第十一話の妄想 後編

 true tears  SS第十四弾 第十一話の妄想 後編

「やっぱり私、お前の気持ちがわからないわ」
「うちに来ない?」(予想)

 第十一話の予告と映像を踏まえたささやかな登場人物たちの遣り取りです。
 妄想重視なので、まったく正誤は気にしておりませんが、
本編と一致する場合もあるかもしれません。
 本編に出て来た伏線を回収してみたいなと思います。
 石動純は登場しますが、比呂美に振られます。
 明るい展開を心掛けているので、良識のある登場人物ばかりになりました。

 true tears  SS第十三弾 第十一話の妄想 前編
ttp://www7.axfc.net/uploader/93/so/File_4598.txt.html
「会わないか?」「あなたが好きなのは私じゃない」
「絶対、わざとよ、ひどいよ」

 最後には第十一話の予想の要約とSSについての雑談をしてあります。



 乃絵は鶏小屋で布に包まりながら地べたを温めている。
 吐く息は白くて凍える冬の寒さに耐えながらだ。
『雷轟丸は地べたと一緒に餌を食べます。
 お腹いっぱいになってから、丘を見上げます。
 でもすぐに地べたを見てしまう。
 雷轟丸は気づいたのです。
 別に丘に登らなくても飛ぼうと思えば飛べるんじゃないかと。
 雷轟丸が飛んでしまえば地べたはどうするんだろう?
 雷轟丸は地べたと一緒に飛べる方法を考えようとします』
 乃絵は眞一郎の絵本を一読しただけで暗誦できる。
 それだけ思い入れていても、内容をすべて理解できているわけではない。
 雷轟丸は眞一郎のことだろう。
 自分自身を反映させているかは、乃絵が眞一郎に確認したわけではない。
 餌は仲上家で暮らしていて保護を受けていることだろう。
 地べたは比呂美となり居候しているために、雷轟丸から餌を貰わねばならない。
「やっぱり私、お前の気持ちがわからないわ」
 最初は地べたが嫌いだったが、わかり合おうとしていた。
 少しでも一緒にいられるようにしていた。
 眞一郎が雷轟丸なら、乃絵が地べたになれればと。
 眞一郎に告白されたときでさえも、眞一郎が浮かない顔をしていたのを思い出す。
 それでも乃絵は幸せだった。
 眞一郎はよく乃絵に会うために鶏小屋まで来てくれていた。
 絵本もずっと欠かさずに描いてくれている。
 でも地べたは比呂美なのだろう。
 あの比呂美の逃避行でのバイク事故で、眞一郎が比呂美を抱き締めたときに思い知らされた。
 眞一郎が比呂美のために学校で喧嘩したときでさえも、乃絵のところに来てくれた。
 絆創膏を触らせるように、反省はしてくれていると思いたかった。
「やっぱり私、湯浅比呂美の気持ちがわからないわ」
 地べたであるのに仲上家から出て、一人暮らしをしているらしい。
 生活費は仲上家からのはずだ。
 友達のいない乃絵でもまわりの声で情報が伝わってくる。
 何を考えているか、わからないからこそ不安でたまらない。
 眞一郎も理解できていないのかもしれない。
 なぜなら絵本には地べたの気持ちが描かれていないから。
 ただ餌を食べていただけの地べたなのに、何かをしようとしている……。

