兄妹疑惑確定時における諸問題についての事前協議(6日目)

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兄妹疑惑確定時における諸問題についての事前協議(6日目)」(2008/04/05 (土) 23:36:08) の最新版変更点

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負けるな比呂美たんっ! 応援SS第12弾 『兄妹疑惑確定時における諸問題についての事前協議(6日目)』   (中略)  「そんな事が許されると本気で思ってるんですか?」  「いや、でも、まずいんじゃないかな…」  「夜中に怖い夢を見て眠れなくなった可憐な妹が心細い思いで愛しの兄の部屋を訪ねて   くるというシュチュエーション(枕持参のオプション付)で、どうして追い返せるんですか?」  「いや、小さい頃ならともかく、もう充分大きいし…」  「あっ、まさかそういう趣味だったんですか?」  「し、趣味って、なんだよ」  「小さい頃はあんなに大切にしてくれたのに! 私がもう幼女じゃないからって!」  「いや、それは断じて違う!」  「本当に?」  「ああ」  「では、さっきの状況だとどこまでが許されるとお考えですか?」  「お話を聞いてあげるくらいかな?」  「それだけ?」  「えーと、頭なでなでくらいかな?」  「…。」  「じゃあ、どのくらいまでが希望なんだ?」  「1、お話を聞いてくれる   2、頭なでなで   3、ギュッと抱きしめてくれる   4、安心させる為におでこにキス   5、妹から申し出があればベッドで一緒におやすみ   6、さらに妹から申し出があれば手をつないでおやすみ   以上、6段階、全てが選択可能との線は譲れません!」  「さすがにそれは色々問題が…」  「どこが問題なんです? はっきりおっしゃってください!」  「まあ3くらいまでじゃないかなあ、外国なら4もありかも…」  「それでは妹としての私の立場がありません! 断固、第6段階までの無制限選択権を要求します!」  「そうはいっても 俺にも都合が…」  「どんな都合かおっしゃってください!」  「いや、ほら、その、なんだ、綺麗な妹に近づかれると色々とな…」  「具体的に!」  「俺のほうが持たないって言うか…」  「ご安心下さい! 問題ありません。」  「いやいや、そういうわけには…」  「本人が問題ないと言ってるんですから問題はないはずです!」  「俺の立場は…」  「ありません!」  「…。 なあ、あといくつあるんだ?」  「本日はこのあと『一緒にお風呂シュチュエーション』についての数値目標の設定、   それから最大の焦点、呼称問題が未解決です。他にも…」  「そうだった、やっぱりこの間の線は譲れないのか?」  「もちろんです! 私としては『おにいちゃん』の提案を変更するつもりはありません!」  「いや、だから、それは破壊力が大きすぎて日常の使用には耐えられない と、この間言ったじゃないか」  「そうですか」  「うん」  「では先程の『一緒におやすみ問題』の第6段階までの無制限選択権を呑んでいただければ、   1、人前では『兄さん』   2、二人きりの時で妹が必要と認めたときのみ『おにいちゃん』   という条件でいかがですか?」  「うーん、受け入れるしかないのかなー」  「妥当な取引、かと思われますが?」  「『一緒におやすみ問題』の発生頻度は?」  「私が怖い夢を見たとき、及び台風、雷等の自然現象発生時も含まれます」  「夢の場合は自己申告だよな?」  「そうです」  「証明は出来ないのか?」  「私の事が信用できないのですか?」  「いや、そういう訳ではないけど、客観的な検証が必要な場合…」  「どなたかが私に隠れて女の方とデレデレされなければそれほど多くは発生しないはずです!」  「うっ」  「あらっ 心当たりがおありですか?」  「いや、そんな事はないぞ」  「では、この件はこれでよろしいですね?」  「ああ、了解した。」  「では、次の議題、『一緒にお風呂シュチュエーション』における妹側のバスタオル落下イベント   の発生確率ですが、妹側としては20%を提案します」  「いや、それは高すぎる、せめて5%以下にしてくれないと… ちょっと待て、その前にその   『一緒にお風呂シュチュエーション』ってのは一体何だ?」  