ある日の比呂美・番外編2-3


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眞一郎の両肩に手を置いて、そこを支点に比呂美は身体を動かし続ける。
楕円から八の字へ…… 胸の先にある桃色の小肉が、縦横無尽に眞一郎の背で踊った。
「気持ち……いい?」
「……あぁ…………うっ!」
瞼を閉じて身体を小刻みに震わせる眞一郎の痴態が、比呂美の心を熱くさせ、その口元を緩ませる。
だが、そんな比呂美の優位は長く続かなかった。
攻撃に使用している部位は女にとって……比呂美にとって最も『感じやすい』部分。
性感の激しい高揚と限界が比呂美の神経に襲い掛かり、少しずつ意識を混濁させていく。
「…はっ……はぁ……はぁ……」
感じはじめていることを眞一郎に悟られないように、漏れ出る嬌声を押さえ込もうとする比呂美。
しかしそれは、湧き出す悦楽の前では無駄な抵抗でしかない。
程なく、比呂美の声は比呂美自身の制御を離れ、眞一郎の呻きより激しいものになっていった。
…………
「……比呂美… 前も…してくれよ」
「え? ……あ…うん」
比呂美は自分勝手に盛り上がっていたことを反省し、再び身体を眞一郎の前に滑らせて跪いた。
(気持ちよくしてあげなきゃ。 眞一郎くんを……気持ちよく……)
見上げた眞一郎の顔が余裕を取り戻しつつある事に戸惑いながらも、比呂美はそそり立った陰茎に手を伸ばそうとする。
だが比呂美の手の平が目標にたどり着くより早く、眞一郎の両腕が比呂美の身体を引き寄せていた。
「あっ!! ちょっと…何??」
突然、眞一郎が攻撃に転じたことに、戸惑いの声を上げる比呂美。
眞一郎はそれに動ずることなく、そのまま腕全部を使って、比呂美の背中と臀部に刺激を加え始める。
「いやっ!」
予告もなくスタートした眞一郎の愛撫から、比呂美は身を捩って立ち上がり壁際へと逃げ出した。
しかし、その顔に嫌悪の情が浮かばないのを熟知している眞一郎は、椅子から立ち上がって比呂美を追い詰める。
「『洗いっこ』……なんだろ? だったらさ…」
「そ、そうだけど……先に私が………ぁあん!!」
背面を壁に遮られて逃げられない比呂美は、眞一郎にあっさりと捕らえられてしまった。
「この方が…手っ取り早いよ」
勃起した陰部を腹部に押し当て、胸板で乳房を押し潰しながら、眞一郎は先程の比呂美の動作を真似る。
その甘美な感触に、比呂美の口からは「はぁあ」という甘い吐息が漏れはじめた。
ボディシャンプーの泡と眞一郎の肌が織り成す甘美な刺激が、比呂美の前頭葉は痺れさせる。
そして、全身に行き渡っていく心地よい弛緩……
徐々に力が抜けていく比呂美の身体を支えながら、眞一郎は腹に当てていた陰茎の位置を、陰裂へと移動させた。
比呂美のそれを真似るようなものから、セックスを直接に連想させる動作へと移行していく眞一郎の動き。
陰唇の谷間をレールに見立て、ペニスを前後させる眞一郎の動きに、食いしばった比呂美の口から嬌声が零れる。
「んんっ……いやぁ…」
説得力の無い拒絶の言葉を比呂美は口にしたが、眞一郎は攻撃の手を緩めない。
壁際に比呂美を固定したまま、陰茎の上部で開き始めた肉の華を刺激し続ける。
(ダメっ……欲しくなっちゃう……)
下腹部の奥に巣食う牝が脈動をはじめ、『貫かれたい』という強い気持ちが比呂美の脳内を駆け巡る。
眞一郎の本能も、陰茎の上面に感じる比呂美の蜜の感触が引き金となって、暴走を始めていた。
「比呂美、いくよ……」
僅かに腰を落とし、陰茎の角度を調節しながら比呂美の膣に狙いを定める眞一郎。
腹筋に力を込め、怒張をグイと突き出そうとした瞬間……
「ダメっっ!!」
比呂美の鋭い声が、狭い空間を切り裂く。
快楽に呆けていた比呂美の身体が覚醒し、バネのように弾けると、眞一郎の拘束を振り解いた。
眞一郎から距離をとり、浴室の隅に逃げる比呂美に、『おあずけ』を喰らった牡の非難の視線が飛ぶ。
「な、なんだよ。 お前だって…」
欲しがっているじゃないか…と口にしかけて、拒絶の理由が突如、眞一郎の頭に思い浮かんだ。
「あ…… もしかして、今日って…」
比呂美は赤面した顔をコクリと頷かせてから、今が『危険』な時期であることを告げる。
「たぶん……そろそろ排卵日だから…… ナマは…ダメ……」
セックスという行為に、常に付きまとう『妊娠』という現実……
それが眞一郎の顔を、牝を狩る野獣から普通の高校生へと引き戻していった。

        [つづく]


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