ある日の比呂美・番外編


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166>>さんの紹介画像に刺激されて、短編を書いてしまいました
ハッピーエンドで終わる予定の、「ある日の比呂美」から数ヵ月後のお話です
くだらない内容ですが、よろしかったら読んでやってください


「……今日は……そのままして……」
そう言った瞬間の眞一郎の眼の輝きを見て、比呂美は思った。
(……今日は…きっと激しくなる……)
スキンを使わずに『ナマ』でセックスするのは、『初めての時』以来だ。
興奮するな、という方が無理だろう。
「ひ、比呂美っっ!!」
いつもは優しく行為をスタートさせる眞一郎が、今日はとても荒々しい。
落ち着いて、いつもみたいに優しく…と比呂美はブレーキを掛けようとする。
しかし眞一郎は、口先では「分かってる」「優しくする」を連呼するが、もう自身を制御出来ない状態なのは明らかだ。
(もう……しょうがないな)
心の中でそう呟きながら、比呂美も湧き上がる欲望と嬉しさを抑制できない。
…………子宮が……『眞一郎』を欲して……疼く…………
愛撫もそこそこに、比呂美の胎内に潜り込んでくる眞一郎。
「うっ」と軽い呻きを上げながらそれを受け入れた比呂美は、
普段とはまるで違う眞一郎自身のナマの感触を、膣肉全体で存分に楽しんでいた。


眞一郎の両親を困らせる事態は絶対に避けねばならなかったので、二人の交わりは常に、完璧な避妊が前提である。
だが、ここ数ヶ月間の生理周期の安定と、定期的な眞一郎との性交が、比呂美の中にひとつの欲望を生み出してしまった。
(……眞一郎くんに……また……注ぎ込んでもらいたい……)
それがどんなに危険な行為か、比呂美にも良く分かっている。
学生の身分ではまだ、眞一郎の子供をその身に宿す事は……絶対に許されない。
だが……一度『あの感触』を知ってしまった比呂美にとって、牝としての本能を抑える事は地獄の苦しみだった。
あの時、痛みと共に味わった、身体の奥が焼けつく様な感触……
胎奥に撃ちつけられる、真っ白で熱い飛沫…… 眞一郎の命そのもの……
何物にも遮られない……本当のセックス……
…………
比呂美は自らの欲望を満たすため、周到に準備を進めた。
基礎体温を測って、ほぼ完全な『安全日』を割り出し、その日に眞一郎をアパートへと呼び出す。
軽めのお茶と会話を楽しんだ後、交代でシャワーを浴びてロフトへ……ここまではいつもと変わらない。
もう充分に弱点を知り尽くしたお互いの身体を攻めあい、いよいよ、という時になって、比呂美は切り出した。
「あの……あのね……今日……付けないで……したい……」
「え!?」
驚きとも喜びとも取れる声を上げる眞一郎に、比呂美は自分の正直な気持ち、欲望を吐露する。
今日はどうしても……どうしても眞一郎と深く繋がりたかった。
「エ…エッチだなって……いやらしいなって分かってる……でも…………したいの……だ、だから……」
「…………」
そのままして、と告げた瞬間、眞一郎は眼をギラつかせて比呂美に襲いか掛かった。
落ち着けといっても、眞一郎は人参を目の前にぶら下げられた馬の様に言う事を聞かない。
組み伏せられ、秘部の潤いも不十分なまま、怒張を突き入れられる比呂美。
「んああああっ!!」
眞一郎は一気に膣を割り開き、子宮口に直接攻撃を掛ける。
華奢な比呂美の身体を、折れんばかりに抱きしめながら、陰茎を完全に埋没させ、子宮全体を押し上げる。
「比呂美っ……比呂美ぃぃ!!!」
「……っ!!……く……かはあああぁぁっ!!!!」
まだ注挿運動も始めていないというのに、子宮口への強い圧迫を受けただけで、比呂美は一度目の絶頂に達した。

パン!パン!パン!パン!

