全部ちゃんとした後の話?


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眞一郎は腰にバスタオルを巻いた姿で座っている。
エアコンをフル稼働しているため、窓の外側とは違ってまるで春の様に暖かな空気で部屋が満たされていた。
「ん…こくっ…」
一口お茶を飲んだ。そして、落ち着かない様子で視線を巡らす。
「ん…こくっ…」
また、お茶を飲む。明らかに緊張していた。
キッ…、バス・ルームの扉が開いた。ひた…、ひた…。裸足で歩く音。ゆっくりと近づいてくる。
隣に置いてある座布団に誰かが座る気配がした。すとっ…ぱふっ…。

「眞一郎くん…」
声のする方を見ると、そこには長い髪を途中で纏めたバスタオル一枚の比呂美が座っていた。
「「…」」
無言で見詰め合う二人。
電気は消されているが、カーテン越しにわずかに光が差し込んでいる。
比呂美の顔が照らされて、少しだけ表情が見えた。とても幸せそうだが、恥じらいが感じられる。
「あ、あの…。今日、何て言ってきたの?…」
少し震える声で聞いた。一瞬の間をおいて、眞一郎が答える。
「比呂美の部屋に泊まるって、言ってきた」
目を見て、きっぱりと言い切った。誰にも隠すつもりもない、誰に恥じる必要もない。二人の間には既に固い絆があった。
「…うん」
視線を外さないまま、比呂美が答えた。その言葉の意味を誰よりもよく理解している。
そして、嬉しさがこみ上げてきた。
「うん」
何かを噛み締めるような、何かを確認するような、同じ言葉。
「比呂美、好きだ。誰にも渡さない。ずっと俺が側にいる」
自分の覚悟を言葉で伝えた。
「…うん。眞一郎…くん…、嬉しい…、ずっと…、うっ…うっ…、ずっと…」
今日で何回目になるかわからない涙が、比呂美の頬を流れた。眞一郎が手を伸ばし、優しく拭う。
「うっ…くっ…、ずっと…ずっと…」
嗚咽を堪えながら、同じ言葉を繰り返した。今、瞳に映る眞一郎の笑顔。
自分だけを見て、自分だけを愛してくれている。それが指先から頬に伝わり、心に届いていた。
何度も夢で見た、何度もそう願った。
「好き…、ううっ…ううっ…」
比呂美の顔が歪み始めた。見たくない表情だ。そう思った時、自然に体が動いた。肩を抱き寄せ、顔を近づける。
「ん…、ん…」
優しいキスが涙を拭う。ぴくっと比呂美の体が反応した。不思議なことに嗚咽が止まる。
「眞一郎くん…、好き…、ずっと前から…」
改めて告白をした。
「比呂、んっ…」
唇と唇が深く触れ合う。短くて、長い時間のキス。
「俺が先に上がるぞ?」
「うん…」

「比呂美…」
「眞一郎くん…」
二人は寄り添って寝ていた。バスタオル越しにお互いの体温を感じる。
眞一郎が比呂美に覆いかぶさった。そして、一言。
「始めるか?」
ムードも何もないが…
「ぷっ…あははっ…、も~う、だいなしぃ~♪」
笑顔でその言葉に答える。
「だってよー、耐えられなくて。比呂美だってそうだろ?」
こちらも笑顔。二人とも体から余計な力が抜けてきた。
「さっきは、すんごい、嬉しかったのにな~。どうしてくれるの~?
 今日はここまでにする?」
と、いつもの調子が戻ってきた。
「ダメだね」
「そんなこと言ったって、許さないんだか、ん…んっ…、んんっ…」
言葉を遮るようにキスをしたが、比呂美もそれに応えた。
「比呂美…」
「眞一郎くん…」
名前を呼び、見詰め合う。
「…ん…んっ…」
キスをしながら、バスタオルから体を開放した。
「恥ずかしい…」
「でも、見る」
「もう…、で、どお?」
「うん、前に見たことあるけ、ぼっ!」
眞一郎の頬を両手で挟み、言葉を遮った。
「あーっ! やっぱり覚えてたの?」
確かに見られたことはあったが、今言わなくてもいいんじゃない?、比呂美はそう思っていた。
「忘れるわけ無いだろ? 何回も繰り返して、ぶっ!」
またもや頬を挟まれてしまった。綺麗だとか可愛いと言いたかったが、照れから余計なことを口走ったようだ。
「も~う、それだったら、最初っから…」
と、何かを思い出しそうになるが、眞一郎は許さなかった。
「ん…んんっ…んくっ…んくっ…ちゅぱっ…」
今度は長いキスだ。腕が自然にお互いの背中へ回る。二人の体が重なった。
「眞一郎くん…」
比呂美の目が潤んでいた。それは眞一郎を求める視線だった。
「あんまり上手くできないと思うけど…」
「うん…、いいよ…。私は眞一郎くんだけにしてもらいたいの…。
 眞一郎くんの好きにしていいよ…。私は眞一郎くんだけのものだから…」
「比呂美…」
もう一度見詰め合い、キスをする。

