暈を催し、そんな中、非現実的で官能的な行為を続けられるのだ。
(う……そ……)
比呂美の内に、快感が生まれだすのは、そう遅くなかった。
(い、や……いやだよ……眞一郎、くん……)
先程と同じ思考にも関わらず、その意味は全く別物だった。
比呂美は、自分の身体に生まれはじめた未知の感覚に恐怖していた。
純の舌が、比呂美の歯茎をなぞり、歯間をくすぐる。
その擦られる感触に、むずがゆくなり舌を動かすと、舌同士がふれあい、またもや喩えようもない快感が比呂美の身体に流れていく。
(こんな、キス……眞一郎君とだってしたことないのに……でも……でも)
ふと、純が比呂美の唇を解放したので、比呂美は大きく息を吸った。
そのせいで、さらけ出された比呂美の舌を、純はすかさず勢いよく吸った。
(!……すごっ……い)
じゅるじゅると音をたて吸われ、窄められると比呂美は小刻みに震えるほど気持ちが良くなった。
意識とは関係なく、舌を咄嗟に純の中で動かす。
(だ……だめ……)
純は、それに気を良くしたのか、舌の動きを小さくして、比呂美の挙動を見守った。
おそるおそる動く比呂美の舌を、手を引いていくかのように導いていく。
自然で優しい導きに、身の内の不安に戸惑っている比呂美が、ついていかないわけがなかった。
純はつかんだが最後放さず、徐々に歩む速度を上げていく。
(こんなの……だめ……絶対……だめ、な、のに)
数瞬後には、純と激しく口を貪りあう比呂美の姿があった。
傍目には、睦まじいカップルが、人目もはばからずに、お互いを求め合っているとしか思えないだろう。
(気持ち、いい……気持ちいいの)
その感情を認めてしまった比呂美は、夢中になって純の口元に吸いつきはじめた。
餌を求める犬のようになってしまった比呂美に、純は際限なく食事を与えた。
二つの口腔の間で、舌が濡れた糸のようにぐるぐると絡まり合っていく。
永遠に続くかのように思われたそれは、純の手が比呂美の胸に触れようとしたことで、終わりを告げた。
「!……ぷはっ……だ、だめっ!」
「ああ、そうだな、ここじゃあ流石に。じゃあ、あっちに行くか」
「そうじゃっ……なくて」
純は、呟く比呂美をぐいぐいと引っ張り、欝蒼とした茂みの中へと入り込んでいく。
その握られた腕には、すでにほとんど力は入っておらず、比呂美は逃げようと思えば逃げられたのに、そうしなかった。
「ん、何が?」
「私は、こんなこと……!」
それはつまり、肯定ということだった。
純もそれをわかっているのか、比呂美のつまらない抵抗を歯牙にもかけない。
「キスだけであんなに感じてたやつが、そういうこと言うのか?」
「あ……」
純は、恥ずかしそうに俯いた比呂美の、だらしなくよだれを流している口元を拭うと、今度は慈しむように軽くキスをした。
ちゅっと音をたて唇が振動すると、同様に、比呂美の心も揺れた。
上唇をちゅくちゅくと摘みながら、純は言う。
「したいんだろ?」
「……したくない」
純は言いながら比呂美の上着を脱がせたが、比呂美からの抵抗は言葉以外にない。
「じゃあ、叫びでも何でもすればいい。俺はするからな」
「あっ……」
太い木の幹に、比呂美を押しつけ、純はその胸をシャツの上からさすった。
誰にも触らせたことのない比呂美の豊満な胸が、揉みしだかれていく。
純は手を比呂美のシャツの中に入れると、ブラのホックをはずし、直接揉みしだきはじめた。
「っ!」
比呂美はただ木に背を預けながら、自分の肉が揉まれるのを感じる。
それは、否応なく自分がこれから犯されるのだということを予感させた。
「あんたの胸……最高だな」
「!」
比呂美のシャツをはだけさせながら、純は言った。面白いように形を変える片胸を揉みつつだ。
「お世辞なんて……いい」
「お世辞なんかじゃない。いろんな奴とやってきたけど、あんたが一番だよ。唇もすげー柔らかいし、甘い」
「んっ」