比呂美の反応など全く無視して、激しく打ちつけられる眞一郎の腰部。
「あ、あ、あ、……くふぅ……はあぁぁ!!!」
悦楽に歪み、嬌声を上げても尚、輝くほど美しい比呂美の顔を見下ろしながら、
眞一郎はひたすら、ただひたすら注挿運動を続けた。
敏感な部分を刺激しようとか、弱点を攻め上げようとか、そんな姑息なことを考える余裕はない。
(……比呂美の……比呂美の膣に……比呂美の……ナカにっ!……)
ただひたすら、牝の胎内に己の遺伝子を植え付けようとする牡がそこにいた。
腹筋と背筋をフル稼働させ、陰茎を膣内で前後させる眞一郎。
「比呂美っ……今日、体位変えない……いいか?」
注挿を続けながら、眞一郎は比呂美に告げる。
比呂美の顔を見て、抱きしめて、……そして中に出したい…… 眞一郎はそう思った。
その思いはすぐに伝わり、比呂美は壊れた人形のように、何度も首を縦に振る。
「うん……このまま……私もっ!…あぁ!!……このままがイイっ!!!」
投げ出されていた比呂美の四肢が眞一郎の身体を引き寄せ、拘束する。
眞一郎の腕も、再び比呂美の身体に巻きつけられて、胴体が密着した状態となる。
(…違う……いつもと……全然違う……)
悦楽の波に翻弄されながら、比呂美は考えていた。
スキンが無いだけで……ほんの数ミクロンの壁が無いだけで……なぜこうも違うのか……
眞一郎とはもう何度も身体を重ねているのに…… 普段のセックスでも、ちゃんと愛を感じ取れるのに……
(本物なんだ……これが……本物……)
愛情を確認する為だけでない……『生殖』を覚悟した交わり……
この先、眞一郎と長い時間を過ごしたとしても、そう何度も味わうことは無い……快楽……
そう思い至った時、比呂美は叫んだ。『とどめ』を刺して欲しかった。
「き、来てっ!眞一郎くんっ!!来てえええっ!!!」
「比呂美っ…………で、出るッッ!!!」
深々と突き入れられ、膣奥で固定される陰茎。その最後の膨張は、なぜかいつもより大きい様に比呂美には感じられた。
子宮に押し付けられる亀頭が、「口を開けろ」と命令してくる。
比呂美の全身がブルブルと震え出す。眞一郎の全身も、連動するように震え出す。
…………そして…………

    ドクン!!ドクン!!ドクン!!ドクン!!

腰を上下に跳ね上げるような眞一郎の動きと共に、比呂美の膣内に、熱湯のような熱さを持った精液が溢れかえった。
「はあああああああ!!!!」
二度目の絶頂に押し上げられながら、比呂美は感じていた。
直接、自分の胎内を焼くスペルマの感触を。半開きの子宮口に口付けて、精子を直に送り込もうとする亀頭の動きを。
「逃がさない」とでも言いたげに、自分を抱きしめてくる眞一郎の両腕。
肋骨が、背骨が、バラバラになりそうなくらい痛い。
だが今の比呂美にとって、その痛みと苦しみは快感を増幅させるスパイスでしかなかった。
「比呂美っ……比呂美っっ……」
自分の存在そのものを擦りこむように、尚も腰を送り込んでくる眞一郎。
(で、出てるっ!……眞一郎くんの…精子……いっぱい出てるっっ!……)
眞一郎の『命』を自分が直接受け止めている……そんな思いが、比呂美の意識を恍惚とさせる。
そして快感がピークを過ぎ、一気に襲い掛かってきた疲労感にグッタリとしてしまう比呂美。
生命力の全てを比呂美の中に搾り出した眞一郎も脱力し、その身体を比呂美に圧し掛からせてくる。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ……」
まるでフルマラソンでも走ったかの様に燃え尽きてしまった眞一郎と比呂美は、
お互いの呼吸が整うまで、しばらく身体を繋げたまま抱き合っていた。

乳房を押し潰す眞一郎の胸板……そこから伝わってくる鼓動が段々と緩やかになっていき、
眞一郎の興奮が治まり始めたことを比呂美に知らせる。
その眞一郎と同調するように、比呂美の昂ぶりも下降線を取り始めていた。
身体に起こったことを、冷静に分析する余裕が生まれる。
(…………凄い……なんか…量が多いみたい……)
下腹部に意識を集中してみると、陰茎に蓋をされた膣の奥に、普段より濃い精液が溜まっているのがハッキリ分かった。
ヌルッとした感覚を与えてくるそれを、とても愛おしく感じる比呂美。
そして、その物体から滲み出る温かさと優しさが、比呂美の心に牝としての根源的欲求を呼び起こす。
(…………妊娠…したいな……)
眞一郎の子供が欲しい……明確でなかった思いが、二度目の膣内射精を受けたことで、確固たる像を成しはじめる。
だが……今は無理だ。それは分かっている。
比呂美の排卵が予定より何週も早まるか、眞一郎の精子が胎内で平均以上に長生きでもしない限り、今回の受胎はありえない。
それに……やはりおばさん達を悲しませたくはないし、現状の二人では、子供を育てるのは難しいだろう。
…………
「比呂美、どうした?」
思索に耽っていた比呂美の眼を、眞一郎が覗き込む。
比呂美は返事をせずに、唇を半分ひらいて差し出した。
意図を察した眞一郎が、舌を差し込むように自分の唇を重ね、唾液を比呂美の口腔に流し込む。
深い…とても深いキスに溺れながら、比呂美は考える。
(……眞一郎くんは……どう思ってるんだろ……)
…………
比呂美は知りたくなった。もし……二人のあいだに『妊娠』という事態が起こったら、眞一郎はどうするのか。
……恐らく眞一郎は慌てふためくだろう。取り乱すに違いない。
それを「頼りない」と責める気は全くない。それが当然だと思うから。
何といっても、自分たちはまだ……高校生なのだから。
でも……それでも知りたい……眞一郎が自分と『命』を繋いでいくつもりがあるのか……その意志を…………
…………
「眞一郎くん……あのね……」
眞一郎は、比呂美が何か言いたそうにしているのに気づいた。
「? なんだ?」
沈黙…そして妙な『間』…… だが比呂美は眼を逸らさない。そして眞一郎の心の内側に探りを入れるように話し出す。
「…………今日ね……ホントは……危ない日だっていったら……どうする?」
「!!」
比呂美の予想通り、眞一郎の顔は驚愕に包まれ…………なかった。
その表情に変化はない。……いや、何かを冷静に考えているように見える……
「…………眞一郎くん?」
……返事が無い。「騙された」と思い、腹を立てているのだろうか……
不安が比呂美の顔を曇らせ始めた時、眞一郎は比呂美の眼を真っ直ぐに見て、きっぱりと告げた。