                   *

 比呂美は夜の学校に到着した。
 眞一郎に言われたとおりに、竹林は避けて広い道を歩くようにしていた。
 それでも気掛かりなことがある。
 できればこういう形で晒したくはなかった。
「比呂美……?」
 眞一郎が怪訝に訊いてきた。
 月明かりを受けた比呂美の顔にはメガネがあるからだ。
 比呂美は沈黙したまま眞一郎の評価を待った。
「すごく似合っているけど、女子大学生みたいだな……」
「まだ高一なんだけど」
 かすかに否定しつつも、最初に眞一郎にこの姿を見せられた幸運に感謝する。
「やはりあの蛍川の選手との接触で何かあったのか?」
「今までコンタクトをしていたけど、もう無いからメガネにしているの」
「知らなかったな」
 気づけなかったことに眞一郎は悔やんでいる。
「言われないとわからないことだと思う」
「そうかもしれない。先に乃絵のことを探そう」
 眞一郎が乃絵を心配するのに少しだけ嫉妬しそうになった。
 もっとメガネのことを訊いて欲しかったし、コンタクトのほうがいいかとかだ。
「行きましょう」
 ふたりで鶏小屋に向うと、やはり乃絵がいる。
 三角座りをしたまま布に包まっている。
 眞一郎だけ中に入って、比呂美は見守る。
「大丈夫か、乃絵?」
 眞一郎は乃絵を揺する。
 布の中には地べたがいるようで暴れ出す。
「眞一郎……」
 乃絵は目を覚まして眞一郎に抱き付いている。
「寒かっただろう。あまりこういうことはするなよ」
 眞一郎は乃絵を受け止めていて、立ち上がらせる。
 比呂美の脳裏には、あの抱擁と同じ状況が繰り広げられている。
 眞一郎は特別な誰かだけを心配しているのではないかと。
 もしあのときに比呂美ではなく、乃絵であっても同じことをしていたのではないかと。
 比呂美は何も感情を出さずにすることで、精神を安定させる。
 乃絵から先に鶏小屋から出て来て比呂美と対峙する。
 眞一郎はふたりを見られる位置にいる。
 まるで喧嘩になれば仲裁するかのように。
「怪我とかは大丈夫?」
「何もないよ」
 ふたりは表情を固くして遣り取りをしていた。
「湯浅比呂美はお兄ちゃんと別れたようね」
 乃絵は瞳に力を込めて言い放った。
 なぜそこまでするのかを比呂美には断定できなかった。
 兄を振ったためか、自由になり眞一郎を奪いに来るという懸念のためか。
「比呂美、そうなのか……?」
 眞一郎だけがうろたえてしまった。
「別れましょうと言ったのは私で、さっき石動純からの電話で承諾してもらったわ」
 比呂美は眞一郎から乃絵に視線を向けた。
「残るは乃絵と俺だけになったな」
 苦渋を滲ませる眞一郎に乃絵は訊く。
「どういう意味?」
 比呂美は眞一郎が余計なことを洩らしたために補足しようとする。
「眞一郎くんとあなた、石動純と私とで、ダブルデートができればいいなと考えていたの」
 とっさに出てしまった最悪な事態に、比呂美は想像すらもしたくはない。
「嘘よね。そんなことをまったく考えていないくせに。
 どうしてそうやって取り繕おうとするのよ。
 湯浅比呂美の気持ちがまったくわからない」
 声を荒げる乃絵に、ふたりとも対処をできずいた。
「少しくらい教えてくれてもいいと思う。
 どういう理由であれ、私と友達になろうとしてくれたのに」
 乃絵は比呂美に対して、執拗に訴え掛けてきた。
「誰だって嘘をつくときもあると思う。
 私は眞一郎くんにもついていたし、言えないことだってあるわ。
 せめて無理に訊こうとしないと約束してくれるなら教えてあげる」
 比呂美は善処策を提出して終わらせようとした。
「それでもいいよ。私だって教えるから」
 乃絵は微笑んで受け入れてくれた。
「私のアパートに行きましょう。そこでね」
「わかった」
 乃絵の了承に眞一郎が焦る。
「いいのかよ、それで」
「私のうちだから、私が石動乃絵を招きたいだけ。
 眞一郎くんは遠慮して欲しい」
「そうそう。眞一郎は帰ってね」
 急にふたりで連携してきた。
「俺は乃絵の無事を愛ちゃんに連絡する。乃絵はあいつに伝えておけよ」
 眞一郎は携帯を取り出している。
「私、携帯がないの」
 乃絵は比呂美を見つめる。
「私のを貸してあげるわ」
 比呂美は携帯で純に掛けてあげてから、乃絵に渡す。
「ありがとう」
 満面の笑みで受け取っていた。