「それはもちろん今までの失われた時間の空白を埋める為に、兄妹間のスキンシップを大切にしたい   という妹の涙無しでは語れない一途な想いからの行いです」  「んー、百歩譲ってそれはいいとして、なんでバスタオルが落ちなければいかんのか?」  「それは、妹としても一応女性として見て頂きたいとの願望が叶えられる不可抗力イベントとして   不可欠のものだからです」  「しかし、もう高校生なんだし流石にそれは…」  「私に歳相応の魅力がないと?」  「そんな事は言ってません、ハイ、むしろ逆かと…」  「『比呂美もちょっと見ないうちに大きくなって』と言って頂ければ良いのです」  「いや、別に離れ離れだった訳じゃないし…」(チラッ)  「…今、どこをご覧になりました? 何か失礼な事をお考えじゃありませんか?」  「い、いや、考えすぎだ! 見てない! 見てないぞ!」  「これはやはり一度私自身を確認していただかないといけないようですね」  「待て待て、飛躍しすぎだ!」  「充分、素敵な妹としての関係をだな、前向きに…」  「では、急ですが新たな提案をよろしいですか?」  「ああ、なに?」  「バスタオルの数値は5%以内に収める代わりに妹の背中を兄が流している最中に手が滑って、その、   直接、手で確認していただくイベントを新設、発生確率は10%、で、いかがでしょうか?」  「ち、直接って、まさか…」  「先程の失礼な視線のお返しです」  「それはマズイ、いろんな意味でマズイ、とにかくマズイ!」  「私のには価値など無いと?」  「いやいやいや、そうじゃなくてだな…」  「…。」  「…。」  「ではこの件については 明日への持越しということでよろしいですか?」  「ふうっ、そうしよう」  「今日は以上でよろしいですか?」  「比呂美がよければいいよ」  「ところで、」  「なに?」  「先程の、『綺麗な妹』との発言についてもう少しオフレコでお話いただけませんか?」  「えっと、そんな事言ったっけ?」  「なんなら議事録用の録音をお聞かせしましょうか?」  「えーと…」  「なんなら密室協議でもかまいませんが?」  「…無条件降伏の選択って可能かな?」  「もちろんです、兄と妹では妹の勝利が歴史の必然ですから」  「そりゃ、一体どこの歴史だ?」  「よろしくね、おにいちゃん」  「まだ早い、未確定だ!」  「クスッ」 了
負けるな比呂美たんっ! 応援SS第12弾 『兄妹疑惑確定時における諸問題についての事前協議(6日目)』 ●EDのデフォルメキャラをイメージしてください   (中略)  「そんな事が許されると本気で思ってるんですか?」  「いや、でも、まずいんじゃないかな…」  「夜中に怖い夢を見て眠れなくなった可憐な妹が心細い思いで愛しの兄の部屋を訪ねて   くるというシュチュエーション(枕持参のオプション付)で、どうして追い返せるんですか?」  「いや、小さい頃ならともかく、もう充分大きいし…」  「あっ、まさかそういう趣味だったんですか?」  「し、趣味って、なんだよ」  「小さい頃はあんなに大切にしてくれたのに! 私がもう幼女じゃないからって!」  「いや、それは断じて違う!」  「本当に?」  「ああ」  「では、さっきの状況だとどこまでが許されるとお考えですか?」  「お話を聞いてあげるくらいかな?」  「それだけ?」  「えーと、頭なでなでくらいかな?」  「…。」  「じゃあ、どのくらいまでが希望なんだ?」  「1、お話を聞いてくれる   2、頭なでなで   3、ギュッと抱きしめてくれる   4、安心させる為におでこにキス   5、妹から申し出があればベッドで一緒におやすみ   6、さらに妹から申し出があれば手をつないでおやすみ   以上、6段階、全てが選択可能との線は譲れません!」  「さすがにそれは色々問題が…」  「どこが問題なんです? はっきりおっしゃってください!」  「まあ3くらいまでじゃないかなあ、外国なら4もありかも…」  「それでは妹としての私の立場がありません! 断固、第6段階までの無制限選択権を要求します!」  「そうはいっても 俺にも都合が…」  「どんな都合かおっしゃってください!」  「いや、ほら、その、なんだ、綺麗な妹に近づかれると色々とな…」  「具体的に!」  「俺のほうが持たないって言うか…」  「ご安心下さい! 問題ありません。」  「いやいや、そういうわけには…」  「本人が問題ないと言ってるんですから問題はないはずです!」  「俺の立場は…」  「ありません!」  「…。 なあ、あといくつあるんだ?」  