海水浴


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「こんにちは。あの、眞一郎くんは……」
「まだ二階で寝てるみたいなのよ。起こしてあげてちょうだい」
下から聞こえる話し声は耳に届いていたが
眞一郎の体と瞼は重く、ベッドから起き上がれずにいた。
階段を上る音が近づいてくる。

「眞一郎君、起きて」
「…比呂美?…今何時?」
「もうお昼だよ。今日の約束忘れちゃったの?」
(今日の約束?なんだっけ?)

「ねぇ」
比呂美の声に眞一郎は瞼を薄く開けた。
ぼやけた視界の中で、比呂美の顔が近づいてくる。
「せっかく可愛い水着買ったのに。見たくないの?」
(そうだ。今日は比呂美と海に……)「……見たい」
「じゃあ起きて。早く行こっ!」
『比呂美の水着姿が見たい』その一心で眞一郎は起き上がった。



雲ひとつない空、太陽の光を反射して海面はキラキラと輝いている。
気温はこの夏の最高値を記録していた。
「晴れてよかったね。早く泳ごうよ!」
「そうだな。え~っと更衣室は」
汗ではりついたTシャツの胸元をパタパタと動かしながら
眞一郎は更衣室が備えてある海の家を探した。
「あそこにしようか……!?」
眞一郎が指差しながら隣を見て驚く。
熱い砂の上で、比呂美がワンピースを脱ごうとしているのだ。
「おい!こんなところで!」
慌てふためく眞一郎を横目に、比呂美はするっと脱いでしまった。
ワンピースの下から現れたのは、下着……ではなく水着。

疲れた顔でロボットのように「似合ってるよ」と繰り返す朋与と共に
二時間半もかけて選び抜いた水着である。

「……どうかな?」
「えっ……あ……カワイイ……」
「それだけ?」
「……すごくよく似合ってる。やっぱり比呂美ってスタイルいいよな」
「ふふ、ありがとう♪」
ニコッと笑う比呂美の姿を、眞一郎は直視することができなかった。


浮き輪に座って波に揺られる比呂美と、それにつかまる眞一郎。
この波のように心地よい穏やかな時間が流れる。
夏休みの間も、連日のように部活がある比呂美にとって
今日はようやく訪れた夏休みらしい一日。
二人が同じ時間を共有するのは久方振りだった。
「バスケ部は明日からまた練習?」
「うん。夏休み中もいくつか練習試合が入ってるから」
「そっか、忙しいんだな。一緒に遊べるのも今日だけか」

海面下で眞一郎の手が動く。
「あっ……眞一郎君……」
浮き輪の穴に座っている比呂美のヒップに触れる。
「他の人に気づかれちゃうよ……」
「離れてるから大丈夫だって」
「でも……」
小さく締まった柔らかい肉をいやらしく撫で回す。
臀部から前のほうへ手が移動すると、手のひらから指での愛撫に切り替わる。
比呂美の一番恥ずかしい部分を、指が摩るように前後する。
一本の筋をなぞるように、何度も何度も。
「眞一郎君……んっ」
比呂美の手が浮き輪をギュッと握る。

久しぶりに逢えた恋人。
それも眩しい水着姿で。
押さえ込んでいた欲望が暴走を始めて、眞一郎の悪戯はエスカレートしていく。
爪先で優しく引っ掻いたり、指を震わせて振動を与えたり、巧みに比呂美を高めていく。
「んっ……あんっ……やっ」
水着の股間部分を器用に手繰り寄せ、比呂美の大切な部分を海水に晒す。
指先で入り口を十分にほぐすと、ずぶりと中指を侵入させた。
「んんっ!んァ!」
そこは眞一郎を待ちわびていたかのように、ぬるっと抵抗なく受け入れて
嬉しそうにギュウギュウと指を締め付ける。

ぷかぷかと波に揺られながら、下から眞一郎の指に突き上げられる。
動きを変え、形を変え、膣壁を擦り上げる一本の指。
比呂美の息は乱れ、目は虚ろに空を眺めている。
「はぁ…はぁ…はぁんっ!…くっ……ぁん!」
「あんまり声出すと気づかれるぞ」
「だって……んふぅ……っ……指が……」
「指が気持ちいいのか?」
コクコクと頷く比呂美を見て、眞一郎は征服感に満たされる。
中指に続き、人差し指も比呂美の中へ侵入する。
うねうねと蠢くイソギンチャクのような動きが与える強い刺激。
「んんっ!…くぁ…あっ…アンッ!ぃぁっ、ひぁっ、イクッ!!」
二本の指がグイッと同時に曲げられて、比呂美の頭は真っ白に染まった。


「眞一郎君、やっぱり……んっ!」
「しー。静かに……」
狭いシャワー室で絡み合う二人。
丸まった水着が足元に転がり、スノコがカタカタと音をたてる。
壁に手をついた比呂美を、背後から突き動かす眞一郎。
その右手は比呂美の白い乳房を掴んでいる。
――ぺたぺたぺた
感じやすい比呂美が声を出してしまわないように、ゆっくりとした腰の動き。
いつものような激しさはなくとも、もどかしさとスリルが官能を後押ししてくれる。
「……っ……ぅ……ぁっ……んっ……」
抑えきれない嬌声が、淫靡な吐息となって比呂美の唇から零れ落ちる。
隣のシャワー室から人が出て行く気配を感じると
眞一郎はここぞとばかりに、比呂美の細いウエストを掴んで、激しく揺さぶった。
ラストスパートに応えるように、比呂美の膣は力いっぱい収縮する。
「んっ、あっ、…あっ、イヤッ、んあぁっ……ひっ、ぃっ、ぃっ……」
「はっ、はぁっ、いぃっ、あっ!んっ!……っ!!」


ドロッと溢れ出た精液が、スノコの上に垂れ落ちる。
シャワーの水に流されて、排水溝へと消えていく。
日に焼けた身体に冷たいシャワーを当てながら、二人は抱き合って乱れた呼吸を整えた。


更衣室の前で腕時計に目をやる眞一郎。
(おそいなぁ。でも女は着替えに時間がかかるっていうし……)
それから十分後、更衣室から出てきた比呂美はどこか浮かない顔をしていた。
「眞一郎君、大変なの……」
「どうした?」
 ・
 ・
 ・
比呂美は恥ずかしそうに耳元で囁く。
「下着忘れちゃった……」
―終―
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