                   *

 比呂美は乃絵を自分の部屋に入れる。
「あなたがここに来た最初の友達ね」
 眞一郎は友達ではないのでノーカウント。
「眞一郎は来たことがあるの?」
 乃絵はやはり訊いてきた。
「さあね」
 比呂美は微笑んでごまかす。
「あるでしょうね。無理に訊かないと約束したから」
「守ってね。早く中に上がってコートを壁に掛けて。
 私の服でよければ貸してあげるから、お風呂に入って来なさい」
 比呂美は主導権を握って乃絵を促す。
「そうさせてもらうね。お兄ちゃんには泊まって来るかもと言っているから」
 乃絵は比呂美から渡された衣類やタオルを手にしていて、頬擦っている。
「こっちよ」
 比呂美は案内してから、用具の説明をしてあげた。
 乃絵が風呂に入っている間に考える。
 なりゆきでここまで進展してしまった。
 あのまま乃絵を返すわけにはいかないのは、自分が逃避行をした経験で理解している。
 眞一郎から託されてもいるし、乃絵と向き合う良い機会にしておきたい。
 素直すぎて取っ付きにくいけれど、軌道を修正できれば悪いようにはならなそう。
「ぶかぶかだわ」
 風呂から上がってきた乃絵のパジャマ姿は袖から指先しか見えない。
「せめて捲くりなさい」
「一応、見せておこうと思って」
 子どもが大人の服を着たみたいだ。
「そのままでいいなら、そうすれば」
「比呂美の服だから、味わってみようと思って」
「比呂美……?」
「湯船に浸かりながら考えたの。もうフルネームで呼び合うのをやめようかなって」
 上目遣いで訴えられると否定できなくなる。
「わかったわ。乃絵と呼ぶようにする」
 比呂美はにこやかに応じる。
「お泊りするなんて本当に友達みたいね。布団に包まっておしゃべりとかしてみたいな」
 乃絵の中で試してみたい光景があるのだろう。
「今からしてみましょう?」
 比呂美の提案に乃絵は首肯する。
 ロフトを上がると布団が敷いてあるので、乃絵は潜り込んでから、比呂美を誘う。
「やはりふたりだと狭いわ」
「いいよ。これくらいのほうが雰囲気があるし。
 眞一郎は絵がとても上手で雷轟丸の絵本を書いているの。
 でも雷轟丸は飛ぼうするけど、地べたがいて飛べないようなの」
 乃絵から眞一郎のことを話されて先手を取られた。
 やはり眞一郎はさまざまな絵を描いているようだ。
 引越しするのを伝えに眞一郎の部屋に行ったときに、一枚の絵を見つけた。
 いつも涙を流している君に対してであるのに、絵は比呂美に似ていた。
 だから自分のために描いてくれているからと思ったからこそ、
引越しする前に自分の部屋で待ち伏せしてから、眞一郎に仲上家に来た理由を明かした。
 眞一郎に見つけて欲しかったという期待を込めてだ。
「他にも書いているようよ。涙を流している絵を見たことがあるわ」
「気になるわ。どんな絵だろう」
 乃絵は関心を寄せてはくれているが、詳しく訊こうとはしない。
 どこか余裕があるように比呂美は思えてくる。
「何か疲れちゃった……」
 乃絵はかわいらしくあくびをした。
「そろそろ寝ましょうか。明日は早いから」
「そうするね」
 ふたりは向き合ったまま眠る。

                   *

四日目

 比呂美と乃絵は早朝に目を覚ましてしまった。
 お互いに気苦労を重ねていたのが、少しでも晴らせたからだ。
 笑顔で挨拶をし合ってから朝食の準備を終えた。
 ベーコンエッグと紅茶をテーブルに並べている。
「比呂美は料理が得意そうね」
 そばで張り付いていた乃絵が感想を洩らした。
「この程度ならまだわからないわ。
 仲上にいたときは朝食を作っていたから」
「私は家でもしているよ。弁当も作っているし」
 乃絵は当然のごとく言い返してきた。
「さすがに今日は私、パンを購入するわ」
 昨日の試合から、めまぐるしく出来事が起きたために休息が欲しい。
「私は帰ってからお弁当を作らないと。昨日のお詫びを兼ねてお兄ちゃんのために」
 乃絵は微笑んで計画を語った。
 本当に体力があって精神力が強い。
 昨晩に睨んできた張本人とは思えない。
 噛み付いてきた子犬が一晩も世話をすればなついてくるようにだ。
「私もお弁当を持って行くわ」
 比呂美はささやかに抵抗してみた。
「比呂美のことがよくわかったわ」
「どういう意味よ」
「無理に訊かないというのが約束のはず」
 乃絵は比呂美が出した条件を、柔らかく付き返してきた。
「そうだったわね」
 比呂美はティーカップに口を付ける。
 意地っ張り、と乃絵は心の中で呟く。

                   *

 比呂美と乃絵の様子を眞一郎は把握できたが、いつもと同じようにしか見えなかった。
 ふたりは学校にまで昨日の対立を持ち込まないだろう。
 さすがに話し掛けて訊くことはできずにいた。
 間が悪いというか、距離を置きたくなってしまった。
 比呂美と眞一郎母という女同士のことで、男が首を突っ込まないことを学んだからだ。
 ふたりが喧嘩しそうになっている原因の一端は、眞一郎にあるのを自覚している。
 眞一郎は比呂美の部屋で、引越しをする前に比呂美が幼い夏祭り語ってくれた場所に立つ。
 少しでも比呂美の想いを感じていたくてだ。
 比呂美に限らず、みんなに迷惑を掛けている。
 三代吉、愛子、乃絵、そして純にも。
 眞一郎が毅然とした行動をしていれば、誰もが傷つかないわけではないが、
浅くはできたはずだ。
 今からでも遅くはない。
 まずは比呂美に対して真摯な態度で応じたい。
『でもここにくれば眞一郎くんが見つけてくれる。
 きっと明るい場所に戻って行けるって』
 比呂美が仲上家に来た理由をはっきりと明かしてくれている。
 まだ漠然としたままであっても、眞一郎に助けを求めていた。
『全部ちゃんとするから』
 眞一郎も曖昧なままであっても返答はしていた。
 だがまだ何もできていない。
 比呂美は純と別れて、乃絵を自宅に招いてまで、対話をしていようとしていた。
『眞一郎くんとあなた、石動純と私とで、ダブルデートができればいいなと考えていたの』
 こんな嘘までつけるのは意外であったし、そこまでして乃絵に交換条件の話をしなかった。
 純に何かを吹き込まれていたに違いない。
 そういう可能性を考えもせずに、眞一郎は乃絵と接していた。
 比呂美が交換条件をどう思っているかを考えもしないで。
 現況では眞一郎が数歩以上も出遅れている。
 ならば比呂美と話し合ってみよう。
 あの思い出の竹林の先には比呂美のアパートがある。
 こういう堅苦しい話になりそうなことは、携帯では済ましたくない。
 それに比呂美は発言を逸らしたり変えたりするのが巧みであって、
顔色を窺わないで、眞一郎は鵜呑みにしてしまう。
 実際に目の前にいても、真意を見抜ける保障はないのだが。
 乃絵の真心の想像力を使いこなせるようにはなりたい。
 乃絵は感情的になっていても、比呂美の意図を見抜いていたから。

