女同士のバスルーム

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「いただきます」 日本海の新鮮な魚介類で作られた料理の前で、比呂美は両手を合わせた。 見た目にも美しいこの夕食を作ったのは、眞一郎の母である。 仲上家の風景に、比呂美は自然と溶け込んでいた。 比呂美と眞一郎の母との関係は、時間と共に改善してわだかまりは消え 週に一度はこうして比呂美も一緒に夕食をとるようになっていた。 「ごちそうさまでした」 食器を片付けようとする比呂美に声をかけたのは 誰よりも彼女を憎んでいたはずの眞一郎の母であった。 「そんなことしなくていいのよ。お風呂沸いてるから、よかったら入っていきなさい」 比呂美が家族として認められたからだろう。 これまでには考えられなかった言葉と穏やかな表情だった。 冷えた手足の先に、痛みにも似た感触を覚えながら 比呂美は湯船の中で大きく息を吐いた。 「ふぅ~……」 以前は風呂場やトイレの中でさえも、気が休まる時などなかった。 だが今はこうして大きく手足を伸ばすことができる。 比呂美はようやく自分の居場所を見つけることができたのかもしれない。 (そういえば……) ふと昔のことを思い出す。 まだこの家が比呂美にとって、とても息苦しい場所であったころ 脱衣所で着替えているところに眞一郎が入ってきて 下着姿を見られてしまい、赤面して眠れなかったあの日のことを……。 今ではその下着の内側でさえも、眞一郎の前に曝け出しているのだが あのときのことを思い出すと、比呂美は今でも心拍数が上がってしまう。 (あのときの眞一郎君……今なら……) 鏡の前で眞一郎を想い、にこっと笑う比呂美。 そのとき、風呂場のドアが不意に開いた。 「一緒に入ってもいいかしら?」 比呂美の返事を待つことなく、何も身につけていない眞一郎の母が入ってきた。 突然のことに驚きながら、比呂美は慌ててタオルを取って身体を隠した。 「あら、そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃない。女同士なんだし」 「おばさん……!!」 「背中、流してあげるわね」 比呂美が抱いていたタオルを取ると、後ろで膝をつき石鹸を泡立てる。 恥ずかしそうに俯く比呂美と、その背中を洗う眞一郎の母。 二人の間を沈黙が流れる。 「綺麗な身体ね」 眞一郎の母がぽつりと呟くように言った。 その言葉通り、比呂美の肌は雪のように白く滑らかだった。 弾力があり水をも弾く、肌理細やかな若い肌。皺や弛みなどとは無縁の身体。 「本当にあなたの母親にそっくり。嫉妬しちゃうわ」 その言葉には、かつて比呂美を苦しめたトゲはない。 「そんな……おばさんも綺麗です……」 「うふふ、ありがとう。」 背後から伸びた手が、比呂美の乳房に触れた。 「あっ、前は自分で……」 「意外と大きいのね。着痩せするタイプなのかしら」 「あの……」 「大きいし張りもあって形もきれいね」 その手は洗うというよりも、乳房の形をじっくり確かめるように、比呂美の身体を這うように動いた。 両手で下から持ち上げるように、寄せてから手をはなす。そしてまた下から……。 若い果実は重力に負けることなく、高い位置をキープしている。 気が付くと、タオルは床に落ちていた。 「んっ!」 石鹸の泡を絡めた大人の指が、先端の突起をキュッと摘んだ。 甘い刺激が全身を駆け巡り、比呂美の口からは自然と声が漏れる。 「おばさ……あっ……ん……」 「お風呂場は声が響くから気をつけて……」 ねっとりとした乳房への愛撫に、比呂美は手を口に当てて声を押し殺そうとした。 それでもビブラートのかかった甘美な吐息が、指の間からこぼれ落ちてしまう。 「う……あッ……ゃ………」 大人の指使いで16歳の少女を弄びながら、眞一郎の母は比呂美の耳元でたずねた。 「眞ちゃんとはもうシたの?」 「んっ……ご……めんなさい……」 「謝らなくていいのよ。でもまだ高校生なんだから避妊はしっかりしなさいね」 硬く尖った乳首を親指と中指で強く挟み、人差し指が擦り上げる。 比呂美は身体を預けるようにして、ビクンと大きく仰け反った。 乳房を弄んでいた右手が徐々に下がって腹部を撫でる。 そこには無駄な脂肪など一切ついておらず、ウエストは艶かしい曲線を描いている。 女子にしては硬い腹筋をなぞり、指先が栗色の茂みの中へと進んでいく。 「きちんと手入れしてるのね」 「お母さんが教えてくれたんです……」 恥毛が生え揃った中学二年生の春。母に教えられて比呂美は処理の仕方を覚えた。 バスケのユニフォームが袖のないデザインということもあり 脇とビキニラインを定期的に手入れをすることが、比呂美の習慣になっていたのである。 指先は小さく整えられた茂みを抜け、少女の核心である新芽に触れた。 「ひゃん!」 「見つけた……ここ、気持ちいいでしょう?」 「いっ……ん……あぁ……ダメ……」 指の腹で包皮ごしに刺激すると、新芽はぷっくりとその存在感を露にする。 石鹸のぬるぬる感と、緩急をつけたタッチが、比呂美をどんどん高い場所まで登らせていく。 ギュッと脚を閉じて快感に耐えようとするが 乳房に当てられていた左手がその脚を開くように促すと、比呂美は逆らえず身体を開いてしまった。 強烈な快感を生む新芽の下で、ヒクヒクと何かを求めるように呼吸をするたびに ぬらぬらとした愛液が、奥のほうから次から次へと分泌されている。 愛液の泉源を探すように、中指が洞窟の中へと侵入する。 奥へ奥へ……圧迫感を感じながら指はどんどん飲み込まれていく。 「んんっ!……んぅっ…!!」 くちゅくちゅと音が出るほどかき混ぜられたかと思うと、今度は膣壁をくすぐられる。 女の身体を知り尽くした熟女の指技に、比呂美は抗うことなどできなかった。 「ほら、イッていいのよ」 「あぁっ!……だめっ!いぁぁっ!イクッ……んんッ……!!!」 我を忘れた比呂美の大きな喘ぎ声が響き渡る。 眞一郎の母は、左手で比呂美の口をふさぎ、右手の中指を折り曲げて上壁を強く圧迫した。 同時に比呂美の中で真っ白な花火が弾ける。 全身がビクビクッと何度か跳ねたあと、脱力した比呂美の身体はぐったりと眞一郎の母の胸に崩れ落ちた。 アパートまでの道を手をつないで歩く二人。 「ごめんね。いつも送ってもらって」 「これからも遠慮せずに家に来いよ」 「うん……」(さっきのアノ声、聞かれてないよね?) 比呂美が立ち止まる。 一歩先で振り向く眞一郎。 「今夜は泊まっていって」 「えっ?でも……」 「おばさんも泊めていいって言ってたから」 潤んだ瞳で見つめられ、眞一郎は頷くしかなかった。 ―終―

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