「本日はこのあと『一緒にお風呂シュチュエーション』についての数値目標の設定、   それから最大の焦点、呼称問題が未解決です。他にも…」  「そうだった、やっぱりこの間の線は譲れないのか?」  「もちろんです! 私としては『おにいちゃん』の提案を変更するつもりはありません!」  「いや、だから、それは破壊力が大きすぎて日常の使用には耐えられない と、この間言ったじゃないか」  「そうですか」  「うん」  「では先程の『一緒におやすみ問題』の第6段階までの無制限選択権を呑んでいただければ、   1、人前では『兄さん』   2、二人きりの時で妹が必要と認めたときのみ『おにいちゃん』   という条件でいかがですか?」  「うーん、受け入れるしかないのかなー」  「妥当な取引、かと思われますが?」  「『一緒におやすみ問題』の発生頻度は?」  「私が怖い夢を見たとき、及び台風、雷等の自然現象発生時も含まれます」  「夢の場合は自己申告だよな?」  「そうです」  「証明は出来ないのか?」  「私の事が信用できないのですか?」  「いや、そういう訳ではないけど、客観的な検証が必要な場合…」  「どなたかが私に隠れて女の方とデレデレされなければそれほど多くは発生しないはずです!」  「うっ」  「あらっ 心当たりがおありですか?」  「いや、そんな事はないぞ」  「では、この件はこれでよろしいですね?」  「ああ、了解した。」  「では、次の議題、『一緒にお風呂シュチュエーション』における妹側のバスタオル落下イベント   の発生確率ですが、妹側としては20%を提案します」  「いや、それは高すぎる、せめて5%以下にしてくれないと… ちょっと待て、その前にその   『一緒にお風呂シュチュエーション』ってのは一体何だ?」  「それはもちろん今までの失われた時間の空白を埋める為に、兄妹間のスキンシップを大切にしたい   という妹の涙無しでは語れない一途な想いからの行いです」  「んー、百歩譲ってそれはいいとして、なんでバスタオルが落ちなければいかんのか?」  「それは、妹としても一応女性として見て頂きたいとの願望が叶えられる不可抗力イベントとして   不可欠のものだからです」  「しかし、もう高校生なんだし流石にそれは…」  「私に歳相応の魅力がないと?」  「そんな事は言ってません、ハイ、むしろ逆かと…」  「『比呂美もちょっと見ないうちに大きくなって』と言って頂ければ良いのです」  「いや、別に離れ離れだった訳じゃないし…」(チラッ)  「…今、どこをご覧になりました? 何か失礼な事をお考えじゃありませんか?」  「い、いや、考えすぎだ! 見てない! 見てないぞ!」  「これはやはり一度私自身を確認していただかないといけないようですね」  「待て待て、飛躍しすぎだ!」  「充分、素敵な妹としての関係をだな、前向きに…」  「では、急ですが新たな提案をよろしいですか?」  「ああ、なに?」  「バスタオルの数値は5%以内に収める代わりに妹の背中を兄が流している最中に手が滑って、その、   直接、手で確認していただくイベントを新設、発生確率は10%、で、いかがでしょうか?」  「ち、直接って、まさか…」  「先程の失礼な視線のお返しです」  「それはマズイ、いろんな意味でマズイ、とにかくマズイ!」  「私のには価値など無いと?」  「いやいやいや、そうじゃなくてだな…」  「…。」  「…。」  「ではこの件については 明日への持越しということでよろしいですか?」  「ふうっ、そうしよう」  「今日は以上でよろしいですか?」  「比呂美がよければいいよ」  「ところで、」  「なに?」  「先程の、『綺麗な妹』との問題発言についての真意の確認をオフレコでお話いただけませんか?」  「えっと、そんな事言ったっけ?」  「なんなら議事録用の録音をお聞かせしましょうか?」  「えーと…」  「話しにくい事でしたら密室協議に会場を移してもかまいませんが?」  「…無条件降伏の選択って可能かな?」  「もちろんです、兄と妹では妹の勝利が歴史の必然ですから」  「そりゃ、一体どこの歴史だ?」  「よろしくね、おにいちゃん」  「まだ早い、未確定だ!」  「クスッ」 了 ●あとからあとがき 5話まで視聴済み 比呂美スレで兄妹疑惑発覚とのことで思いついたネタ?です 某秋葉さま暴走モードをそのままイメージしてます 共通点多いですね、好きな人に想いを告げられない点とか…

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