                   *

 竹林は広くていくつかの道が交差している。
 眞一郎はその中の一本を歩いていて、粉雪が舞っている。
 幼い頃の夏祭りのような雰囲気がなくても、振り返っている。
 比呂美が塞ぎ込んでしまった場所を覚えていて、目の前の道を左に曲がった先だ。
 眞一郎は辿ってみると目の前に人影がある。
 比呂美だ。
 声を掛けようとしたが、早歩きで通り過ぎようとしている。
 あまり人通りがない場所だから避けたいのか、思い出にすがっていないのかもしれない。
 あの言葉は過去からの決別だとも、解釈はできなくはないからだ。
 眞一郎は比呂美の後を追うと、開かれた場所に出る。
 立ち止まっている比呂美は振り返りつつメガネを取る。
「見つけてくれたね」
 比呂美も思い出と重ねてくれていたようだ。
 穏やかで安らいでいる微笑は、今まで見せてくれたことはない。
 眞一郎には泣いている顔ばかりを見せている。
 悲しみばかりではないけれど、やはり比呂美には笑顔でいて欲しい。
「よくわかったな」
「眞一郎くんの気配ならわかるから」
「そうだな」
「そうだよ」
 短い返答の後に、眞一郎は比呂美の右手に視線を落とす。
「どうしてメガネを取ったんだ?」
 比呂美は俯き加減になる。
「思い出の私はメガネを掛けていなかったからね」
「でも目が悪いなら、仕方が無いし、コンタクトを買うといい。
 メガネのほうもいいし」
 眞一郎は軽はずみなことを言ってしまった。
「考えておくね」
 比呂美は嬉しそうに微笑んでから、メガネを掛け直す。
 眞一郎は比呂美の変わりように見惚れてしまう。
 たった一つのメガネだけで印象が違ってくる。
「雷轟丸の絵本って何?」
 比呂美は唐突に訊いてきた。
「あれは乃絵のために書いていて……、比呂美には……」
 急であったために比呂美から視線を逸らしてしまった。
 比呂美の部屋での決意には、絵本のことを含めていないという予定外だった。
 乃絵が泊まったときに、比呂美に教えていたのだろう。
 他言を禁じていたのではないが、比呂美に打ち明けるとは思ってもみなかった。
「うちに来ない?」
 洩れた言葉を眞一郎は信じられなかったが、比呂美は瞳を上のほうに動かしている。
「いいのか?」
 確認したくて、眞一郎は真正面に比呂美を見つめる。
「外は寒いし話したいことがあるから」
 以前から考えていたのを示すかのように、声調は消えることはなかった。
「俺にもある。いろいろと」
 比呂美のこと、今後のこと、祭のこと、仲上家のこと、乃絵のこと、取り留めない話など。
「行きましょう」
 比呂美のアパートをめざして、眞一郎は並んで歩く。

               (完?)



