「言っちゃった…」


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「ほんと、冗談みたいだよね…。おばさんに言われたの。
眞一郎君のお父さんが、私の本当のお父さんかもしれないって。」
誰にも顔を合わせたくなく、自分の部屋のベッドの中で布団を頭からかぶっている
のに、比呂美の言葉が頭の中で繰り返し、逃れることはできない。

なぜ、こんなことを母さんが比呂美に? 父さんはみんなを裏切ったのか?
比呂美はこんな思いをずっと一人で抱えていたのか?
もし、比呂美が妹だったら…。俺は、まずどんな顔をしたらいいんだろう。
あの言葉を放った比呂美の顔は…。すべてを弾き返すかのようで、月明かりの下とは
思えない輝きをたたえていた。

比呂美と一緒に住むようになってから一年、俺たちはまだぎこちなく生活していた。
比呂美の境遇は、その一つの理由だ。しかし、それだけではないことを明確に悟った。
時として比呂美が放つ、はっとする美しさの中に隠れていた、俺を寄せつけないもの。
それは、比呂美が内に秘めていた苦悩だった。俺は、それを共有できるだろうか。

こんこん、と戸を叩く音がする。母さんが、夕食に呼んでいるんだろう。こんな時に
怒らせたくはない。重々しい身体を起こして、引き戸まで近づいて控えめに言う。
「悪いけど、いらないんだ。一人にしておいてよ。」
「眞一郎君、ごめんね。私のせいで…。」比呂美の声だった。
「えっ…。」なぜか、子供の頃にお祭りで比呂美が言った「置いてかないで」の言葉
を突然思い出す。かき消すように俺は引き戸を開ける。そこには俯いた比呂美がいた。
「入って…いいかな。」
「えっ、…うん。明かり付けるよ。」
「付けないで。きっと、みっともない顔をしてるから。」
暗い部屋の中に差す月あかりの中で、辛うじて座りよい場所と判別できるのはベッド
だけだった。比呂美は、そこにまっすぐ向かって、腰をかけた。俺はあっけにとられ
ながら、比呂美の表情を伺うべく、比呂美の向かいに中腰に座ろうとした。
「顔…覗き込まないで。勝手に座っちゃってごめんね。隣同士に座らない?」
「あ、ああ。」

比呂美のどちら側に座ろうかと逡巡したが、どちらに座ってもベッドの縁にあまり余地
はない。できるだけ平静を装って、比呂美の左となりに腰掛ける。これまでに近づいた
ことのない距離だ。横目でちらりと見ると、目元が少し涙で濡れているように見えた。

「私ね、あの話を聞く前からもずっと、眞一郎君のことを本当のお兄さんだと思えた
らな、って思ってた。だから、あの話を聞いて、これで本当に兄妹だと思わないと、
て思ったけど。でも眞一郎君には出来ない話だから、本当のお兄さんになってなんて
言えないし。それで、眞一郎君にどんな顔をしていいのか、ずっと判らなくて。
きっと、暗い子だと思ってたよね。」
「そんな…、ことはないよ。俺は、比呂美と一緒に暮らせる、それだけで嬉しいこと
だと思ってた。比呂美のつらさとか、悩みとか、わかってあげられないんじゃ、とて
も兄妹なんて言えない。比呂美には、楽しく笑える場所が外にあるんだから、俺はこの
家で比呂美が辛い時間を出来るだけ減らしてあげたいと思うよ。」
「…やっぱり、わかってくれてないのね。」
「え?」
「私の、楽しく笑える場所は、ここよ。お兄ちゃん。」
恐らく、物凄く間抜けに口を開いて呆気に取られた瞬間の俺に、比呂美は頬への口づけ
をしてきた。唇が離れてから、比呂美の顔を見ると、清楚な唇が魅惑を帯びて動いた。
「…言っちゃった。」

堰を切った俺の衝動は比呂美を抱き寄せ、唇を奪う。
「比呂美、悪い。俺はずっとこうしたかったんだ。」
「知ってた。」
「いつから?」
「この家に来た時から。」
「じゃあ、どうして…。」
「私も、してほしかったの。お兄ちゃんに。」
比呂美は俺の首に手を回すと、唇を近づけてきた。もう止められなくなる、と思った
けれど、俺にはもはや抗う理由はなかった。

