比呂美の好奇心


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555 名無しさん@ピンキー sage 2008/05/21(水) 22:10:48 ID:67IHSUTj
553>>
さらにその逆も頼む!


556 名無しさん@ピンキー sage 2008/05/22(木) 10:10:50 ID:zjXBAheC
逆は無いだろwww


557 名無しさん@ピンキー sage 2008/05/22(木) 10:53:23 ID:XJ/OLMBl
555>>
比呂美が眞一郎のを…というパターンですね
一応書いてみましたが、「見ていた」「聞いてた」とはまた別のシチュにしてみました
ちょっと長くなったので、連投規制に引っかからないか心配ですが上げてみます



「眞ちゃんの洗濯物、部屋まで持っていってあげてちょうだい」
おばさんに頼まれた私は、丁寧にたたまれた眞一郎君の衣類を持って部屋の前まで来た
「眞一郎君、洗濯物持ってきたよ……開けるね?」
部屋に入る。誰も居ない。どうやら眞一郎くんは出かけているらしい
そういえばこの部屋に入るのは初めてだ。初めて見る眞一郎君の部屋
男の子の部屋って散らかってるイメージがあったけど
整理整頓されていて意外と…と言っては失礼だがキレイだった
それに部屋に入ったときから、ふわっと男の子の香りがしていた
汗や体臭の匂いなのだろうか“男臭さ”という言葉がぴったり合うその匂い
好きな異性の匂いなのだから嫌悪感はない、というよりも…

洗濯物を置く。このまま部屋を出ようと思ったが、足が止まる
せっかく眞一郎君の部屋に入ったんだから……好奇心が私の子供心を刺激する
ちょっと探検してみよう。キョロキョロとあたりを見回す
目に入ったのは机の上のスケッチブック、手にとってみる
色鉛筆で描かれた絵本だった。タイトルは【雷轟丸と地べたの物語】
椅子に座ってペラペラとページをめくってみる
繊細で綺麗な絵と眞一郎君の文字、石動乃絵と世話をしている鶏の話だ
物語は途中までだった、まだ完成していない作品なのだろう

『机の中も見てみようよ』
子供の私がいたずらっぽく言う
『ダメ。他人のプライバシーを覗くなんてよくないよ』
大人の私がたしなめる
『眞一郎君のこと、知りたくないの?』
『知りたい…でも…』
『好きなんでしょ?』
『…好きよ…でも…』
『だったら見たいよね♪』
子供の私が、私の手を掴んで引き出しを開けさせる
中には……筆記用具と、東京の出版社からの手紙、他には…
ゴソゴソと引き出しの中を探す。私は悪い子だ…
奥のほうで何かを見つける。なんだろう?
それを見て私は驚いた。アイドルの写真集とDVD。眞一郎君もこういうのに興味があったんだ
そういえばこのアイドルは…ある日の教室での記憶がよみがえる
あれは野伏君が眞一郎君と見ていた週刊誌、そのグラビアのページを見ながら何か話してたっけ
あの時の眞一郎、目は興味なさそうなくせに口元がニヤニヤしててなんか嫌だった…
「眞一郎君、こういう女の子が好きなんだ…」
写真の中の彼女は、とびきりの笑顔で水着姿を披露している
「私と同い年か…スタイルいいな、胸も…私よりありそう…」
自分の胸に手を当てて、ため息をつく
私はこれ以上落ち込まないようにと、引き出しを閉めた

次に目に入ったのは、机とベッドの間に置いてあるゴミ箱
再び子供の私が話しかけてくる
『ねぇねぇ、ゴミ箱も見てみようよ♪』
『絶対にダメよ!ゴミ箱を漁るなんて変態じゃない!』
しかし私はゴミ箱の前に座り込み、中を覗いている。私は意志の弱い子だ…
中には丸められたティッシュがたくさんあった
一番上にあった新しいティッシュを手に取り、広げてみる
何も入っていない…ように見えたが、白いネバネバしたものが付着している
なんだろうこれ…鼻を近づけてみる…変な臭いがする…
その時、私はハッと気づく。朋与との会話を思い出す

「男子は毎日する人が多いらしいよ~」
「うちの弟なんて毎日やってるし(笑)」
「溜まっちゃうと大変なんだってさ」
「仲上君もやってるかもね♪」

これは…眞一郎君の…精液…?
私はティッシュを持ったまま固まってしまう
「やっぱり、眞一郎君もシてるんだ…」
改めて鼻を近づけてみる…変な臭い、でも眞一郎君の匂い
大きく息を吸い込むたびに、眞一郎君の匂いが体の中に広がっていく
下腹部がジワッと熱くなる
『も、もうやめなよ~眞一郎君に悪いよ~』
今まで誘惑していた子供の私が、今度は私を制止する
『もうちょっと、もうちょっとだけ…』
ティッシュに付着したそれを、指ですくってみる。ネバネバ…ベトベトしている
私はその指を口元へ持っていく…
『ちょ、ちょっと!そんなの舐めちゃダメだって~!』
子供の私が、腕を引っ張って止めようとする
それを無視して私は指を口に含む。味わうように舌で舐める
「これが…眞一郎君の味…」
本当は汚いものなのかもしれない。でも嫌悪感は全然ない
むしろ美味しい、だってこれは眞一郎君のものだから