 あとがき
「うちに来ない?」
「部屋においでよ」にすると、何かとまずいのでやめておきました。
 比呂美が眞一郎をアパートに誘うという台詞を描きたくて、ここまでSSにしてきました。
 第十話でふたりが相思相愛という演出がなされましたが、まだ障害や不安は残されています。
 比呂美にとっては純との別れを正式に認められねばなりません。
 バスケの試合後に比呂美は部員に宣言しつつ、朋与に嘘の謝罪をしました。
 高岡キャプテンから蛍川に、それから純に伝われば、純は別れを承諾するしかありません。
 個人的には比呂美から眞一郎に伝えようとしましたが、演出上は乃絵にさせました。
 乃絵のほうが比呂美との敵対意識を明確にできるし、
眞一郎は自分だけが知らなかったと認識して、比呂美は先手を打たれたと後悔します。
 比呂美の場合は身辺整理を終えてから伝えるか伝えないか決めそうです。
 家出をした乃絵を眞一郎が救おうとしたり抱かかえる行為が、
第九話の抱擁に重なってしまい、比呂美が眞一郎の特別な存在になりえていませんでした。
 さすがに比呂美を嫉妬させないために、眞一郎が乃絵を放置するわけにはいかないのを、
比呂美は理解しています。
 さらに乃絵によって雷轟丸の絵本の存在が明らかになり、絵を描いてもらっているのが、
自分だけではないと悟ってしまいます。
 それも絵本を描きたいという眞一郎の衝動を理解しているでしょう。
 これら二点によって比呂美は眞一郎との仲を深めるために、うちに誘います。
 もし私の予想どおりに第十二話に引き継がれるとしたら、
今まででもっとも厄介になりそうです。
 次に何が起きるかという不安よりも、あのふたりはどこまで進むのかと妄想が募ります。
 ご精読ありがとうございました。

 下記は、第十一話の予想の要約と私のSSの雑談です。




 第十一話の予想

 テレビでの予告 音声

Ⅰ 「やっぱり私、お前の気持ちがわからないわ」 乃絵。
 鶏小屋で地べたを抱き締めながら布に包まっている。
 お前は地べたであり、眞一郎の絵本の内容での地べたの気持ちがわからないから。
 地べたは比呂美でもあるので、比呂美の気持ちもわからない。 

Ⅱ 「絶対、わざとよ、ひどいよ」 朋与。
 比呂美が蛍川の選手にコンタクトを壊されたのを知って。
 執拗なファールに対しての苛立ち。

Ⅲ 「会わないか?」 純。
 第十話で別れ話をされた比呂美を誘う。

Ⅳ 「あなたが好きなのは私じゃない」 比呂美
 比呂美が純に向けて別れるときに言う。
 純が比呂美に好意があるという理由で関係を維持しようとするが、
 純が乃絵のことを好きなのを告げる。

 テレビでの予告 場面

A 早歩きの比呂美を眞一郎が見つける。
 ふたりの思い出の竹林であり、眞一郎は比呂美と向き合うのを決意して竹林に行った。
 たまたま比呂美が歩いていたという場面。
 もしかして近くに比呂美のアパートがあるのかもしれない。

B 比呂美がメガネを取って微笑む。
 Aの続きであり、追って来た眞一郎に喜んでいる。
 「見つけてくれたね」
 夏祭りと仲上家に来た理由に重ねている。
 メガネを取るのは、幼い頃はメガネを掛けていなかったのと帽子を取るような誠意。

C 驚いて振り返る眞一郎。
 この場面の解釈は悩みます。
 ふたりは出会っているのに、眞一郎はそっぽを向いています。
 比呂美が眞一郎に雷轟丸の本の存在を訊いたために、眞一郎は視線を逸らした。
 「うちに来ない?」
 比呂美に部屋に誘われたから、眞一郎はかなり驚いている。
 C→Bの可能性もある。
 他には純と別れたことを比呂美が報告。

D しゃがんでアイスを食べながら携帯に着信のある比呂美。
 最初はにこやかに見えるので、
 歯磨き粉と洗顔フォームを間違えた眞一郎の写真を眺めていた。 
 だが純から着信があったので顔を顰めている。

E 布に包まっている乃絵。
 鶏小屋で地べたと比呂美の気持ちを理解しようとしている。
 Ⅰの「やっぱり私、お前の気持ちがわからないわ」を発する。

 公式のあらすじの画像   左上から右に順番で

1 頬に手を当てられている比呂美。
 袖は純のもので、比呂美の瞳には強靭な意志が湛えられている。
 Ⅳの「あなたが好きなのは私じゃない」を発して純と決別する。
 場所は待ち合わせに利用されている公園。

2 ベーコンエッグと紅茶。
 マグカップは第九話で眞一郎母が引越しの準備で用意していて、Dのテーブルにある。
 場所は比呂美の家である。
 相手では乃絵だろう。鶏小屋で一緒になってアパートに招いた。
 別れる純とそこまで親しくない眞一郎では不自然。
 釣りの可能性があるなら、遊びに来た朋与。

3 布に包まっている乃絵。
 Eと同じで、鶏小屋で地べたと比呂美の気持ちを理解しようとしている。
 Ⅰの「やっぱり私、お前の気持ちがわからないわ」を発する。

4 電話をしている純。
 くつろいでいるように見えるが、表情は固そう。
 乃絵が家出しているために心配していて、比呂美に助けてもらおうとしている。
 窓から時刻は夜である。
 Ⅲの「会わないか?」と比呂美を誘っている可能性はある。