不意に、純は比呂美にキスをする。
もちろん舌も絡められるが、比呂美ももう抵抗したりせずに、自らそれに絡まっていく。
褒められたのが何となく嬉しく、できるだけ純にそれを味わってほしかったのかもしれない。
そんな様子を見て、純は言う。
「ここに来た時とはえらい違いだな」
「……うるさい。どうせ抵抗しても無駄だから、早く終わらせようとしているだけよ」
比呂美の憎まれ口に、はいはいと純は受け答えた。
「あんたの言う通り、俺はあんたのこと好きじゃないかもしれないけど」
比呂美の乳首を舌と指で遊びつつ、純は言葉を紡いだ。
「えっちで従順なあんたは結構好きかも」
ドキと、比呂美の心臓が変則的に動いた。
(……やだ)
その動きの訳を比呂美は知っている。だが、それは、あの人以外に催していいものではないはずだ。
恐怖と、乳房から伝えられる快感に、声が出そうになり、比呂美は思わず自らの手を噛んだ。
「どうした?」
こちらを気にした純の瞳がのぞくと、比呂美はつい言ってしまった。
純は、クールぶって、ひょうひょうとしているくせに、内心はどうしようもない孤独と恐怖におびえている。
それは、全く自分と似ていたから。
「……どうせ、するなら、優しくして」
「?……わかってるよ」
「うん。そしたら、私も優しくするから。……あの子のこと、忘れられるようにしてあげるから」
「!」
純は、あの話題を出され、少し引いたようだった。
が、少し思案したあと、比呂美を抱きしめて言った。
「あんた、やっぱりいい女だ。…………頼む」
二人はまた、密な口づけを交わし始める。それは今までとは全く違った種のようにみえた。
純はチャックを下ろすと、剛直を取り出した。そして、比呂美の手を取り、それに導く。
「あ……」
「してくれるんだろう?」
「……うん」
比呂美がおそるおそる剛直をこすり始めると、純も比呂美のスカートを下ろし、パンツの中に手を入れる。
すでに泉は布生地を濡らすほどに溢れかえっていた。
「エッチでもあるな」
「……うるさい」
比呂美は憎まれ口を叩きながらも、肉芽と膣口付近を愛撫されると、立っていられなくなるほどの快感に苛まされた。
純は、ずるっと腰が落ちていく比呂美を支えると、比呂美の空いた手をつかみ、自分の襟首に添わせた。
「つかまってろ」
「……うん」
そんな態勢で、しばしお互いの性器を愛撫し合うと、どちらともつかず荒い呼吸をしはじめ、寒天に白い息が舞う。
「純君の、凄い、熱いよ……」
ふと、比呂美は純を、今までのような代名詞でなく、名前で呼んでいた。
どちらともそんな変化に気づかないほど、それは自然になっていた。
「比呂美の指も……冷たくて、気持ちいい」
純も比呂美を名前で呼ぶと、自身を握っている比呂美の指に手を添える。
「さきっぽ……ぬぐって……まぶして」
純の手に包まれている安心さを感じながら、比呂美は導かれるままに、言うとおりにする。
溢れだしていた我慢汁が、肉棒全体に引き伸ばされていき、淫らな光沢を作った。
にちゃにちゃと、一層淫靡な音がしはじめる。
ますます気持ちよさそうに息を吐いた純を見ると、比呂美は股間に洪水を起こしそうになり、一刻も早く、握っているそれを、自身に招き入れたくなった。
「純君……」
比呂美がしごきを止めると、純もそれを把握したようだった。
「行くよ、比呂美……」
「……うん」
比呂美の両腕を自分の首に添えさせると、純は一気に比呂美を下から貫いた。
「あああああっ!」
文字通り身体を貫かれるような破瓜の痛みに比呂美は震え、純の身体にしがみつく。
充分に濡れそぼっていたとしても、やはり生娘。痛いものは痛い。
純もそれをわかっているのか、しばらく動かなかった。
しかし、そうしていると、みるみるうちに痛みが引いていき、代わりに何か別のものが比呂美を満たしていく。
「痛いか?」
「……ううん、平気」
