ある日の比呂美・豪雪編4


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いつもと同じ様に、比呂美は眞一郎の先端に口づけて、始まりの挨拶をする。
新しいことに挑戦するといっても、基本的なスタイルを変えるわけではなかった。
手順は普段と同じに。 でも、最後は眞一郎を…口で……
内心で反芻した『これからすること』が、比呂美の心拍数を上昇させた。
(なんだろう…… 私、凄く興奮してる)
気持ちが……どうしようもなく昂ぶる……
…………
比呂美は鎖を解かれた獣のように、眞一郎の硬直にしゃぶりついた。
袋の部分を柔らかく揉み解し、精の増産を促しながら、まずは竿の部分に唾液をまぶし始める。
比呂美の舌が躍動的な筆となり、陰茎は瞬く間に粘液で光沢に塗り込められた。
充血して赤黒く変色した亀頭が、すぐに加えられるであろう愛撫を期待して、表面の張りを増してゆく。
だが、甘美な刺激はペニスの胴体のみに集中され、一向に肝心な所へと上がってくる気配が無い。
「ひ、比呂美……」
「ん? …なに?」
茎にしか加えられない愛撫…… それを眞一郎は、比呂美の焦らしと受け取った。
意地悪しないでくれと視線で訴えてみるが、比呂美はわざと応えない。
目を細めて頬を緩ませるその顔は、眞一郎に「お願いしてごらん」と言っているかの様だった。
「お前ってさ……」
サドなんじゃないか?と発しかけた眞一郎の疑問を、比呂美の新たな攻撃が掻き消す。
亀頭裏の縫い目になっているあたりを、硬く尖った舌先がちろちろと……弱点を狙い撃つように舐め上げた。
「うっっ」
眞一郎の喉が、苦しみとも悦びとも判別できない呻きで低く鳴る。
その反応に気を良くした比呂美は、愛撫を次の段階に進めた。
右手の人差し指と親指で輪を作り、それを茎に添わせて上下に動かしながら、舌をカリ首に這わせる。
ぐるりと円を描くように亀頭の淵をなぞり、時折、裏筋に垂れる眞一郎の体液を舐め取って見せる比呂美の赤い舌。

          ぺちゃ ぺちゃ ぺちゃ ……

無音の室内に、比呂美の唾液と眞一郎の淫水が混じり合う音が響く。
……他には何の音もしない…………
あまり物がない部屋の様子も手伝ってか、比呂美は眞一郎と自分が、世界から切り離されたかのような錯覚を持った。
(雪のせいもある……のかな)
屋外で降り続いている豪雪が、外界の事象を全て吸い取り、二人の空間を守り包んでくれている……
……この世界に存在しているのは、愛し合う二人だけ…………
そんな乙女チックな妄想に、比呂美がくすっと自嘲気味な笑いを漏らした時だった。
「……咥えて…くれよ……」
過酷な拷問に耐えられなくなった眞一郎が、堪らずに情けない声を絞り出した。
照明を点けているので、プライドを捨て去った眞一郎のかわいい顔が、比呂美にはとてもよく見える。
「フフ…… ……いいよ……」
一旦、身体を起こし、眞一郎を見下ろしながら、唇についた二人の混合液を舐める比呂美。
その態度は、余裕を持って眞一郎の求めに応じるもののように見えたが、実はそうではない。
唾液を塗ることで強くなった陰茎の臭い……眞一郎の牡の薫りが、比呂美の欲望を我慢の限界まで追い詰めていたのだ。
(本当に我慢できないのは私の方。 欲しい……『眞一郎くんの』が……)
牝の本能に支配された唇が、光る粘液の糸を引きながら大きく開かれる。
……そして…………
「くっ!」
短い呻き声と共に、艶やかに張った肉の先端が、比呂美の口内へと消える。
身体の中で最も敏感な部位を咥え込まれ、眞一郎は反射的に首を仰け反らせた。
生温かな『異空間』が与えてくれる、言葉では表現しがたい悦び。
眞一郎の歯と歯の間からはギリッという摩擦音が発せられ、彼の感じる快楽が普段以上のものであることを示した。
その姿を上目遣いで確認しつつ、比呂美は尿道に溜まったカウパー液を吸い出しにかかる。
口腔が減圧され、陰茎に詰まっていた粘液はストロー内のジュースのように、比呂美の舌上へと無理矢理引き出された。
「うあぁぁっっ!!」
体液を吐き出すのではなく、強引に抜き取られる……
初体験の快感に、眞一郎の声帯は状況を忘れて悲鳴をあげた。
(もっと……気持ち良くしてあげる…… だから……)
いっぱい……いっぱい出して欲しい…… 喉も内臓も焼けただれてしまうような、熱い精を。
比呂美は願いを現実のものとするべく、頭をゆっくりと前後に動かして、ペニスを更に深く呑み込み始めた。


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