5 嬉しそうに電話に出ている愛子。
 愛子が喜びそうな相手は眞一郎しかいない。
 だが眞一郎が掛ける理由は乃絵の居場所を知っているかの確認。
 愛子と乃絵は第九話の踊り場で親しくしていた。
 エプロンをしているので勤務中か閉店作業中。
 後ろの棚があるから倉庫らしき場所。

6 鶏小屋の前に立つ乃絵。
 明るいので昼休みか放課後。
 立っているのはいつもの行動であって、この後に眞一郎が来て雷轟丸の絵本を見せられる。

7 携帯に出つつ深刻な顔の比呂美。
 純に乃絵の家出を知らされてしまい戸惑っている。
 以後は協力をして眞一郎に電話、眞一郎から愛子へと伝わってゆく。

8 眞一郎の顔のアップ。
 扉の形から比呂美の部屋。
 比呂美と向き合うために決意している。
 立っている場所は、夏祭りを語ってくれたときに比呂美がいた場所。

 第十一話の順番予想

 Ⅲ 1 Ⅳ 6 Ⅱ 4 D 7 5 E 3 Ⅰ 2 8 A B C

 要約

 前編

 「会わないか?」と比呂美に電話する純(Ⅲ)。
 比呂美は純と決別するためにいつもの公園に向う。
 純は比呂美に好意を示しつつ頬を撫でる(1)。
 比呂美はその状態で、「あなたが好きなのは私じゃない」を告げる(Ⅳ)。
 比呂美は背を向けて帰宅しようとするが、純は何も言えずにいる。

二日目
 停学が開けて登校できるようになる比呂美。
 OPの鏡の前で着替える。
 登校してくるとクラスメイトの女子に囲まれて質問攻めになる。
 朋与は比呂美を補佐してあげる。
 その姿を安心して見つめる眞一郎を、三代吉が茶化す。
 放課後に比呂美はバスケ部に復帰しようとする。
 部員や高岡キャプテンの同意を得て、練習に励む。
 乃絵は鶏小屋の前に立つ(6)。
 眞一郎が雷轟丸の絵本を見せる。
 雷轟丸は飛ぼうともせずに地べたと一緒にいるという内容だ。
 眞一郎は改めることもできると諭しつつ、乃絵の飛ぶという意味を訊く。

三日目
 放課後に乃絵は眞一郎を追い駆けて着いた先は体育館だ。
 眞一郎は先に来ていた三代吉と話す。
 呪いの件があって乃絵は三代吉と接しにくいので、ふたりを離れて見守る。
 三代吉は比呂美と眞一郎と愛子の四人でダブルデートをしたかったと打ち明ける。
 OPのように比呂美はドリブルで突破しようとすると歓声が上がる。
 蛍川の選手との衝突で倒れてしまい、落としたコンタクトを踏んづけられる。
 試合後には朋与が比呂美に教えられて、「絶対、わざとよ、ひどいよ」(Ⅱ)。
 比呂美は純と別れたのを宣言して、今までの嘘を朋与に詫びる。
 朋与は比呂美を無理に訊くことで追い詰めたことを反省して、ふたりは握手する。
 高岡キャプテンは比呂美が純との別れたことを蛍川に伝えようとする。
 停学前よりも吹っ切れた比呂美を労りつつも、
停学決定日に乃絵が鶏小屋の前で佇んでいたのを伝える。
 比呂美は体育館を見回して、心配そうにしている眞一郎と三代吉を見つけて、
乃絵と視線が合うと、乃絵は去って行く。
 乃絵は帰宅すると自室に引きこもる。
 心配する純が部屋に入って来ると、乃絵は比呂美のことを問い質す。
 純は比呂美と別れたことを打ち明ける。
 乃絵は居たたまれなくなり家出をしてしまう。
 焦る純は比呂美に二回目の電話を掛ける(4)。
 風呂上りの比呂美はパジャマ姿でアイスを食べている(D)。
 携帯の画面には歯磨き粉と洗顔フォームを間違えていた眞一郎が映っている。
 純から着信があり出てみると、乃絵の家出を告げられる(7)。
 純に協力して眞一郎に電話をする。
 お互いに初めての電話であって、眞一郎は試合での比呂美に対して身を案じる。
 ふたりは鶏小屋で落ち合う約束する。
 乃絵と踊り場で親しくしていた愛子にも電話する。
 眞一郎からの着信で喜んで出る愛子(5)。

