ピアニッシモ


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負けるな比呂美たんっ! 応援SS第39弾

『ピアニッシモ』



「あれ、比呂美、シャンプー変えた?」

「うん、気がついてくれたんだ」

「ああ」

「… 」

「なに?」

「はあ… 」

「なんだなんだ?」

「…いい」

「え、ちょっと、なに?」

「褒めてはくれないの? 前の方がよかったかな?」

「あ、いや、いいんじゃないかな」

「本当? なんだか無理に言ってくれてるみたい… 」

「そんな訳じゃないんだけど、ひとつだけいいかな?」

「なに?」

「香り自体は比呂美らしくていいんだけどな… 」

「…うん」

「もう少し弱くならないか?」

「あ… ごめんなさい、強すぎたかな… 初めてで加減がまだ分らなくて… 」

「いや、不快じゃないんだけどさ、この距離で気がつけるんなら、
 誰でも気がつくと思ってな…」

「…?」

「ほら、なんだ、比呂美の髪の香りは俺だけのものに出来ないかと…」

「… 」

「あー、ごめん、ヘンな事言っちゃったな… 」

「ううん、眞一郎くんがそんな事言ってくれるなんて… 」

「やっぱり、らしくないか?」

「ううん、そんな事ない うれしいよ とっても… 」

「でも、照れくさいもんだな… 」

「ううん、うれしい… 」

「そ、そうか」

「じゃあ、シャンプーの量 減らしてみるね」

「ああ、微かに香るくらいがいいな」

「微かに?」

「比呂美の髪の香りを嗅ぎ分けられるくらい近づけるのは俺だけにしたい」

「眞一郎くん…」

「…そんなウルウルした目で俺を見るな…」

「だって…」

「いい香りだ」

「ありがとう」

「行こうか」

「うん、あのね、もうひとつのほうはどおかな?」

「もうひとつ?」

「えへへ 気がつかない?」

「何かあるのか?」

「うん」

「… 」

「… 」

「…なんだろ? 分かんないや」

「ううん、まあ これは しょうがないかな?」

「なに?」

「石鹸も変えてみたんだよ」

「石鹸?」

「うん、お部屋でゆっくり確かめさせてあげる」

「え?」

「だから、私の香り、ひとりじめさせて あ・げ・るっ」

「ケホケホッ」

「クスッ」







●あとがき
9話まで視聴済み

#38とは逆の香りの使用法です
本シリーズでは珍しく眞一郎くん頑張りましたが
比呂美さんの方が上手のようです
作者はお子様なのでお部屋でどうやって
ひとりじめさせてあげるのかは分かりません
どちらがお好みですか?
私ならひとりじめしたいです
もちろんヘンな意味じゃなくてですけど…
作者は匂いフェチではありません、念のため
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