バスケをやっていたせいで膣肉がほぐされていたのだろうか。意外にも比呂美はほとんど痛みを感じなかった。
「じゃあ、動いていいか?」
寧ろ、早くそうしてほしかった。内部でびくびくとひくついている陰茎がじれったくなるような快楽を比呂美に伝えていた。
比呂美が頷くと、純はピストン運動を開始した。
「あっ、あっ、あっ、あっ!」
パンパンパンと引き抜かれ、叩きつけられ、肉襞を擦られるたびに、比呂美は規則的に喘いだ。
重力を利用した体位のせいで、純の肉棒は容赦なく比呂美の膣に飲み込まれる。
「はっ! あぁんっ! んっ……!」
引き抜かれ、気持ちとともに緩んだ膣に、子宮口まで届きそうなほどに純の肉棒が侵入してくる。
その度に、比呂美は大口を仰のけ、喉に流れこんだ唾液を、嗚咽するように飲み干した。
純は一旦ピストンをやめると、腰を大きくグラインドさせ、押し広げるように比呂美を抉った。
「純君!…はっ!……んっ!…純君!」
比呂美は喘ぎながら、純の頭にしがみつき、名前を叫ぶことしかできない。
「比呂美……かわいいよ」
そんな比呂美をいじらしく思い、興奮したのか、純は比呂美の足を抱えあげる。
「はぁっ、んっ!」
宙に浮いた身体には純しか支えがなく、比呂美はより一層強く純にしがみついた。
膣は更に重力を増し、純を深部にまで受け入れる。
「しっかり、つかまってろよ」
それを合図に、純は凄まじい速度で腰を打ち出した。
「あっ! あっ! あっ! あっ! あっ!」
比呂美の身体がガクガクと波打つように震動する。
マグマのような猛りが、比呂美の最深部の女巣をこじ開けるように、何度も突き刺す。
比呂美の意識も身体も、それを早く受け入れたくて、膣を幾度となく収縮させる。
「比呂美っ……中にっ……出すからなッ!」
「うんっ……出してっ! たくさんっ、純くんの熱い精液っ! たくさんだしてっ!!」
純が地面を踏みしめ、比呂美の腿を下向きに押さえつけ、股間同士をすき間なく密着させた時、鈴口から、大量の白濁液が噴出した。
びゅっ!! びゅるっ!! びゅるるるるっるるっ!!
「あっ……すごっ……いっ」
比呂美は上腕部に力を入れ、純とともに縮こまるように、身体を締め付けた。
その間も、激しく純の陰茎は脈動し、比呂美の子宮に、大量の精液を送りこんでいく。
「びゅっびゅって、いってる……あ、んっ!……」
比呂美は思わず腹に力をこめ、それを絞りだすように膣をしめた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
溢れだす精液をティッシュで拭った後、比呂美と純はとりあえず服を着た。
上着を羽織った比呂美の目に、柄にもなく、しゅんとしている純の姿が映った。
「その……すまなかった」
どうやら、比呂美に謝りたいようだった。
「……最低」
もちろん比呂美がそれを許すわけもない。
「あんたが、あんな事言うから、つい頭に血が上っちまって……」
「私のせいだっていうの?」
「いや、そうじゃなくって……」
このまま、しどろもどろになっている純をいたぶるのも面白いだろう。
しかし、比呂美には、純を虐めるよりも、叱りつけるよりも、もっとしなければならないことがあった。
それは、教えることだ。
「『あんた』じゃない」
「……え?」
上半身全体を使って謝っていた純が、驚いたように顔だけ上げる。
それは世にも不可思議な顔で、比呂美はおかしくてたまらなかった。
そんな間抜けな生徒に、比呂美は教導する。
「私は『比呂美』。わかった? 純君」
未だ呆けたような顔をしている純の額に、比呂美は口づける。
「このお礼は、た~~~っぷりしてもらうから、覚悟しておいてね」
やっとその意味を理解したように頬を引き攣らせた純は、きっと厄介な女を引きとめてしまったっと思ったことだろう。
こうして、珍妙な契約関係は、少しだけ姿を変え、まだ続いていくのであった。
終わり