比べっこ

負けるな比呂美たんっ! 応援SS第24弾


解説が最後にあります。


『比べっこ』


「どうかな?」
「比呂美のは綺麗な色だね」
「そ、そうかな」
「先のほう、ぷくっとなってる」
「うん、自然とそうなっちゃった」
「軟らかい」
「ふ、普通だよ、そのくらい」
「スベスベだ」
「そ、そう?」
「甘い香りがする」
「だといいんだけど」
「いい感じ」
「もう少し大きいほうが喜んでもらえたかな?」
「この位がちょうどいいな、比呂美らしくて」
「んもう、どういう意味?」
「比呂美らしい優しい味がする」
「もう、恥ずかしい事言わないで…」

「眞一郎くんのは… 少し黒いんじゃないかな」
「やっぱりそうかな」
「でも、さすが男の子だね、大きい」
「大きすぎたかな」
「私の口には収まりきらないよ」
「両手で支えれば大丈夫」
「少し硬いかも」
「普通こんなもんじゃないかな」
「ケホケホッ」
「どした」
「少し苦いよ、これ」
「ごめん、失敗した」







『お願い つけて』


「やっぱり、私がつけなきゃダメ?」
「つけなきゃ出来ないしなぁ」
「眞一郎くん、お願い、つけて」
「だめ、何事も経験、自分でつけてみな」
「でも、今までこんなことした事ないし…」
「じゃあ、ほら、こうして、こうやって、こんな感じ」
「わー、すごいんだ」
「ほら、つけてみな」
「でも、怖くて触れないよ」
「別に噛み付いたりしないからさ」
「いじわるしないで、ね、つけて」
「だめ、ほら、触ってごらん」
「…うん」
「ほら」
「えいっ」
「もっと優しく」
「うん、このくらいかな」
「そんな感じ」
「や、やだ、動いてるよ」
「まあ普通そうだね」
「ヌルヌルしてる」
「うん」
「どうしたらいいの」
「押さえつけて、思い切って」
「こ、こう?」
「そう、そんな感じ」
「痛くないのかな」
「どうだろ」
「これでいい?」
「うん、上出来」






●解題

『比べっこ』
ママの手配で公民館で開催されたパン焼教室に参加、お互いの作品を試食する二人の会話

『お願い つけて』
パパから貰った無料招待券で釣堀に遊びに行った二人、エサをつける際の二人の会話







●あとからあとがき
7話まで視聴済み

一時の気の迷いです
ごめんなさい
でもこんなネタならいくらでも思いつくのが情けない…

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2008年04月05日 23:45
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。