「俺、学校やめる」

そう言って、今度は力任せではなく、いつもの様に優しく比呂美を抱きしめる眞一郎。
(…………え?……何……今、なんて……)
意味が……眞一郎が言った意味が比呂美には良く分からなかった。

「学校やめて働く。親父に頭下げて、そんで酒蔵で使ってもらう事になるけど……」
お前と子供を食べさせなきゃいけないもんな、と眞一郎は微笑む。
まさか、こんな真剣な答えが返ってくるとは、比呂美は思っていなかった。
「学校やめるって……そんな……そんなことして……夢は?絵本はどうするの?」
「働きながらだって描けるさ」
汗で額に張り付いた比呂美の前髪を直しながら、「大事なモノの順番は間違えたくない」と眞一郎は呟く。
(…………眞一郎くん……)
馬鹿だ。自分は本当に……どうしようもない馬鹿だ。……そう比呂美は思った。
そうなのだ……眞一郎はいつでも自分を……湯浅比呂美を一番に考えてくれる。
分かりきっている事なのに……試すような真似をして……本当に…自分は……
…………
…………
はにかむ眞一郎の頬に手を添えて引き寄せ、もう一度キスをする。
そして眞一郎の眼を見つめながら、比呂美は悪戯っぽく言った。
「……嘘。そんな訳ないでしょ……フフ……」
おばさんをあの若さで『お婆ちゃん』には出来ない、などと、おどけて見せる比呂美。
「か、勘弁してくてよ~。本気で人生設計の前倒し考えたんだぜ~」
再び身体から力が抜け、比呂美を押し潰すように脱力する眞一郎。
その頭を「ゴメンね」と言いながら、比呂美は優しく撫でてやる。
一転してほのぼのとした雰囲気となった空気の中、比呂美は下腹部の異常に気が付いた。
(……あ…………また硬くなってきた……)
挿入したままだった眞一郎の陰茎が、また力を取り戻しつつある。
眞一郎は何事も『一球入魂』といったタイプで、セックスも殆ど『一回』に全力を投入してしまうので、
回復する、というのは非常に珍しい。
ふたり同時に結合部に眼をやり、そして顔を見合わせ、赤面する。
「…………もう一回……いいか?」
申し訳なさそうに訊いてくる眞一郎に、比呂美は囁くように答えた。
「……うん……いっぱい…して……」
唇を軽く重ね、正常位のまま再び注挿を開始する眞一郎。
徐々にスピードを上げていく前後運動に合わせて、比呂美の膣口から潤滑油が溢れ始める。
その中には、比呂美の子宮が吸い込みきれなかった精液も混ぜ込まれ、二人の結合部を白く濁らせていく。
「…ん…ん…ん…ん……」
陰茎の先端が子宮を突付くたび、比呂美の口から吐息が漏れ、声を上げるごとに意識が混濁する。
ぼやけていく思考の中で、比呂美は確信していた。
……いつか……いつの日か……眞一郎の子を……自分の身体に宿す時が来る……
それはまだ、当分先の事だろう。……でも……
(……眞一郎くんの赤ちゃんを産むのは私………… 私が…産む……)
そんな決意……きっと随分昔から、意識することなく胸に秘めていた願いを自覚する。
「比呂美っ……また……ナカにっっ!!!」
早くも、眞一郎の二度目の限界が、射精の瞬間が近づいていた。
比呂美の表情が、『染め上げられる悦び』にパッと輝く。
「……うんっ!…頂戴っ!!……眞一郎くんの…………いっぱい……いっぱい欲しいぃっっ!!!」
そう絶叫すると、比呂美は胎内を全て眞一郎に開放するために、そのしなやかな脚を限界まで開いた。


                         [おしまい]
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