ka49jX680

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 22:29:02.62 ID:Ka49jX680
女「お帰りなさっちゃったんですねご主人さま……」
男「イヤそうだな」


3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 22:29:20.61 ID:Ka49jX680
男「風呂掃除おわったー? シャワー浴びたいんだけど。って、おい」
女「……なんでしょう」
男「バスタブに頭を突っ込んで何してんだ」
女「掃除のついでに溺死体験を……」
男「ついでで死ぬなよ」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 22:29:42.19 ID:Ka49jX680
女「おはようございます……今日はとても天気が良いですよ、ご主人さま」
男「ふぁ、おぁよぉ……って雨じゃねーか。しかもどしゃ降りだし」
女「青い空や明るい太陽を眺めずにすみますね……」
男「お前はもっと日の光を浴びろよ」
女「あ……洗濯物が乾かない……申し訳ありません。死にます」
男「いいから」


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 22:30:00.02 ID:Ka49jX680
女「逝ってらっしゃいませ、ご主人さま……」
男「なんか気分悪いな」


6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 22:30:15.62 ID:Ka49jX680
男「つーか、今日は一緒に出かけるって言っただろ。早く着替えて来い」
女「……つまり、死ね、ということですね」
男「なんでだよ」
女「どの服を着ればいいかわからなくて死にたくなってしまうのです……」
男「もうメイド服でいいよ」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 22:30:30.19 ID:Ka49jX680
男「やっぱ目立つな、その格好」
女「……私のようなゴミは街行く人に目障りなのでしょうね」
男(見た目だけは萌えるもんなぁ)


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 22:30:45.89 ID:Ka49jX680
女「……ご主人さま、そう言えば我がお屋敷には練炭と七輪がございませんでしたよ」
男「買わないからな」
女「……ちっ」


10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 22:34:05.43 ID:Ka49jX680
男「腹減ったなー。食ってくか? 帰るか?」
女「……人前でご飯を食べなければいけないか、料理を作り洗い物をしないといけないか、二択なのですね」
男「どっちなら大丈夫なんだよ」
女「申し訳ありません、死にます……」
男「俺に作らせるってことか」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 22:36:48.07 ID:Ka49jX680
女「ご主人さま……料理ヘタなんですね」
男「いや、ヘタというかインスタントだからな?」
女「ジャンクフードですね……」
男「いやなら食うな」
女「あっ……やっぱりそっちがいいです」
男「お前、交換するの何回目だよ。もう三分たつよ」
女「……選べない」


12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 22:39:09.93 ID:Ka49jX680
男「そう言えばお前、メイド服以外着たとこ見たこと無いな」
女「……」
男「なんで泣くんだよ」


13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 22:40:50.99 ID:Ka49jX680
女「……お帰りなさいませ」
男「ちょ、手首、手首!」
女「大丈夫ですよ、死にませんから……」
男「なんで帰宅するたびに血をみなきゃいけないんだよ」


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/01/20(日) 22:43:56.58 ID:Ka49jX680
男「お前さー、なんで鬱病なのにメイドなんかやってんの」
女「私がいなくても大丈夫なのですか……?」
男「いや、お前が大丈夫なのか」
女「……メイドって労災あるんですかねぇ」
男「えっ、俺のせいなんだ?」


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/01/20(日) 22:45:34.88 ID:Ka49jX680
男「あー、明日早いのに眠れない」
女「……」
男「無言で睡眠薬を差し出すなよ」
女「……」
男「笑ってるのか泣いてるのかわかんない顔して出て行くな。おい、これ本当に睡眠薬なのか。おい!」


17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/01/20(日) 22:48:29.22 ID:Ka49jX680
女「昨夜はよく眠れたようですね……」
男「睡眠薬ってスゲーな」
女「ご主人さまは耐性が無いでしょうから……くす」
男「お前、今笑わなかったか? 俺が寝てる間に何したんだ、おい」
女「……ご主人さまって案外可愛いんですね」
男「お前に言われると何だか怖いよ」


19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/01/20(日) 22:53:16.15 ID:Ka49jX680
女「……」
男「悪かったよ」
女「……メイドなどにそんなに気を使われなくてもけっこうですから」
男「悪かったって」
女「……ただ、私も一応女ですから、こういうモノは上手に隠していただかないと困ります」
男「絶対見つからないと思ってたんだけどな」
女「……ご主人さまがメイド萌えだとは知りませんでした」
男「わー! べ、別にお前をオカズにしたりしてないから手首切らないでー!」


>>16
こうですかわかりません


20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/01/20(日) 22:58:23.29 ID:Ka49jX680
男(あいつ居眠りしてやがる。たるんどるな)
女「ごめんなさい……ごめんなさい……」
男「ちょ、お前これ全部飲んだのか! 起きろ! おい! じゃなくて吐かせなきゃ。えぇとえぇと」
女「……はっ」
男「お、起きたか。大丈夫か?」
女「……ご主人さま、セクハラですよ」
男「ち、ちがう。お前が睡眠薬一気飲みなんてやるから――」
女「これは私の一日分です……処方箋もありますよ」
男「そ、そうなんだ」
女「……私なんかのお口に何を入れようとされてたんですか。全く。それでは私は仕事がありますので」
男「お、おう……って、お前、居眠りするのにも睡眠薬を飲むのかよ」
最終更新:2008年01月23日 23:30