トントントン…
誰かが階段を上がってくる音に、ボーっとしていた私は我に返る
ティッシュを丸めてゴミ箱に押し込む
あわてて部屋を出ようとしたとき、眞一郎君とぶつかりそうになった
「わっ!ひ、比呂美??」
「しし、眞一郎君!あ、あのね、洗濯物、持ってきたの!」
「そうか、サンキュー」
「う、うん!じゃあね!」
私は自分の部屋へと戻ったが、まだ心臓がドキドキしていた
逆転のチャンスで投げるフリースローよりもドキドキする。いくら深呼吸しても落ち着かない
先ほどまでのことを思い出す
私は眞一郎君の部屋に洗濯物を持っていった
そのまま部屋を出ればよかったのに、好奇心から彼の部屋を探検した
スケッチブックの絵本を見て、石動乃絵に嫉妬して
もっと彼のことを知ろうと思って、机の引き出しを開けた…今思えばここからがおかしかった
アイドルの写真集とDVDを見つけて、それから…ゴミ箱を見つけて…それから…ティッシュを……
顔が熱くなっていることに気づく。両手で触る、すごく熱い。鏡を見ると真っ赤だった
ベッドの上で膝を抱えて座り、ポツンと呟く
「眞一郎君もするんだ…」
ティッシュに付着した白いネバネバを思い出す
誰のことを考えてしたのだろう…やっぱりあのアイドルかな…写真集を見ながら…
「あの子、可愛かったからなぁ…スタイルもいいし…私はあんな風には笑えない…」

いつの間にか私の隣で、同じように膝を抱えて座っている子供の私
『そんなに落ち込まないでよ。男の子なら皆するって朋与も言ってたじゃん』
『違う。そんなことじゃない…』
『じゃあ何で落ち込んでるの?』
『眞一郎君は私よりもアイドルのほうがいいんだ…。当たり前だよね、私なんて…』
『…あのアイドル、お姉ちゃんに似てたよね』
『え?』
思わず隣のほうを見る。私を見てにこっと笑っている
『に、似てないよ…』
『そっくりだったよ~!』
『そんなことないってば…』
よく思い出してみれば、髪の長さは違ったけど、身長とか、髪の色とか、目とか
ビキニでバスケットボールを抱えた写真とか…少しだけ似てたかもしれない
もしこの子の言うことが本当だったら、もしかしたら眞一郎君は私を考えてしてくれていたのかもしれない
確かめたい。眞一郎君の心の中に私がいるのか、確かめたい

朋与から聞いた。男の子は好きな女子の下着などに興味があるらしい…
私は“実験”してみることにした
「眞ちゃんの洗濯物、持っていってあげてちょうだい」
来た!次の日、早速チャンスはやってきた
私は一旦、自分の部屋へ行くと、タンスの中から下着が入っている引き出しを開ける
「どれがいいかな…」
これは地味すぎる…これはヨレヨレだからもう捨てなきゃ…これはちょっと派手かな…
結局、お気に入りの青と白の縞々のショーツを選んだ
さりげなく眞一郎君の洗濯物の間に挟む
彼の部屋の前まで来ると、落ち着くために深呼吸をした
「眞一郎君、洗濯物持ってきたよ」
「あぁ、サンキュー」
部屋にいた眞一郎君に洗濯物を渡す。もう後戻りはできない

翌朝、私は誰よりも早い4時30分に目が覚めた
「そうだ!確かめに行かなきゃ!」
布団から飛び出て、ボサボサ頭のまま、洗面所へ向かう
顔を洗って目を覚まし、洗濯機の前で大きく息を吸う
「よしっ」
洗濯機のふたを開ける。ない…。底のほうかも…手を入れて探す
…あった!昨日、眞一郎君の洗濯物に挟んだ私のショーツ
あのときのティッシュと同じ、白いネバネバがべったりと付着している
眞一郎君は私を異性として見てくれた、性の対象として見てくれた
嬉しくて笑みがこぼれる
『よかったね~♪でもお姉ちゃんは変態さんだねぇ~(笑)』
その声に振り返ると、子供の私も笑っていた

「おはよう眞一郎君」
「あぁ、おはよう…」
「昨日の洗濯物の中に、私のが間違って入ってなかった?」
「え?い、いや、俺は知らないよ…」
「そう、どこかで落としちゃったのかな」
眞一郎君は目を合わせようとしてくれない

私は眞一郎君の一番になりたい
あの写真集やDVDを、眞一郎君が捨ててしまうくらいの存在になりたい
いつかきっと…
―終―
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