「ん…んっ…んっ…、んっ!…んんっ!…」
キスをしながら、形の良い胸を優しく揉み始めた。ゆっくりと、優しく。
眞一郎は自分の性欲を抑えていた。何よりも大切な、目の前で全てを任せてくれる比呂美に、乱暴なことはしたくなかったのだ。
「んんっ!…んんっ!…んんんっ!…」
だが、そう長くはもたない。体が自然に動き始めた。
「あっ…、ちょっ!…、あっ…あっ…あっ!…」
唇からあご、喉、鎖骨の辺りと次々にキスの場所を移動し、乳首へと近づいていく。
「あっ…待って…、あっ…んっ…んっ…ん…んん…」
胸を揉みながら、乳首にキス。そして、口に含んで少し吸いながら舌で舐める。
少しずつ乳首が固くなっていく。眞一郎は夢中でしゃぶりついた。
「あっ…、んあぁ…あぁ…あぁ…」
乳首への刺激が加わる度に、比呂美の体がひくひくとしている。そんな反応に喜んだ眞一郎がもう一方の乳房にしゃぶりついた。
「あっ…あん…、なんか…いい…」
「気持ちいいってこと?」
「うん…、もっと…して?」
無言で胸への愛撫が再開された。先程よりも強く。比呂美の脚が少しずつ開いていった。
「くぁっ…、んあっ!…ああっ…、すごい…」
眞一郎の手が比呂美の股間へ伸びた。
「あっ! ちょっと! 待って! だめっ!」
制止の言葉を無視して到達してしまう。脚を閉じる暇もなかった。眞一郎も余裕が無くなってきている。
「あ…」
比呂美の性器からは愛液が溢れ出していて、かなり濡れていた。
「あん…、恥ずかしい…。眞一郎くんのいじわるぅ…」
「あのさ…、こんなになるものなのか?」
「私だってわからなっ…んっ!…ちょっと!…くうっ!…あん…あっ…」
ゆっくりと割れ目に沿って指を這わせただけで、比呂美の体が跳ねるように反応していた。眞一郎の興奮が高まる。
「あっ!…、んあっ…んんっ!…んっ!…」
敏感な部分に指が触れる度に体が跳ねて胸を揺らしていた。我慢を超える。
「比呂美っ!」
既に痛いくらいに大きくなっていたペニスを性器にあてがった。
「んっ…、眞一郎くん…、きて…」
「ここだよな? 痛かったら、言えよ?」
「うん、あっ…んんっ…、痛がっても止めないで、眞一郎くんにあげたいの。
 眞一郎くんに貰って欲しいの。だから…ね?」
「比呂美、好きだよ」
「うん、私も大好き…。あっ!…くっ!…くぅっ…ぅっ…」
ペニスが膣に入っていく。比呂美はあごを上げて、初めての挿入に耐えている。
懸命に眞一郎を受け入れようとしていた。
「ああっ!…、くぅ!…んんっ!…」
ぷつっ、と何かを通過する感覚がペニスに伝わった。比呂美の処女が眞一郎に捧げられた。
「くぁっ!…、い…痛い…かも…、ああっ!…んあぁ…」
その後もゆっくりと奥まで進めて、完全に二人が一つになった。
「んっ!…、ん…ん…」
比呂美を抱きしめ、キスをした。

「眞一郎くん…、いいよ? したいようにして? 私は大丈夫だから…ね?」
「でも…」
「いいの…、お願い…、してもらいたいの。眞一郎くんなら…いいの…」
体を離し、腰を前後させ始める眞一郎。
「ああっ!…くぁっ!…あっ!…ああっ!…んあっ!…あっ!…、」
比呂美は喘ぎながら、シーツを掴んでいる。
「あっ…出るっ」
あっという間に射精感がこみ上げてきた。自分でも加減が分からない、そのまま射精してしまう。
「んあっ!…くっ!…くっ!…くぁぁっ!…ああああっ!」
どくどくっと精液が子宮に進入した。その度に比呂美の腰がびくっと動く。
「はぁ…、あ…ごめん…」
「はぁ…ふぅ…はぁ…ふぅ…。ううん、今日は…大丈夫だから…」
「え? そんなのがあるのか?」
「うん、眞一郎くんのためだもん…んっ…ん…」
「えーと、どうすればいい?」
「このままがいいの…」
眞一郎と深く繋がっている、何もかもが満たされていた。離して欲しくなかった。
「わかった」
「眞一郎くん、嬉しい…」
そう言って、また比呂美の目から涙が流れた。
「泣くなよ…」
「だって…だって…、こんなに嬉しいなんて、思わなかったから…。
 良かった、本当に良かった…。ずっと…眞一郎くんのことが好きで…。
 私…嬉しいの…、だって…私は…」
「比呂美、好きだよ」
「し、眞一郎くん…」

二人はそのままで抱き合う。シーツには赤い染みができていた…
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