 後編

 乃絵は鶏小屋で布に包まりながら地べたを温めている(E、3)。
 地べたと比呂美の気持ちを理解しようとしている。
 「やっぱり私、お前の気持ちがわからないわ」を発する(Ⅰ)。
 眞一郎が雷轟丸なら、乃絵が地べたになろうとしていた。
 比呂美は夜の学校に到着した。
 メガネを掛けている比呂美に眞一郎は似合っているのを褒める。
 ふたりで鶏小屋に行く。
 眞一郎が乃絵を抱き寄せて立ち上がらせる。
 眞一郎は誰にでも優しくするのではないかと比呂美は不安になる。
 でも乃絵を放置しない眞一郎の優しさを認める。
 乃絵によって比呂美が順と別れたのを暴露される。
 狼狽する眞一郎と睨み付ける乃絵に事実を、比呂美は伝える。
 交換条件のことを洩らそうとした眞一郎に、
ダブルデートを予定していたと比呂美は嘘をつくと、乃絵に見抜かれる。
 比呂美は乃絵に無理に訊かないようにするという約束をさせる。
 眞一郎は愛子に、乃絵は順に無事を連絡する。
 比呂美のことを知ろうとする乃絵を比呂美はアパートに入れる。
 乃絵を風呂に入れて、パジャマを貸してあげて、同じ布団に入る。
 乃絵の提案で比呂美とはお互いに名前で呼び合うようになる。
 乃絵は雷轟丸の本の存在を比呂美に教える。
 比呂美は乃絵にも眞一郎が絵本を描いていたのに衝撃を受けつつも、
作家としての衝動として受け入れる。
 比呂美は他にも描いていることを乃絵に教え返した。
 疲れた二人は向き合ったまま眠る。

四日目
 いつもより早起きして比呂美と乃絵は朝食のベーコンエッグと紅茶準備を終える(2)。
 比呂美の料理の腕を褒める乃絵は、帰宅後に昨日の詫びを兼ねて純に弁当を作ると明かす。
 そんな乃絵に張り合おうとする比呂美は弁当を自分も作ろうとする。
 ようやく比呂美の思考がわかってから、意地っ張りと乃絵は心の中で呟く。
 眞一郎はふたりの様子を確認できたが、話し掛けられずに帰宅する。
 比呂美の部屋で夏祭りと仲上家に来た理由を明かしてくれた比呂美の位置に立つ(8)。
 みんなに迷惑を掛けているのを反省してから、比呂美と向き合う決意をする。
 あの思い出の竹林に通って、比呂美のアパートに向おうとする。
 眞一郎が竹林を歩いていると他の道に出る。
 左を向くと早歩きの比呂美がいる(A)。
 開かれた場所に着くと、比呂美が立ち止まってくれている。
 比呂美がメガネを取って微笑む(B)。
「見つけてくれたね」
 夏祭りと仲上家に来た理由に重ねている。
 メガネを取るのは、幼い頃はメガネを掛けていなかったのと帽子を取るような誠意。
 比呂美が眞一郎に雷轟丸の本の存在を訊いたために、眞一郎は視線を逸らした。
 「うちに来ない?」
 比呂美に部屋に誘われたから、眞一郎はかなり驚く(C)。
 それからふたりは比呂美のアパートをめざして並んで歩く。

 以下の書き込みを修正しました。

【true tears】湯浅 比呂美 ハート型の涙 16滴目
ttp://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1205299425/43
43 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2008/03/12(水) 17:17:16 ID:J9kBsxd7
11話の冒頭はどこからか予想。

1 あの自転車でのシーンの後からで引越しを手伝う。
  時間の都合上、ありえないかもしれない。でも服装が違う眞一郎が比呂美の部屋にいるときに回想があるかも。

2 比呂美の停学明けをイメージさせるために、OPにあるように鏡の前で制服に着替える。
3 比呂美が四番に頬を触られているシーンでは、メガネを掛けていない。
  よってこのシーンは冒頭あたりか、コンタクトを購入する都合上、ラストにしかできない。
  ならばいきなり冒頭で四番に呼び出されて、比呂美がタイトルコールして四番を振る。

おいらの予想は、2で停学明けかな。3も捨てがたいが。
2→3という展開だと、パジャマ着ているときに四番から電話があると、うざさが倍増されてしまう。
比呂美が眞一郎に四番と別れたことを告げる展開と身辺整理をしているのを、
強調するならありうるので、支持する。
逆に乃絵の家出が片付いてから、比呂美が四番を振るのが、ラスト付近にあるなら普通の展開になる。

脚本家による四番への配慮と時間の都合に影響されやすい。
残り三話できれいにまとめてくるのか、少しくらいは波乱を起こさせるか楽しみだ。

【true tears】湯浅 比呂美 ハート型の涙 16滴目
ttp://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1205299425/103

103 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2008/03/12(水) 20:33:01 ID:J9kBsxd7
11話展開予想(妄想)    長文すみません。