夢中で比呂美の服をはだけ、ブラを上にずらしてから、フロントホックであることに
気づいた。胸に顔を埋めながら、手さぐりでフロントホックを外す。抑えるものの
なくなった比呂美の胸は、雪のように白いのにあたたかく、つややかでありながら柔
らかかった。冷えた部屋の空気の中で比呂美の乳首は苺色に小さく縮んでいた。
俺は一方の乳房をぎこちなく揉みしだきながら、もう一方の乳房の頂を愛しくキスし、
口で含み、舌で転がしてみた。
「ん…。」
比呂美が反応を表す。両の乳首を順番に愛撫すると、乳房の頂に桃色の花が咲いたよう
になる。
スカートに手をかけると、比呂美の手が俺の手をホックに導く。比呂美の目は、意を
決したように俺の目を見据えていた。
覚悟を決めてスカートを脱がせると、いきなり下着に手を入れてしまった。そしてそこ
が、予想だにしなかった熱さを持った、みずみずしい果実であることを知った。あふれ
んばかりの蜜が指に容易に絡みつき、既に濡れそぼった陰唇らしい部分、その中に隠れ
ているはずの陰核を探るのを助ける。比呂美は腰を浮かせ、指を自分の性感帯に導くか
のように微妙に腰を蠢かせている。
ここまでの反応を見せるとは…。ひょっとして…。
「比呂美、お兄ちゃんはお前を奪うぞ。」
耳元で囁くと、比呂美は電気が走ったようにびくっと身体を震わせる。
「…、だめよ、お兄ちゃん、私たち、兄妹なのよ。そこを超えちゃったら、私もう、
戻れなくなる…。」
「俺が、ずっとお前と一緒にいるよ。」
「お兄ちゃん…。」比呂美の瞳から涙があふれた。

下着をはぎ取ると、もうそこに抗うものはなにもなかった。陰茎を比呂美の果実の中心
にあてがうと、溢れ出る蜜が包み込み、比呂美の芯に導いていく。一瞬、抵抗を感じる
が、比呂美は俺の腰に手を回し、軽くうなずいて合図する。俺はできるだけ優しく確実
に力をこめていく。比呂美は歯を食いしばっている。ゆっくりと抵抗を押し返し、
やがて、先端が貫通する。

「大丈夫か?」
「うん…泣いてないよ。嬉しいだけ。」
俺は動きを止めて、比呂美に口づけする。
しかし、口づけに反応して、比呂美の内部は蠕動を始め、陰茎に快感を与え始める。
どうしてこんなに気持ちいいんだろう。俺は無意識のうちに、腰をわずかに動かし始め
ていた。
「あっ…。」
「ごめん。」
「ううん、いいよ。なんか、気持ちいいみたい。」
「じゃあ、ゆっくり動くよ。」
俺はさらに腰を進め、まず比呂美の中にすべて納めることにした。ゆっくり、ゆっくり
比呂美を押し開いていき、そして、とうとう、比呂美の奥の器官に触れるところまで
陰茎を沈めきった。比呂美の膣全体が陰茎を包み込み、徐々に力がこもってくる。」
「なんか、これ、安心するみたい。幸せな気持ち。」
「俺もだ。ずっとこうしていたい。」
「うん。でも、これからいつでも、していいからね。今日は、早く…。」
「わかった。」
腰を動かし始めると、まだ少し痛みがあるようで、比呂美は必死に耐えているようだ。
しかし、比呂美の内部は陰茎の感覚に確実に目覚め、蠢き、俺を昂める。
「比呂美、俺、もう…。」
「お兄ちゃん、いいよ、来て。」
比呂美は腰に手を回す。
「おい、駄目だよ。もう我慢できない。」
「いいの、このままで…。」
比呂美の手に力がこもり、最奥に引き込まれたところで、俺は爆発してしまった。
比呂美の腰が一瞬硬直し、全身がわななき、そして、比呂美は唇を求めてきた。

「比呂美、完全に兄妹の線を超えちゃったな。」
「そうね。私たち、誰よりも深く深く、繋がってるよね…。嬉しい。」
「今まで、ごめんな。もう、誰にも俺たちの邪魔させない。」
「ううん、ありがとうお兄ちゃん。これからもこう呼ばせてね。あの人達の前でも。」
「お、おい…。」
比呂美は、今まで俺に見せなかった悪戯っぽい笑顔を見せた。ただ一時、洗顔料で
歯磨きした時を除いて。
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