天才×天才=∞

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普段から理知的で頭脳明晰な天才科学者ことXIGのアナライザー、高山我夢は夜の闇の中に立ち尽くしていた。 なぜ今の様な状態に至ったのか、幾つか仮説が頭に浮かんでは消えていく。 彼の冷静さは健在だった。仮説の検証と行動方針の決定の為、我夢は走り始めた。 ● ● ● (…何がどうなってんだ?) 山の麓に建つ民家の中で、千樹憐は考察を始めた。 遊園地で怪しい監視者を追いかけようとした途端、気がつけば闇の中にいた。 殺し合いの始まりを告げる声に信じられぬ映像。だが…… 思考に更ける憐が潜んでいた民家が唐突にノックされた。 ● ● ● 山の麓を走っていた我夢はぽつんと建っている民家を見つけた。 我夢の仮説の検証の為には他の参加者と接触しなければならない。リスクは決して少なくないが悩んでいては始まらない。我夢は扉をノックした。 「!? 誰だッ?」 中から聞こえたのは二十歳前後と思われる若い男の声。 「XIGのアナライザー、高山我夢です。この殺し合いには乗っていません。貴方もそのつもりなら僕に協力してくれませんか」 そう言うと保険として片手にエスプレンダーをにぎり、ドアを開け、そして見た。白い銃を構える千樹憐の姿を。 「言っておくが……俺も殺し合いをするつもりはありません」 ● ● ● 両人が相手が殺人者である場合を想定したので、緊張が走ったが、互いに殺し合いの阻止が目的のため、戦闘を仕掛けあうこともなく、情報交換が行われた。 「…君はXIGのことも破滅招来体のことを知らないんだね」 我夢の確認に憐は答えた。 「ええ。で、そちらはXIGという世界規模の防衛組織の一員だけどTLTもビーストも知らないと…」 我夢は大きく頷いた。互いから聞き出した情報は大きく食い違っていた。我夢の世界にはTLTもビーストも存在しない。一方、憐の世界にはXIGも破滅招来体も存在しない。 「…決まりだな」 「ええ…信じらんないけど…他に考えられない」 「「ここはパラレルワールドだ!」」 片やアルケミースターズ、片やプロメテの子。天才二人の思考は見事に一致した。 「敵は時空を超越出来るのか…我夢さんは何か心当たりはありますか?」 「破滅招来体は地球の科学の常識を超えてるからね…反物質やワームホールも使ってきたし…可能性はあるかな。そっちは?」 「ビーストはただの怪物だからそんな力はないと思うけどビーストに力を与える闇の存在やウルトラマンは位相を介入させて戦闘用亜空間を作れるんだよな…」 「戦闘用亜空間!?」 「ああ…俺たちが移動のときに使ってた闇や、首輪がペナルティで出してた闇が闇の戦闘用亜空間ーダークフィールドーに似てる気がするんだけど…」 「そういうことなら僕に任せて! これでも量子物理学が専門だから、その手の解析なら問題ないよ」 「本当に! 良かった…俺、専門は海洋学だから。我夢さんに会えて良かった」 憐の言葉に我夢は思わず照れ隠しに頭をかく。 ● ● ● 二人はひとまず情報交換を中断し、南下することにした。無論、目指すは研究所。首輪のこと、支給品のこと、主催者の目的などまだまだ未知の項目は数多い。 「とりあえず、研究所へと向かう道中で話し合おうか」 「そうですね」 二人の天才の前には僅かながら光か見えた気がした。闇を照らす光が。 【高山我夢@ウルトラマンガイア】 【1日目 深夜】 【現在地:C-4 民家】 【時間軸】:40話 終了後 【状態】:健康 【装備】: ガイアの光、エスプレンダー 【道具】:基本支給品一式、ランダム支給品(0~1) 【思考状況】 1、脱出する為に考察。とりあえず研究所へ向かう。 【千樹憐@ウルトラマンネクサス】 【1日目 深夜】 【現在地:C-4 民家】 【時間軸】:30話 バイト中 【状態】:アポトーシス進行中 【装備】: ネクサスの光、エボルトラスター、ブラストショット 【道具】:基本支給品一式 【思考状況】 1、脱出する為に考察。とりあえず研究所へ向かう。 |008:[[倒せ!悪の宇宙人]]|投下順|010:[[斬る=守る]]| |008:[[倒せ!悪の宇宙人]]|時系列順|010:[[斬る=守る]]| |初登場|[[高山我夢]]|| |初登場|[[千樹憐]]||

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