「会わないか」という四番の一回目の電話に比呂美は応じて、タイトルコールで別れる。

翌日。
比呂美は停学が開けて登校してバスケ部に復帰。眞一郎は乃絵に雷轟丸の絵本を見せる。

さらに翌日。
乃絵は眞一郎の姿を追うと、体育館だった。眞一郎が見つめる先には比呂美がいる。
比呂美は蛍川の悪質なファールでコンタクトが敗れてしまう。怒った比呂美は四番と別れたことを宣言する?
帰宅後、乃絵は四番に問い質す。その後に家出してしまう。
焦る四番は比呂美に二回目の電話。比呂美は眞一郎にも電話。
愛子は眞一郎から電話だったが、乃絵のことだというぬか喜び。

みんなで捜索していると、鶏小屋で乃絵を発見。お前(地べた=比呂美)の気持ちを確かめようとする。
比呂美は乃絵をアパートに入れて朝を迎える。乃絵は雷轟丸の本の存在を明かしてくれて、
比呂美は自分だけではないことに、衝撃を受ける。

さらに翌日。
眞一郎は比呂美の部屋で自分のためにみんなが苦労するのを反省。それから竹林に向う。
比呂美と出会って、メガネをはずしてくれて、「見つけてくれたね」。絵本が二冊あることを訊かれる。
眞一郎は比呂美を祭り誘う。



 雑談
 今までのSSを振り返って記述しておきます。
 私のSSは本編に準拠しているために、比呂美が眞一郎とだけでなく、
純にもフラグが立っていました。
 ゲームのシナリオのように複数のエンドを用意しているようなものです。
 第八話あたりだと、純のほうが比呂美は本心を語っていそうに見えましたし、
理由はどうあれ眞一郎が乃絵に走ってしまいました。
 比呂美の逃避行編では、純のほうに活躍させてしまいました。
 比呂美母の焼かれた写真は今のところ放置されていまして、明かされるかは謎です。
 第九話の抱擁に対しては比呂美の停学編です。
 眞一郎が比呂美を心配する行為であっても、ふたりにはそれぞれ彼氏彼女の前であったり、
突発的な出来事でしかお互いの想いを伝えられないのを悔いる場面があります。
 あの涙は嬉しいのではなくて、不器用な自分たちを悔いる涙にしました。
 でも本編の第十話では、あの抱擁を超えるような行動で身体を重ねてしまいます。
 大賛成で、映像美に見せられましたし、台詞がほとんどなく表現されていました。
 衝動的に告白めいた行為が二回も続いているので、
眞一郎が比呂美に落ち着いた雰囲気で告白させるという対比をさせてくるかもしれません。
 やはり制作者と私の観点の差はかなり興味深くて楽しんでいます。
 SS第六弾 比呂美の眞一郎部屋訪問では、第十話に出て来たノートと椅子がありました。
 まずはノートですが、SSでは眞一郎が比呂美のためにノートを貸す約束をします。
 SS第八弾 比呂美の停学 中編 眞一郎帰宅でノートを返して、お互いに励まし合います。
 でも本編ではノートを借りることに比呂美はためらってしまい、一人暮らしを決意します。
 椅子では比呂美が眞一郎の部屋に訪れます。SSではパジャマ、本編ではセーターで。
 比呂美に対して眞一郎は椅子を譲ろうとします。
 SSでは喜んで座ることで眞一郎の部屋の状況を確認しつつ、
眞一郎を信頼しているという演出にしました。
 本編では椅子に座る事無く引越しの報告と机の上の絵を見るだけで、
長居をする気はありませんでした。
 二つのエピソードの小道具だけでも、比呂美の行為に対して、
制作者と私とでは見解が分かれてしまいます。
 比呂美が毎回も違った属性というか決断をしてゆくために把握しづらかったり、
私の予測の的中が低かったり、比呂美への認識が不足していたりします。
 比呂美がごく普通の他の作品に描かれる登場人物と異なるからかもしれません。
 比呂美が求めるのは、ただ眞一郎と付き合うというだけでなく、
将来まで見据えているのでしょう。
 仲上家の恩恵を受けている限りは節度のある関係を保っていたいようです。
 SS第十弾 比呂美の停学 後後編 眞一郎とのすれ違いでは、
雑誌による一人暮らしのネタバレ後に描いたのですが、以前からのプロットに沿わせました。
 抱擁されたのは嬉しいけれど、
乃絵と別れられていない眞一郎に甘えることはできません。
 言葉にしなくても眞一郎に誠意を求めていて、自分自身も厳しく見つめ直します。
 それでも乃絵を選ぶというならば、十年越しの初恋であっても諦める覚悟です。
 まだ結論はでておりませんが、ただの高校生の恋愛関係ではなくて、
絆に結ばれた伴侶になるほどの強固な関係をめざしているのでしょう。
 これからも比呂美は大人として、眞一郎に無理に要求する事無く接してゆきそうです。
 長々と書かせていただいて申し訳ありません。
 ここらで私自身の思考を整理しておきたかったからです。
 ご精読ありがとうございました。

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最終更新:2008年03月21日 00:07
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